FC2ブログ

【惜別】 君を忘れない・・・。チームを去った選手~楽天 渡辺直人選手

スポンサーリンク

※この記事はベースボールタイムズオンラインに2011年12/11に寄稿したものです。

君を忘れない・・・。チームを去った選手

忘れもしないのは、2009年8月7日(金)。

本拠地Kスタ宮城で行われた対日本ハム13回戦だ。

試合開始前時点で3位・西武は貯金2、4位・楽天は借金を5抱えていた。野村監督最終年か?と騒がれる中、クライマックスシリーズ進出を目指すには負けられない試合が続く切迫した状況での大切な1戦だった。この試合、日本ハムの先発はエースのダルビッシュ。一方、楽天は田中将大。若きエースを押し立てたという意味でも負けは許されなかった。

試合は日本ハムが2回表に先制することで動きだした。この回、先頭の小谷野が二塁打で出塁すると、田中は佐藤、鶴岡を連続三振に抑えこむものの、2死2塁から金子誠に右翼へ適時打を打たれ、1点を先制されてしまう。

しかし3回裏、楽天は四球出塁した小坂が足でもぎとった得点圏を鉄平のセンター前ヒットでモノにして同点に追いつく。すると5回裏、ダルビッシュの2四球等で好機を1死満塁に広げ、4番・山崎武の怒りのタイムリー(直前の鉄平が敬遠)、続くリックの内野ゴロの間にもう1点追加して、日1-3楽と2点の勝ち越しに成功する。

こう書くとダルビッシュのみが投球が悪いように見えるが、実際は田中も苦しいピッチングだった。この日の被安打はダルビッシュの倍にあたる10本。与四死球も3。ほぼ毎回走者を出す内容だった。

土俵際でギリギリのこしていたそんな田中に、3位・西武とのCS進出争いで負けられないチームにピンチが訪れる。

魔の8回。

日本ハムは無死からの好機を繋げて1死2,1塁、ここで迎える打者は先制適時打など2安打と当たりが出ていた金子誠だった。

田中のウイニングショット、スライダーが高めに入っていく.......

その失投を逃さず、金子誠はセンター方向に快音と共に痛烈に打ち返していった。

誰もがニ遊間を抜けた...と思った。

溜め息が漏れそうな、その瞬間だった。

見事な横っ飛びで捕ってみせ、すかさず6-4-3の併殺でとってみせたのが、

杜の牛若丸、渡辺直人だった──

溜め息が歓声へと変わっていく。

このプレーが勝利に大きく寄与、ひいては8月16日から本格的に始まる快進撃の橋頭堡を築き、さらには2位進出をも導びく呼び水となった、そう言っても過言ではない好守備だった。(ちなみに、この勝利はダルビッシュX田中で田中の初勝利試合にもなった)

このシーン、僕は忘れない。

(記憶が正しければ『週刊ベースボール』誌で象徴的なプレーとしてグラビア掲載されたのを覚えている。まさに牛若丸、そんな印象的な写真だったが、当時の号が見当たらず...泣)

実を言うと、この試合、渡辺直人はベンチスタートで試合後半から守備固めとして遊撃に就いていた。遊撃のスタメンは小坂がスタメン起用された。聖澤や内村も先発に名を連ねていたことから、俊足の左打者でダルビッシュを攻略する意図が読み取れる。右打者の渡辺はその構想から外れてしまったというわけだ。試合前、渡辺はダルビッシュ対策について記者陣に熱弁をふるい闘志を燃やしていたという。ところがスタメンから外れてしまった。その悔しさをさらに闘志に昇華させて、あのファインプレーに繋がった。

今改めて、自分の観戦ノートをめくってみると、そこには走り書きで、こう書かれている。

「ビッグプレー!!」「WBC決勝の内川並みのファインプレ-!」「拍手喝采!」と。

~~~

12月1日の契約更改はダウン更改の5300万円でサインを済ませた。その時の表情は来季勝負してやる!という静かな決意を固めた良い表情をしていた。(下記、球団オフィシャルサイト参照)
http://www.rakuteneagles.jp/team/contents/roadto2011/contract/101201.php

それから僅か8日後の12月9日、この表情だ。(日刊スポーツのサイト参照)
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20101209-711853.html

晴天の霹靂となった金銭トレード正式決定の報を受け取った時、僕が真っ先に思い出したのが、冒頭のビッグプレーだった。

1ファンである僕がここ数日相当ヘコんでいるんだから、本人の胸中、共に戦ってきた選手達の胸の内、いかばかりか。

勝負の世界、酷な話だが、楽天は渡辺直人を余剰戦力と判断した。はっきり言って、岩隈残留の余波だろう。なかなか、切り替えることはできない。けれども、ここは、必要としてくれた尾花ベイでの華麗な活躍を期待して、今後も応援していきたいと思う。

◎得意の右打ちを始め、犠打など場面に適応したチームバッティングができる・・・僕の調べだと、最低限走者を進塁させなければならない状況で今季も2回に1回は仕事をこなしていたというデータがある。
◎俊足・・・4年で97盗塁。盗塁成功率82.2%
◎出塁率が高いレベルで安定・・・打撃スランプでもほぼ変わらない。(入団時から出塁率は .329、.354、.360、.353の推移)
◎三振が少なく四球が多い・・・安打以外の出塁を診るIsoDでは球界屈指の値を誇る(.061、.103、.084、.088)
◎華麗な守備も魅力・・・昨年は遊撃での失策数がパリーグ最少、守備率.988

野村ID野球を継承した“アナライジングベースボール”を掲げる尾花監督には、渡辺直人、相当魅力的に映ったはずだ。

来季、渡辺直人がどのような起用をされるか?にも注目していきたい。

君を忘れない!

渡辺直人選手、イーグルスでの活躍、有難うございました。新天地でのさらなる飛躍、お祈りしています。


---------------------------------------------
ブログ村に参加しています。読んだよ!の合図がわりにポチッとお願いします。励みになります。
にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングにも参加しました。こちらは1位になったり2位になったりです。宜しくお願い致します( _ _)人
人気ブログランキングへ


おかげ様でブログラムでも良い位置につけています。
blogram投票ボタン



SEO対策:楽天イーグルスSEO対策:東北楽天ゴールデンイーグルス
ブログパーツ


関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
186位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
31位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}