FC2ブログ

【戦評】 23試合ぶり失点ハーマンがまだまだ続ける「もう1つの知られざる快記録」~2018年8月7日○楽天イーグルス2-2日本ハム

スポンサーリンク



ハーマンが続ける「もう1つの快記録」




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

1-1の同点で迎えた9回表、2死走者なしから二番手・浦野から勝ち越しの1点を取ったゲームだった。

活路を切り開いたのは、好調の5番・銀次と6番・ウィーラーだ。

銀次は後半戦の打率が.296。
後半戦17試合で6度の複数安打(猛打賞2回含む)、お立ち台に登壇すること2回、バッティングは好調である。
ここ2試合はノーヒットだったが、本戦は中飛の1打席目から良い当たりを見せていた。

打線は相手先発・有原の快投の前に4回まで三者凡退。
打たされゴロか三振か──

そんな内容が続くなか、4回まで楽天打者で唯一の飛球を打ち返し、中堅ウォーニングゾーンまで飛ばしたのが銀次、チーム初ヒットも銀次だった。

その銀次が右前へクリーンヒットを放つと、6番・ウィーラーも続いた。

8/3ロッテ戦(●E1-2M)の1軍復帰からの3試合で2度の複数安打をマーク、長打もホームラン含む2本ある調子の良い助っ人が、前の打席の同点ツーベースに続き、この打席でもヒット!
右翼線に弾き返すシングルヒットで一走・銀次を3塁に送り込んだ。

(これでウィーラーは復帰後4試合中3試合で複数安打、復帰後打率は.400だ)

そして2死3,1塁、7番・渡辺直の打席で相手にバッテリーミスが発生。
浦野が大きく叩きつけたワンバウンド投球がタイムリー暴投となり、楽天に2-1の勝ち越し点が入った。

しかし直後の9回裏、楽天もバッテリーミスが絡んで1点を手放してしまう。

23試合連続無失点を目指して登板したハーマンが先頭打者四球を与えて始まった回だった。
送りバントで1死2塁とされると、9番・中島卓の打席時にナックルカーブがワイルドピッチになり1死3塁。
そして本戦はやくも猛打賞を決めていた9番・中島卓に右前へ適時打を弾き返され、ゲームは振り出しに戻った。

ハーマンによる今季初のブラウンセーブは痛い。
しかし、始まりあれば終わりもある。
彼も人の子で、その日が本戦だったということなのだ。

それに、この人の「もう1つの驚異の記録」は、まだまだ続いている!

抑えを含めたリリーフ投手が最もしてはならないマズいこと。
それは味方の勝ち試合を自身の失投で負け試合に変えてしまうことだ。

その点で言えば、ハーマンは来日してからリードの場面で登板した通算66試合、本戦のように同点に追いつかれるケースは何度かあったが、逆転を許したことは1度もないのだ!

(下記へつづく)

両軍のスタメン

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・ウィーラー(指)、7番・渡辺直(二)、8番・聖澤(右)、9番・嶋(捕)、先発・則本(右投)

日本ハム=1番・西川(中)、2番・松本(右)、3番・近藤(左)、4番・中田(一)、5番・レアード(三)、6番・アルシア(指)、7番・渡邊(二)、8番・石川亮(捕)、9番・中島卓(遊)、先発・有原(右投)

ブログ村投票のお願い
皆さんの1票がブログ継続運営と
楽天プレーデータ集計の原動力になります

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村


2018凡例

アマダー離脱後、得点力激減




◎「観る野球から考える野球へ。選手がノートを持ってノムさんの講義を受けるみたいな感覚が常にあるメルマガです。こちらを読むようになってから、本棚に野球の関連本が増えました」(東海在住40代男性さん)

8/3にアマダーが右脇腹痛で登録抹消。
翌8/4には藤田が全治4週間の左肋骨の骨挫傷で戦線離脱。
8/6には打撃不振のペゲーロが今シーズン2度目の2軍落ちになった。

主戦級の相次ぐ離脱が響き、得点能力は激減している。
8/3以降の1試合平均得点は、わずか1.75になった。

本戦では有原の快投という要素があったものの、この得点能力の激減も響いて、3週連続の6連戦日程その第2ラウンド初戦に延長戦12回を戦うハメになった。

これで8月に入り、延長戦ははやくも3度目。
8月だけで投手陣は本来なら投げる必要のなかったエキストライニングスを合計7イニングも投げている。

リリーフ陣を5人注ぎ込んだ影響がこの後の5連戦にどう影響するか。
その点が気になる一方、結婚報道が飛び出したこの日、背番号1がピシャリ2回零封したピッチングは素晴らしかった!

平均146キロのストレートが走り、真っすぐだけで空振り5球を奪う快投だった。
ちなみに、ぼくは交際報道が出たときも、結婚報道が報じられたときも、150%賛成派だ。

松井の不調の一端は退寮して今季から始めた一人暮らしを、傍らで支えてくれるパートナーがいなかった点が大きいと思うからだ。


■楽天打者vs有原航平の詳細
20180807note05.jpg

有原攻略の機会は6回7回だった




有原を攻略するなら、やっぱり6回7回の2イニングだった。

二桁のゴロアウトを獲得した有原の快投にヒビが生じたのが、楽天打者のゴロが減り外野飛球が増えたこの2イニングだった。

6回は1死後、9番・嶋が左中間深くを襲うツーベース。
しかし、1番・田中、2番・茂木がフライアウトに倒れてしまう。

田中の当たりはタイミングをズラされながらも、リストの強さとバットのヘッドを上手く使い、左翼ウォーニングゾーンまで運ぶ左飛だったが、あと一伸び及ばなかった。

先頭の3番・島内によるフェンス直撃の中越え二塁打で始まった翌7回は、ウィーラーの同点二塁打で追いついた後、2死3,1塁の好機で代打・枡田の見三振が痛かった。

有原の投球は外角ギリギリに構えた捕手のミットよりもストライクゾーンの中に入ってきたコマンド不足だったが、枡田はバットを構えたまま動かない。

枡田といえば、2015年以降に喫した三振149個中、32.4%に当たる45個が見三振を占めている。
三振3個のうち1個が見三振と、チームの中で最も見三振が多い打者だ。

それがプラスに作用したのが、7/27ソフトバンク戦(E6-5H)、5-5の同点の7回2死満塁、五十嵐とのフルカウント勝負で奪った決勝の押し出し四球。
マイナスの出目になったのが本戦と言えそうだ。

20180807note02.jpg

7回、打者29人、121球、被安打7、被本塁打1、奪三振8、与四球1、与死球0、失点1、自責点1。

鷲のエース、6登板ぶりのハイクオリティスタート





則本は右肘違和感が報じられてから4度目の先発マウンド。

5回1失点の7/16ロッテ戦(○E3-2M)、6回6失点の7/24日本ハム戦(○E10-8F)は、球速も抑え気味で変化球や緩急を駆使する技巧派の内容、右肘違和感の影響をうかがわせるピッチングだった。

しかし、6回4失点の前回7/31オリックス戦(○E6-4Bs)では150キロ超えも23球で記録するなど復調を感じさせた。

本戦も復調を確信させてくれる好内容になった。

真っすぐは最速154キロを計測、ストレート65球のうち150キロ超えは19球。
立ち上がりから制球の伴った球威ある速球を繰り出すことができた。

なによりも、6/16阪神戦(●E1-2T)以来、6登板ぶりにハイクオリティスタートを記録できたことが朗報。
長打性の飛球を球際でもぎ取ったライト聖澤、レフト島内の好守支援も受けて、有原とともに投手戦を演じた。


則本昂大の10年前「あの夏」




滋賀県出身の則本にとって、この日、甲子園で初戦を戦い、優勝候補の一角・智弁和歌山を破った郷里の代表校、近江のジャイアントキンリングともいうべき勝利にも勇気づけられたかもしれない。
と同時に、10年前のあの夏を思い出したかもしれない


今からちょうど10年前の夏、八幡商の則本は高校最後の夏を迎えていた。
2年ぶりの甲子園を目指して、滋賀県大会を戦っていた。


7/12 八幡商8-3米原
7/16 八幡商10-2大津 (7回コールド)
7/20 八幡商5-4堅田 (延長10回)

7/21 八幡商2-1八日市南 (準々決勝)
7/23 八幡商2-5綾羽 (準決勝)


みなさん良くご存じのように、則本が全国にその名を轟かせたのは、三重中京大学に入ってからである。
高校時代は八幡商の何人かいる投手陣のワン・オブ・ゼムの存在にすぎなかった。

そんな則本だったが、延長10回を戦い逆転サヨナラ勝利を飾った3回戦は、その決勝打は打者・則本によるもの。
打球が二塁手の前でイレギュラーバウンドし、中前へ抜けていくヒットがサヨナラ打になったという。

結局、八幡商は準決勝で敗れ、決勝は近江が綾羽を破り、甲子園に出場した。

そんな10年前の思い出も胸に秘めながらのマウンドだったかもしれない。
それにここ2試合はいずれも敗戦投手の権利を降板後に味方打線に消してもらっていた。
そういう忸怩たる思いもあっただろう。

色々な思いを抱えながらの7回1失点は、今後の復調に期待したくなる好投だった。


...というような試合評やデータをもとにした分析コラムを、今季も主に「まぐまぐメルマガ」「note」で情報発信しています。

みなさんも僕たちとともに後半戦の平石楽天を注視していきましょう!

「まぐまぐメルマガ」なら登録初月無料サービスを実施中。

下記から読者登録いただけます。

まぐまぐ《スポーツ・アウトドア》有料メルマガ読者数ランキングTop10入り!

こんな読者さんにオススメ!

  • 「仕事も家庭も忙しい毎日だけど、おらが東北の楽天を応援するのが、至福のひととき」という鷲ファン

  • 野球の“奥深さ”を覗き、野球の“楽しみかた”を広げたいキミ

  • スポーツ新聞にはないデータに基づいたゲーム評を楽しみたいあなたへ


読者さんの感想、反響数々!

観る野球から考える野球へ。選手がノートを持ってノムさんの講義を受けるみたいな感覚が常にあるメルマガです。データを駆使して結論をみちびくスタイルは他にもありますが、より具体的で分かりやすい。こちらを読むようになってから、本棚に野球本が増えました」(東海在住40代男性さん)

勝ってもおごらず、負けてもくじけず!と思えることが、購読の利点です。試合評を拝読すると、ひとつひとつのプレーに込められた“意図”を感じることができます。また、2軍戦や育成試合のデータは、若鷲好きの私をワクワクさせてくださいます」(東北在住40代女性さん)

膨大なデータから一筋の解を見つけ出す『ストーリー作成能力』や、真のバント成功率などの実態をより反映した『指標作成能力』は、本業の学会発表や論文執筆の際に大変参考にさせて頂いております」(関東在住20代男性さん)


ご入会のご案内など詳細は下記URLでどうぞ!

◎まぐまぐメルマガ読者登録はコチラから。

◎noteマガジン読者登録はコチラから(更新期間8/1~11/30)




ブログパーツ
レンタルCGI



関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

ハーマンのナックルカーブですが、今年もまた危なくなってきたんじゃないでしょうか?
この球がズバズバ決まってる時は、テレビ消しても良いくらい安心できるんですが、最近あまり機能してないような気がするんですが。。。

Re: タイトルなし

letsgogoldeneaglesさん

ぼくもその点は常に留意しているのですが、強いて言えば、8/5ロッテ戦、福浦選手をカーブでゲッツーに取った後、平沢選手の打席からよくありませんね。
9球投げてボール球は暴投含む5球、空振り1球、ファウル1球、凡打2球も2本とも外野フライ。
ハーマン投手のカーブはゴロ率が極めて高く、今季65.6%ですが、ここへきて外野にフライを飛ばされています。
非公開コメント

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
181位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
37位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}