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【雑感】 12安打で2得点は果たして拙攻と言えるのか?!

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昨日2/25(木)は沖縄・浦添でヤクルトを迎えて練習試合が行われた。報道によると、イーグルスは2-5で敗れ、星野楽天の対外試合初勝利はお預けとなった。

12安打で2得点。またしても得点力不足が露呈される結果となった。そんな趣旨で下記に引用したサンスポ記事や各種報道は伝えている。

楽天が慢性的な得点力不足なのは事実だ。星野楽天もその克服にかなり苦労していることも、どうやら事実のようだ。そして昨日の試合もミスが多発してしまったのも残念ながら事実のようだ。しかし、今回の話はイーグルスのそれについての話ではない。イーグルスから話題を離れて、一般論の話である。

上記の報道、「12安打で2得点」というフレーズに今更ながら違和感を抱いてしまったのだ。

「○安打で△得点」という報道は、野球を語る際に、スポーツ紙等の報道でも僕らファンの間でも多用される便利な表現だ。特に拙攻で敗戦した時などに使うと一気に物事が片付く(ようにみえる)フレーズである。

シーズンに入るとセリーグの試合結果はほぼ文字情報頼みで確認せざるを得ない僕にとって、もしも翌朝の朝刊紙面に「Aチーム惜敗。Bを上回る12安打の猛攻も僅か2得点」という見出しを目にしたら、こんな感想を抱くだろう。

ああ、Aチームは非効率で下手な草野球をして負けたんだな、と。A打線のヘタレぶりが印象に残ったまま、食パンにかじりつき、珈琲をすすりながら、次の紙面へ目を転じてしまうに違いない。

「12安打で2得点」の試合は、はたして本当に拙攻なのだろうか?
(丁寧に書くが、昨日の試合のことではない。一般論のことだ)

一口に12安打で2得点といっても、いろんな状況が想定される。

安打の中身が違うはずだ。12安打全てが単打かもしれない。12安打の中に長打が数本含まれているかもしれない。

安打を打った時のアウトカウント状況が異なるだろう。安打のほとんどが無死の場面で記録されたものであれば、得点が2点どまりだったのは疑問符がつくところだ。しかし、2死の場面での安打出塁が大半であれば、なかなか得点に繋げることができないのも頷ける話である。(無死1塁の得点確率40.7%。2死1塁の得点確率13.4%。2005年データ)

次に「6安打3得点」のケースを考えてみよう。

6安打で3点を上げた。一見すると非常に効率の良い得点に見えがちだ。しかし、ここには四死球が含まれていない。かりに相手投手陣の与四死球がゼロであれば、前述のように上手い点の取り方であり、数少ないチャンスをモノにしたと推測できる。しかし、四死球数が5個とすると11出塁となり、3得点は取れて当然。そんな判断に落ち着く。さらに言えば、相手失策の有無、こちらの盗塁数も加味しなければならないはずだ。

つまり、何が言いたいかというと、
一口に「○安打△得点」と言っても、状況は千差万別
なのである。当たり前な話ではあるが(苦笑)

このフレーズに騙されてはいけない。鵜のみにしてはいけない。

このことをしっかり念頭に置きながら、今季、プロ野球を楽しみたいと思っている。

---引用開始---
「星野楽天、燕に敗れて居残り練習」(SANSPO.COM 2011.2.25 05:03)
http://www.sanspo.com/baseball/news/110225/bsh1102250504000-n1.htm
 星野仙一監督(64)率いる楽天が24日、ヤクルトとの練習試合が行われた沖縄・浦添球場で異例の居残り練習を敢行した。試合は、序盤に連打を集めて三回までに2点を奪いながら、2-5で敗戦。就任後、実戦初黒星を喫した闘将はナインの練習不足解消のため、ヤクルトにグラウンド&打撃ケージを借りた。これも闘将の勝利への執念だ。

 沖縄の夕日が差し込む浦添球場。ヤクルト戦後の“敵地”で、クリムゾンレッドのユニホームが打撃ケージで黙々とバットを振り込み、走塁を繰り返す。楽天戦士が、ビジター球場で異例の居残り練習を敢行だ。

 「練習不足? そりゃそうだよ。試合で勝つためのノウハウを選手にインプットさせたいんだ」

 田淵ヘッド兼打撃コーチが異例の敵地練習の理由を明かした。

 試合の序盤は楽天ペースだった。一回に鉄平らの4連打で1点を先制。三回には岩村の中前適時打で勝ち越した。だが四回以降は追加点を奪えず、12安打で2得点&10残塁。就任後初の黒星を喫した星野監督は「序盤はつながった? つなぐ形だけじゃなくなあ…」と渋い表情だ。

 19日に久米島キャンプ打ち上げ後、沖縄本島に上陸。巨人、韓国・サムスン、ヤクルトとオープン戦と練習試合を重ねた。だが本島での本拠地がないことから試合後のおさらいや打者の打ち込みができず、チームは練習量不足に陥っていた。

 そんな指揮官の胸中を察して動いたのが田淵ヘッド。「(ヤクルト総合コーチの)伊勢さんにグラウンドを貸してくれと頼んだんだ。納得いかない打者や不出場の選手はどんどんやらないとダメだから」とビジターでの居残り練習を解説した。

 どんな苦境でも知恵を絞ってはね返せ。敵地のグラウンドで星野楽天が常勝軍団の土台を築きあげる。(山田利智)
---引用終了---


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テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

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同感です

shibakawaさん
ご無沙汰しております。outfielder_shangです。
私も「○安打△点」というフレーズに違和感を持っていました。shibakawaさんが仰るように状況は千差万別ですし、単純な安打数だけでなく出塁の内容や相手投手などを総合的に見て、攻めが効率的か拙攻か判断していきたいなと思ってます。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。

Re: 同感です

outfielder_shangさん

こちらこそお久しぶりです。そして今シーズンも宜しくお願いします。

このフレーズとっても便利なので昨年何度もこのブログでも使ったと思うので自戒を込めて、ですね。

同じ単打でも無死走者なしの時と2死走者なしの時ではその重みが違いますよね。
単純に得点確率で比較すれば、ノーアウトでの単打は2アウトの単打の3倍の価値があることになりますから。

.

言われてみればというか、考えればわかる当たり前の話でも、ついついこういうフレーズで納得してしまう自分がいたという感じでしょうか。

でも、ヒット打ってるんだし・・・と思うのは野球ファン心理なんでしょうかね。やきもきするというのかなんというか。
スカっと点とってほしいですし。

Re: .

野球ふぁんさん

特に楽天は「饅頭打線」とか「安打多くして得点少なし」とか揶揄されるチームですから、やきもきするファン心理は良くわかるんですよね。ただ、僕も含めて思考が安打多くて得点少なし止まりの傾向が強いかな?と。今年はそこから一歩踏み込んだ野球の見方を“より”意識的に持って、楽しみたいと思っています。コメント有難うございました。

> 言われてみればというか、考えればわかる当たり前の話でも、ついついこういうフレーズで
>納得してしまう自分がいたという感じでしょうか。

> でも、ヒット打ってるんだし・・・と思うのは野球ファン心理なんでしょうかね。やきもきするというのかなんというか。
> スカっと点とってほしいですし。

.

ご無沙汰しています。

野球、カープについて書く気がでなくて、新しくブログを作ってしまいましたw

楽天はいかがでしょうかね。
岩村、松井を中心に面白い戦いができそうなメンバーですが、この監督だけは好きになれません。
発言内容を見ても、どうもしっくりこない…
勝つとは思いますが、この人のドヤ顔を想像するとひたすら萎えます。
言ってなかったかもしれませんが、一応、私もここが地元なんで、盛り上がってほしい気持ちもありはするんですけどね。
全国にしろ、地元テレビにしろ、楽天の話題になるとすぐチャンネルかえてます^^;

さて、本題ですが、安打信仰についてはまだまだ続くでしょうね。
今年、マネーボールが夏ごろ映画化される(はず)なので、
少しは認識が変わる報道もされるかもしれませんが、
スコアボードが点と安打である限り、続くと思います。
ちなみに、拙ブログにて、安打数ではなく、獲塁数という考え方を提案したことがあります。
(もう、この記事書いてから3年かとしみじみしてしまいましたw)

http://carpvictory.blog89.fc2.com/blog-entry-102.html
http://carpvictory.blog89.fc2.com/blog-entry-103.html#

OPSという数値よりは感覚的に理解しやすいし、多くても二桁なのでスコアボードに載せるにも可能ということで、3年前のこの日は結構張り切っていたんですが、
その後は自分でも全然使っていませんw

Re: .

むのんさん
コメント有難うございます。こちらこそお久しぶりです。
とは言っても、むのんさんの新ブログもしっかりチェックしております(笑)

> 岩村、松井を中心に面白い戦いができそうなメンバーですが、この監督だけは好きになれません。
> 言ってなかったかもしれませんが、一応、私もここが地元なんで、盛り上がってほしい気持ちもありはするんですけどね。

むのんさんがそう思われるのも、判るような気がします(笑) こちらとしては野村元監督の時もブラウン前監督の時もそうでしたが、今季も理解する(しようと努める)立ち位置で応援していこうと。それより、東北出身だったとは?!(驚) 広島出身ではないことは存じあげていましたが。

> さて、本題ですが、安打信仰についてはまだまだ続くでしょうね。
> 今年、マネーボールが夏ごろ映画化される(はず)なので、

お!ようやく、ですか。

> 少しは認識が変わる報道もされるかもしれませんが、
> スコアボードが点と安打である限り、続くと思います。

安打信仰の背景には、下記のようなことも考えられるかな?と思っています。
安打は自ら動いて好機を生み出す行為、四死球や失策での出塁は相手から貰ったチャンス。一般的にはそういう認識が土壌にあり、前者は(一見すると)能動的だからプラス評価され、後者は(一見すると)受動的だから前者よりも評価されないということかも?と。

> ちなみに、拙ブログにて、安打数ではなく、獲塁数という考え方を提案したことがあります。
> (もう、この記事書いてから3年かとしみじみしてしまいましたw)
>
> http://carpvictory.blog89.fc2.com/blog-entry-102.html
> http://carpvictory.blog89.fc2.com/blog-entry-103.html#

「!」獲得数、獲得力ですか、この考察、大いに刺激になりました。今シーズンはいろいろ試行錯誤して野球を堪能できたらと思っています。3年前のむのんさんを後追いするようなかたちになるかもしれませんけど(笑) 宜しくお願いします。

> OPSという数値よりは感覚的に理解しやすいし、多くても二桁なのでスコアボードに載せるにも可能ということで、3年前のこの日は結構張り切っていたんですが、
> その後は自分でも全然使っていませんw
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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

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