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岩隈メジャー通算40勝到達。白眉のAロッド斬り。高低、緩急、内角攻めを駆使したゴロ率70.6%の好投~2015年7月19日ヤンキース戦

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岩隈、後半戦初登板で今季2勝目、メジャー通算40勝到達



右広背筋痛から復帰の岩隈。怪我明け3登板目の舞台は敵地ヤンキースタジアムでのヤンキース3連戦。初戦、粘投の田中将大を打ち崩せず1点差で落とした後のデーゲーム第2戦目を託された。後半戦最初のマウンドである。

マリナーズは41勝49敗、アリーグ西地区4位。首位から大きく引き離され、ワイルドカード争いも11位に低迷。早くも終戦ムードが漂い始めている。対するヤンキースは49勝40敗、アリーグ東地区1位を走り、3年ぶりのプレーオフ進出を狙う。

岩隈は8回2安打無失点で今季初勝利を挙げた前回7/11エンゼルス戦での好投を、敵地でつなげることができるか?に注目が集まった。

結果は6回途中まで投げてマッキャンの2ラン一振りによる2失点だけ。様々な引き出しを用いて、ヤンキース打線を打たせて取り、ゴロ率70.6%も高く上々の今季2勝目を挙げている。終わってみれば、第3戦はエースのフェリックス・ヘルナンデスが投げるので、初戦を落としたのが痛かったなあ...という3ゲームシリーズになりそうだ。

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両軍のスタメン

マリナーズ=1番・ミラー(遊)、2番・シーガー(三)、3番・カノ(二)、4番・クルーズ(右)、5番・スミス(左)、6番・ジャクソン(中)、7番・トランボ(指)、8番・モリソン(一)、9番・ズニーノ(捕)、先発・岩隈(右投)

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ガードナー(左)、3番・A-ロッド(指)、4番・テシイェイラ(一)、5番・マッキャン(捕)、6番・ヘドリー(三)、7番・ジョーンズ(右)、8番・グレゴリアス(遊)、9番・レフスナイダー(二)、先発・ピネダ(右投)

白眉のAロッド斬り



この試合、前半戦不振に悩まされたロビンソン・カノの槍働きが際立った。マリナーズ移籍後初となる1試合2本塁打を含む、3安打4打点の活躍だった。

1回表、そのカノの7号先制弾で岩隈は幸先良く2点の援護を貰い受ける。(SEA2-0NYY)

1回裏、岩隈の立ち上がり。コントロールが安定していた。

1、2番の上位を投ゴ、遊ゴに討ち取ると、3番Aロッド。コントロールアーティストの本領発揮となった。初球アウトローにスライダーを見せ、2球目は外目の88キロ速球で空を切らせて1-1、その後、膝下いっぱいに速球を投げ込んで追い込むと、ラストは外角低めの原点投球。ズニーノの構えたミット目がけて糸を引くような90マイル(144.8キロ)の速球がズバッと決まり、見逃しの三振。直前のインコースが効いたのか、Aロッドに微動だにさせず釘付けの三振劇になった。

2回裏、ボール先行2-0カウントが2度あったが、2死からの単打1本に抑える無失点投球。

テシェイラにはボール先行2-0から速球3連投で見逃しストライク、空振り、空振りの空三振に仕留めている。岩隈が速球2連続で打者から空振りを奪ったのは今季初。最後はインハイ釣り球を振らせるかたちになった。

本戦の岩隈、(フルカウント含む)ボール先行投球の77.8%で速球を選択していた。今季ここまでの数値は64.1%だったことを考えると、本戦では岩隈xズニーノのバッテリーは速球が使えると判断したのだろう。あるいは多少打たれても速球で攻めていくことが重要だと考えたのかもしれない。終わってみれば、ボール先行投球で6打数4安打と打たれ、結果球は全て速球だったが、ある程度、ヒットを浴びることは想定内だったような感じがする。

3回裏は下位8番から始まるヤンキース打線を11球で三者凡退。ゴロ3本の打たせて取るピッチングを展開した。

先頭の8番・左打ちのグレゴリアス。72マイル(115.9キロ)のカーブを打たせてボテボテの遊ゴ。前回エンゼルス戦から主に左打者対策としてカーブを積極的に使い始めている岩隈。その傾向は本戦でも継続されている。1番・エルズベリは2打席連続アウトコースのスプリッターでゴロに討ち取った。

もったいなかった4回裏



4回裏、もったいないイニングに。先頭打者のガードナーの内角を攻めて一邪飛に、続くAロッドを3球三振に切って取り2死走者なし。三者凡退で行くのかな?と思われたが、フルカウント勝負になった4番・テシェイラにストライクを取りに行った速球を右前へ運ばれると、5番・マッキャンに0-1からやや甘めに入った速球を一閃され、右翼席に放り込まれてしまう。この2ランで試合が振り出しに戻った。(SEA2-2NYY)

5回裏は7、8、9の下位を三者凡退。9番・レフスナイザーに必死にくらいつかれて9球を要したが根負けせずに最後は首を振ってインコースに投げ込み、空三振。すると直後の6回表無死1塁、カノがインコースを一閃し、右翼席へ。8号2ランでマリナーズが2点を勝ち越すことに成功した。(SEA4-2NYY)

2点勝ち越し直後の6回裏、岩隈が回途中で先発の役目を終えている。この回、ヤンキースは1番・エルズベリーから始まる攻撃。相手打線が3順目に入り、岩隈の球威もやや陰りが生じていたのか、1、2番に速球を連続安打されて無死2,1塁。この後、3番・Aロッドと4番・テシェイラをスプリッターで空三振、一ゴに取り、2死3,1塁で前の打席ホームランの5番・マッキャンを打席に迎えた所で、マクレンドン監督がこの回2度目のマウンドへ。ここで岩隈が降板することになった。マッキャンは二番手・ベイメルが外野フライアウトに討ち取り、無失点。前日の敗戦投手で心配されたが、なんとか切り抜けて、岩隈は6回途中2失点の結果になっている。

試合はその後、9回裏、マリナーズの新守護神スミスが制球難の御乱調。1点を返されなおも2死2塁のピンチだったが、グレゴリアスのゴロ打球を最後は打の立役者カノが難なく処理し、岩隈に今季2勝目がついている。



高低、緩急、内角攻めを駆使したゴロ率70.6%の好投



5回2/3、打者、球数76、被安打5、被本塁打1、奪三振5(うち3個はAロッドから)、与四死球0、失点2、自責点2。

ホームランの多いヤンキース打線相手にホームランが出やすいヤンキースタジアム、1本ぐらいの被弾は想定内とすべきなのだろう。

残念ながら指揮官判断によりクオリティスタートはマークできなかったが、高低、緩急、内角攻めを駆使したゴロ率70.6%の好投だった。

4シームやシンカーの速球で、打者の左右問わずインコースを果敢に攻め、(何球か嫌ったようなボール投球はあったものの)高めにも臆することなく投げ込んだ。打たれても使えると信じての強気投球があったからこそ、全体の投球内容が引き締まった内容になったのでは?と思う。Aロッドから空振りを奪った球は甘めの88マイル(141.6キロ)速球。NPBに置き換えてみれば135キロ打ち頃の速球というイメージだと思う。にも関わらず、バットが空を切ったのは、しっかりとした投球フォームでしっかりとした球を投げ込むことができていた証拠なのだろう。

今季懸案のスライダー。本戦では右打者に5球を使った。今シーズンは右打者の真中から内角に抜けるケースが多く、その失投を痛打されるかたちが多かったが、本戦ではまかり間違っても真中から内角への失投は投げないという意思がうかがえた。5球全てアウトコースに制球されていた。怖い怖いAロッドにも2球使ったが、しっかり制球されていた。

岩隈の看板球スプリッター。上々の機能を発揮した。右打者には5球用いて、うち4球で空振りを奪取(3個の三振含む)。左打者には14球を使い、アウトコース低めに集めて6本のゴロアウトを打たせている。

そしてカーブ。全9球中8球が左打者使用。6球で初球投球。2試合連続で10%越えの球種割合になった。岩隈のコメントを聞いていると、恐らく今後もカーブを積極的に交えていくのだろうと思われる。

新型モデルの岩隈を見た思いがした。

さて、次回登板は敵地タイガース戦が濃厚だと言う。デトロイト打線にリベンジを果たしてのQS投球を成し遂げてこそ、完全復調だろう。引き続きの好投を期待したい。【終】

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岩隈久志、暗雲の6回途中4失点。異常を指し示す球種データ~2015年4月20日●SEA5-7HOU

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スッキリしないクマ



同じアリーグ東地区どうしの対戦である。マリナーズは5勝7敗の同地区3位タイ。アストロズは6勝6敗の同1位。そのアストロズをゲーム差2.5で追いかけるマリナーズ、共に前のカード2連勝で迎えた両軍3連戦の初戦(セーフコフィールド)に、岩隈が先発登板した。

ここまでの2試合、岩熊はスッキリしない投球内容が続いている。本拠地に戻って中6日のアストロズ戦でその不安を払拭することが期待されたが、本戦も変わらずだった。空模様に例えれば、どんよりとした曇天。今にも崩れそうな雰囲気が漂っていた。

1回表、いきなり一閃で1点を奪われている。

1番・アルテューベ。通算対戦成績25打数10安打5打点、2三振、3二塁打の打率.400。岩隈キラーで知られる昨季アリーグ首位打者をあっさり二飛に仕留めた。彼の苦手な外角低めの誘い球を1-1からの第3球で打たせた。滑り出しは上々に見えたが、2番・左打者のバルブエナに一閃を浴びてしまう。真中寄りに甘く入ったシンカーを運ばれた。ライトのクルーズの足がほぼ釘付け。打った瞬間の大飛球で先制点はアストロズに入る。(SEA0-1HOU)

1回裏、味方打線はチャンスを作るが、無得点。1死後、アクリー&カノの短長打で1死3,2塁としたが、クルーズ空三振、シーガーは打ち上げてのイージーな中飛で追い着くことができない。

味方打線が同点に追いついたのは、岩隈がゼロで帰ってきた直後の翌2回裏のことだった。先頭打者・スミスがツーベースでチャンスを演出。その後、ミラーの中前クリーンヒットで生還。同点とする。(SEA1-1HOU)

3回表、同点にして貰った直後だ。つつがなくゼロに抑えたかった。しかし、先頭の右打ち9番打者にライトオーバーの二塁打を打たれ、アルテューベがセーフティバント気味の送りバントを許すと、1死3塁で前の打席で先制ソロ弾をくらったバルブエナに今度はスライダーをセンター後方への犠飛にされてしまう。(SEA1-2HOU)

直後の裏、先頭カノがセンターフェンス最上段直撃の二塁打で出塁。バッテリーミスで三進して1死3塁、クルーズの遊撃内野安打でカノが生還。なおも、チャンスが続き1死満塁としたが、ズニーノ、モリソンが凡退で、勝ち越しはならなかったが、試合は再び振り出しに戻る。(SEA2-2HOU)

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両軍のスタメン

アストロズ=1番・アルテューベ(二)、2番・バルブエナ(三)、3番・スプリンガー(右)、4番・ガティス(指)、
5番・ローリー(遊)、6番・カストロ(捕)、7番・ゴンザレス()、8番・ラスマス()、9番・マリスニック(中)、先発・ウォジチョースキー(右投)

マリナーズ=1番・ジャクソン(中)、2番・アクリー(左)、3番・カノ(二)、4番・クルーズ(右)、5番・シーガー(三)、6番・スミス(指)、7番・ズニーノ(捕)、8番・モリソン(一)、9番・ミラー(遊)、先発・岩隈(右投)


今季早くも2度目の勝利投手の権利消滅



4回は両軍三者凡退。これで試合は少し落ち着いていくのかな?と思ったが、5回からまた点取り合戦になった。

5回表、岩隈はこの日2本目の被安打を浴びてしまう。通算対戦成績14打数1安打、4三振と抑えてきた8番・ラスマスにソロ弾を右中間へ運ばれた。ボール先行2-0からストライクを取りにいったアウトコース狙いのシンカーが抜け、真中に入ったのを逃さずに打ち返されてしまった。(SEA2-3HOU)

三度1点リードを許したマリナーズだったが、先頭打者カノがストレートのフォアボールで歩いた5回裏、すぐさま反撃を開始した。クルーズの同点二塁打、シーガーの左中間勝ち越しタイムリー、ズニーノの左犠飛。一挙3得点を上げた。(SEA5-3HOU)

6回表、2点の援護点を貰ったのだが、どうも岩隈がピリッとしない。1死後、甘く入ったスライダーを左中間を切り裂く二塁打を浴びた。打った打者は昨年5/25対戦時に思わず岩隈も苦笑するほどの左越え2ランを放っていた3番・スプリンガーだった。

ここで堪らずマクレンドン監督、投手交代を告げる。勝利投手の権利を持っての交代も、予想外のかたちでの71球降板劇。その後、出てきたメディーナがエラーにも見舞われ、2点を奪われ、その権利もあっさり雲散の、モヤモヤの残る。今季3登板目になっている。(試合はその後、終盤にアストロズが2点を勝ち越して5-7でマリナーズが敗れた)




4シームを投げなかった岩隈久志



5回1/3、打者21人、球数71、被安打5、被本塁打2、奪三振3、与四死球0、失点4、自責点4、防御率6.61

岩隈の投球データを毎試合MLB Gamedayを基に記録をつけている私である。この日、立ち上がりの1回すぐに過去2登板とは明らかに違う岩隈の差異に気付いた。

それは、球速のスピードダウンである。特にスライダーとスプリッターに顕著だった。(カッコ)内は今季の過去2登板平均球速

スライダー平均79.5マイル (81.3)
スプリッター平均82.6マイル (84.3)

今季過去2登板と比べた時に、約2マイルほど球速減だったのだ。この球速減、意図して投げていたのなら問題ないのだろうが、どう見てもそのようには思えない。腕を振って投げても、この程度の球速しか出なかったということになるのだろうし、NHK BS中継の解説者・武田一浩氏が指摘していたように、腕の振りが緩んでいたことが球速減、ひいてはキレや変化量の減少を生みだしていたのだと思う。

また、この日は、どういう訳か、4シームを投げなかった。MLB Gamedayで4シーム認定されているのは、2回7番・ゴンザレスの打席時、1-1からの第3球86マイルの投球である。ズニーノがインハイにミットを構えていたが、岩隈は嫌ったかのようにインローのボールゾーンに外す投球。この球は4シームではなくカッターだと思われる。とすると、本当に1球も4シームは投げなかったことになる。

90マイル(約144.8キロ)を継続した球も僅かに2球だけだった。ブルペンで調子が悪かったのか、どういう理由があったのかは分からないが、平均約144キロの4シームが消滅し、速球は平均141キロのシンカーに。打ち頃の球速になってしまい、さらに制球が甘くなったシンカーを集中的に打たれるかたちになっている。

相手打者からしてみれば、さしづめ打撃投手相手にバッティング練習をしているような感覚だったのかもしれない。これで被本塁打率は3.30である。

う~む・・・応援しているファンも困ってしまい、筆も進まない... 【終】

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岩隈、インターリーグのドジャース戦へ先発



マリナーズは3勝4敗。現在、アストロズ、エンゼルスと並んでアリーグ西地区2位タイにつけている。1位・アスレチックスとのゲーム差は僅かに0.5。同地区の開幕ダッシュは団子状態で始まった。

ドジャースとの敵地インターリーグ3連戦の第2戦である。初戦は味方打線に4本のホームランが飛び出すも、延長10回を戦って5-6xのサヨナラ負け。その翌日の第2戦、岩隈が今季初勝利を目指して登板した。

前日3安打のプイグは左太ももの怪我で欠場。相手先発ハフを含む7人が左打者という敵軍のラインアップだ。昨年vs左投手被打率.273/被OPS.702と、左打者に分が悪かった岩隈である。7人の左打者をつつがなく抑えることができるか?が私の気がかりだった。

(下記へ続く)

両軍のスタメン

マリナーズ=1番・ウィークス(左)、2番・ジャクソン(中)、3番・カノ(二)、4番・クルーズ(右)、5番・シーガー(三)、6番・ズニーノ(捕)、7番・ミラー(遊)、8番・ブルームクイスト(一)、9番・岩隈(右投)

ドジャース=1番・ロリンズ(遊)、2番・クロフォード(左)、3番・ゴンザレス(一)、4番・ケンドリック(二)、5番・グランダル(捕)、6番・イーシア(右)、7番・ウリベ(三)、8番・ペダーソン(中)、9番・ハフ(左投)


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味方打線初回3点先制も、らしくない立ち上がり



1回表、味方打線が幸先良く、岩隈に3点の先制援護をプレゼントした。

相手先発ハフは2年ぶりの先発。そのこともあって制球を乱したのだろうか、調子が上がらない。1番・ウィークスが切り込み隊長よろしく安打出塁すると、3番・カノが高め失投変化球を打ち砕く右越え1号2ランで先制。触発されたのか、4番・クルーズも打の競演で続いて左越えフェンスギリギリ飛びこむ5号ソロ。マリナーズが3点を先制した。(SEA3-0LAD)

3点を貰った岩隈の立ち上がり。すいすいと終わらせて欲しかったが、らしくない内容になった。

2安打1四球で2死から2,1塁~満塁のピンチを招いてしまう。2安打1四球はいずれもボール先行を経由した結果によるものだった。しかし、この場面では6番・左打者イーシアを低め誘い球で空振り、ファウルで0-2と追い込むと、1-2からアウトコースの投球で空三振。踏ん張ることに成功した。

2回は三者凡退投球。これが本戦唯一の1、2、3ピッチングになった。8番・左打ちペダーソンに粘られて8球勝負になったが、低めいっぱいの4シームで見三振。他2打者は2球、初球を打たせて3人で片付ける。

四球直後に代打2ラン被弾などズルズル・・・



しかし、3回以降、雲行きが変わり、失点が相次いだ。

3回は先頭の1番・ロリンズに二塁打を浴びる。フィリーズから移籍して今季からドジャースブルーに袖を通すベテラン打者に外角低めの難しい球をショートオーバーの左中間二塁打にされた。直前の球、ズニーノによるインハイ釣り球に応えられず、ひっかかってのインコース低め完全なボール球投球になったのが、綻びの源だったかもしれない。インハイに投げ切ることができていれば、結果は違っていただろう。

この後、2番打者は空三振に仕留めたが、1死2塁で開幕から7試合連続安打、既に5本のホームランを放ち、打率.556と好調のゴンザレスに右翼線に運ばれる二塁打を浴び、1点を失った。(SEA3-1LAD)

なおも1死2塁のピンチ。4番、5番を2者連続三振で切り抜ける。最少失点で切り抜けたところは、さすが岩隈だが、この回だけで26球。2回は11球で終えたが、初回も23球を費やしたことで、3回終了時に60球と、らしくない球数過多投球になった。

4回表、味方が1点を追加する。1死1塁で岩隈の初球バントで進めた走者を、1番・ウィークスの適時打でホームに呼び込み、マリナーズに4点目が入る。リードは再び3点へ。(SEA4-1LAD)

しかし、その3点差を守ることができない。直後の4回裏、ポンポンと2死まで漕ぎ着けたものの、8番打者に3-0経由3-2から四球を与えてしまう。前の打席に9球勝負を余儀なくされたことで、岩隈も過剰に意識してしまったのか、ラストのスプリッターが外に逸れるワンバン投球になって、見きわめられてしまった。

2死1塁で投手の打順で代打・右打ちのゲレロ。その初球だった。アウトコース低めを狙ったスライダー投球が甘くなり、真中寄りに入った失投を一閃された。打球はそのまま左翼スタンドに消えていく2ランで、マリナーズのリードは1点差に。(SEA4-3LAD)

岩隈が四球走者を塁に置いて一発をくらったのは、昨年5/30タイガース戦、同点の5回2死2塁、'12三冠王カブレラを敬遠で歩かせた直後、4番・マルティネスに3ランを被弾して以来のことになった。

1点差に迫られたマリナーズは5回表、3四球で貰ったチャンスの1死満塁、ミラーの遊ゴ時に三走がホームイン。1点を挙げ、リードを2点へ広げたが、6回裏、岩隈が6番・左打ちのイーシアに1-0から失投スライダーを右翼ポール際へ運ばれ、再び1点差へ。岩隈は95球を投げ終えたところで、勝利投手の権利を持ちながら降板となっている。(SEA5-4LAD)

(下記に続く)



抑えロドニーが打たれてサヨナラ負け。今季初勝利はお預けに



5回0/3、打者24人、球数95、被安打6、被本塁打2、奪三振5、与四球3、失点4、自責点4。

試合はその後、スミス~ファーブッシュ~メディーナが零封リレーをみせ5-4の1点差をつないだが、9回裏にロドニーがピンチを招いてサヨナラ打を浴び、マリナーズが5-6xのサヨナラ負けを喫している。勝利投手の権利は吹っ飛び、岩隈の今季初勝利はお預けになった。

1イニング平均19.00の球数に与四球3個、ゴロ率も43.8%と低く、省エネ投法によるゴロアウト投球という持ち味を出すことができずに終わった。

ドジャース戦への登板は1年目まだ救援投手だった時の6/9・6/10に合計3回2/3を投げて以来のことである。対戦相手の生きたデータも持ち合わせていないまま、昨季苦労した左打者が7人並ぶラインアップ。球数がかさんだのは、そういった要素などが積み重なって慎重になりすぎた結果なのかもしれない。

精彩を欠くかたちにはなったが、試合を大きく壊すことなく、責任投球回を投げ、リードした展開で後ろにバトンを託したのは、先発投手として最低限の仕事はできたと言えるかもしれない。(←本人も我々ファンも満足感は低いが)

確認できた高低差を意識した投球



今季取り組んでいるテーマに高低差を意識したピッチングがある。その中、本戦ではズニーノが高めにミットを構えるシーンが少なくとも17回あった。中には高めに投げ切れず、ひっかかって低めボールゾーンに大きくはずした投球もあったが、岩隈もそれに良く応じて高めに投げ込んでいたように思う。

その中の1つが3点リードしていた3回1死2塁、打撃好調の3番・ゴンザレスに右翼線二塁打をされた。インコースを突いた90マイル(約145キロ)の4シームを打ち返されてしまった。

NHK BS解説の山本和行氏は、他打者にあの球は有効だけど、打撃好調のゴンザレスに投げる球としては失投だという趣旨の解説をされていたが、私はそうは思わない。結果として打たれてしまったが、あのような配球もありだったと思う。実際、5回第3打席では2-2からラストはインハイの速球で、ゴンザレスシフトの守備網に収まる二ゴに討ち取っていた。

ゴンザレスの昨年vs右投手ホットゾーンが下記になる。(ESPNより引用)

これを見ると、ローボールのほうが危険だったことが分かる。岩隈が投げ込んだストライクゾーンのインコース高めは.176、その下のインコース中段も.281。決して投げてはいけない球ではなかったと思う。

(下記へ続く)

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失投スライダーを右へ左へ



得点圏に走者を背負ってガツン!ドカン!とやられた訳ではなかった。この日スコアリングポジションに走者を背負っての成績は、6打席5打数1二塁打、4三振、1四球。バッテリーのプランどおりに攻めたゴンザレスに浴びた二塁打1本だけで、他4人は三振に仕留めていた。ピンチで要所を締めるという投球は、本戦でもできていたと思う。

一番問題だったのは失投スライダーを2本ホームランにされたこと。

右打者へのスライダーのコマンドが悪いのは、昨年来からの継続課題だが、本戦でも変わらず。6球を投げてまともに投げ切ることができたのは、3回1死2塁で4番ケンドリックを空三振に討ち取った結果球のスライダー1球のみで、他5球は不満足投球。そのうちの1球をスタンドまで持っていかれた。

それに比べて左打者へのスライダーは制球が安定している。左打者の外から入るバックドアのスライガーが機能していた中、ズニーノが要求したコースとはあらぬ所に抜けた失投が3球あった。そのうちの1球を今度は右翼席に運ばれる結果になっている。ボール先行の場面だっただけに相手も積極的にスイングしてきた。この6回のソロ被弾は痛かった。これがなく、6回をゼロで切り抜けていれば、クオリティスタートという場面だっただけに、残念だ。

ただ、前回ほとんど投げることができなかった左打者に積極的にインコース&高めを突いて攻めることができ、被打率も.250とまずまずのかたちを出したのは、今後につながっていくものと見たい。

次回は本拠地に戻っての登板。仕切り直しで今度こそ好投で初勝利を掴んでもらいたい。

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岩隈久志、2回まで5失点。エンゼルスの逆襲~2015年4月8日●SEA3-5LAA


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2015.4.8. エンゼルスの逆襲



岩隈が所属するマリナーズは今季開幕戦を地元シアトルで迎えている。迎え討つ相手は同地区のエンゼルス。1勝1敗で迎えた3連戦の第3戦、岩隈が今季初登板のマウンドに登った。

エンゼルスと言えば、岩隈にとってのお得意様である。過去3年間の対戦成績では10試合6勝1敗。昨年自己最多15勝を挙げたクマだったが、その15勝目も9/26本拠地エンゼルス戦で獲得していた。

主要打者との通算対戦成績も上々。特にトラウト、プホルスの新旧を代表する好打者をほぼ完璧に抑え込んでいた。

プホルス.185 (27打数5安打3打点、7三振、3二塁打)
トラウト.192 (26打数5安打1打点、7三振、2四球、1本塁打)
カルフーン.250 (8打数2安打1打点、1三振、1本塁打)
アイバー.215 (21打数4安打、1三振)
イアンネタ.214 (14打数3安打、2三振、1二塁打)

好投は約束されていた。しかし、シーズン初登板という独特の緊張感が、勝ち越しを求められる本拠地開幕3戦目という状況が、経験豊富な岩隈をもってしても、投球を乱される要因になったのだろうか。初回は制球も球威・キレも欠いていたように思われた。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

エンゼルス=1番・カルフーン(右)、2番・トラウト(中)、3番・プホルス(一)、4番・ジョイス(指)、5番・フリース(三)、6番・アイバー(遊)、7番・イアンネタ(捕)、8番・ナバーロ(左)、9番・ギアボテッラ(二)、先発・シューメイカー(右投)

マリナーズ=1番・ジャクソン(中)、2番・アクリー(左)、3番・カノ(二)、4番・クルーズ(右)、5番・シーガー(三)、6番・ウィークス(指)、7番・モリソン(一)、8番・ズニーノ(捕)、9番・ミラー(遊)、先発・岩隈(右投)


初回、4連打&エラーが絡んで4失点



初回の立ち上がり、まさかの4失点。1死後、2番・トラウトの左安を起点に短長4連打、さらにエラーも絡んで4点を失う。ボール先行場面で狙われた。昨年岩隈が初回に失った点は最大でも3点(8/24BOS戦)。それを上回るアクシデントが発生した。

2番・トラウトにボール先行3-0とした直後の第4球。インコース低めに抜けたシンカーをローボールヒッターよろしく引っ張られ、三遊間を突破された。1死1塁で3番・プホルス。1-0からの第2球シンカーが外角低めに決まらず、上ずってしまう。アウトハイに甘く入った打ち頃の失投を一閃された。左翼ポール際に高々舞い上がった大飛球は打った瞬間の1号2ラン。

走者なしになったが、レイズから移籍、岩隈との対戦打率.375(8打数3安打、1三振、1四球)の4番・ジョイスにもシングルヒットを打たれた。当たりは良くなかったが、内野守備網をしぶとく破り、右前へ。直後、5番・フリースには真中への失投スライダーを左翼線に弾き返されてのツーベース。1死3,2塁とピンチが拡大してしまう。

ここで、セカンドのカノにエラーが飛び出している。6番・アイバーはカノ正面のゴロ。これを後逸してしまい、走者2人が悠々ホームイン。エラー絡みの失点が多い古巣・楽天の今シーズンを見ているかのようなシーンになった。(LAA4-0SEA)

1回だけで23球を費やした岩隈は翌2回、さらに1点を失った。

8番から始まる下位打線だったが、いきなりの長短連打攻勢を受け、無死3,1塁のピンチ。打線が上位に返って1番・カルフーンを低めシンカーで見逃し三振に取ったが、2番・トラウトに抜群の身体機能と反射神経で巧打され、センターへ運ばれ、これが犠飛になった。(SEA0-5LAA)

3回以降、見事な修正。しかし、時すでに遅し...



2回を終えて50球を消費した。2回50球以上は昨年1度もなかった。省エネの岩隈らしくない球数過多。早くもウィルヘルムセンがブルペン準備を開始するなど慌ただしくなる。この後、いったいどうなるか?!と思いきや、3回以降、見事に修正してきた点は、さすがだ。

2回まで6本のヒットを許したが、3回から6回までの4イニングは単打3本のみ。3回14球で三者凡退、4回12球、5回7球で三者凡退、6回9球。ストライク先行投球で一気に球数削減に成功し、6回を92球で投げ切る。

田中将大のように責任投球回未満で降板することなく、イニングイーターという先発の役割の1つを全うできた点は、次回登板へつながっていくはず。3回以降は希望の見えたピッチングだった。

2回まで5点を取られたマリナーズは3回以降、反撃を開始する。

3回には9番・ミラーが今季1号ソロで狼煙を上げると、6回には二塁打で出塁したカノを塁上に置き、5番・シーガーが一閃。ここまでマリナーズ打線を苦しめてきた相手先発シューメイカーの低めチェンジアップを仕留めての2ラン。2点差に迫った。8回はエンゼルス救援陣から1死満塁のチャンスを作ったが、後続が凡退。結局、2本の一発による追い上げも及ばず、岩隈は今季初黒星となっている。



悔やまれるプホルスとの対戦。あっさりストライクを取りに行きすぎたか



6回、打者26人、球数92、被安打9、被本塁打1、奪三振3、与四死球0、失点5、自責点4、防御率6.00。

悔やまれるのは初回1死1塁、3番・プホルスとの対戦だ。

過去2年間、岩隈はこの強打者相手に隙のない投球を見せてきた。プホルス相手に速球(4シーム、シンカー)を使う際は、そのほとんどがストライク先行、もしくは並行カウントからだった。17球投げたうちボール先行場面での使用は僅かに5球に止まっていた。それだけ慎重だったことが窺える。しかし、この場面、ボール先行1-0からそのシンカーをあまりにも簡単に投げ込んでしまい、それが高めに上ずってしまった。2回の第2打席でも1-0からシンカーを投げ込んでいたので、ヒヤヒヤさせられた。組み立てに問題があったのでは?と思う。

右打者アウトコースのスライダーが抜ける問題は変わらず



昨年の岩隈は右打者のアウトコースに投げるスライダーがインコースへ抜けるシーンが本当に多かった。本戦でもその傾向は変わらず、右打者に投げたスライダー11球中、6球が抜けたコマンド不足の失投。そのうちの1球がど真ん中に入り、2点を追う1回1死1塁で5番・フリーズに振り抜かれ、左翼線を破られるツーベースになった。今後、修正していきたい継続課題の1つである。

2回、トラウトに打たれた中犠飛は相手の力量が岩隈を凌駕した。初球から3球連続で速球でインコースを攻め2-1にした後、アウトコースで追い込み、ラストは外角低めスプリッター。厳しいコース&ゾーンに投げ込んだ決め球だったが、無理にひっぱろうとせず、身体を開かず巧く拾われた。この当たりが意外にも伸び、センターウォーニングゾーン付近まで飛ばされてしまう。2回に失った点は、シアトルバッテリーがプランどおりしっかり攻めたが、相手の技量が勝ったということなのだろう。

3回以降は徹底して低めに集めた。3回以降に投げた42球の64.2%を低めゾーンに集めるコントロールアーティストぶりを発揮、相手打者に打たせた13本の打球中、低めの良い所へ決まるケースが多く、実に8本をゴロにさせ、そのうち7本をイージーな内野ゴロとしている。

カッターは僅か1球だけ



最後に配球図を確認しておきたい。

右打者には抜けて内角に入った球も含めて全体の50.9%をインコースに集めたが、左打者には39球中、僅か9球に止まった。左打者のインコースに投げ切ることができないのも昨年来からの持ち越し課題になっている。

昨年途中から投げ始めた新球種のカッター。本戦では6回アイバーの2球目に投じた85マイルスライダーがそれだったか。ズニーノはインハイに要求したが、少し甘く真中高めに入ったところを中前へ打ち返された。この球の精度も上げていって欲しいと思う。【終】

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低めに球を集めることを徹底した2014年



@eagleshibakawaです。

メジャー3年間の岩隈を支えてきた原動力の1つに「球を低めに集めること」が挙げられる。

特に昨年は低めへの制球が際立った1年になった。私は岩隈にとってNPB最終年となった2011年以降、岩隈の投球を1球ずつ記録集計することに心血を注いできた。今、手元のデータを確認すると、全球数に占める低めのパーセンテージは下記のようになっていた。

■岩隈久志 年度別 低め投球率
2011年 49.1%
2013年 49.1%
2014年 57.8%
※左右打者合計。2012年は手元のデータが正確性に欠けるため掲載を見送ります。
※2013年は6/10HOU戦、2014年は5/13TB戦のゾーン・コースが集計できていないので除く。

NPB時代から低めに球を集める能力に優れていた岩隈だが、昨年は特にそれが極まった。上記のとおり60%近い球が低めゾーンに集まった。

「Slugger」誌の投手白書でも、下記のとおり、低め投球率が上昇している。

2013年 vs左打者51.6%、vs右打者51.3%
2014年 vs左打者61.2%、vs右打者59.5%

60%前後を記録した岩隈の低め投球率。どのくらい凄いのか?アリーグ、ナリーグ防御率十傑投手と他の日本人投手の数値と比較してみよう。下記参照。

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■2014年 MLB 主要投手の低め投球率
「Slugger」誌2015年2月号「2014-15MLB投手白書」より引用。インサイド・エッジ社調べ。

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岩隈の際立った低め投球率



表中26人中、上位4人まで順位を割り振った。

御覧の通り、岩隈のvs左打者低め投球率61.2%は表中1位。vs右打者は4位。同僚のフェリックス・ヘルナンデス、アストロズのダラス・カイコと共に対戦打者の左右に関係なく球を低めに良く集めていたことが確認できる。

全球数の約60%を低めに集めたことが、岩隈の2014年を支えていたと言える。

下記表は岩隈の52.1%というゴロ率を、高め・中段・低めのゾーン高低別で診たものになる。

■岩隈久志 2014年 ゾーン別ゴロ率


低め投球こそ軟投派ゴロアウト投手の生命線



御覧のように、ゾーンが下がれば下がるほどゴロ率が上昇する。被本塁打も高めより中段・低めのほうが打たれていないのが分かる。ゴロアウト投手の岩隈にとって低めに集めることこそ生命線であることが再確認できる。

それにしても、NPB最終年の2011年、メジャー2年目の2013年は低め投球率49%台だった岩隈が、2014年になって突如60%近くまで増やしてきたのはどういった理由があるのだろう?

下記表がその答えを与えてくれる。

■岩隈久志 2013~2014年 ゾーン別被OPS・被打率
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なぜ約60%も低めに球を集めたのか??



被OPS、被打率をゾーンの高低別で診たものになる。

2013年には機能していた高め&中段投球が、2014年はなかなか機能しなかったことが分かる。

高め被OPSは.517から.728へ。中段被OPSは.705から764へ悪化した。そのため、高め・中段を避けて、より低め低めへと球を徹底して集めるようになったのだと思う。

また、fangraphsによると、岩隈のファストボール平均球速は2012年の90.3マイルから2013年89.5マイル、2014年89.0マイルと年々下がっている。平均91.8マイルのMLB平均と比較すると、遅い部類に入る岩隈の速球。これを高めに多く投じることに危機感を抱いたのかもしれない。

レギュラーシーズン中、前年より高め釣り球が少ないイメージがあってもっと投げても良いのにと思ったものだけれど、岩隈には岩隈なりの事情があって、前述したようなリスク回避に努めていたのかもしれない。

ただし、指摘しておきたい。直前球「低め変化球」+結果球「高め4シーム」の成績は、2013年被OPS.658、被打率.193だったのが、2014年は被OPS.140、被打率.037とすこぶる良かったことを! (27打数1安打、19三振、2死球)

ただ、この傑出した成績も、徹底して低めに集めたからこそ、打者の意識も徹底して低めに集まり、忘れたところへ投げ込まれる高め4シームの威力が、より増幅されたのだろう。

シーズン中はもっと高め真っすぐをみせていくべきだと気を揉んだが、今振り返ってみて、低め低めに集めたことこそ2013年の好成績を形作ったのだなと思う。【終】

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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

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