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【戦評】 誰が好投池田を見殺しにした? 鷲キラー中田対策に有効手を打てない首脳陣の不作為~2018年4月8日●楽天イーグルス4-5ソフトバンク

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終盤の猛追、あと一歩及ばず...




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

終盤の2イニング、楽天は逃げる若鷹軍団を激しく猛追。
大将首をあげる寸前のところまで迫った。

ゲーム展開は5回まで0-0のスコアレス。
この本拠地6連戦で何度もあった中盤まで続く息つまる展開が本戦でも再現され、6回、好投していた先発・池田がホークスに1点先制を許す。

そして、イーグルスは7回から継投作戦に入っていく。

高梨、釜田の2人がかりでおさえた相手のラッキーセブン。
しかし、翌8回、四番手・福山が短長4安打に2四球で4点を奪われた。(E0-5H)

ホークスの強力ブルペン陣を前に、8回9回を残して5点ビハインド。
敗色濃厚かと思われたなか、楽天が意地の反撃開始。
それまで中田に2安打に封じられた打線がウソのように快音が堰を切った。

相手二番手・森を攻めた8回は、打撃好調・藤田による代打安打が先導している。
島内もそれ続くと、無死2,1塁、茂木が右中間へ中越え三塁打。
これで2点を返すと、ペゲーロの内野ゴロで茂木もホームイン。
怒涛の3連打で3点を返した。(E3-5H)

この8回の勢いが9回の攻撃にもつながった。
2点差につめて迎えた9回は当然のごとくサファテ登板。

しかし、楽天ナイン誰1人として諦めない。

先頭・銀次による初球スピードボール撃ちは、昨年7/11のサファテ151キロ撃ち決勝打を彷彿させたが、あのときと違うのは長打になったことだ。
打球は右中間セブンイレブンゾーンの横を襲い、背走するライト上林のグラブを弾いて着弾、一気に3塁を陥れた。

いきなり3塁を陥落させられ、サファテに動揺走ったのか、続く7番・岡島には制球乱れてフォアボール。

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無死3,1塁で打席は途中出場の足立。
ここで梨田監督、代打で渡辺直を送り出す。

思い切った決断だった。

というのは、これで捕手2枠を使い切ったからだ。
8回にオコエのところで代打・藤田を送ったことで島井も9回表の守備から途中出場し、外野枠も使いきっていた。

もし同点に追いつき延長戦に入れば、DHを解除してペゲーロがライトの守備へ。
ライトを守る岡島がマスクをかぶるスクランブル体勢だが、それも辞さず。

そういう指揮官の執念が、ベテランのバットにも乗り移ったかのようだった。

追い込まれてから153キロ、152キロ、151キロ。
力攻めでねじ伏せようとするサファテの剛速球に3球連続でくらいついてファウルで逃れたシーンは圧巻。
内角148キロの結果球に力負けせず、おっつけた右打ちが1,2塁間を破ったタイムリーにはシビれた。(E4-5H)

なおも無死2,1塁、9番・藤田がバントを決めて1死3,2塁。
この後、1番・島内は浅い中飛に倒れたが、2番・茂木がボール球をしっかり見きわめてフォアボールを奪い2死満塁へ。

最後の対決、ペゲーロvsサファテ。
フルカウントまでもつれる9球勝負になった。
しかし最後はバットが156キロの下を通っての空三振。

相手本陣陥落まであと一歩及ばず。
それでも見事な粘りだった。

これでチームは開幕から3カード連続負け越しで、9試合2勝7敗の借金5。

順位はオリックスと並ぶ5位タイは変わらず、同日も勝った1位・西武とのゲーム差は6.5に開き、2位タイの日本ハム、ロッテとは3.0、4位・ソフトバンクとは2.5になった。

(下記へつづく)

両軍のスタメン

ソフトバンク=1番・本多(二)、2番・今宮(遊)、3番・柳田(中)、4番・内川(一)、5番・デスパイネ(指)、6番・中村(左)、7番・松田(三)、8番・上林(右)、9番・甲斐(捕)、先発・中田(右投)

楽天=1番・島内(左)、2番・茂木(遊)、3番・ペゲーロ(指)、4番・ウィーラー(三)、5番・今江(一)、6番・銀次(二)、7番・岡島(右)、8番・嶋(捕)、9番・オコエ(中)、先発・池田(右投)

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ペゲーロ、150キロ超えにお手上げ状態




あらためて最後の対決を振り返ってみよう。
ペゲーロとサファテの9球勝負は全球真っすぐだった。

2死満塁と塁上埋まっていたこと。
変化球のフォークがストライク入らなかったこと。
これらが全球真っすぐ勝負になった最大の要因だろう。

しかし、これ、じつにペゲーロには不利な状況だった。
というのは、ペゲーロは150キロ超えのスピードボールにカラッキシだったからだ。

ここまでの150キロ超え戦績は33打数4単打(内野安打1含む)、15三振、7四球の打率.121。
あれだけの怪力の持ち主なのにMLBで活躍できなかった理由は、スピードボールを苦手としていたからなのだ。

アプローチ結果でみても以下のとおりだ。

■ペゲーロの150キロ超えアプローチ結果 (4/8試合前)


表中、黄色がバットを振りにいったとき。
青がスイングせず見送ったとき。

バットを振りにいった28.9%で空振りし、46.1%で打球が前に飛ばずファウルに。
安打はわずか5.3%という割合だった。

あの場面、ペゲーロも追い込まれる前の2つの空振りはフルスイングで応戦。
しかし、2-2と追い込まれてからは、スイングスピードを落としてコンタクトを重視したアプローチをみせていた。
それでも、最後は見逃せば押し出しで同点だった高めボール球の156キロに手を出しての空三振だから、相当苦手にしていると思う。

もちろん、同じ150キロ超えでもサファテの150キロ超えは異次元ではあるのだが、それにしても同じ球ばかり9球投げ込まれてバットが3度空を切る姿は、ペゲーロのスピードボール恐怖症を改めて示した打席だったと思う。

◎「スポーツ新聞には少ない、データに基づいたゲーム評が読めて、プロ野球全体に目を配りながらイーグルス視点で分析しているので、ファンとして存分に楽しめます」(中国在住30代男性さん)



7回、打者26人、115球、被安打2、被本塁打0、奪三振5、与四球4、与死球0、失点0、自責点0。

中田対策に有効打を打てない楽天首脳陣の不作為




2015年以降の楽天戦12先発で防御率2.07、QS率83.3%、HQS率50.0%。
楽天キラーの中田の前に、本戦も打線は2安打に封じられ、成す術がなかった。

ストライク率55.7%。
(フルカウント除く)ボール先行場面も多かったが、当該状況で7打数0安打2四球、ヒット出なかった。

ストライク率も低く4四球出したことから荒れ球というイメージを持つ読者もいるかもしれない。
しかし、それは誤りである。

楽天打者の中にも「中田=荒れ球」というステレオタイプ的な意識が凄く強すぎて、その思い込みが自身の打撃のパフォーマンスを押し下げている部分あると思うのだ。

というのは、2015年以降、楽天戦で無双の中田は、荒れ球の評価とは裏腹に変化球の60%以上を低めに集める丁寧なピッチングだった。

本戦ではさらに極まり、57球投げた変化球の43球、75.4%を低めゾーンにコントロールしていた。

荒れ球というイメージで臨んだ中、変化球が良いところに決まるのでそのギャップの差にハマった楽天打者が多かった。

真に必要な中田対策は『低めに集まってくる変化球をいかに見きわめるか?』という点にあると思う。

それをいまだに分かっていない楽天首脳陣の不作為が、池田の好投に黒星をつけるかたちになった。


20180408data02.jpg

6回、打者23人、93球、被安打4、被本塁打0、奪三振4、与四球1、与死球0、失点1、自責点1。

ポテンシャルみせた6回1失点のクオリティスタート




3回途中4失点だった4/1ロッテ戦とは一転、ナイスピッチングだった。

制球に定評のある池田だが、前回はコントロールを意識しすぎたことが裏目に出たという。
その反省を踏まえて、本戦は腕を振ることを第一に考えたいという池田の狙いだった。

それがズバリ!ハマッた。
多少制球が甘くなっても、ストライクゾーンに力強い球を投げ込むことができたことで、ストライク寄与ファウルは13本を数えた。

元来の制球の良さで危機を切り抜けた場面もあった。

先頭打者四球を与えた5回は1死2,1塁のピンチ。
打撃好調の8番・上林、9番・甲斐をストライクゾーンの内外いっぱいを突くストレートで2者連続の見三振に取った。

内角143キロをズバッと決められ見三振に倒れた上林が渋い表情を作り、思わず球審を振り返ってストライクゾーンを確認していた光景が印象的だった。

速球はツーシームも加えて18打数4安打の被打率.222。
ただし、ストレートの回転数は2100回転台どまりで、これはNPB平均値。(2回デスパイネ空三振2163回転、5回甲斐見三振2110回転)

初対決は投手有利なこと、若鷹打線がエンジン温まっていないこと。
それらもあって今回は通用したと思うが、次回は強打爆発中の西武打線、ここが試金石になりそうだ。

課題は変化球だ。

中田の75.4%には及ばないものの、変化球の64.7%を低めに集めた池田。
ところが、ストライク率は35.3%の低さで、低めに集めても相手が手を出さないシーンも多かった。

それだけ変化球にまだキレがないのだろう。
この辺りは今後の改善ポイントになりそうだ。


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