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〔分析〕楽天ドラ1ルーキー、塩見貴洋投手の課題点~ゾーン・コース被打率から探る~

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〔分析〕楽天ドラ1ルーキー、塩見貴洋投手の課題点~ゾーン・コース被打率から探る~

昨日のソフトバンク18回戦で5回2失点の粘投をみせ、ようやく5勝目を手にしたルーキーの塩見貴洋投手。新人王争いの有力候補とも目されていますが、この賞だけは今年しか挑戦できない賞だけに、最後まで諦めず自身のピッチングを貫いてほしいと思っています。

改めて思うに、このルーキーがいなければ・・・ゾッとしちゃいます。というのも、先発の台所事情が苦しい中、新人にも関わらず貴重な左腕戦力として活躍している点。また、ここまで16試合を投げてきているその活躍度は、測り知れない大きさです。

塩見投手がローテに加わったのは5/5ソフトバンク戦(初登板初勝利)からでした。ちょうどこの時期は打線がドン底の状態だったために、6回以上自責点3点以内という先発のゲームメイクを診るクオリティスタートを記録しても白星につながらなかった、そんな不運なケースが3試合ありました。

たらればを言っても詮なき事かもしれませんが、打線がそんな状態でなければ、白星はあと1つ2つ増えていて、二桁勝利も狙えたやもしれず・・・ですね。

さて、そんな塩見投手の活躍はしっかり評価、これを前提にして、ゾーン・コース被打率から課題点を幾つかみていきたいと思います。もちろん、課題点は山積みです。新人なのですから山積みは当たり前、課題点=伸びしろ、とも言えますよね。

全て8/21終了時データです。

■vs右打者
被打率.235、被出塁率.280、被OPS.590
234打数55被安打、被本塁打7、奪三振54、与四球15



各々のゾーンで10打数以上を対象に、塩見投手が打たれているゾーンを水色網掛に、抑えているゾーンをベージュ色の網掛けにしてあります。

右打者に対してはストライクゾーンの中段の高さのゾーンを内外角問わず良く打たれていることが一目瞭然です。外角.437、真中.346、内角.313という被打率。またストライクゾーン真中低めでも.313とかんばしくありません。つまり、打ちごろの高さと言えるストライクゾーン中段や真中に、甘いコントロールで入ってしまうと打たれてしまうことが多いと言えます。

逆に、打者を圧倒しているコースはストライクゾーンのインハイ(被打率.235)、外角高め(.200)、右打者の膝元に当たるインロー(.083)。またストライクからボールに変化するフォークで討ち取っているボールゾーンの真中低め(.083)です。

ストライクゾーン真中高めも9打数ノーヒットと打者を圧倒しています。しかし、ここは結果がたまたま塩見投手にとってプラスに働いたと見るほうが無難だと思われます。というのは、この9打席のうち7つが外野への飛球になっているからです(あと2つは三振、三ゴ失)。外野へフライを飛ばされるということは、ヒットになる危険性が高い、ということを意味しているのですから。

つまり、ストライクゾーンの四隅をしっかり突いていけば、打者は抑えることができると言えるのです。塩見投手は、田中投手や岩隈投手ら一流と比較すると当然球威もスタミナもまだまだ発展途上。好投するには──力で押す場面も必要ですが、その場面でも、前提として存在するのは──やはり、持ち味の安定した制球力を維持できるか?にかかっていると言えそうですね。

その意味で言えば、塩見投手を象徴する右打者への積極的なインコース攻めも、安定した制球力でしっかり厳しいコースを突いてこそが前提、と言えるでしょうね。右打者の内角攻めが功を奏している印象がありますが、あにはからんや、ストライクゾーン内角中段では被打率.313になっています。ホームランも2本打たれており、この2本はいずれも内角球を狙っていたソフトバンク・小久保選手におかわりされたものでした(6/28ソフトバンク戦)。

相手もプロです。あらかじめ内角が来るとわかっていれば、インコースに少し甘く入ってしまえば容易に打ち返してしまう、という訳でしょうね。その点、昨日の伊志嶺は内と外に巧みに球を散らし、ソフトバンク打線にコースを絞らせまいとしていた印象を受けます。

塩見投手のピッチングが一段と上に上がったな、そう感じたのはプロ初完投勝利をあげた7/16オリックス戦でした。この試合はフォークが岩隈投手ばりの落差があって、これがまた良いところから落ちていました。奪三振10個のうち右打者から9個を獲得。そのうち8個が上記図でいう一番下のゾーン、つまりストライクからボールに変化するフォークだったのです。

ここでも一番下のゾーンで記録している25個の三振のうち、フォークで奪ったのは22個を占めています。このフォークが常時安定使用できるウイニングショットになれば、心強いかぎりですね。

投手が困ったらストレートをココに投げる!よくそう言われるアウトロー、ノムさんは原点能力と言っていますが、そのアウトロー(被打率.263のゾーンです)のストレートの結果をみてみると、8打数1内野安打、2三振の被打率.125でした。もっとこのコースで勝負できれば楽になっていくでしょうね。

次に左打者をみてみましょう。

■vs左打者
被打率.288、被出塁率.347、被OPS.809
132打数38被安打、被本塁打4、奪三振19、与四球11

20110822DATA5.jpg

こちらも明暗がハッキリ表れた、そんな結果になりました。

左打者に対して高めのストライクゾーンは総じて分が悪いですね。内角から.400、.400、.294の被打率になっています。さらに内角中段も.375とかんばしくありません。

一方、抑えているのがストライクゾーンの外角中段と外角低めです。一般に左投手が左打者を討ち取るときには外角中心になりますから、塩見投手もご多分に漏れず、というところなのでしょうね。

ゾーンの高低で言えば、高めは打者有利なものの、低めは塩見投手有利と言えそうです。

いつのときも自分有利の外角の2コース、低めのゾーンで打者を討ち取りたいと塩見投手は考えているはずですが、なかなか簡単にはいっていないのが伺えますね。特に低めコースは132打数のうち28打数に止まっています。自分の土俵で勝負できていないのでは?と推測できます。

左打者への対策は球を低めに制球すること、になりそうですね。

【終】

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