【戦評】 「背信」「火に油」「1人相撲」の投壊。3位とのゲーム差は今季最大10.0へ~2018年5月16日●楽天イーグルス4-12ソフトバンク

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連敗で始まった『運命の13日間』




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

前半戦の山場と言える『運命の13日間』。
イーグルスは直前の4連勝をフイにしかねない、連敗スタートになった。

下記表のとおり、5/15(火)~5/27(日)までの13日間、楽天は合計12試合を戦う。

その中、ライバル若鷹軍団と6ゲームで激突。
巧みな用兵術で前評判を覆す善戦をみせるファイターズとも3試合組まれている。

コンディション調整が難しくなる「移動ゲーム」や「ナイトデー」も多い。
とくに5/23(水)からは「ナイトデー」「移動ゲーム」「移動ゲーム」「ナイトデー」という具合なのだ。

楽天の浮沈がかかる前半戦の要所。
拙攻と救援陣の瓦解で初戦を落としたイーグルスは、2戦目の本戦も先発・美馬以下、投手陣が精彩を欠いた。

許したヒットは今季ワースト17安打。
与えたフォアボールは9個。

とくに今季は四球が多い。
過去2年、3.18、2.86で推移した1試合平均の与四球数は、今年4.16と約1個以上の悪化をみせている。

投打の歯車もかみ合わないのも無理ない話で、今季4度めの二ケタ失点、4-12で敗れている。

■2018年 楽天のカギを握る13日間


今季最悪17安打、瓦解した投手陣




先発は今季いまだ白星がない美馬だった。
4/21オリックス戦(●E1-3Bs)以来になる久しぶりの登板も、5回途中9安打6失点。

毎回得点圏に走者を背負う苦しい内容だったが、4回終了時に3-3の同点。
かろうじて命脈を保ち、戦線を維持していた。

しかし、失点直後に2度も点を取り返した味方打線の援護を活かすことができず、3番・柳田から始まる5回に崩れた。

5回は安打、四球で1死2,1塁のピンチ。
打席に迎えたのは“熱男”だった。

今季は楽天戦で打率.300/OPS1.023、前日も2本の長打を放った6番・松田との対決だった。
1打席目に続き、3打席目の本打席でも内角を攻めたが、外の球を綺麗に右前へ弾き返され、この当たりが2試合連続の決勝打になった。

3-4と勝ち越され、なおも1死2,1塁。
楽天は美馬を諦め、継投作戦に入った。

梨田監督は久保akaジジイマンを火消しに送りこむも、制球定まらない老兵が火に油を注ぐ始末。

7番・福田に右翼線へ適時二塁打を弾き返され、9番・本多にも中犠飛。(E3-6H)
美馬が残したランナー2人をホームに返し、結局イニング完了できず降板。
同日1軍昇格した小野の救援を仰ぐかたちになった。

その小野は2死満塁を切り抜けたが、回またぎの翌6回、ロケットマンに変身。
6番・松田に失投スライダーを左中間席に運ばれ痛恨の2ランを浴びた。(E3-8H)

これで小野の1軍通算の被本塁打率は2.08。
21.2回で被本塁打5となり、相変わらずの姿は変わらなかった。

9回は菅原が1人相撲。
2安打3四球で4点を失い、防御率は5.95に悪化。

この日投げた投手6人の中で、安定したピッチングをみせたのは7回を三者凡退で締めた今季初登板の宋家豪1人だけだった。


今季最大に広がった3位とのゲーム差




チーム成績は6位、37試合11勝25敗1分、勝率.306になっている。

ゲーム差は1位・西武と12.5、2位・ソフトバンク、3位・日本ハムと10.0、4位・オリックスと5.0、5位・ロッテと4.5になった。

大型連休明け、西武の快進撃が止まり、1位とのゲーム差は16.0から12.5に縮まったが、ソフトバンク、日本ハムが調子を上げ、楽天も飲み込まれるかたちになったことで、3位とのゲーム差は今季最大に広がっている。

こうなると、3連戦の初戦、もっと言えば『運命の13日間』の初戦を落としたのが痛い。

このカードの初戦、ふつうなら中6日で岸のはずだった。
その岸をあえて3戦目に移した判断は、どうだったのかな?ということになる。

(下記へつづく)

両軍のスタメン

ソフトバンク=1番・中村(左)、2番・今宮(遊)、3番・柳田(中)、4番・デスパイネ(指)、5番・上林(右)、6番・松田(三)、7番・福田(一)、8番・甲斐(捕)、9番・本多(二)、先発・石川(右投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ウィーラー(三)、5番・ペゲーロ(右)、6番・今江(指)、7番・聖澤(中)、8番・岡島(左)、9番・足立(捕)、先発・美馬(右投)

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背番号23の痛すぎたミス




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ソフトバンク先発・石川は7回途中4失点。
楽天は6戦6勝の白星を献上したが、攻略する機会はあったはずだ。

まずは、4安打を集めた初回の先制劇。
2死から5番・ペゲーロ、6番・今江の連続タイムリーで2点を取ったのは素晴らしかった。
ただ、欲を言えばあと1~2点は欲しかった。

というのも、立ち上がりの石川は、自慢のパワーカーブがストライク入らず、機能不全に陥っていた。

7球投げたカーブの内訳は、ウィーラーの見三振1、ボール5、今江タイムリー1。
そのため、速球中心の組み立てになり、楽天打線としては狙い球が絞りやすい状況にあったのだ。

その意味で言えば、連続タイムリー後の2死2,1塁、7番・聖澤の凡退が痛かった
ストレートに強い背番号23だが、145キロ速球に差し込まれての三ゴ。
ここで1本飛び出していれば、また違った展開になったはずだ。

その聖澤の2打席目バント失敗も痛かった。

3-3同点の3回、先頭の6番・今江が快打で出塁した無死1塁、送りバント作戦でバントファウル、バント見逃しストライクと追い込まれ、結局1-2からパワーカーブに空三振となり、走者を進めることすらできずアウトカウントを増やすかたちになった。

それにしても、昨年来、聖澤の真のバント成功率が酷い。


■聖澤諒 年度別 真のバント成功率

2015年 71.4% (成功5、失敗2)
2016年 78.9% (成功15、失敗4)
2017年 57.1% (成功7、失敗3)
2018年 0.0% (失敗3) ※本戦終了時


2015、2016年は70%台だった「真のバント成功率」は、昨年57.1%に下落。
そして今年は3度トライして3度とも2ストライクに追い込まれた事実上のバント失敗打席ばかりになっている。

前2回はその後、ヒットや進塁打でリカバリーに成功した聖澤だが、本戦ではあえなく空三振。
致命的なシーンになってしまった。


打者有利カウントをいかせず




5点を追った7回の攻撃も、もったいないシーンがあった。

先頭・岡島の3号ソロで1点を返し、その後、エラー、安打でなおもチャンスを作った楽天。
2死3,1塁で4番・ウィーラー。
5月に入り調子を上げてきた4番打者に期待が集まった。

ここでもしウィーラーがつないでさらに1点を返せば3点差だ。
ペゲーロに一発が出れば、たちまち同点。
そんなシーンだったが、加治屋との5球勝負、空三振に倒れてしまった。

もったいなかったのは、ボール先行2-0から始まったこと。
打者有利のカウント状況をいかすことができず、その後の変化球3連投に対応できなかったのが、痛かった。
ウィーラーは1回1死3,1塁の1打席目にも、石川との勝負で2-0とボール先行しながら、フルカウント勝負で見三振に倒れていた。

この日、ウィーラーは4号ソロを含む2安打をマーク。
5月月間打率を42打数17安打の打率.405に上げたが、得点圏での2三振が、チームの勝敗に影響するかたちになった。




4.1回、打者24人、86球、被安打9、被本塁打0、奪三振5、与四球3、与死球0、失点6、自責点6。

美馬の先頭打者被打率.414に




これで美馬の今季成績は5試合、24.1回、防御率7.77、0勝4敗、QS率20.0%、被打率.360、WHIP1.85になった。

毎回ピンチを背負い、合計4イニングで先頭打者の出塁を許す苦しい内容になった。

先頭打者に許した4安打は、いずれも追い込む前のカウントを取りにいく球を弾き返された。
これで先頭打者被打率は.414、29打数12安打、3三振、2二塁打、4本塁打になり、今季21失点中15失点は先頭打者に出塁を許した回に失っている。

試合後の梨田監督、「ボール自体は良くなっている」と語り、次回登板の機会を与えることを示唆。

ボール自体が良くなっている投手が、はたして4.1回で9安打も浴びるだろうか。

イースタンで同1位の防御率0.69と快投を続ける古川のアピールは、指揮官の目には入らないのか。

梨田監督の目はフシアナか。

満員大入りの楽天生命パークなのに、指揮官の起用について疑問渦巻く敗戦になってしまった...





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東京ドーム開催に合わせて岸をずらしたんだとしたら、この球団の経営陣はどうしようも無いと思います(怒)

Re: タイトルなし

letsgogoldeneaglesさん

ありえる...

> 東京ドーム開催に合わせて岸をずらしたんだとしたら、この球団の経営陣はどうしようも無いと思います(怒)
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