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【試合評】 漂流する楽天、勝率3割目前の危機。今季3度目0-1敗戦で借金最多25~2015年9月23日●楽天0-1ロッテ

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彼我のモチベーションの差が露呈した6回表2死2塁、井口の遊安



大久保監督の辞任表明から一夜明けた秋分の日。
2連敗で迎えた敵地ロッテ3連戦の最終戦は、1勝にかける両軍ナイン戦意の差が如実に表れるかたちになった。

楽天は2回、4回、5回、6回と合計4イニングで先頭打者の出塁に成功。4回、5回、6回と1死から2塁以上に走者を送り込んだものの、得点圏で6打席5打数ノーヒット、1四球と、今季の課題点だった「あと1本」が出ない。

楽天が拙攻を繰り返して6回まで無得点に終わると、その直後の6回裏、5回まで散発2安打無失点、ゴロを打たせてアウトを取る持ち味の好投を演じていた先発レイが、あまりにも不運なかたちで7敗目を喫することになる決勝点を奪われた。

1死後、3番・清田に右翼線へ二塁打を打ち返され1死2塁のピンチを背負ったが、4番・クルーズを内角攻めで打ち上げさせての遊飛。2死まで漕ぎつけていた。打席は5番・井口。

前日、初回に釜田から3ランを打ったベテラン打者に対し、本戦ではヒット1本を許したものの2打席いずれもゴロを打たせていた。3打席目のこの場面でもレイはゴロを打たせることに成功。レイの頭上を越えていくバウンドゴロをショート西田が2塁ベース後方で追いついたところまでは良かったが、この後、今季イーグルス低迷の一因を担った拙守がここでも露呈した。

西田は、レイの高め失投を打ち返した井口の中前ヒットコースとも言えるゴロ打球を良く抑えた。しかし、そこからの1塁送球で2塁走者・清田の動静を全く考慮に入れず、1塁へ投げてしまう。

打者走者が俊足とは言えないベテラン右打者の井口だったことで、少し余裕をもってしまったのか、流れるような美技ではなく、やや緩慢な動作に見えた。ベテランながらも全力疾走で1塁めがけて突っ込んできた井口との勝負は間一髪のセーフ。この間、3塁を一気にまわり本塁突入を狙った清田に、ベースカバーの銀次もバックホームできずに完全なる生還劇を許してしまう。

終わってみれば、走者2塁で内野安打で2塁走者にホームを踏まれたこの1失点が、両軍の明暗を分けるプレーになった。(楽0-1ロ)

この日の解説席は元ロッテ・里崎智也氏。「そうですよね。逆に言ったら、楽天としてはこういった所ですよね。防ぎようのある、記録に残らないミスでしょうね。そこを上手く清田の走塁もそうですけど、マリーンズはつけ入りましたよね」とコメント。その後に続けて、一塁手の銀次も二走・清田の動静を見落としていたミスを指摘していた。

そもそもだ。試合も中盤から終盤へさしかかろうかというシーン。1点の意味がさらに重くなっていく場面である。アウトカウントが2死だったことを考えれば、次打者は一発長打のあるデスパイネという怖さはあったものの、昨今調子を落としていることを考えれば、無理をして1塁に投げなくてもよかった場面だった。

3位・西武とゲーム差1.0でCS争いを繰り広げるロッテの戦意、集中力の高さと、CS進出の可能性が完全に絶たれ、前日に指揮官が辞意を表明。目標を見失ったままあてどもなく漂流を続ける最下位・楽天のモチベーションの差と言ってよいシーンになった。

僅か1失点だが、決定的な失点になり、楽天は7回以降、戦意喪失。松永、内、西野と出てきたマリーンズの継投リレーの前に9打数0安打4三振と零封されてしまう。ヒット性の凡打も8回藤田が右翼ウォーニングゾーンへ打ち返し、ライト清田の好守に阻まれた右飛1本だけだった。

イーグルスは5安打。全てが単打だった。シングルヒットのみの試合は今季15試合目を数え、3勝11敗1分の成績になった。これで今季6度目の同一カード3連敗。チーム成績は6位、132試合52勝77敗3分の勝率.403、借金は今季最多25となった。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと36.0、2位・日本ハムと23.0、3位・西武と12.0、4位・ロッテと11.0、5位・オリックスと1.5としている。

後半戦16勝34敗(勝率.320)、9月5勝12敗(勝率.294)、ロッテ戦11勝11敗(QVCマリン4勝6敗)、先制された試合14勝49敗2分(勝率.222)、7回終了時に負けている試合7勝62敗1分(勝率.101)、相手先発左投手10勝22敗1分(勝率.313)、デーゲーム19勝26敗1分(勝率.422)となった。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

楽天=1番・西田(遊)、2番・藤田(二)、3番・ウィーラー(三)、4番・ペーニャ(指)、5番・牧田(右)、6番・銀次(一)、7番・フェルナンド(左)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・レイ(右投)

ロッテ=1番・荻野貴(左)、2番・伊志嶺(中)、3番・清田(右)、4番・クルーズ(二)、5番・井口(一)、6番・デスパイネ(指)、7番・今江(三)、8番・田村(捕)、9番・鈴木(遊)、先発・チェン(左投)

内野安打で2塁走者にホーム生還された例、実は交流戦でもう1つあった



まさかの失点劇で今季3度目の0-1敗戦を喫した楽天。走者2塁(または2,1塁)で相手打者の内野安打時に2塁走者にホーム生還されてしまったプレー。今シーズン、他にあったか?と思って調べたら、交流戦で1度あった。

6/13コボスタでの中日戦(●E6-7D)だ。偶然にもこの試合の先発もレイだった。

序盤から点取り合戦で6-6の同点で迎えた終盤8回表、ドラゴンズの攻撃だった。イーグルスはこの回から青山が登板。先頭打者エルナンデスを僅か初球でアウトに取ると、9番・松井雅にも詰まらせた一ゴ。苦労もなく2死まで漕ぎつけたが、そこからピンチを招いてしまう。1番・俊足の大島にストレートの四球を許すと、2番・亀澤の打席時に間一髪の二盗を決められ2死2塁、その後、亀澤のショート内野安打時に2塁走者・大島に一気に本塁生還を許した。

亀澤の打球は本戦と同じく投手の頭上を越えていくバウンドゴロだった。2塁ベース後方で処理したショート後藤は1塁へ送球。この送球が逸れ、ヘッドスライディングを見せた亀澤が1塁をもぎ取った。ベースカバーの一塁手・中川が大きく体勢を崩して捕球したこの間隙を突かれ、一気に大島が本塁突入。慌てた中川のバックホームが高めの送球になってしまい、上手いスライディングを見せた大島に本塁を奪われるかたちになった。結局、この失点が決勝点になり、イーグルスは乱打戦を6-7で落とすかたちになった。

この日の解説席は先日、母校・東北福祉大の監督に就任した西武黄金時代を知る大塚光二氏だった。「亀澤の気迫のスライディングも素晴らしいし、基本は(2塁走者の)大島ですよね。ホームのスライディングもやはり上手いですよね。(スライディングが)強いですよね。あとは上田コーチの判断も素晴らしかったと思うし」と絶賛。本来なら、「超機動力野球」を掲げて今季を戦ってきたイーグルスが、こういう走塁をしていかなければならないという走塁を敵軍に許していた。

翌日の河北新報の記事が興味深いので引用しておきたい。

本戦でのミスも西田、後藤に止まらず、私は比較的フィールディングが良いレイが、あの結果球を投げた瞬間、体勢がいつもより1塁寄りに流れていたようにも思えた。バウンドは中日戦の亀澤の打球と比べると、そこまで高くはなかった。もしレイが9人目の野手という基本を守っていたなら、ひょっとすると取ることができたかもしれない。また、取ることができなかったとしても、西田あるいは銀次に三走の動きを大声で伝えることはできたと思う。


■<楽天>わずかな隙突かれ「足攻」に屈す
(河北新報2015年06月14日日曜日)
http://www.kahoku.co.jp/sports/eagles/20150614_01.html
 両軍合わせて25安打の乱戦。勝敗を分けたのは、わずかな隙だった。東北楽天は中日のしたたかな「足攻」にしてやられた。
 6-6の八回2死から、3番手青山が大島に与えた四球がほころびの始まり。亀沢の初球で二盗を決められ、ピンチを広げた。際どいタイミングだっただけに、小関は「刺せたと思った」と悔しげに振り返った。
 決勝点は思わぬ形で奪われた。亀沢が放った遊撃への内野安打の間に、二走大島に一気に本塁を突かれた。思わず天を仰いだ青山は「野手は一生懸命やってくれた。僕の方にツキがなかった」と残念がった。
 防ぎようがなかったのか。「そうとも言えない」と橋上ヘッドコーチは3点を指摘した。後藤の一塁送球が右翼方向にわずかにそれた。受けた中川の本塁への転送がワンテンポ遅れた。捕手の小関が前に出て、走者のブロックができなかった。一つ一つは明らかなミスと言い切れないが、より高い精度を求めた。
 超機動力野球を掲げる今季、相手の虚を突く走塁技術も見習う必要がありそうだ。永池内野守備走塁コーチは「うちがやっていかないといけないプレー。いい勉強になった」と前を向いた。(佐藤理史)


1軍復帰の後藤、ボール球に手を出し、2打席凡退



中日戦で内野安打時に2塁走者の生還を許す一因を作った後藤光尊。直近35打席でヒット僅かに1本という不振に陥り、先月29日に1軍登録抹消されていたが、本日、ムリーロ、横山と入れ替わりでレイと共に1軍に昇格してきた。正直、リーグワーストのWARを記録し、完全な埋没費用となっている後藤に機会を与えるよりも、ファームで3失策しようが年齢の若い阿部を上げて経験を積ませるべきだと思うが、それはさておき、0-0の6回2死2,1塁でその後藤に打席がまわってきた。

5番・牧田の打席だったが、本日ゲッツー含むゴロ凡打2本とタイミングが合っていない牧田に代えて、後藤を代打で使ってきた大久保監督。しかし、ベテランがその起用に応えることができず、詰まり気味のイージーな遊ゴに倒れてしまった。

カギを握ったのは0-1からの第2球目だろう。益田が投げ込んできた球はインハイの完全なボールゾーンの144キロ速球だった。後藤はこの悪球に手を出し、空振りしてしまう。0-2と追い込まれてしまったら、今季2ストライク以降打率.177(175打数31安打)、2ストライク以降の四球僅か3個の結果を見れば、後はどのような結末になるか、推して知るべしの場面だった。

その後藤は本戦のラストバッターとして西野の前に投ゴに倒れている。初球、137キロのフォーク。解説・里崎氏が「ああいうのを振ってくれると(西野は)本当に楽ですよね」というホームベース手前でワンバンしたボール球に対して、派手に泳いで空振りを喫した。これで今季の後藤のボール球スウィング率は42.9%になってしまい、1軍での直近37打席で32打数1安打になってしまっている。

この一連シーンでも、今季イーグルス低迷の一因が露呈している。後藤に限らず、誰がどう見ても100%完全なるボール球にあっさり手を出してしまい、相手投手を助けてしまう場面、今季の楽天は多かったと思う。その結果が.315というリーグ最低出塁率になって表れていると思う。

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レイ、鬼門の5回を無事ゼロに抑えて6回1失点の好投



6回、打者24人、球数92、被安打4、被本塁打0、奪三振4、与四球1、与死球1、失点1、自責点1。

これでレイの今季成績は防御率3.57、5勝7敗、QS率55.6%となった。18試合中10試合でQSをマークしているレイだが、QS10試合の成績は4勝4敗。5月以降、打線の援護に恵まれることなく、好投すれども白星につながらない日々が続き、レイも打線の無援護に泣かされている1人と言えそうだ。

ここ最近のレイは好投していても、粘り強くゲームメイクしていても、5回になると突如崩れてしまうケースが目立っていた。5回を投げた16試合中6試合で失点を喫し、3試合連続で4失点、2失点、4失点と失点続きだった。

そのため、鬼門の5回に注視していたが、1安打を打たれたものの、しっかりゼロに抑えることができた。今江、荻野貴の右打者にはチェンジアップを意識させた中で高めに球を動かしての速球ピッチングで空三振、一邪飛に仕留めた。田村にはアウトローに良く決まった縦割れのカーブをひっかけさせて三ゴに打ち取っている。

ゴロ率も61.1%と高く、ゴロアウトも3イニング分の9個、最もアウトになりやすい内野ポップフライも1イニング分3個を獲得。三振も5個を奪う内容で、ボール先行する場面は多かったが、素晴らしい仕事ぶりだった。【終】




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後藤は9/24時点で415打席で、規定打席443まで残り28打席。
規定打席に達すると査定で違うから、ということもあるのでは。

藤田は440であと少し。
松井稼は495、ペーニャは484。

松井稼は9/24に抹消してもう休ませてもいいのに…。(個人的には藤田も9/24~10/3まで抹消して若手投手か阿部あたりを上げてもいい)
26日からの11連戦には先発の駒が足りないし(まさか6人先発で中5日でまわすのか?)若手に経験を積ませていい。(ビジターのファンから厳しい声を聞いてほしいので)
10/4斎藤隆引退試合に松井稼・藤田が出たいというのなら尚更10日リフレッシュが必要だと思うのだが…。(メジャーでともに戦い、横浜でともにプレーしたから)

2年連続6位よりは5位がいいかもしれないが…。




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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

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