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〔試合評〕2011年7月26日(火) ●楽天イーグルス1-2ソフトバンク。ホールトン投手、今季楽天戦5戦全勝。

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後半戦がスタート、残り69試合の戦いが始まった。

5つある借金を返して3位の椅子に座るのが楽天に課せられた目標である。

ここからは3連戦を2勝1敗のペースで戦っていくべき、とすると、現在の楽天にとって少々荷が重すぎるかもしれない。そのため、個人的には9試合5勝4敗ペースで良いと思っている。

というのは、ソフトバンクと日本ハムのニ強が──ソフトバンクに関して言えば交流戦での貯金が大きい訳だけれど──パリーグの3位以下の球団から白星を巻き上げていく構図は今後も恐らく変わらないからだ。

そうなると、3位争いのボーダーラインが下がってきて、勝敗数がプラスマイナスゼロのところから貯金5ぐらいの当たりでの攻防が繰り広げられる、そんな印象になる。

楽天が9試合5勝4敗のペースを守っていくと後半戦だけで7つのプラスができるため、全体では借金完済し2個の貯金を作る計算になる。あとは、所々でギアを入れてアクセルをグッと踏みこんで仕掛けて勝負すればよいだけ、という話になり、星野楽天にとっても大いに好機があるのでは?と思うのだ。

そんな青写真を思い描いていたのだが、後半戦の開幕となったソフトバンク13回戦、楽天イーグルスは先発・塩見の好投がありながらもスコア2-1で接戦を落とす結果になった。相手先発ホールトンはこれで今季楽天戦5戦全勝で11勝目を挙げている。

これで楽天の成績は76試合33勝39敗(▲6)、対ソフトバンク戦13試合4勝8敗1分(▲4)、7月月間成績は18試合9勝敗1分(+1)、なった。5位・オリックスが勝利したため、楽天は5位に後退している。

(下記へ続く)

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●楽天イーグルス1-2福岡ソフトバンクホークス〔13回戦〕


■ハイライト映像


■両軍のスターティングオーダー
楽天・・・1番・聖澤(中)、2番・松井稼(遊)、3番・草野(一)、4番・山崎(指)、5番・高須(ニ)、6番・岩村(三)、7番・横川(左)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右)、先発・塩見(左投)

ソフトバンク・・・1番・川崎(遊)、2番・本多(ニ)、3番・松中(左)、4番・小久保(一)、5番・多村(右)、6番・松田(三)、7番・オーティズ(指)、8番・長谷川(中)、9番・山崎(捕)、先発・ホールトン(右投)。

1点差で敗戦。1点差試合の戦績は26試合16勝10敗

試合が決まったのは序盤の3回だった。

裏のソフトバンクの攻撃。先頭の8番・長谷川への2球目。内角中段を要求した嶋のミットよりも上の内角高めに入った塩見のストレートを長谷川のバットが一閃、ライトスタンドに飛びこむ今季3号で先制を許した。(楽0-1ソ)。このソロ本塁打による1失点だけなら良かったが、この回、後続の山崎、川崎を討ち取り2死走者無しまで漕ぎつけるも、次の本多に出塁を許してしまったのがアダとなった。

パリーグ盗塁ランキングで2位と聖澤の後塵を拝していた昨年の盗塁王・本多はオールスター前の短期間で聖澤との差をグっと縮めてきた。出塁すれば必ず走る。要・警戒の打者だったが、四球で出塁を許してしまう。

続く3番・松中の1-2からの4球目、予想どおり本多がニ盗を仕掛けてくる。バッテリーも予め警戒しており外角に外したウエスト気味の球も、嶋のスローイングがセンターへ抜けてしまう悪送球となり、本多は一気に3塁へ。すると、松中には次の5球目、低めボール気味の変化球を上手くバットで拾われてセンター前へ持っていかれる適時打となり、さらに1点を失った。(楽0-2ソ)。

楽天は、1回、4回、7回、9回に得点圏好機を迎えるも、7回表に1点を返すのがやっとだった。先頭の高須がホールトンの高めのスライダーを振り抜き左中間への二塁打で出塁、ノーアウト2塁。岩村のファーストゴロの間に走者進塁、代打・中村の空振り三振を挟み、嶋のセンター前タイムリーで1点を返した。(楽1-2ソ)

塩見のピッチングに光明が差した

7回、打者29人に135球を投げ(P/PA4.66)、被安打7、被二塁打1、被本塁打1、奪三振9、与四球2、2失点、1自責点。
クオリティスタートにまとめる仕事ぶりをみせてくれた。

確かに課題はある。二塁打を打たれやすい、本塁打を浴びやすいという欠点はこの試合でも露骨に出てしまった。さらに本塁打を打たれた直後、2アウトから悪いかたち(出してはいけない走者を出塁させてしまったこと)でさらに1点を失ってしまうのも、反省材料の1つ。ボール球が多く(ボール割合は37.0%、P/PAは4.66)、そのため球数が増えてしまった。さらにイニングの先頭打者の出塁を7イニング中4イニングで許してしまった。これらは今後の克服すべき点である。

しかし、と同時に光明が見えたのも、この日のピッチングだった。というのは、フォークがこの試合でも効果的に機能していた点である。プロ初完投で3勝目を挙げた前回7/16オリックス戦ではフォークが冴えていたため奪三振10、奪空振り率15.2%といずれも自己最多を記録していた。それまでの塩見は主にストレートとスライダーによるコンビネーションでストライクゾーンの左右で攻める投球だったが、この試合で初めて本格的に左右に加え、高低の攻めもできていた。

その収穫をこの試合につなげられるか?という点も、今日の見どころの1つだったが、結果から言えば、できていたと言える。

この試合の奪空振り率(奪った空振り数÷球数)は14.1%と高く、奪った空振り数は19球にも及んだ。そのうち約半数の10球をフォークで獲得している。(下記球種別の投球成績参照)。奪三振9のうち6個をフォークで奪っていた。このフォークが絶対的なウイニングショットになれば、心強いと言える。

今日は打線との巡り合わせが悪く敗戦投手になってしまったが、このようなピッチングを続けていれば、二桁に手が届くところまで勝利数を伸ばしていける、そんな期待をもたせてくれる内容だった。

打線に関してのあれこれ。つなぐ打線を目標にした時点で、負けだよね

この試合、幾つかの点でホークスと好対照だった。

まずは足で獲得した得点圏チャンスを楽天は得点に結びつけることができず、ホークスはしっかり得点にしていた。楽天は1回、1番・聖澤が安打出塁してニ盗を決めるも、松井稼があっさりと空振り三振、草野も最低限の進塁打とはなったものの平凡なセカンドゴロ、4番・山崎は意表を突かれた内角直球で見逃し三振に倒れてしまった。1点を追う9回表は2死から中村が内野安打で出塁、代走の内村がニ盗を決めるも、後続の鉄平がセンターに平凡フライを打ち上げてゲームセット。一方、ホークスは前述どおり3回2死走者無しから本多が出塁、盗塁、嶋の悪送球で三塁進出、松中の適時打でホームを踏むという実に効果的な得点をしてみせた。

さらに、2アウトからのチャンスを得点に繋げるホークスと、それができないイーグルス。ホークスは前述の3回。一方、楽天はこれも前述した9回表の2アウトから作ったチャンスだ。

これは、調べていないので正確な数字は手元にないのだが、恐らく、楽天は2アウト走者無しから出塁して得点を奪うケースが少ないと思う。一方、ホークスは2アウトからでも得点を獲得することができる。(この点はオフにでも調べてみたいところ)

最後に、この1点差試合を征したのは、やっぱり、長打力だよねっていう話。ホークスの先制点も本塁打だったし、楽天の1得点も高須の二塁打がチャンスメイクとなって生まれた点だった。楽天は慢性的に長打力不足のチーム体質であるため、今季に限らず、打線はつなぐことを求められる。でも、つなぐことを目標にする時点で、負けだよねって改めて思う。

野球は出塁率と長打率。その意味で言えば、長打力のない楽天がつなぐ野球を標榜するのは正しいのだけれど、ところが、実態は、出塁率もかんばしくないチームが、つなぐ野球を掲げることで責任の所在を曖昧にし、お茶を濁しているようにみえてしまってならない。

もし楽天がマジでつなぐ野球を目指すのであれば、もっと出塁率にこだわった「明確な方向性」をみせてほしいところだが、残念ながら、そういうのが見えたためしがないし、御存じのように出塁率男・渡辺直人選手は昨オフに実にあっさりと手のひら返しで放出されてしまっている。

最後に、この日も国産打線だった。国産だということで喜ぶファンがいるらしいのだが、そんなに喜ぶべきことだろうか?【終】

◎松井稼頭央選手が日本1,500本安打達成(109人目)
◎岩村のスタメン起用について。星野監督は今日の打撃練習をみて、だいぶ良い打球が飛ぶようになったな、これが試合で出てくれれば良いんだけどなとコメントしていたとのこと。(ベンチリポート)

■ソフトバンク・ホールトンの配球図、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110726DATA5.jpg
【球種別の投球成績】
20110726DATA7.jpg

■楽天・塩見貴洋の配球図、球種割合
【配球図】
20110726DATA6.jpg
【球種別の投球成績】
20110726DATA8.jpg

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110726DATA3.jpg
20110726DATA4.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
「初球」「結果球」のゾーンの数字は下記のとおりです。

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う~む…

つなぐ野球を目指すなら最近好調な内村をスタメンから外す必要なんてないんですが、それでも岩村を起用するのは、少しでも長打率を上げたいと思っているからなんでしょうねぇ。監督は後半戦のカギとして「鉄平と岩村がもっと調子を上げてくれないと」と言ってましたし、今季チームがこれ以上補強する気配はなさそうですし。。。

結局、shibakawaさんが前半戦の打撃面のMVPに山崎をあげるしかないくらい(個人的には「該当者なし」だと思ってます…)長打を期待されていた打者達がことごとく不振なのが、ずっと響いているな~と。
つなぐ野球と言ったって、日ハムにしろヤクルトにしろ長打を期待出来る選手が常に2、3人はいますからね。一昨年の楽天のCS出場だってリンデンなしでは難しかったでしょうし。
正直なところ、先週の週ベの『統一球の影響考察』を見た限りでは、開幕から出続けてなお不振の打者がこれから今季中に大躍進する可能性は相当低いんじゃないかと思ってますが(汗)、鉄平らの巻き返しはあるんでしょうか。


>直人
横浜の試合はほとんど見れていないので数値での感想になりますが…打率と出塁率がそこそこ(去年までに比べると四死球は少なめ?)で得点圏打率が高いのに、打点や得点はたいして高くないんですよね。
今の彼の(震災の影響がほとんどない)コンディションで楽天にいたとしても、「塁はにぎわうけれどあと一本が出ない」というおなじみのシチュエーションが少し増えるだけかな……と。

Re: う~む…

onetさん

> つなぐ野球を目指すなら最近好調な内村をスタメンから外す必要なんてないんですが、それでも岩村を起用するのは、少しでも長打率を上げたいと思っているからなんでしょうねぇ。

闘将自身も痛し痒しのジレンマ状態で、なんとか良い材料を見つけて岩村に機会を与えているのだと思いますが、なかなか...。個人的には(非常に残念なことですが)岩村が1軍を去る日もそろそろ近いのでは?と思っています。

> つなぐ野球と言ったって、日ハムにしろヤクルトにしろ長打を期待出来る選手が常に2、3人はいますからね。一昨年の楽天のCS出場だってリンデンなしでは難しかったでしょうし。

そうですね。楽天はなぜこうも同じようなタイプ(それなりに足もある短~中距離の打者)の選手ばかり多いのか?と他チームを見ていて感じるところですね。

> 正直なところ、先週の週ベの『統一球の影響考察』を見た限りでは、開幕から出続けてなお不振の打者がこれから今季中に大躍進する可能性は相当低いんじゃないかと思ってますが(汗)、鉄平らの巻き返しはあるんでしょうか。

まだ週ベのそれを読んでいないので判りませんが、おそらく、ぼくも無いと思っています。

> >直人
> 横浜の試合はほとんど見れていないので数値での感想になりますが…打率と出塁率がそこそこ(去年までに比べると四死球は少なめ?)で得点圏打率が高いのに、打点や得点はたいして高くないんですよね。

得点圏成績で打率.395、38打数15安打15打点は長打があまりない渡辺選手にしてみれば理想的だと思います。得点は6番や7番の下位打線で起用されることが多いですから、どうしても少なくなってしまいますよね。

出塁率は7/27終了時でセリーグ11位、鳥谷、畠山、青木、和田、ホワイトセル、長野、マートン、バレンティン、宮本、ハーパーという猛者の中での11位ですから、持ち味を良く出して健闘していると思いますよ。

20個の四球の内訳をみても、カウント3-0、3-1よりも打者側が勝ちとった要素が強いフルカウントからの四球を7個獲得しています。

> 今の彼の(震災の影響がほとんどない)コンディションで楽天にいたとしても、「塁はにぎわうけれどあと一本が出ない」というおなじみのシチュエーションが少し増えるだけかな……と。

塁はにぎわってもあと1本出ないのはチーム得点圏打率が.221と低いですしそれも真実ですが、出塁自体も少ないのもこれまた真実です。楽天の出塁率は12球団中11位ですから。得点圏打率を上げる方向と同時に、分母である出塁を増やす取り組みも必要なわけで、その点で言えば、渡辺選手がいるのといないのでは違ってきますし、また、打順、打線のつながりの面でも今よりもスムーズにいくのでは?と思います。
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