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〔試合評〕2011年8月16日(火) ○楽天イーグルス8-4西武。西武・涌井投手、対イーグルス戦、7試合連続白星なし。

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通算7度目の投げ合いになる楽天・岩隈vs西武・涌井で始まった西武12回戦は、予想外の展開が待ち受けていた。両軍合わせて12得点というハイスコアのゲームになった。

試合が大きく動いたのは、両先発がマウンドを退いてバトンが救援陣に託された終盤だった。

6回に中村の2ランで勝ち越しを許した楽天は、1点を追う8回表、西武四番手の木村を攻めて2点をあげ再び逆転に成功する。先頭の8番・嶋の放った高いバウンドゴロがセカンド・原のエラーを誘いノーアウト1塁とすると、続く9番・聖澤も甘い球を逃さずライト前ヒットでつなぎ、ノーアウト2,1塁の絶好機を得る。その後、2死3,2塁から3番・高須が高めの球をおっつけて右方向に弾き返し、本塁クロスプレーの中、走者2人が生還。楽4-3西と1点リードを奪う。

しかし、8回裏にセットアッパーとして上がった青山が1点を失ってしまい、同点に追いつかれてしまう。先頭の中島に右翼線沿いに二塁打を打たれると、中村の進塁打を挟んで、フェルナンデスのセンター後方の飛球が犠牲フライとなり、中島が悠々ホームを駆け抜けた。(楽4-4西)

9回に入る時点でだいぶ時間を消化していた。3時間30分ルールのため延長はほぼ無し、引分けか?という状況になったが、ところがところが、プロ5年目の背番号25番が“大仕事”をしてのけてくれた。

マウンド上は相手の抑え、牧田。先頭の草野が倒れ1死になるも、中村が三遊間を抜くレフト前ヒットで出塁して1アウト1塁、バッターボックスは横川史学──。

2-2と追い込まれてからの5球目のストレートを捉えた。打球はライトスタンドに飛びこむ値千金の3度目の勝ち越し2ラン!!! (楽6-4西)

この後、「動揺」が西武ナインを襲い、中島のエラー、聖澤へのデッドボール等があり2死3,2塁となったところで、内村がトドメの一撃をライト前に弾き返し、さらに2点追加。(楽8-4)。9回裏はラズナーがしっかりゼロを入れて、終わってみれば楽天の大勝となった。

これで約1ヵ月白星から遠ざかっていた西武・涌井は対イーグルス戦7試合連続白星なし。牧田も前の試合8/14オリックス戦に続く、抑え転向後2個目の黒星となった。7回にはブルペン練習していた勝ちパターンの西武・ミンチェが右脇腹を痛めるというアクシデントも発生した(これがなければ8回はミンチェが出てきて西武は逃げ切ることができたかもしれない)。今日の1敗は最下位に低迷する西武にとって単なる1敗ではない非常に手痛い、衝撃が走った敗戦となった。

楽天サイドからすれば3ゲームシリーズのアタマを取ったため、残り2戦を優位に戦えそうだ。できれば、一気にスイープし、6位とのゲーム差を確実に広げておきたいところ。

これで楽天のチーム成績は95試合41勝50敗4分の借金は▲9、ビジターゲーム成績は17勝28敗2分(▲9)、対ライオンズ戦は12試合6勝6敗、後半戦成績20試合8勝12敗(▲4)、8月月間成績14試合5勝9敗(▲4)、3位・オリックス、4位・ロッテとのゲーム差は3.0、4位・ロッテとは3.0、6位・西武とは3.0になっている。

(下記へ続く)

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○楽天イーグルス8-4埼玉西武ライオンズ〔12回戦〕
20110816DATA2.jpg

■ハイライト映像


■両軍のスターティングオーダー
楽天・・・1番・松井稼(遊)、2番・内村(ニ)、3番・高須(三)、4番・山崎(指)、5番・草野(左)、6番・ガルシア(一)、7番・横川( 右)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・岩隈(右投)。

西武・・・1番・栗山(中)、2番・原(ニ)、3番・中島(遊)、4番・中村(三)、5番・フェルナンデス(一)、6番・坂田(右)、7番・マ ルハーン(指)、8番・星孝(捕)、9番・浅村(左)

本調子とはいえない両先発

6回、打者26人に78球を投げ(P/PA3.00)、被安打8、被本塁打1(中村2ラン)、奪三振2、与四球1、失点3、自責点3。右肩に心配を抱える岩隈はこの試合もストレートの球速は平均137.5キロ。直球を22球投げて140キロを超えたのは僅かに3球にとどまった。そのため、ここ数試合でみせている変化球主体の打たせて取るピッチングを今日も展開。ボール割合も24.4%と非常に少なく、3ボールまでいった打席も打者26人中2人のみと“らしさ”を出していた。

その一方で、代名詞であるゴロアウトは少なく(5個)、フライアウトが多い試合となった(9個)。フライアウトの中でも2回浅村の右飛、6回フェルナンデスの中飛はウォーニングゾーンまで飛ばされたものでヒヤッとする当たり。中村に打たれた一発は不用意に真中に入ってしまった失投のストレートだった。いつもの嶋なら走者を置いた場面で打たれたくない状況では初球をウイニングショットから入るケースも多い。しかし、打たせて取ることがテーマになっていたため、早めに追いこんでいきたいという思惑からストライクゾーン内にストレートを選択したのだろう。さらにそれが甘く入る失投となってしまった。

5回、打者25人に93球を投げ(P/PA3.72)、被安打8、奪三振2、与四球2、与死球1、失点2、自責点2。西武の先発・涌井も、1カ月白星がなく不調という状況をそのまま表したかのようなピッチングだった。初回こそ制球もまとまっていて、楽天打線をイージーゴロで三者凡退に退けるも、2回以降は一転、制球に苦しんでいたように感じる。ボール割合は37.6%と多め。打者25人中3ボールまでいったのは5人という多さ。変化球の抜け球やシュート回転のストレートがやけに目立った。

2回は横川の討ち取った平凡なレフトフライを左翼の浅村がまさかの後逸(記録上は二塁打)、不運なかたちで1点を失う。(楽1-1西)。3回は楽天打線にヒット3本を集められるも内村を牽制で刺す等もあってゼロに抑える。5回はノーアウト満塁のピンチを背負うも、これまたガルシアの犠牲フライによる1点という最少失点で切り抜けていた。

これで下記表のとおり、涌井は楽天戦で7試合連続で白星から見放されるかたちとなった。

■西武・涌井秀章投手の楽天イーグルス戦登板履歴
※2011年8/2時点


最後に備忘録を。

◎高須が1試合5安打の大活躍!・・・6打数5安打2打点1得点。遊ゴ、左安、左安、中安、右安、右安と広角に打ち分け安打を量産。高須の1試合5安打は2010年3/31ロッテ戦(楽13-4ロ)以来。このときは6打数5安打2打点3得点1本塁打、左越ニ、左中ニ、左本、右安、左安、遊ゴ、だった。1試合5安打は球団タイ記録とのこと。

◎1点を追う8回表ノーアウト1塁での作戦・・・ここで聖澤がバントではなくヒットでつないだ所にこそ、この回の2得点が生まれる下地があった。送りバント作戦で1点を取って同点とする、よりも、2点以上取って勝ち越す作戦を選択したのは、理に適っていると言える。【終】

■西武・涌井秀章の配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110816DATA8.jpg
【球種別の投球成績】
20110816DATA6.jpg

■楽天・岩隈久志の配球図、球種割合
【配球図】
20110816DATA9.jpg
【球種別の投球成績】
20110816DATA7.jpg


■両軍の打席結果とカウント推移表
20110816DATA3.jpg
20110816DATA4.jpg
20110816DATA5.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シ ンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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“サウナ”ドーム…

(ワンポイントを除いて)両軍の投手陣で良かったのは小山だけ、なゲームでした。涌井とか、すごい汗。。。

タイトルにも書きましたが、夏場の西武ドームは構造上熱気と湿度がこもりやすいようで、(骨折で末梢中ですが)銀仁朗などは8kg激やせして人相が公式写真と変わってしまったとか(汗)
ちなみに、嶋もこの夏(食事はしっかり摂っていたにもかかわらず)やはり5kgやせてしまって、プロテインを大量に服用して体重を維持している状態なんだそうです。

去年や今年のように暑い夏だと、空調のきいたドーム球場を本拠地としない球団は選手のコンディション維持が相当大変そうだな……と8月に入ってから特に感じています。
先週コメント欄で「ダルに勝ってチームを勢いづける」という発想に対して私が疑問を呈した最大の理由は、実はそこなんですよ。あの試合(ヒメネスvsダル)の直前のワシワシで言っていたんです「今のチーム状態(特に野手のコンディション)の差を考えると、田中が投げてもこのカード4連敗もありえる」って。

たとえどんな勝ち方をしたとしても、チームとして勢いに乗るのは暑いうちは難しそうです。2009年のように冷夏ならば話は別でしょうけど。
涼しくなるまで混戦状態に居続けることが現実的な目標でしょうね。
とりあえず、上位との対決を前に西武戦は何とか3タテしたいところですが……帆足も先週ボロボロだったし、投手の出来は両軍ともに正直予想出来ません。とにかく野手陣頑張れ。

Re: “サウナ”ドーム…

onetさん

> 去年や今年のように暑い夏だと、空調のきいたドーム球場を本拠地としない球団は選手のコンディション維持が相当大変そうだな……と8月に入ってから特に感じています。

そうですね。同感です。特に楽天はこの13連戦、屋内球場での試合は京セラドームのオリックス戦1試合のみでしたから。西武がいまいち乗れずに低迷しているのも、西武ドームの環境の悪さもその要因の1つにあるかもしれませんね。

ダルに勝ってチームを勢いづける件は、コンディションがいまいちな時には特になおさら必要なのでは?と思うのですが。(ちなみにあの試合、試合前から何が何でも勝ちに行け!とは言ってません。リードした展開で接戦になったから、もっと勝利に固執するべきだったのでは?という立ち位置です)。

完全に意見の相違ですね。

No title

>田中が投げても・・・のくだりは、かりの話でマー君4人が投げても4連敗もありえる、ということでしょうか?

あ、それは流石に違います(苦笑)
「明日の先発は田中vs武田勝だけど、現在の野手陣の調子ではたぶん武田勝は打てない」という話でした。
ついでに言うと、「昨日の試合(永井vsケッペル)の後で、日ハム打線は非常に振れている状態」だとも。ダルで落としたからといって打線が再び湿ってしまうというような状態ではなく。

意見の相違という意味では、私は「あの試合を勝利するにはヒメネスが最低限リードを保って5回を投げきらなければならなかった(=ヒメネスを勝ち投手にする!というチーム全体の意志が必要だった)」という立ち位置です。ヒメネス、KOされるとベンチでメチャクチャ落ち込むようなので……(汗)

Re: No title

onetさん

うーん、onetさんの意見を何度か拝見しましたが、それをもってしても、あの試合で勝ちへの執念をみせなかったことへのこちらを理解させるほどの決定的な回答、理由にはなっていないかな?と思います、残念ながら。

いずれにせよ、あの7連敗は想定外の手痛い敗戦だったと思いますよ。7連敗の中で先制点を獲得した2試合のうち1試合でしたから、大切にしたかったところなのですがね。

日本ハム4連敗が大きく影響し、元来内弁慶のイーグルスのホームKスタでの成績は21勝18敗2分と五分に近づく始末。

さらに後半戦成績でみると楽天は他球団の後塵を拝しています。
なお、この件では、譲りませんので、あしからず。

8/16終了時

ソフトバンク・・・11勝6敗2分、+5
オリックス・・・10勝7敗1分、+3
西武・・・9勝9敗2分、±0
日本ハム・・・8勝10敗1分、-2
ロッテ・・・8勝10敗2分、-2
楽天・・・8勝12敗、-4

> >田中が投げても・・・のくだりは、かりの話でマー君4人が投げても4連敗もありえる、ということでしょうか?
>
> あ、それは流石に違います(苦笑)
> 「明日の先発は田中vs武田勝だけど、現在の野手陣の調子ではたぶん武田勝は打てない」という話でした。
> ついでに言うと、「昨日の試合(永井vsケッペル)の後で、日ハム打線は非常に振れている状態」だとも。ダルで落としたからといって打線が再び湿ってしまうというような状態ではなく。
>
> 意見の相違という意味では、私は「あの試合を勝利するにはヒメネスが最低限リードを保って5回を投げきらなければならなかった(=ヒメネスを勝ち投手にする!というチーム全体の意志が必要だった)」という立ち位置です。ヒメネス、KOされるとベンチでメチャクチャ落ち込むようなので……(汗)



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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

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