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〔記録〕野村克也から「天才」と呼ばれた男──楽天イーグルス・草野大輔選手、2011年最も印象に残った打撃ベスト5。vs全投手別の対戦成績表を掲載

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“遅れてきた天才打者”の2011年は、昨年に引き続き、ピリっとしない印象に終わってしまった。

ここ3年間の試合出場数とスタメン出場数を確認してみると下記のようになる。


2009年・・・試合数122、スタメン出場120
2010年・・・試合数111、スタメン出場90
2011年・・・試合数92、スタメン出場71


チームがクライマックスシリーズに進んだ2009年を境に、試合数、スタメン数ともに尻すぼみ傾向だ。

「バットマンはそのバットで自らの未来を切り開かなければならない」。ぼくは草野に対してそういう立ち位置なのだが、昨年と今年、これができなかった。


■草野大輔 2011年 月間打撃成績
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■草野大輔 2011年 先発出場数と守備位置
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今季は開幕1軍を果たすものの、サードに岩村が起用されたこともあり、なかなか出場機会がまわってこなかった。しかし、4/25に一旦抹消されるも5/10再登録されてからスタメンが増えてくる。岩村の打撃不振が長引くにつれて、5月6月の交流戦ではサードでのスタメンが急増、山崎が故障離脱中となった7月はガルシアがDHにまわったこともあり、ファーストでの出場が増えていった。だが、9/19、鉄平、中川との入れ替わりで、横川と共にファーム落ちして今季終了となった。

上記の月度別の打撃成績をみても判るとおり、セパで明暗分かれるかたちになってしまった。交流戦では3番、5番など打線の中軸に座る試合も多く、打率.291と好成績を残すものの、リーグ戦に戻ってからの7月~9月の3カ月間の打率が.229と低迷してしまった。同じパリーグ相手の対戦で好成績を残せなかった点が、今季イマイチに終わってしまった大きな要因だろう。(下記表とおり、vsロッテに対しては.429を残すものの、vs西武.094、vs日本ハム.176、vsソフトバンク.088と3球団相手にカラッキシだった...)

さらに言えば、左投手を打てなかったのも、痛かった。

■vs左投手の年度別打撃成績
2009年・・・打率.323、161打数52安打
2010年・・・打率.205、83打数17安打
2011年・・・打率.227、66打数15安打


このようにvs左投手との対戦打席は年々減る一方で、率もかんばしくないものになっている。このようなジリ貧状態だと、どうしても草野は左に弱いというイメージになり、その出場機会は右投手のときに限定されてきてしまう。この負の印象をどうにかしなければ、出場機会は増えてこないだろう。

...と、ここまでネガティヴな話題を書きすすめてしまったが、良いところを上げてみると、下記の点が挙げられる。


◎チーム内で出塁率が2番目に良かった
⇒出塁率.337。規定打席に到達していないが...それでも、聖澤の.338に次ぐチーム2位の高さ。

◎安打以外の出塁率、IsoDがリーグ・ベスト4だった
⇒12.13打席に四球1個を選び、IsoDは.091。この値は250打席以上のパリーグ打者内で中村剛也.104、井口資仁.097、糸井嘉男.092に続くリーグ4位の好数字である。

◎敬遠、死球が多い
⇒敬遠は3個でリーグ3位タイ。死球は11個でリーグ7位、打席数が少ないことを考慮すれば、この死球数はさらに多いという印象になる。

「BB/K(四球÷三振)」も.706と高い値を残していたため、球のみきわめに苦しむ打者が多かった中で、草野は選球眼の良さを維持していたと言えそうだ。そして、敬遠、死球の多さから相手バッテリーからも嫌がられる存在だったことも推測できる。


2011年、草野大輔選手、投手別の相性

対戦5打席以上を対象で打率で振り分けてみると下記のようになった。

〔好相性〕
渡辺俊介・・・打率.364 (11打数4安打、1死球、1二塁打)
金子千尋・・・打率.333 (9打数3安打、3三振、1四球、1死球、1内野安打)
小野晋吾・・・打率.429 (7打数3安打、1四球、1内野安打)
カルロス・ロサ・・・打率.600 (5打数3安打1打点、1三振)
近藤一樹・・・打率.667 (3打数2安打1打点、2四球)
唐川侑己・・・打率.250 (4打数1安打、3四球、1死球、1犠打) ※出塁率.625

〔悪相性〕
ダルビッシュ有・・・打率.125 (8打数1安打、1三振、1四球)
ホールトン・・・打率.000 (7打数0安打、2三振、1四球)
ケッペル・・・打率.143 (7打数1安打、1四球)
岩崎翔・・・打率.167 (6打数1安打、1三振、1四球、1二塁打)
能見篤史・・・打率.000 (6打数0安打)
帆足和幸・・・打率.200 (5打数1安打、1三振、1二塁打)
石井一久・・・打率.000 (5打数0安打、1死球)
涌井秀章・・・打率.000 (4打数0安打、1四球、1犠打)


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2011年、最も印象に残った草野大輔選手の打撃ベスト5

規定打席に満たなかったのでベスト5とした。順位をつけるなら、個人的に1番は、やっぱり、ヒーローインタビュー込みで7/16オリックス戦での先制打になる。


◆静岡の夜空を彩る、山崎武司とのアベックホームラン!

静岡市の草薙野球場で行われた5/25横浜戦、初回に松井稼のタイムリーで楽天が1点を先制するも、3回、先発・永井が横浜打線に捕まり、村田、ハーパーの適時打で3点を失ってしまう。その直後の4回表、楽天の攻撃だった。1死1塁から4番・山崎が相手先発・須田から左翼へ同点2ランを放つと、その後2死1塁から7番・草野。2-0からの3球目をタイミング完璧に捉えた。捕手のミットは外角を要求するも中に甘く入ってきた逆球を痛烈な一撃! 軽々と右翼フェンスを超えていく打球は、今季初打点・今季1号の逆転2ラン! 山崎と草野のアベックホームランが1万1千の観衆がつめかけた静岡の夜空を大いに彩った。


◎この映像はこちらのyoutube映像でどうぞ。1:12からです。



◆今季逆方向へ放った唯一のタイムリーヒット!

再び横浜との交流戦から選んでみた。Kスタで行われた6/9、塩見vs加賀による投手戦となった4回戦だ。スコア0-0で迎えた6回、2死満塁のピンチで塩見が金城を空振り三振に討ち取った直後の裏だった。1死1塁から松井稼が低めの変化球を上手く左中間に運ぶタイムリーツーベースで先制すると、さらに2死2塁から草野も続く。代わったばかりの二番手・篠原のストレートを捉えた。外角の厳しいコースだったが、ややバットの先ながらも上手く軽打し、三遊間をゴロで抜いていく左前タイムリー。なお、この当たりは今季草野が逆方向に打った唯一のタイムリーヒットである。

◎この映像はこちらのyoutube映像でどうぞ。1:20からです。


◆走者一掃のタイムリーツーベース!

6/16、マツダスタジアムでおこなわれた広島4回戦。楽天はスコア2-8の大差で終盤9回表、最後の攻撃を迎えていた。6点を追うワンサイドゲームの様相。だが、イヌワシ打線はここでようやく意地をみせる。先頭打者の横川によるヒットを皮切りに広島救援陣を攻め立て無死満塁、続く西村が代わったばかりの上野から押し出し四球を選んで1点を返すと、1死満塁で草野のバットが一閃した。1-2と追い込まれてからの4球目。上野の投じたストレートがストライクゾーンの真中に入ったのを天才打者のバットは逃さない。ジャストミートした当たりは右中間を切り裂いていく走者一掃のタイムリーツーベースとなり、スコア楽6-8広と2点差まで追い迫った。

◎この映像をWEB上から見つけることができませんでした。もし発見された方いましたらお知らせください。


◆ルーキーのプロ初完投勝利をアシストする序盤先制打! お立ち台では独壇場の7.16!

打線の援護に恵まれず、好投すれども白星がつかない時期が続いていた塩見。そんな新人を救ったのが、この日3番にすわった草野だった。塩見が3勝目を懸けてマウンドに上がった7/16オリックス戦。その3回に草野が先制打を放つ。1死1塁での第2打席。その2球目に直前の内村のバント失敗をカバーする1塁走者・松井稼のニ盗が成功。すると、2-2からの5球目だった。膝元の決して甘くはない球を一二塁間に痛烈に打ち返し、松井稼をホームに迎え入れる右前タイムリー。塩見のプロ発完投勝利に大きく貢献した草野は、今季初のお立ち台へ。このヒーローインタビュー、涙がちょちょぎれるほどの抱腹絶倒モノです(笑)未見の方はぜひ!!!

◎この映像はこちらのyoutube映像でどうぞ。7:21からご覧ください。必見のヒーローインタビューは2:15からです。


◆今季初の猛打賞を決める、8/13ロッテ戦での勝ち越しタイムリー

イーグルスは8/5~8/11まで悪夢の7連敗。前日のロッテ戦でようやく連敗を止めたという状況だった。8/13はロッテ3連戦の2戦目、ここを取って再び息を吹き返したい楽天は先発に田中将大を送り込む。相手は渡辺俊介だった。試合は投手戦。スコア1-1で迎えた終盤8回裏の楽天の攻撃だった。イーグルスはロッテ救援陣を攻め立て1死3,2塁のチャンスを作る。ここで草野が決めた! カルロス・ロサのアウトローのフォークをしっかり体勢を残しながら打ち砕く一撃をみせる。田中が「やってくれると信じてました」と語る、一二塁間を抜く右前への勝ち越しタイムリーで試合を決めた。さらにこの1本で今季初の猛打賞となり、2度目のお立ち台へ。

◎この映像はこちらのyoutube映像でご覧ください。6:41からです。


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■楽天イーグルス 草野大輔 2011年 投手別 対戦成績
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【記録/保存版】 楽天イーグルス 草野大輔 2010年 対戦投手別 対戦成績 打撃成績

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この記事は2010年12月3日にベースボールタイムズオンラインに寄稿したものです。

~~

今回の主役は、今季プロ5年目のシーズンとなった楽天イーグルスの“遅れてきた天才打者”、背番号12番だ。草野大輔の2010年全投手対戦成績を掲載する。

昨年は初の規定打席に到達、打率も.305を記録しパリーグ打率ランキングの8位に名前を載せてきた。今季もそのバッティングが期待されるところだったが、4月5月のスランプが大きく響く結果となり、夏場に盛り返すもその穴を埋めるには至らず、打率.257、出塁率.313、OPS.692の成績で終わっている。

楽天イーグルス 草野大輔 2010年 月度別 打撃成績


守備位置を見つけることができず不運を味わったシーズンでもある。昨年も内外野の複数ポジションで出場していたが、今季はそれ以上だった。90試合先発出場したが、その内訳をみると、レフト39試合を筆頭に、サードで37試合、セカンドで13試合、指名打者で1試合という状況。途中からファーストを守る試合もあった。

こうした守備での流動的な起用方法(にならざるをえないチーム事情だった)が、草野のバットからなかなか快音が聞かれなかった要因の1つであるし(実際10/19河北新報によると、このことも原因で「気持ちを切らせてしまった」とある)、球界をバットで生き残っていく選手の避けられない道とも言える。

2年連続で打率3割の好成績を残せなかった要因はなんだろうか?他にもあるはずだ。 

さらに探ってみると、今季は左投手から打てていなかった点も挙げられる。昨年は161打数52安打の打率.323(右は.296)と打っていたのが、今季は82打数17安打の打率.207と1割以上も下げてしまった(右は.273と微減)。(左投手相手に結果が残せなかったから、左腕先発の試合から外れる機会も多くなっていった) もし左腕から3割打っていたら、全体の打率は2割8分まで上昇してくる計算になる。

さらに、今季は固め打ちが出来なかった。草野の今季猛打賞は僅か3試合だった。

下記にスタメン出場試合数を分母にした安打割合を出してみた(草野は90試合スタメン出場)。これをみると、無安打で終わった試合も多かったのも確認できる。

◎草野、嶋、鉄平、聖澤、1試合安打比較
1試合無安打・・・草野31(34.4%)、嶋38(32.2%)、鉄平38(30.2%)、聖澤25(20.0%)
1試合1安打・・・草野37(41.1%)、嶋43(36.4%)、鉄平42(33.3%)、聖澤61(48.8%)
1試合2安打・・・草野19(21.1%)、嶋28(23.7%)、鉄平32(25.4%)、聖澤32(25.6%)
1試合3安打以上・・・草野3(0.3%)、嶋9(7.6%)、鉄平14(11.1%)、聖澤7(5.6%)


これ以上の詳しい打撃成績の話は自分のブログで検証するため、本題に。

好悪の相性別にざっと振り分けてみると、下記のようになった。

〔好相性〕
金子千(Bs):打率.375、出塁率.375 (16打数6安打2打点 1三振)
涌井(L):打率.400、出塁率.455 (10打数4安打1打点 3三振 1死球 1二塁打)
岸(L):打率.556、出塁率.556 (9打数5安打4打点 2二塁打 1本塁打)

〔悪相性〕
ダルビッシュ(F):打率.200、出塁率.294 (15打数3安打1打点 2三振 1四球1死球)
木佐貫(Bs):打率.167、出塁率.231 (12打数2安打1打点 3三振 1死球 1二塁打)
杉内(H):打率.000、出塁率.000 (10打数 3三振)
馬原(H):打率.250、出塁率.250 (8打数2安打 1二塁打)

対戦チーム別にみると、対ソフトバンク戦が打率.146、出塁率.176、長打率.188、OPS.364とパリーグ対戦チームでは最低。これは杉内&和田の両左腕相手に15打数ノーヒットの成績が大きく影響している。

一方、お得意様にしていたのは日本ハム戦。打率.306、出塁率.404、長打率.469、OPS.873。対戦打率.200と苦手にしているダルビッシュがいるのにこの成績だから、いかに他の投手から良く打っていたかが判る。

さて、表を掲載して終わりにしたい。

楽天イーグルス 草野大輔 vs 福岡ソフトバンクホークス投手陣 2010年 対戦成績
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楽天イーグルス 草野大輔 vs 埼玉西武ライオンズ投手陣 2010年 対戦成績
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楽天イーグルス 草野大輔 vs 千葉ロッテマリーンズ投手陣 2010年 対戦成績
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※成瀬と小野の項目に誤りがあります。成瀬との対戦打数を1減らして、小野にプラス1するのが正しいです。

楽天イーグルス 草野大輔 vs 北海道日本ハムファイターズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs オリックスバファローズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs 中日ドラゴンズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs 阪神タイガース投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs 読売ジャイアンツ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs 東京ヤクルトスワローズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs 広島カープ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 草野大輔 vs 横浜ベイスターズ投手陣 2010年 対戦成績
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【記録】 楽天イーグルス 草野大輔選手 2010年 各種打率 打順別 打席別 カウント別 塁状況別 対戦チーム別 勝敗試合別 球種別

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今回は“遅れてきた天才打者”草野大輔選手の打率詳細を振り返ってみたいと思います。

その前に...

アンケート募集しております!
「楽天イーグルス2011年開幕投手予想。岩隈?田中?」
http://baseball.blogmura.com/board/vot/voting15_47775_0.html宜しくお願いします。

まずは、今季の主な打撃成績から。

■草野大輔 2011年 主な打撃成績 (カッコ)内は昨年の成績
OPS・・・.692 (.775)
出塁率・・・.313 (.364)
長打率・・・.379 (.411)
打率・・・.257 (.305)
試合数・・・122 (122)
打席数・・・378 (511)
打数・・・346 (462)
安打・・・89 (141)
二塁打・・・25 (28)
三塁打・・・1 (0)
本塁打・・・5 (7)
塁打数・・・131 (190)
得点・・・33 (55)
打点・・・48 (54)
得点圏打率・・・打率.279 (86打数24安打1本塁打 打点40 三振9 四球6 死球3 犠飛2)
三振・・・43 (60)
四球・・・23 (27)
死球・・・6 (17)
犠打・・・1 (3)
犠飛・・・2 (2)
盗塁・・・0 (3)
併殺打・・・7 (15)
IsoD・・・.056 (.059)
BB/K・・・0.535 (0.450)
RC27・・・3.91 (5.32)
RC・・・39.26 (67.17)
RCAA・・・-6.75 (5.88)


やはり、バットマンはバットで結果を残さなければならない。

草野選手の2010年シーズンはこれに尽きるのではないだろうか。

昨年も内外野の複数ポジションで出場位置を確保するなど守備に関しては苦労したシーズンだった。それでも打撃が絶好調だったため、リンデン加入前までは主に外野(左翼)で、後半戦は中村紀が不調だったこともありサードで起用され、120試合スタメンで出場し続けることができた。

今季は111試合出場したが、「春季キャンプでは打撃好調。しかしシーズンに入ると、三塁は中村紀洋、左翼はリンデンとの併用となり」(10/19河北新報「イヌワシ戦士 勝負の秋/草野大輔内野手/不完全燃焼のシーズン」)、先発回数は90試合と減少した。

下記に4/21までのスタメンをまとめてみたが、これをみると、草野の本職であるサードは、フィリップスが一塁のスタメンを外れた試合で中村紀がファーストへ回る時のみ出場しているのが判る。

◎開幕~4/21までのスタメン履歴


ブラウン監督としては、来日初年で好成績を残した両外国人に期待するところは大だったはずだ。開幕してなかなか調子が上がってこなかった両人だが、出場し続けることでコンディションを調整してもらいたいという思いだったのだろう。結果的にこれが裏目になってしまった。このしわ寄せが草野にも大きく振りかかってきた。

しかし、客観的に観て、あの時点ではそれしか選択肢が無かったようにみえる。両外国人をどこで見切りをつけるか?その早い・遅いの違いはあるにせよ、草野と両外国人を天秤にかけた場合、慢性的な長打力不足に悩んでいた楽天にとって、長打力のある両外国人を選択し、ある程度の期間彼らに望みを託す采配にならざるを得ないのは、想像に難くない。

◎草野、リンデン、フィリップスの2009年打撃成績
草野・・・OPS.775、長打率.411、RC27・・・5.32
リンデン・・・OPS.862、長打率.496、RC27・・・6.17
フィリップス・・・OPS.839、長打率.500、RC27・・・5.77


長打力が無い中距離打者のアベレージヒッター・タイプ、しかも、守備はお世辞にも上手いとは言えないレベル。そうなると、やはり、バットで安定した率を残し続けなければいけない宿命なのだ。どうやら今季はそれができなかった。

月度別の成績をみながら、もう少し丁寧に振り返ってみたい。

4月が全てだった...

■草野大輔 2011年 月度別 打撃成績


今季の草野に関して「中盤以降は先発出場が増えたものの...」(前掲河北新報)という論調が目立つが、決して正確ではない。下記のとおり、草野がスタメンで最も多く出場した月度は実は4月にあたる。25試合中20試合で先発起用されていた。

◎草野大輔 2011年 月度別 スタメン出場回数
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シーズン中、しばしば解説者が草野の起用に関して、スタメンで起用し続けていけばトータルで打率3割を残していくタイプの選手だから使い続けてほしい、とコメントしていたのを思い出す。僕も草野はそのような型の選手だと思っている。

しかし、試合数の8割で先発出場、スタメンで使い続けた4月に結果を残せなかった。僕はこの4月が全てだったと感じている。4月月間成績は打率.214、月間打率で今季最低の数値だ。出塁率も3割を切った。ブラウン監督の草野に対する信頼度はここで決定的になったようにみえる。そして、その信頼関係は、7月8月と3割近い率を残すものの、決して回復するには至らなかったように思う。

もう少し細かくみると、、、

vs左投手打率、昨年.323から今季.207へ下降。左腕先発の場合スタメンを外される機会が多かった今季。

■草野大輔 2011年 左右投手別 打撃成績
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今季、草野が打率3割を残せなかった最大要因の1つは、左投手から打つことができなかった点にある。

昨年は161打数52安打の打率.323(右は.296)と打っていたのが、今季は82打数17安打の打率.207と1割以上も下げてしまった(右は.273と微減)。

下記に、相手の先発が左腕だった時の試合数と、草野が先発出場した数を月度別にまとめてみた。

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これをみると、4月までは相手先発が左腕でもスタメン起用されているのが判る。3・4月合計だと10試合中7試合で70.0%の出場割合だったが、5月以降は激減、5~9月合計では46試合中19試合で41.3%の起用に止まった。

4月の対左腕先発の打撃成績は17打数1安打(1本塁打=4/10Bs中山から)の打率.059。この時点でブラウン監督は草野は左投手に弱いという印象を抱いてしまったはずだ。

やはり、草野の今季勝負どころは4月だったのだ。

今オフ~来春まで、猛練習を積んで守備が劇的に上手くなる。そのような可能性は低い。そのため、守備を売りにして出場機会を増やすことはできそうもない。

とすれば、松井稼、岩村が戦列に加わった来季は、今季以上に出場機会が限られてくることは想像に難くない。

恐らく松井稼は遊撃、岩村は三塁でほぼ決定。残されたニ塁は、本職の内村や高須らと争うことになる。どうやらニ塁での出場は困難な模様だ。となると、左翼での出場を伺うことになるが、ここにも後半戦好成績を残した牧田を始め、中村真、二軍の横川、楠城らがライバルとして立ちはだかる。(中川の左翼コンバートもあるかもしれない)

さらに渡辺直人が晴天の霹靂で金銭トレードで放出されたように、球団編成部/星野監督が草野を余剰戦力と見なす可能性も、あながち否定はできない。

草野が置かれた状況はますます厳しい。

“遅れてきた天才打者”は、与えられた持ち場で、バットで好結果を残し続けるしか、ない。

立ち込めてくる暗雲を快音一閃で吹き払ってもらいたい!

下記のデータは、箇条別に簡潔にみて終わりにしたい

■草野大輔 年度別 BABIP
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運にどれだけ左右されたか?を診る指標としてBABIPが多用されている。BABIPはフィールドに飛んだ打球が安打になる割合で平均3割前後に落ち着くとされている。草野の5年合計のBABIPは.312。これを基準にすると、いずれも3割を記録した2007年2009年は出来過ぎのシーズンにあたり、2010年は不運のシーズンになる。

確かに、今季の草野、快音残しても野手の正面を突く...そんな光景が多かった。一連の成績を調べるために、毎試合つけていた打席表を再度チェックしてみたが、備考欄に「快音も・・・」という記載が目についた。先日の打球方向の時にも触れたが、快打が最悪の併殺になってしまったケースも2回ある。

(6/25ソフトバンク戦の9回。1死2,1塁で馬原から打った一ラが走者戻れずの併殺に。同じく7/21オリックス戦の4回。無死1塁で長谷川から放った痛烈なライナーも一塁正面を突き、ゲッツーに)

■草野大輔 2011年 打順別 打撃成績


昨年は2番と9番以外の打順で起用された草野だが(チーム事情で1番も4番も打った)、今季は主に6番7番の下位打線の起用が多かった。3番に起用されたのはその前カードで当たりが出ていた7/10(vs涌井)と7/11(vs帆足)の西武戦2試合である。

ところで、今季打率3割いかなかった最大要因の1つに、(BTの全投手対戦成績のところでも触れたが)固め打ちができなかった点も挙げられる。今季の猛打賞は8/5ロッテ戦、8/27西武戦、9/14日本ハム戦の僅か3回のみ。無安打に終わった試合も多かった。

ブラウン前監督は猛打賞の選手を翌日スタメンで使用しないケースが多い。そんな意見をよく耳にしたが、もちろんそれは誤った情報である。草野もそんなことはなく、3試合とも翌試合で起用している。

また1試合2安打以上放った次の試合でも、22試合中19試合で先発起用している(チャンスは与えていた、とも言える)。ところが、1試合2安打以上は合計22試合あって打率.534(88打数47安打)を記録したが、翌19試合の打撃成績は打率.246(69打数17安打)とふるわなかった。自らのバットで良い波に乗ることもできなかったと言えそうだ。

■草野大輔 2011年 打席別 打撃成績
20101210DATA2.jpg

特に顕著なのが第1打席での打撃成績の悪さである。2打席目以降は極端に悪い数値ではない(2~5打席の合計打率は.284)。

1打席目が全体の成績を大きく下げてしまったが、今季の草野は代打起用されるケースも多かった。当然代打の打席は1打席目に入るわけで、代打の成績とスタメン時の第1打席と分けて考えるべきかもしれない。

代打成績を確認すると、18打数3安打2打点4三振1四死1二塁打1三塁打の打率.167。

スタメン時の第1打席は84打数17安打の打率.202。

代打でもスタメンの第1打席も極端に悪いのは変わらなかった。

■草野大輔 2011年 試合展開別 打撃成績
20101210DATA3.jpg

今季は、勝ち試合、リード、同点時などではそれなりの値を残していたものの、敗戦時、ビハインド時の分が悪い展開では打率が2割前半と低迷、明暗分かれたかたちとなっている

■草野大輔 2011年 球種別 打撃成績


再掲。ゾーン打率の記事と合わせてご覧頂きたいが

◎高めのストレート
◎スライダー
◎シュート


の3球種が苦手となっている。一方、打者の多くが手こずっている落ちる系の球、フォークやチェンジアップにはそれなりに好反応できている点が草野の強みだ。

■草野大輔 2011年 塁状況別 打撃成績
20101210DATA8.jpg

得点圏打率は.279だが、中でも、満塁時が滅法強かった。1試合に2度満塁での打席が回ってきていずれも適時打を打ったのが8/27西武戦である。打たれた野上にしてみれば、相当嫌な印象が残ったに違いない。

◎草野大輔 2011年 満塁時の打席履歴


■草野大輔 2011年 対戦チーム別 打撃成績
20101210DATA5.jpg


■草野大輔 2011年 カウント別 打撃成績
20101210DATA7.jpg

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【記録】 ホットゾーンを調査セヨ! 楽天 草野大輔選手の2010年ゾーン別コース別打率

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“遅れてきた天才打者” 草野大輔選手の2010年打撃成績まとめ記事。

vs全投手対戦成績」「打球方向」に続く第3弾は「ゾーン打率」に迫ってみたいと思います。

本題に入る前に、下記のように配球図の各コースに便宜上番号を割り振って、この番号をもとに話をすすめていきたいと思いますので、よろしくお願いします。この配球図は投手側からみた視点のため、草野の内角は当然向かって左側(1,2,6,7,11,12,16,17,21,22)になります。

なお、ゾーン別の算出期間は5/29~シーズン終了となっています(5/29から記録を取るようにしたため開幕~5/28までのデータはございません)。

該当期間の打撃成績は218打数60安打、打率.275となっています。

まずは打率.305を記録、パリーグ打率ランキング8位にランクインした2009年のゾーン打率を確認してみましょう。

■2009年のゾーン打率
Baseball Times3月増刊号『2010プロ野球プレイヤーズファイル』より。
各コースの上段・・・打率、中段・・・打数─安打、下段・・・本塁打、三振数


BT選手名鑑のゾーン別打率は配球図がボールゾーンこみで9分割、当ブログでは12分割。そのため正確な比較は困難かもしれませんが、大まかな推移は掴むことはできます。

2009年は外角に滅法強かったことが確認できます。

真中のコースも真中高め、ど真中で良い数値を記録。真中低めだけは.186と9コースの中で最低値となっています。

一方、苦手はインコースと言えそうです。134打数35安打、打率.261。中でもインハイが.234、インローは3割近くの.292となっています。

ということを踏まえた上で、2010年のゾーン打率を確認してみますと、、、

■全体
20101207DATA2.jpg
■OPSと二塁打、本塁打
各コースの上段から打率、中段が二塁打、下段が本塁打
20101207DATA3.jpg

OPSベースで判断すると、

2010年のホットゾーンはストライクゾーンの内角中段(12番)、ど真中(13番)、真中低め(18番)、アウトロー(19番)の4コース。

苦手コースはストライクゾーン上段全体(7、8、9番)と内角低め(17番)の4コース。

前年からの得意・不得意コースの変遷、特に顕著なのが高めのコースです。160打数48安打、打率3割と2009年は当たりが出ていたこのコースで結果を残すことができなかった点が印象的です。

内角高め・・・・・・昨年.234 ──→ 今年.188 (2,7番の合計)
真中高め・・・・・・昨年.333 ──→ 今年.120 (3,8番の合計)
外角高め・・・・・・昨年.323 ──→ 今年.226 (4,9,10番の合計)


低めのコースも前年.186と苦しんでいた真中コースがホットゾーンに変わったり、逆に.292の率を残していたインローで1割以上下げてしまったり、変遷はありますが、全体としてみると、ほぼ同値、正確に言えば微増しているのが判ります。

合計・・・・・・昨年.268 ──→今年.288 (16~25番の合計)
内角低め・・・・・・昨年.292 ──→ 今年.154 (16,17,21,22番の合計)
真中低め・・・・・・昨年.186 ──→ 今年.300 (18,23番の合計)
外角低め・・・・・・昨年.306 ──→ 今年.319 (19,20,24,25番の合計)


やはり、高めの球を安打にできなかった点が今季打率3割に届かなかった最大要因の1つと言えそうです。

次に、いつもは打率詳細の記事で紹介する球種別打率をここで確認してみます。
その後に直球、変化球のゾーン打率にいきたいと思います。

■草野大輔 2010年 球種別 打撃成績
(算出期間:3/20~9/20。草野の全打席)


直球打率.272、変化球打率.257。直球も変化球も打てていない結果となりました。今季打率.257ですから、そのような数字になってしまうのは仕方のないところですか。

変化球を細かくみると、苦手球種はスライダーとシュート。どちらも惨憺たる結果です。

一方、落ちる系の球種にはそれなりに対応できています。フォークが.258、チェンジアップが.323。三振も少ないのも特徴的です。ここは草野選手のストロングポイントでしょうね。

■直球
20101207DATA4.jpg
【訂正】18番の打率、正しくは.200です。

シーズン直球打率・・・打率.272 (169打数46安打)
ゾーン算出期間の直球打率・・・打率.317 (104打数33安打)


シーズンの直球打率は.272でしたが、ゾーン集計を始めた5/29以降は3割を記録しました。この期間、ストライクゾーンに入った直球は93打数31安打、打率.333と好記録を残すことに成功しています。しかし、課題はあるようで...

というのは、高めの球に上手くアジャストできなかった点が打率3割未達の要因ですが、ストレートでもそれははっきりと表れているのです。

ストライクゾーンの中段や下段では率を残しているものの、上段になるとガクッ!と下がってしまう傾向にありました。水色パネルがヨコに帯になって広がっています。症状がこれほどクッキリ出てくるのは珍しいです。(7,8,9番の合計・・・打率.186、43打数8安打)

■変化球
20101207DATA5.jpg

シーズン変化球打率・・・打率.243 (177打数43安打)
ゾーン算出期間の変化球打率・・・打率.237 (114打数27安打)


変化球でも高めの球を打ち返すことができていません。(打率.227、22打数5安打)

さらに、低めの変化球、特にスライダーにはやられっぱなしの傾向にあります。

とりあえず、下記2点の課題ははっきり浮かび上がってきたと言えます。

2011年に向けての課題
◎高めの球への対応・・・特にストレート
◎苦手球種の克服・・・スライダーとシュート


最後に得点圏のゾーン打率を掲載して終わりにします。

■得点圏
20101207DATA6.jpg

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【記録】 楽天イーグルス 草野大輔 2010年 打球方向調査

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背番号12、草野大輔選手の2010年打撃成績をまとめています。

前回は全投手との対戦成績をまとめてみました。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-307.html

今回は打球方向をクローズアップしたいと思います(調査方法は従来どおり)

2010年のデータを確認する前に、過去シーズンはどうだったのか?を振り返ってみましょう。

過去データは僕の手元には無いのですが(調べればあるけれど...)、幸いにもプロ野球データリーグというサイトが2007年、2008年ぶんを掲載してくれていますので、引用します。

2007年(打率.320)・・・左翼27.9%、中堅37.8%、右翼34.3%、内野安打割合8.2%
2008年(打率.271)・・・左翼29.8%、中堅34.5%、右翼34.9%、内野安打割合6.7%


過去2シーズンいずれも中堅~右翼方向への当たりが多いのが確認できます。一般に左打者なら右方向の打球が多くなるという話ですので、草野もごたぶんに漏れず、ということでしょう。さらに細かく言えば、その中でも中堅方向へも右翼同等の割合打っている点は、良く言われている草野のバットコントロールの巧さならではかもしれません。

それを踏まえた上で、今季のデータを確認してみます。

■草野大輔 2010年 打球方向 (全306打球)
見方=中堅に飛んだ打球が42。そのうち19が安打。全306打球のうち中堅が占める打球割合が13.7%


2010年も中堅~右翼方向の当たりが多い傾向となっています。(内野安打割合は4.4%)

もっと言えば、過去シーズンと比較すると2010年は右翼への当たりが増加傾向と言っても良いかもしれません。

(ニ塁がセカンドベース付近で取るケースも含まれてしまうため正確なことは言えないものの、それでも)一塁、ニ塁、右翼の打球合計割合が55.8%。実に2本に1本はココに飛ばしていたことになります。

ちなみに、内野安打が僅か4本。同じ左打者の聖澤は20%、鉄平が15%を記録しているのに草野は4.4%です。これは草野が俊足タイプではないという点と、いわゆるバットに当てながら走りだすタイプではなく、バットの芯にきっちり球を当ててミートしていくスタイルも影響していると思います。

打球の内野・外野割合を確認してみましょう。

草野大輔・・・外野50.0%、内野50.0% (外野153・内野153)
山崎武司・・・外野54.6%・内野45.4% (外野218・内野181)
渡辺直人・・・外野46.2%・内野53.8% (外野154・内野179)
鉄平・・・外野48.3%・内野51.7% (外野208・内野223)
聖澤諒・・・外野41.0%・内野59.0% (外野183・内野263)
高須洋介・・・外野50.0%・内野50.0% (外野170・内野170)
中川大志(2軍)・・・外野53.8%・内野46.2% (外野161・内野138)


足で内野安打が稼げるタイプではないため、打球が内野止まりになってしまうと、安打になる確率はほぼゼロになってしまいます。そのため、外野へ打球を(ゴロでもフライでもライナーでも)持っていきたいところですが、今季はちょうど半々の結果に。

打率3割を記録した昨年はどうだったのか?比較データを持ち合わせていないため、なんとも言えませんが、きっと外野への割合が多かったのではないでしょうか?

得点圏のシチュエーションではその打球方向に変化は見られるでしょうか?

■草野大輔 2010年 得点圏 打球方向 (79打球)
20101204DATA2.jpg

草野の得点圏打率は昨年.306とほぼシーズン打率と同値でした。今季は打率.257を上回ったものの3割には及ばない.279となっています。

得点圏での打球方向は、中堅~右翼、特に右翼方向の当たりがさらに多くなっています。

先ほど55.8%だった一塁・ニ塁・右翼の打球合計割合は得点圏になると60.8%に上昇。

草野の意図するところは、安打を打つために、バットの芯で球を捉えて、右翼方向に痛烈な打球を飛ばしていく、というものだと思いますが、今季はなかなか結果に表れていないと言えそうです。

何故か?

得点圏打率が例年低い渡辺直人の打球方向の時も同様の傾向が表れたのですが、草野も打球が内野止まりになっちゃっているのが大きいですね。外野34(43.0%)に対し内野45(57.0%)。

内野に飛んだ打球45の打球性質(ゴロか?フライか?ライナーか?)を調べてみると、

ゴロ33、フライ8、ライナー4

の割合でした。

草野というと、快音響かせるライナー性の打球を多く打って安打にしているイメージが強いと思います。確かにライナー性の打球は2010年全選手データ対象でその7割が安打になっていますし、草野もライナーのうち6割が安打を記録しているため、そのイメージは正しいです。

その次に、ゴロとフライではどちらが安打になりやすいか?を調べてみると、過去シーズン(少なくとも2007年、2008年)はゴロのほうがフライより安打になる確率が高かったのでした。(2009年のデータが無いので断言はできませんが)、草野はライナー、ゴロを打つことで安打を量産していくタイプだったと言えます。

◎草野大輔 打球性質割合とその打球が安打になる割合
(プロ野球データリーグより)
2007年・・・ゴロ51.0%(.274)、フライ30.2%(.204)、ライナー18.8%(.828)
2008年・・・ゴロ48.8%(.264)、フライ42.4%(.248)、ライナー8.8%(.769)


ところが、今季の草野は、ゴロの安打確率が.212、フライが.331、ライナーが.615、となっています。

(SMRベースボールLab「得点価値から計るゴロとフライ」より数値引用)

ちなみに2010年全選手の平均は、ゴロ.290、フライ.362、ライナー.700。

フライが3割を記録する一方、ライナーとゴロは平均を下回る結果でした。

ライナーにしろ、ゴロにしろ、ヒット性の強い当たりは今季も良く打っていた記憶があります。

ところが、不運にも野手の正面を突いてしまった...当たりが良すぎて打球が伸び過ぎてしまった...そんなツキの無さも草野を苦しめていたかもしれません。

というのも、草野の2010年BABIPは昨年(.339)と平均(.312)と比べても低い.282でした。

僕はそんな不運なシーンを少なくとも2つ覚えています。安打になる確率が高い痛烈なライナー性の当たりを飛ばしても最悪の結果、併殺になってしまったケース......

(6/25ソフトバンク戦の9回。1死2,1塁で馬原から打った一ラが走者戻れずの併殺に。同じく7/21オリックス戦の4回。無死1塁で長谷川から放った痛烈なライナーも一塁正面を突き、ゲッツーに)

■楽天の他の選手の打球方向記事
聖澤諒 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-188.html
渡辺直人 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-193.html
山崎武司 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-222.html
高須洋介(最下記掲載) http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-170.html
鉄平 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-166.html
中川大志(2軍) http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-217.html
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