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【試合評】 2010年8月25日(水) ●楽天イーグルス4-11日本ハム 川井3回2/3で5失点の裏側には嶋の配球癖がある?!

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「うーん、ちょっと、田中魂が伝わりきりませんでしたかねぇ...」

被安打8、与四球4、失点5、自責点3で3回2/3イニングで早々にマウンドを降りた先発・川井に対して、この試合の実況を担当した上野晃アナが漏らしたのがこれでした。

まさに今日のゲームを象徴する一言だと思います。

両軍ともに先発が崩れてしまう内容でしたが、その後立て直し、投打共に噛み合うことに成功したのは日本ハムでした。

楽天の救援陣は山村を除いて片山、藪、長谷部、川岸と自責点がつく内容に対して、日本ハムは榊原のみ、菊地、林、建山、カーライルはきっちり仕事を果たしたといえそうです。

本塁打では、イーグルス打線にしては珍しく1試合3本飛びだすもいずれもソロアーチ、一方の日本ハムは2本で6得点の効果的な一発となりました。

さらに、4番を比較してみると、楽天の4番・山崎武は4打席3打数1打点1三振、かたやファイターズの4番・小谷野は5打席5打数3安打3打点の好活躍。

まさに二番手以降の試合展開で明暗分かれたかたちとなり、ヒーローインタビューにあがった小谷野の口からは「てっぺん目指してホニャラララ」と、どこぞで聞いたことのある発言が飛び出すことになりました...orz...

この試合、岩手の盛岡で行われたのですが、岩手のイーグルスファンの99%(?言いすぎ?)にとっては、大変残念なことではありますが、引導を渡されたかたちとなりました。今まで信じていたファンも、これで今季のクライマックスシリーズを諦めざるを得なくなったはずです(泣)

というのも、思い起こせば、昨年です。

奇跡の快進撃をみせた後半戦の開幕戦は、そういえば盛岡で行われたのでした。

7/28西武13回戦です。打っては4番・山崎武が2本塁打4打点の活躍ぶり、投げてはエース・岩隈が9回失点1の完投勝利、スコア5-1で、まさに投打の軸がしっかりと活躍した理想的な試合運びでした。思わず、実況アナも「盛岡の夜空に山崎の打球が吸いこまれたようであります。今日の岩手県営野球場は山崎・岩隈祭りであります」と叫んだのを良く覚えています。

それとは全く逆のような大味の試合、終わってみればワンサイドゲームに近いスコアでの敗戦。これでは今季のイーグルスは無理というもの、です。

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●楽天イーグルス4-11北海道日本ハムファイターズ


さて、先発・川井の投球内容と備忘録を箇条メモにして終わりにしたいと思います。

裏ローテ時、追い込んでも並行カウントにしたがる嶋の配球癖に疑問符

この日の川井のピッチングを解説の松本匡史さんは、川井の弱気なピッチングが目立ったとコメントされていました。とにかくボール先行でした。早いカウントで追い込むことに成功しても平行カウントにしてしまう(2回森本、3回稲葉、4回田中賢)のも目につきました。そして、リズムが悪いことも指摘されていました。

そのどれもがもっともな解説だったのですが、川井自身の気質(松本さんはおとなしいタイプだとコメント)もあるのだろうと思いますが、それに加えて、嶋の配球にも問題があるかな?と感じました。

というのも、裏ローテ(永井を入れても良い)の投手に対して、ピッチングの状態如何に関わらず、リズムやテンポの良い悪いに関わらず、追い込んでも平行カウントにする配球パターンが目立つ印象を持ったからです。

例えば、ラズナーや長谷部です。永井も入れてもいいかもしれません。ひょっとすると、結果的に抑えているから記憶に残らないだけで田中の時もそうかもしれません。

それに、4回の好守交代時に、ベンチでブラウン監督と嶋が話し合いをもっているシーンがありました。打たれた川井本人はもちろんですが、嶋の配球に思うところがあってブラウン監督は話し合いをもったのかな?と思いました。

まあ、手元に(素のデータはあるものの)加工したデータがないので、あくまでも憶測にすぎませんが。(オフシーズンにでも調べてみたいと思います。あ、丁寧に書くと、僕は今季の嶋の成長ぶりは基本高く評価しています)

ただ、7/7の記事で、ラズナーに関してはカウント履歴を調べたことがありました。4/23~7/6の登板試合全てです。http://plaza.rakuten.co.jp/shibakawa/diary/201007070000/

該当期間の打席数は182。そのうち60打席でカウント2-2の並行カウントになっていました。その割合33.0%。

他投手のデータを持っていませんので、一概には言えませんが、3人に1人がカウント2-2までなっているということで、これはやはり多いのでは?と思います。


上記取り消し線の個所、完全に勘違いしていました。ボクが調べたのは、2球で2ストライク0ボールと追い込んだ場合と、2球目で1-1の平行カウントになった場合の2ケースのみでした...

この点に関しては、現時点では疑問符をつけておくだけに留めておきたいと思います。

昨年の糸数の被本塁打率は1.02。1試合に1ホーマー浴びる計算に。

備忘録メモ、箇条書きにします。

◎糸数の昨年の被本塁打率は1.02。昨年被本塁打ワースト1位の西武・岸は1.25、ダルビッシュの昨年は0.45、楽天・田中は0.62。糸数は1試合に1本打たれる計算となっており、ホームランを打たれやすい下地はある、といえそう。

◎今季、長打が増えている牧田のベンチリポート。ウエイト(トレーニング)をしっかりして、スイングスピードが速くなっているのを自分でも感じているんですよ、こんな趣旨のものだった。

◎1回2アウト2塁、小谷野の当たり。左翼・草野の前に落ちるフライヒットになったが、バウンドが思ったより高く弾んだのか、草野の頭上を越えていく打球になり、楽天は先制点を許すことに。7回の嶋の中堅へのフライヒットもバウンドがイレギュラーして糸井が多少慌てたケースがあった。ベンチリポートによると、試合前、草野は外野が荒れていて守備が大変だと語っていた。

■楽天・川井のストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕ストライク枠に入った球の割合
全体43.6%、直球45.7%、変化球41.7%
〔球種別割合〕結果からみる球種別成績
vs左打者48球:St24、Sl20、Cur2、Sin2
vs右打者46球:St22、Sl13、Cur5、Sin6
20100825DATA7.jpg
〔配球図〕各コースの上段は直球、下段は変化球
20100825DATA5.jpg

■日本ハム・糸数のストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕
全体65.6%、直球78.6%、変化球55.6%
〔球種別割合〕
64球:St28(43.8%)、Sl15(23.4%)、Sin12(18.8%)、Cur4(6.3%)、Fo3(4.7%)、Cut2(3.1%)
〔配球図〕
20100825DATA6.jpg

■両軍救援陣の球種別割合
〔楽天〕
山村(右)23球・・・St6、Sl9、Cur1、Fo2、Ch1、Sh4
片山(左)16球・・・St7、Sl8、Cur1
藪(右)16球・・・St7、Cut1、Ch2、Fo1、Sl3、Sh2
長谷部(左)11球・・・St3、Ch2、Sl5、Cur1
川岸(右)17球・・・St6、Sl7、Cur2、Cut1、Sin1
〔日本ハム〕
榊原(右)30球・・・St14、Sl9、Fo7
菊地(右)16球・・・St12、Fo2、Cur2
林(左)15球・・・St7、Sl6、Fo2
建山(右)8球・・・St3、Sl5
カーライル(右)10球・・・St7、Cut2、Ch1

■楽天投手陣の奪空振り履歴
川井
1回稲葉3球目・・・St 19
1回二岡3球目・・・St 24
2回中田4球目・・・St 1
2回森本1球目・・・Sl 25
3回二岡7球目・・・Sl(空振り三振) 24
4回稲葉2球目・・・St 4
山村
5回大野3球目・・・Sl 17
片山
7回糸井2球目・・・Sl 14

7回中田3球目・・・St 17
7回中田5球目・・・Fo(空振り三振) 23
長谷部
8回小谷野2球目・・・St 19
川岸
8回二岡1球目・・・Sl 12
8回二岡4球目・・・Sl 13

■両軍の打席結果とカウント推移
※表の「ボール球」の項目は、結果如何に関わらずボールゾーンの球を振りにいった回数です。
20100825DATA2.jpg
20100825DATA3.jpg
20100825DATA4.jpg
ストレート・・・St、カーブ・・・Cur、スライダー・・・Sl、カットボール・・・Cut、シュート・・・Sh、フォーク・・・Fo、シンカー・・・Sin、チェンジアップ・・・Ch、パーム・・・Pa、ナックル・・・Kn、ストライク-ボールの順です。カウントの太文字はストレート、太文字ではないのは変化球です。
文中に出てくる番号は配給図のゾーンを示しています。
配給図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から右に、折り返して左→右と1,2,3と番号をふると、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが7、8、9、12、13、14、17、18、19にあたります。
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ベースボールタイムズオンライン「アウトサイドレポート」更新しました。「天敵 金子千尋との過去3年分の対戦成績をまとめてみた!」
http://www.baseball-times.jp/blogs/shibakawa/100820
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嶋君の配球

こんにちは。

股間を抜けるパスボール、痛かったですね。あれで流れが完全にファイターズに行ってしまいました。最近野手の凡ミスが多くなっていますが、嶋君もやはり一杯一杯なのでしょうか。

確かに、嶋君の配球は形式にこだわりすぎる感じがしますね。そのため、球数が多くなりがちなのでは?ピッチャーの調子がいいなら、どんどん打ち取っていけばいいのにと、いつも思ってしまいます。

とはいえ、嶋君はピッチャーとの話し合いをいつも積極的にしていますから、理由なしにああした配球にはならないはずですよね。特に川井さんは、「打たれていいから好きな球を投げる人」というイメージじゃないですしね。現時点で、嶋君のサインに首を振るのは、岩隈さんと田中君だけのようですが、何も言わないピッチャー自身の責任も大きいのではないかとも思ったりします。

それにしても、野村監督のあとだということもあって、相変わらず厳しい視線が向けられるポジジョンなんですねよえ。(笑)

Re: 嶋君の配球

しぇいくすさん

コメントありがとうございます。 今季の嶋の成長は高く評価しているんですが、100点満点であえてつけるとすれば80点ぐらいかな?

>確かに、嶋君の配球は形式にこだわりすぎる感じがしますね。そのため、球数が多くなりがちなのでは?ピッチャーの調子がいいなら、どんどん打ち取っていけばいいのにと、いつも思ってしまいます。

僕もそう思いますね。昨年、試合の重要な場面ではベンチから配球サインが出ることが非常に多かったそうです。今季は大半が嶋の判断に任されているそうで、ひとりだち、という意味でも、今季の嶋はいろんなことを今まで以上に経験しているはずです。野村野球で培ったノウハウを実際に実践してみて修正してみるの繰り返しなのかなとも感じているんですが。

>とはいえ、嶋君はピッチャーとの話し合いをいつも積極的にしていますから、理由なしにああした配球にはならないはずですよね。特に川井さんは、「打たれていいから好きな球を投げる人」というイメージじゃないですしね。現時点で、嶋君のサインに首を振るのは、岩隈さんと田中君だけのようですが、何も言わないピッチャー自身の責任も大きいのではないかとも思ったりします。

そうですよね。昨年はベンチでお説教シーンが目立ちましたけど、今季はベンチでよく投手とコミュニケーションを取っている姿を見かけますから、御指摘のとおり、理由なしの配球ではないはずですよね。

確かに先発投手にも責任の一端はありますね。(悪い言い方をしてしまえば、あんまりビジョンがなく投げているのかな?という色眼鏡つきの見方もできますが...)(それと丁寧な書き方をすれば、嶋には嶋しかでき得ない良い配球ももちろん持っています)

まあ、捕手はそういう損?な役回りですから、批判の矢面に立たされるのは仕方ないかなと。それでも、前述したように今季は良く頑張っていますよね。そして、ブラウン監督は昨年投手3人制(岩隈─藤井、田中─嶋、永井─中谷)で成功したのを、今季はあえて嶋ほぼ1人に絞り、ずっと正捕手として起用し続けているな、と。

チーム状態が悪いので、いろいろ猛烈な批判にさらされますが、この点は正しく評価をしたいところですね。必ず来季以降に大きく繋がるはずだと思っています。
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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

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