【戦評】 活発な楽天打線を悩ませた武田翔太のマッスラ投球~2018年7月29日●楽天イーグルス0-4ソフトバンク
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◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由
奇跡の逆転Aクラスへ、連勝街道を5に伸ばしたかった7月最後の日曜日。
しかし、思わぬ伏兵が楽天に立ちはだかった。
その正体は今シーズン防御率4.96と振るわず、白星もまだ2勝のみ、約2ヵ月前の対戦では6回8安打5得点とイーグルスが土をつけた、まさかの武田翔太だった。
楽天の1試合平均得点は、平石新体制では5.77を記録している。
この値は首位・西武の当該5.08を上まわる得点であり、オールスター明け後半戦はさらに元気良く6.50を叩き出すのだ。
そんな「新生イヌワシ打線」が、鷹の18番に完封シャットアウトを許した。
シングルヒットわずか3本と沈黙、今シーズン初めて2塁すら踏めず敗れている。
■武田翔太 球種別の投球結果

原因は武田のストレートにあった。
ゲーム後の平石代行の談話によると、その速さというよりも、回転に手を焼いたという。
通常、多くの投手のストレートは多かれ少なかれシュート回転している。
ところが、この日の武田のストレートは予想外のマッスラ回転で、左打者に食い込むかたちの軌道を描いたことで、苦しんだというのだ。
現在セパ単独トップ12勝を挙げるロッテのボルシンガーの速球もマッスラ回転の軌道だという。
そのボルシンガーは同日西武戦で4回6失点と炎上、このため岸投手がパリーグ防御率ランキング1位に返り咲いた。
さておき、ストレート打率は後半戦.319と良く打っている楽天打線は、最後まで対応できず、マッスラ回転の真っすぐで20打数1単打、2三振、1四球、ゴロ率72.2%の成績を余儀なくされた。
とくに自慢の左打者陣のヒットは、田中の初回先頭打者ヒットの1本のみに抑えられた。
「打たされゴロ」を大量生産するハメになり、今季9度目の零敗を喫し、平石新体制では初の無得点に終わった。
そこで改めて気の毒になってしまうのは、先発・辛島だ。
ここまでの先発14試合の援護点は平均1.29。
無援護も6試合を数え、今年は孤立無援を強いられるケースが多い。
新体制になり、打線は生気を取り戻し活発になったものの、なぜか背番号58が先発するときは0、0、3と点が取れない。
そして、本戦も御多分に漏れずの結果になっている。
その辛島は序盤2回をゼロに抑えたが、先頭打者の出塁を許した4回と5回に捕まった。
4回は4番・内川に先制ツーベースを献上して1失点。
5回は2安打1四球で1死満塁のピンチを招くと、打席に先制打の4番・内川を迎えたところで降板した。
平石代行は二番手・久保に火消しを託したが、4番・内川の巧打で2失点、6番・中村にも適時打を許し、辛島が残した走者3人全てを生還させてしまう。(E0-4H)
結局、5回の3失点が決定的になり、0-4のまま敗れた。
これでチーム成績は6位、90試合38勝51敗1分、借金13へ。
各種戦績は、ソフトバンク戦8勝9敗、平石代行17勝10敗、7月11勝7敗。
ゲーム差は1位・西武と15.0、2位・日本ハムと12.0、3位タイのソフトバンク、ロッテと6.5、5位・オリックスが同日勝利したため4.5になった。
(下記につづく)
両軍のスタメン
楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ペゲーロ(右)、9番・嶋(捕)、先発・辛島(左投)
ソフトバンク=1番・川島(二)、2番・上林(右)、3番・内川(一)、4番・デスパイネ(指)、5番・中村(左)、6番・松田(三)、7番・今宮(遊)、8番・甲斐(捕)、9番・牧原(中)、先発・武田(右投)
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◎「観る野球から考える野球へ。選手がノートを持ってノムさんの講義を受けるみたいな感覚が常にあるメルマガです。こちらを読むようになってから、本棚に野球の関連本が増えました」(東海在住40代男性さん)
この試合は今季15度目の外国人打者ノーヒットゲームにもなった。
後半戦では7/17ロッテ戦(○E6-1M)以来の2度目だ。
前夜2年連続20ホーマーを決めた6番・アマダー。
7月11発とし、楽天の外国人打者の月間本塁打記録を塗り替えた「Aマッド」(※)は、7/22日本ハム戦(●E3-6F)を起点に5試合連続複数安打が続いていた。
※・・・Aロッドならぬ、AmadorなのでAマッドと呼びたい。
しかし、この日は1打席目から大胆な配球に遭い、主導権を握られた。
1打席目の5球勝負は全て、、、
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「観る野球から考える野球へ。選手がノートを持ってノムさんの講義を受けるみたいな感覚が常にあるメルマガです。データを駆使して結論をみちびくスタイルは他にもありますが、より具体的で分かりやすい。こちらを読むようになってから、本棚に野球本が増えました」
(東海在住40代男性さん)
「勝ってもおごらず、負けてもくじけず!と思えることが、購読の利点です。試合評を拝読すると、ひとつひとつのプレーに込められた“意図”を感じることができます。また、2軍戦や育成試合のデータは、若鷲好きの私をワクワクさせてくださいます」
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「スポーツ新聞には少ない、データに基づいたゲーム評が読めて、プロ野球全体に目を配りながらイーグルス視点で分析しているので、ファンとして存分に楽しめます」
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「膨大なデータから一筋の解を見つけ出す『ストーリー作成能力』や、真のバント成功率などの実態をより反映した『指標作成能力』は、本業の学会発表や論文執筆の際に大変参考にさせて頂いております」
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2塁踏めずは今季初
◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由
奇跡の逆転Aクラスへ、連勝街道を5に伸ばしたかった7月最後の日曜日。
しかし、思わぬ伏兵が楽天に立ちはだかった。
その正体は今シーズン防御率4.96と振るわず、白星もまだ2勝のみ、約2ヵ月前の対戦では6回8安打5得点とイーグルスが土をつけた、まさかの武田翔太だった。
楽天の1試合平均得点は、平石新体制では5.77を記録している。
この値は首位・西武の当該5.08を上まわる得点であり、オールスター明け後半戦はさらに元気良く6.50を叩き出すのだ。
そんな「新生イヌワシ打線」が、鷹の18番に完封シャットアウトを許した。
シングルヒットわずか3本と沈黙、今シーズン初めて2塁すら踏めず敗れている。
■武田翔太 球種別の投球結果

イヌワシ打線を悩ませた武田のマッスラ速球
原因は武田のストレートにあった。
ゲーム後の平石代行の談話によると、その速さというよりも、回転に手を焼いたという。
通常、多くの投手のストレートは多かれ少なかれシュート回転している。
ところが、この日の武田のストレートは予想外のマッスラ回転で、左打者に食い込むかたちの軌道を描いたことで、苦しんだというのだ。
現在セパ単独トップ12勝を挙げるロッテのボルシンガーの速球もマッスラ回転の軌道だという。
そのボルシンガーは同日西武戦で4回6失点と炎上、このため岸投手がパリーグ防御率ランキング1位に返り咲いた。
さておき、ストレート打率は後半戦.319と良く打っている楽天打線は、最後まで対応できず、マッスラ回転の真っすぐで20打数1単打、2三振、1四球、ゴロ率72.2%の成績を余儀なくされた。
とくに自慢の左打者陣のヒットは、田中の初回先頭打者ヒットの1本のみに抑えられた。
「打たされゴロ」を大量生産するハメになり、今季9度目の零敗を喫し、平石新体制では初の無得点に終わった。
辛島またしても無援護
そこで改めて気の毒になってしまうのは、先発・辛島だ。
ここまでの先発14試合の援護点は平均1.29。
無援護も6試合を数え、今年は孤立無援を強いられるケースが多い。
新体制になり、打線は生気を取り戻し活発になったものの、なぜか背番号58が先発するときは0、0、3と点が取れない。
そして、本戦も御多分に漏れずの結果になっている。
その辛島は序盤2回をゼロに抑えたが、先頭打者の出塁を許した4回と5回に捕まった。
4回は4番・内川に先制ツーベースを献上して1失点。
5回は2安打1四球で1死満塁のピンチを招くと、打席に先制打の4番・内川を迎えたところで降板した。
平石代行は二番手・久保に火消しを託したが、4番・内川の巧打で2失点、6番・中村にも適時打を許し、辛島が残した走者3人全てを生還させてしまう。(E0-4H)
結局、5回の3失点が決定的になり、0-4のまま敗れた。
これでチーム成績は6位、90試合38勝51敗1分、借金13へ。
各種戦績は、ソフトバンク戦8勝9敗、平石代行17勝10敗、7月11勝7敗。
ゲーム差は1位・西武と15.0、2位・日本ハムと12.0、3位タイのソフトバンク、ロッテと6.5、5位・オリックスが同日勝利したため4.5になった。
(下記につづく)
両軍のスタメン
楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ペゲーロ(右)、9番・嶋(捕)、先発・辛島(左投)
ソフトバンク=1番・川島(二)、2番・上林(右)、3番・内川(一)、4番・デスパイネ(指)、5番・中村(左)、6番・松田(三)、7番・今宮(遊)、8番・甲斐(捕)、9番・牧原(中)、先発・武田(右投)
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大胆な攻めに遭い、両外国人ノーヒット
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7月11発とし、楽天の外国人打者の月間本塁打記録を塗り替えた「Aマッド」(※)は、7/22日本ハム戦(●E3-6F)を起点に5試合連続複数安打が続いていた。
※・・・Aロッドならぬ、AmadorなのでAマッドと呼びたい。
しかし、この日は1打席目から大胆な配球に遭い、主導権を握られた。
1打席目の5球勝負は全て、、、
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「スポーツ新聞には少ない、データに基づいたゲーム評が読めて、プロ野球全体に目を配りながらイーグルス視点で分析しているので、ファンとして存分に楽しめます」
(中国在住30代男性さん)
「膨大なデータから一筋の解を見つけ出す『ストーリー作成能力』や、真のバント成功率などの実態をより反映した『指標作成能力』は、本業の学会発表や論文執筆の際に大変参考にさせて頂いております」
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