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〔雑感〕オールスターでの残念無念なできごと。疑問符が付く山崎武司の態度&ストレート偏重主義の大味な対戦

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心を一つに。力を一つに。

この合言葉で行われた「マツダオールスターゲーム2011」の3日間が終わった。

第1戦はナゴヤドームで、第2戦はQVCマリンフィールドで、第3戦はKスタ宮城で開催された。

贔屓のチームの勝敗に影響しない“球宴”のため、3日間とも缶ビール片手に、時節、つまみを食べながら、左団扇で、ゆる~く観戦を楽しむことができた。

第1戦の荒木、畠山、バレンティン、長野による1イニング4本塁打や、第2戦のおかわり君によるおかわり弾、第3戦での渡辺直人選手による「らしい」センターから逆方向へのシェアなバッティング、横浜の村田選手の随所にわたる全力疾走など、随所に見どころがあり、楽しめたのも、事実だ。

さらに第3戦の試合前には楽天・嶋基宏選手がこれまた素晴らしいメッセージを僕らに届けてくれ、またまた、涙線きわまってしまった。

関連URL:嶋がスピーチ「人の力はすごい」/球宴 (日刊スポーツ 2011年7月24日13時40分)
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20110724-809856.html

しかし、一方で(僕の中で)釈然としないモノが残ったのも、これまた事実の“祭典”になってしまった。

特に疑問符が残ったのは、楽天・山崎武司選手によるベンチ裏での西武・牧田和久投手への説教と、ストレート偏重の対戦傾向、の2点である。

まずは山崎選手の件だ。

一部報道によると、このオールスターでもみせた走者無しの場面での牧田投手のクイック投法。5/6西武戦で牧田投手にコレをやられて4打数ノーヒット3三振とからっきしだった山崎選手は「新人なのに100年早い」と怒り心頭だったと先行報道されていた。その伏線があって“もう1人の被害者”ソフトバンクの小久保裕紀選手も加わり、今回のベンチ裏での説教となったらしい。

報道によると「ルール上は問題なくても新人には正々堂々と勝負してほしい。大ベテラン2人相手というのはやり過ぎ。やるなら、井口(36、ロッテ)までにしておけと言ったよ」(ZAKZAK「西武・牧田が山崎・小久保にシメられたワケ」)とのこと。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20110723/bbl1107231501000-n1.htm

また、この件に関してダルビッシュ投手がツイートで下記の発言をしている。

「説教されてないですよ。冗談っぽく皆の前で話してたんで、皆笑ってました(^^) 」
http://twitter.com/faridyu/status/94721896309981184

本当に冗談で、軽い雰囲気の中でそうほほえましくイジられたのなら良いが、山崎武司選手の目は血走ってなかったか?! また、大ベテランが新人にわざわざ嫌みたらしく言う必要はどこにあるのだろう? 山崎選手には1年でも1試合でも1打席でも長くプロの第一線で頑張ってもらいたいと思っているが、この件に関しては、本当に釈然としないものが残る。

というのは、食うか食われるかのプロの世界で、牧田投手のやっていることこそ、山崎選手の晩年の師・野村克也氏が口酸っぱく説いていた「無形の力」そのものだと思うからだ。

そのノムさんも新著『野村の見立て』(東邦出版)で

「社会人から上がってくるトップレベルの投手は、トーナメントで生き残るための「負けない技術」を備えているものだ。走者なしでクイックで投げるなんて、と楽天・山崎武司が怒っていたようだが、私からみればその投球術自体「無形の力」のひとつである」

と述べている。

ノムさんの薫陶を受けた山崎選手ほどのベテランなら、逆に牧田投手に胸を貸し、その頭脳投球をしっかり褒めてしかるべき、だと感じるのだ。

関連URL:ベテランの山崎に叱られた西武のルーキー・牧田和久の胸中と言い分(日刊ゲンダイ 5月13日)
http://gendai.net/articles/view/sports/130450



次に、ストレート中心の大味な対戦が目立つ件である。

球宴では投手はできるかぎりストレートを投げなければならない。ウイニングショットに変化球などとんでもない。そういう暗黙の不文律があるかのような──前々からあったこととはいえ──そんな印象を近年特に受ける。今年のオールスターもそうだった。

先日、オールスターに選ばれた楽天・田中将大投手が変化球も投げることを発言したら、それがニュースになってしまうほどの不文律である。

田中投手の言い分はしごくもっともで、田中投手は縦のキレ味するどいスライダーがあったからこそルーキーイヤーで二桁勝利、そして新人賞を獲得したと言っても過言ではなく、このことはノムさんもそのようにコメントしている。もしそのスライダーを封印してしまったら、それは真剣勝負になるんであろうか?田中投手は持ち味を出せたといえるのか?甚だ疑問である。

(実際は下記表のとおり、15球中ストレート10球、スライダー3球、フォーク2球を投げた。浴びた安打2本はいずれもストレートを打たれたものだったが、アウトを取った青木の遊ゴ、畠山の一邪飛、栗原の三ゴは全て変化球だった)

関連URL:マー君が球宴に一石「変化球、投げます」(日刊スポーツ 2011年7月5日8時29分)
http://gendai.net/articles/view/sports/130450

そこで今年のオールスターの第1戦~第3戦の球種割合を調べてみた。

下記表を御参照頂きたい。

(なお下記データは僕の手作業による集計のため誤差が生じているかもしれませんが、あしからず)

この3試合、両軍合計で全723球を投げたが、そのうちストレートは71.4%にあたる516球にのぼった。

ストレートの割合が7割を超えるのは、きわめて高いと言える。

試合別のストレート割合をみると、第1戦のセリーグ投手陣は80.3%、第2戦のセリーグ投手陣は83.9%、第3戦のセリーグ投手陣は82.0%、同パリーグ投手陣は76.6%と高いパーセンテージが出ている。

投手別のストレート割合をみると、第1戦の榎田大樹92.3%、同・林昌勇100.0%、同・浅尾拓也92.9%、藤川球児100.0%、第2戦の榎田大樹83.3%、同・吉見一起100.0%、同・澤村拓一90.9%、同・増井浩俊100.0%、同・平野佳寿85.7%、第3戦の由規92.0%、同・山口俊90.9%、同・内海哲也86.4%、同・和田毅90.0%、同・森福充彦100.0%、同・増井浩俊100.0%、同・岸田護100.0%、の数字が特に際立つ。

結果球のストレート割合をみると、216打席中155打席でストレートが結果球になっており、その割合は全打席の71.8%。

さらに、この3試合の安打数68の中で、ストレートを打ってヒットになったものを確認してみると、68本中67.6%にあたる46本がストレートを打ってヒットになっていた。

つまり、ストレートを投げなければならないという暗黙の了解が、飛ばないボールの影響下でも、これだけの安打を生み出す要因になっていたと言える。さらに、厳しい内角攻めはできない、難しいサインは作れない、四球は出してはいけない等という諸条件も加われば、オールスターに選ばれてきているほどの打者なら、一流投手のストレートとはいえ、しっかり踏み込んでしっかり振って打ちにいくことができるということだ。

この件に関しては、第3戦の実況席でダルビッシュ投手も同様の指摘をしていた。

いわく、シーズンとは全く違う打者の雰囲気があり、変化球を投げづらい(ストレート投げろよ!空気読めよ!ということでしょう)。さらに内角をストレートやツーシーム、シュートで攻めることはできず、そのためどうしても真中から外角中心になってしまい、さらに、打者がホームラン狙いの大振りをしてきてくれれば良いのだけれど、シーズンどおりのコンパクトなバッティングをしてくる。そうすると、一流投手といえどもなかなか苦しくなってくる、というような趣旨のことを指摘していた。

こんな歪な状況で、果たして、真剣勝負、力勝負、一流打者と一流投手との真っ向勝負と言えるのか?

かく言うぼくも、例えば、藤川球児投手のストレートを中村剛也選手は打ち返すことができるか?とミーハー気分丸だしで興味津々である。もちろん、この関心はファンの間でも高い需要があるかもしれない。

ならば、ホームランダービーのように試合前の1イベントにしてはどうか?と思う。

この大味な傾向が今後もきわまるのであれば、ますますオールスターの存在価値が揺らいでしまうかもしれない。

この3戦のうち第2戦、第3戦はデーゲームで開催された。どういう事情でデーゲーム開催になったのか?は判らないが、ナイターにするとゴールデンタイムに視聴率のとれないコンテンツのために約3時間も枠を確保しなければならないのはちょっと...というテレビ局の躊躇いの意向も働いたのでは?と、ついついうがった見方をしたくなる。

ここで丁寧に書いておくと、ぼくは一部で聞かれる「オールスター廃止論」には全く与さない。しかし、このままでは「一流スター選手同士のトップ級の技と技のぶつかり合い」という(おそらく)本来の趣旨からは遠く離れた、球界だけの内輪のお祭り騒ぎのようになってしまうのでは?と危惧している。(え?!もうなっている?!....ガタッ!)【終】

※St・・・ストレート、Sl・・・スライダー、Fo・・・フォーク、Sh・・・シュート、Ch・・・チェンジアップ、Cur・・・カーブ、Sin・・・シンカー、Cut・・・カットボールの意味です。
※訂正:表中、巨人の澤村投手の名前が間違っていました。正しくは「拓一」です。中日の吉見投手も誤りです。正しくは「一起」でした。

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テーマ : プロ野球
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デーゲーム開催になった事情 他

テレビ局の意向は知りませんが、
本日オールスターから休みなしで試合をする西武とロッテの選手達のコンディションを考えたら、仙台の試合はデーゲームでやるしかないです。(ナイターでは昨日のうちに関東に戻るのは不可能なので)
名古屋ー千葉間の移動の負担と千葉ー仙台間のそれとを比較すれば、2戦目の千葉がナイターではなくデーゲームとなったのも理解出来る範疇かと思います。
通常ならば複数イニング投げるのが当たり前の田中やダルや和田らが1イニング限定登板だった事も含めて、「震災後の過酷なスケジュールの中で可能な限り参加選手の負担を少なくしよう」という配慮が働いていた球宴だったのは確かです。


>本当に冗談で、軽い雰囲気の中でそうほほえましくイジられたのなら良いが、山崎武司選手の目は血走ってなかったか?! また、大ベテランが新人にわざわざ嫌みたらしく言う必要はどこにあるのだろう?

 冗談めいた雰囲気でなければ「井口までにしておけよ」なんて発言は出ないでしょう、たぶん(苦笑)
 牧田の投球と山崎の言い分に関しては以前プロ野球ニュースでも取り上げられていましたが、そこでは「どちらの言い分も分かるしどちらが間違っているという問題でもない」という扱いだったかと思います。
 牧田に関してはshibakawaさんが書かれいてる通りだと思いますが、山崎の側としては「プロとして、あれ(いきなりクイックでタイミングをずらす)は野球をやる少年達に見本として見せてはいけない小ずるいプレーだ」という事のようです。
 私個人の見解としては…牧田自身がやるのは自由だし咎められるものでもないと思うけれど、あくまで投球自体の伸びしろが少ない年齢になったからこそやっていい事であって、それを打者の側が「褒める」のはちょっと違う。少なくともこれから野球を学んで行く子供達に、そういうルールすれすれのプレーを(自分達も)やってもいいのだと思わせるのはあまり良い事ではないと思っています。


最後に球宴のストレート勝負に関して、、、
ぶっちゃけ、ある程度活発に打たないと球宴は面白くないです。ペナントと違いチームの勝敗は度外視しているファンが多いので。
ダルや田中らが全イニング投げきるというのなら話は別ですが、変化球やら内角攻めやらを全て解禁にしてしまうと、オールスターに選ばれるクラスの投手がイニング限定で投げ込んでくる球なんてそうそう打てないでしょうから(こう言ってはなんですが斎藤クラスの投手でも)。そういう試合展開で楽しめるのはかなり玄人好みなファンに限られてくると思います。
不文律が出来た背景には、そういった事情もあるのでは?

たぶん

>この3戦のうち第2戦、第3戦はデーゲームで開催された。どういう事情でデーゲーム開催になったのか?は判らないが、

第一には節電ですね。。。
特に第三戦は仙台ですし。。。

今年はペナントでも土日はデーゲーム多いですよ。

Re: デーゲーム開催になった事情 他

onetさん

> 通常ならば複数イニング投げるのが当たり前の田中やダルや和田らが1イニング限定登板だった事も含めて、「震災後の過酷なスケジュールの中で可能な限り参加選手の負担を少なくしよう」という配慮が働いていた球宴だったのは確かです。

なるほど、そのように考えると、この点は納得できるものですね。田中が1イニングしか投げずにヤキモキしていたところだったので、そういう理由もあったのねと勉強になりました。

下記の牧田の件とストレート勝負についてはonetさんと見解が分かれるところですね。

>少なくともこれから野球を学んで行く子供達に、そういうルールすれすれのプレーを
>(自分達も)やってもいいのだと思わせるのはあまり良い事ではないと思っています。

う~ん、そのルールすれすれってのがイマイチ判らないんですよね~。残念ながら、そのように思えないのです。ルールすれすれというなら、フィールドの外で先輩・後輩の立場を利用しながら例え冗談交じりだとしても恫喝めいたことをする行為のほうが(山崎選手が恫喝ではないと主張しても、牧田投手が例え僅かでもそう感じていたら...ですよね)、きわめてグレーなのでは?と思ってしまいます。

ストレート勝負に関しては、ある野球ファンの方がツイッターで八百長と言われても仕方ないのでは?とツイートしていたのが印象的でした。さすがに八百長は言いすぎだとしても、その人の言い分は理解できるところ、です。

>変化球やら内角攻めやらを全て解禁にしてしまうと、

さすがに打者のからだスレスレの内角を厳しく攻めるのは、怪我の問題もあり、どうかな?とは思いますが、

内角攻めは厳禁、変化球も投げてはいけない、打たせて取るピッチングもダメ、四球を出してはいけない・・・等の投手にとって様々な制約が課された状況下、いわば打って当たり前の状況で生まれたヒットやホームランにどれほどの価値があるのか?ということです。

(とはいえ、さすがに1イニング4本は凄いと思いましたが)。

>ぶっちゃけ、ある程度活発に打たないと球宴は面白くないです。

恐らくそういう背景でストレート勝負ができてきたのだとぼくも思いますが、だとしたら、その透けてみえる予定調和をファンに見えないようにプレーをしてほしかったとも思います。

また、話は脱線しますが、テレビ朝日(だったかな?)の第ニ戦(だったかな?)で、ブルペンで肩を作っていた斎藤佑樹投手に、まさにこれからマウンドに上がろうという直前にインタビューをしていました。これはやりすぎなのでは?と。いずれはヒットを打って一塁に出塁した打者に一塁コーチに扮した女性アナが塁上インタビューする時代もくるのでは?と思ったりもします(←真剣勝負という要素を一切排した純粋なお祭り騒ぎの路線でいくなら、ぜひここまでやってほしいところです)

とにかく、今年のオールスターはやけにそういう所が目につきました。こう思うのも、オールスターの目指しているところがブレているから、そう感じるのでしょうね。中途半端な真っ向勝負、曖昧な力勝負、作り上げられた真剣勝負というところが....

Re: たぶん

ヒロピさん

> >この3戦のうち第2戦、第3戦はデーゲームで開催された。どういう事情でデーゲーム開催になったのか?は判らないが、
>
> 第一には節電ですね。。。
> 特に第三戦は仙台ですし。。。

コメント有難うございます。
やっぱり、節電が第一の事情でしたか。ついつい穿った見方をしちゃいました ^^;

注意

7/25 22:28に静岡県から書きこまれたコメントは下記理由により削除しました。

コメント書き込み時のハンドルネーム、名前、当方がいい加減だと感じたいものは、その内容にかかわらず、削除してますので、あしからず。

※※※当ブログのコメントルール※※※

http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-category-6.html

コメントは大歓迎です。但し、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関係のないと私が判断した書き込みは予告なく削除します。またHNがいい加減なもの(例えば、通りすがりの楽天ファンや名無しの権兵衛等)も内容が楽天/このブログの件であっても即刻削除します。私がこれ以上の議論を望まない場合も断りを入れた後のコメントは削除します。トラックバックも同様です。リンクは基本フリー。

某スポーツ紙の記者の話をもとにした補足です

Kスタの週末の試合では試合前に「ワシワシイーグルス」というミニコーナーがありまして、日替わりで各スポーツ紙の番記者さん達の裏話を聞く事ができるんですよ。そこで聞いた話です。

>う~ん、そのルールすれすれってのがイマイチ判らないんですよね~。
事の発端となった西武戦(牧田に完封された試合)
山崎が試合後西武ベンチに「あんな投球(走者なしの場面でクイック)していいのか!」と猛抗議にいった。それに対して西武側はルールを確認して「あの投球はルール違反ではない」と解答した、と。だいたいそんな流れです。
少なくともあらためて確認しなきゃいけない程度にはルールに関わる話だった、という事です。

恫喝めいた事は悪いと主張されても、、、ダルがツイッターで言っていた通りなんじゃないですか?(繰り返しになりますが、脅しで「井口までにしておけ」なんて言葉は出ないと思う)
ルール違反ではないけれどマナー違反だと感じる選手はいる、子供の教育にも良くない、というのが山崎や小久保の立場というところでしょう。

私個人の考えを付け加えると、クイックモーションは
「通常の投球と異なるメカニズムで投げるため、球速や制球が劣化する傾向がある。また、肩や肘などに負担が生じ、投手生命を脅かす場合すらある。(Wikiペディア)」
だそうですから、盗塁阻止という本来の目的以外に多用すべきではないと思います。牧田個人はそれなりの覚悟を持ってやっているだろうし咎める必要はないとは思うけれど、それを「良いプレー」だと称賛するのは違うんじゃないかな、と。(投手の肘や肩に関しては、ノムさんの発想に足りないと感じている部分でもあります)


脱線話にある問題のインタビューは第1戦のTBSですね。
解説の桑田さんが「あの状況でインタビューされてちゃんと応えられる斎藤君はすごい。あんな所でマイク突きつけられたら普通投手は嫌がりますよ」(※かなりうろ覚えです…)みたいな、斎藤投手に対する称賛なんだか取材姿勢に対する皮肉なんだか微妙なラインの発言をしてましたが(汗)
球宴をどう捉えるかは、長い歴史の中で人それぞれな部分もかなりありますよね。交流戦という別の真剣勝負の場が出来た事による影響も大きいでしょうが、それ以前にも「ピッチャー・イチロー」をめぐる論争なんかもありましたし。(私はどちらかと言えば仰木派でした)

ちなみに、宮城の地元テレビではオールスターでの田中投手の投球内容に関する報道の中で「オールスターはエンターテインメント」ときっぱり言っておりました(笑)

Re: 某スポーツ紙の記者の話をもとにした補足です

onetさん

> Kスタの週末の試合では試合前に「ワシワシイーグルス」というミニコーナーがありまして、日替わりで各スポーツ紙の番記者さん達の裏話を聞く事ができるんですよ。そこで聞いた話です。
>
> >う~ん、そのルールすれすれってのがイマイチ判らないんですよね~。
> 事の発端となった西武戦(牧田に完封された試合)
> 山崎が試合後西武ベンチに「あんな投球(走者なしの場面でクイック)していいのか!」と猛抗議にいった。それに対して西武側はルールを確認して「あの投球はルール違反ではない」と解答した、と。だいたいそんな流れです。
> 少なくともあらためて確認しなきゃいけない程度にはルールに関わる話だった、という事です。

そらそうよ(笑)っていうのが、率直な感想なんです(笑)山崎側から抗議があったら、ライオンズサイドとしては一応、裏を取るためにも最低限ルールは確認しなければならない、もしルール違反だったらエライことになりますからね。それだけの話のようにぼくには聞こえるのですが。また、あの時、もしくは後日、審判部でそれが問題になったという話も伝わってきませんし、社会人時代にもしばしば使っていたようですし。

> ルール違反ではないけれどマナー違反だと感じる選手はいる、子供の教育にも良くない、というのが山崎や小久保の立場というところでしょう。

山崎選手の言い分は理解はできますが、残念ながら今回はまるで共感できないです。マナー違反が子供に悪影響を与えるのか?故障リスクの高い投法が子供の教育に良くないのか?も曖昧としていますし、子供の・・・は後付け理由にみえてしまい、長幼の序ありきが本音でしょ?と、どうしても思えてしまうんです。

長幼の序も、新人だから使ってはいけないというのもよく理解できませんね。

牧田投手が先駆者だからこそ風当たりが強くなっているだけで、これが同様に決して本格派ではない投手が続々と取り入れるようになれば、それもまた新たな戦法として認知される、ただそれだけの話のようにも思えます。

> 私個人の考えを付け加えると、クイックモーションは「通常の投球と異なるメカニズムで
>投げるため、球速や制球が劣化する傾向がある。また、肩や肘などに負担が生じ、投手生命
>を脅かす場合すらある。(Wikiペディア)」
> だそうですから、盗塁阻止という本来の目的以外に多用すべきではないと思います。
>牧田個人はそれなりの覚悟を持ってやっているだろうし咎める必要はないとは思うけれど、
>それを「良いプレー」だと称賛するのは違うんじゃないかな、と。

良いプレーのところは、完全に意見が分かれますね。

onetさん自身も書かれているようにそういったリスクを込みで牧田投手はそれを「引き出し」の1つにしているわけですし、牧田投手も多用しているわけではないですしね。それに対しては正当な評価があってしかるべきだと思います。

また、怪我に繋がりやすい投法だから野球少年によろしくないというのは、そのとおりだとも思いますが、それで牧田投手のピッチングが制限されるのは理解できないところです。

クイック投法の故障リスクは野球少年を指導する少年野球の監督・コーチさんには常識ですよね。そのため、あれはリスクもわきまえた牧田投手だからこそできるピッチングなんだよと教えればいいだけのこと。

人気打者や人気投手の独特な投球フォームは、その人ならではの身体のメカニズムだからこそ可能なのであって一般人がマネをすると故障に繋がりやすいとよく言われますよね。それと同じレベルの話で、あれはあれ、それはそれ、の気がしますけどね。

それにしても、このエントリ、LIVEDOORのBASEBALL JOURNALのほうでも予想外の反響でびっくりです。

いい加減長くなってますが…

この話題に関してはこれを最後の投稿とさせていただきますので、もう少しだけおつきあいいただけますでしょうか。

『走者なしでクイック』に関して

素人考えでは、、、走者ありの時と違って「二盗を刺すため」という名目がたたず「打者のタイミングを外すため」という目的しかない投球動作になってしまうので、実際に多くの選手がやるようになって問題が広がったらボーク扱いになる可能性もあるのでは?と思っています。
ニ段モーション(厳密にはストップモーション)が駄目な理由って確かそういう(故意にタイミングをずらす事につながるから)ことでしたよね?

で、もっと根本的な疑問なんですが、
これって実際のところどの程度効果があるんでしょう?
前述した通り普通に投球するよりも制球はばらつくでしょうし、そういう投球をすると知れ渡ったからには打者の方も対応して身構える、、、結局のところ「俺が打席に立ってるときは盗塁するな」というタイプの長距離打者にしか目立った効果はないんじゃないかな?と。

ここまで長々と書いて来てこんな結論にするのもなんですが、そういう意味ではこの問題が今後さらに広がるとはあまり思っていなかったりします。私は。

Re: いい加減長くなってますが…

onetさん

> 素人考えでは、、、走者ありの時と違って「二盗を刺すため」という名目がたたず「打者のタイミングを外すため」という目的しかない投球動作になってしまうので、実際に多くの選手がやるようになって問題が広がったらボーク扱いになる可能性もあるのでは?と思っています。

ルールブックのボークの項目に掲載されているのは「打者がバットをかまえる前にクイック投法で投げた場合」ですから、該当しないのでは?と思いますけど。

この件は、onetさんを始め主張を異にする方の意見を幾つか接しましたが、その上においても、牧田投手がクイック投法をやってはならないとする「積極的な理由」を見つけることがどうしてもできませんでした。

最後に。

Number Webで「ベテランに対する西武・牧田のクイックモーション、あり?なし?」というアンケートが8/9まで行われていますね。

現在確認したところ9割近くが「あり」と答えています。

http://number.bunshun.jp/articles/-/150261/feedbacks?sort=recommend&title=&per_page=10#opinion

一月も経ってからコメントするのは気が引けるのですが(苦笑)

こんにちは

オールスターの話とは若干ずれるところもあるかもしれませんが,自分もオールスターに限らず“直球勝負=正々堂々”みたいな扱いには違和感を覚えている一人です.

とても辛辣な言い方になりますが,「打たれても悔いのないように直球で勝負する」などというのは,それ自体が打たれることに対する言い訳に聞こえてしまうのです.

ある意味,送りバントをして点が入らない場合と強硬策で点が入らない場合では後者の方が印象が悪い(仮に得点期待値が後者の方が高かったとしても)というのに似たような匂いを感じます.

プロ野球という興業ですからファンの目を意識したプレーも必要だとはお思いますし,直球勝負自体を完全に否定するものではありません.
(いつかのシーズン終盤におけるT藤川投手のDブランコ選手に対する直球勝負には感動しましたし)

しかしながら,(興業に悪影響を及ぼさない範囲で)最善の手を探求して,どうやって打つかあるいは抑えるかを探求していくのがプロのはずであり,“悔いが残らないように”安易に直球勝負するのは勝つための最善の手を尽くすことを放棄しているように見えます.

芯を外したり空振りを奪うために,それこそ人生を掛けて練習時間を費やしてきた磨き上げられた変化球や獲得してきた投球術で勝負することは,安易に直球を選ぶことよりもよほど正々堂々としていると思います.

今更ながら蒸し返すようなコメントになってしまい申し訳ありません.

Re: 一月も経ってからコメントするのは気が引けるのですが(苦笑)

飯尾さん

コメントありがとうございます。

山崎選手の400号にもいただき、感謝です。あの一発はそれまで不調でスタメンを外れていた山崎選手が代打で出てきての一撃でした。この時のブラウン監督の笑顔、忘れられないですね(笑)。これで勝った!と思ったものの、あの後もけっこう緊迫した試合展開になり、ヒヤヒヤしたのを覚えています。

> とても辛辣な言い方になりますが,「打たれても悔いのないように直球で勝負する」などというのは,それ自体が打たれることに対する言い訳に聞こえてしまうのです.

そうそう、かねてからそう思っていたのです。エクスキューズとして用いられているのでは?と。そんなことはないよとと否定する選手の、その本音がチラリチラリと垣間見えてしまう、拙いモノを見てしまった...という居心地の悪さを感じていました。

> ある意味,送りバントをして点が入らない場合と強硬策で点が入らない場合では後者の方が印象が悪い(仮に得点期待値が後者の方が高かったとしても)というのに似たような匂いを感じます.

なるほど、確かに同じ匂いをかぎ取ることはできそうですね。「マネーボール」にもバントが点が入らなかった時の言い訳として使われているというくだりが出てきたのを思いだします。

> しかしながら,(興業に悪影響を及ぼさない範囲で)最善の手を探求して,どうやって打つかあるいは抑えるかを探求していくのがプロのはずであり,“悔いが残らないように”安易に直球勝負するのは勝つための最善の手を尽くすことを放棄しているように見えます.

> 芯を外したり空振りを奪うために,それこそ人生を掛けて練習時間を費やしてきた磨き上げられた変化球や獲得してきた投球術で勝負することは,安易に直球を選ぶことよりもよほど正々堂々としていると思います.

全くそのとおりだと思います。このくだりを読んで、武田勝投手が「らしさ」を発揮できず炎上してしまったのを改めて思いだしました。「らしさ」が発揮できなかった環境下だった、ということですよね。
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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

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