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【試合評】 楽天連敗脱出。戸村健次、気持ちもボールもコントロールした7勝目117球~2015年8月26日○楽天イーグルス6-0オリックス

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楽天、投打かみ合い、連敗脱出



先発・戸村は前回8/20西武戦、5回途中7安打5四球6失点の不甲斐ない投球。今季最多15失点の投壊の当事者だった。「気持ちもボールもコントロールできなかった」と戸村。しかし、1週間後の今夜は違う。春先に見せたピンポイントの制球力は今夜も見ることはできなかったが、ストライク率は66.7%と合格ライン。四球も2個に止め、ストライクを取る能力が甦っていた。

打線もそんな戸村の好投に応えるべく、3回に2点を先制する。

約1か月ぶりの登板になったディクソンに4安打を浴びせた。1死後、8番・嶋からの下位打線が3連打でチャンスメイク。1死満塁とする。先制点は2番・松井稼のバットから生まれた。ディクソンの失投を捉えた当たりは右翼後方を襲う。長打コースに思えたが、ライト糸井が好守を見せる。それでも、3塁走者が悠々タッチアップ生還するには十分の犠飛になった。

その後、1塁走者・島内二盗後の2死3,2塁、3番・ペーニャのバットが唸りを上げる。ディクソンが繰り出した伝家の宝刀ナックルカーブ。その連投を制し、痛烈に弾き返し、打球は狭い三遊間を破っていき、左前へ。二走・島内はレフト小田の好返球で本塁憤死したが、三走・西田が2点目のホームを踏んだ。(楽2-0オ)

無得点に終わった4回も2死3,1塁と攻め立て、ディクソンを苦しめた楽天打線。翌5回、マウンドから引きずり下ろすことに成功する。

9番・西田の左安から始まった攻撃は、打者一巡した。10人を送り込み、4安打3四球でディクソン、火消しに出てきた二番手・海田から合計4点を挙げている。(楽6-0オ)

得点内訳は1死2塁で2番・松井稼の中安。ショート安達の右を破るセンター返しで2塁走者・西田がホームを踏んだ。1死3,1塁でウィーラーもセンター返しで続き、3塁走者・松井稼が生還。ここでディクソンをKOとする。その後、1死満塁で北川が二番手・海田からストレートの押し出し四球を獲得。なおも満塁で7番・藤田がセンター後方へ犠飛を打ち返した。

戸村は7回1満塁の危機をしのぎ、7回6安打無失点。8回武藤、9回西宮と零封リレーをつなぎ、イーグルスが連敗を8でストップ。球審・山本貴則試合で2014年から7連敗が続いていた連敗記録(2012年以前は未調査)もストップさせ、長かったトンネルをようやく脱出している。

楽天の零封勝利は今季6度目。オリックスの零敗は今季16度目でリーグ最多となっている。

イーグルスは14安打。7回北川が投手強襲安打で出塁し、5/6日本ハム戦以来の今季2度目先発全員安打となった。

チーム成績は6位、112試合46勝63敗3分の勝率.422、借金は17へ。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと28.0、2位・日本ハムと18.5、西武も勝利したため3位とのゲーム差は変わらず7.0、4位・ロッテとは6.0、5位・オリックスとはゲーム差なしとしている。

各種戦績は、後半戦10勝20敗、8月7勝14敗、オリックス戦7勝10敗2分、ビジター戦績24勝33敗、先制した試合33勝23敗とした。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

楽天=1番・島内(中)、2番・松井稼(右)、3番・ペーニャ(指)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(一)、6番・北川(左)、7番・藤田(二)、8番・嶋(捕)、9番・西田(遊)、先発・戸村(右投)

オリックス=1番・小田(左)、2番・縞田(三)、3番・糸井(右)、4番・中島(一)、5番・ブランコ(指)、6番・安達(遊)、7番・駿太(中)、8番・原拓(二)、9番・山崎勝(捕)、先発・ディクソン(右投)

銀次2安打で調子を上げる。8/22から5試合連続安打



銀次が調子を上げてきた。怪我からの復帰後、このカードの初戦に続く2度目の1試合2安打をマークした。1打席目はボール先行3-1からセンター返し。アウトローの球だったが、コンパクトに振り抜き、右前へ弾き返した。2打席目は1-2と追い込まれながらも膝元に入ってきたナックルカーブを巧くさばいた。体勢崩しながらも芯に当てる匠の技で1,2塁間を破る右安。

銀次の打席中に届けられたベンチリポートにも目を見張った。

本戦ディクソン攻略の秘訣は低めに集めてくる球の中から、ストライクからボールに変化する低め誘い球を見切ることにあった。各打者ゾーンを上げて、ストライクゾーン内に滞留する球を打っていったが、銀次だけは違った。「低めにボールが集まってくるので、いかにゾーンを低めにして打てるのか、1球1球見きわめていきたいですね」とのこと。ゾーンを下げて対応するレベルの高さに、舌を巻く瞬間になっている。

その他、打者一巡の4点劇になった5回には貴重な四球を選んでいる。火消しに出てきた二番手・海田との対決。0-2と追い込まれながらも、そこから選球眼を発揮し、四球を選び、満塁のチャンスを演出。その後の追加得点につなげている。

これで銀次は復帰後初安打を放った8/22ソフトバンク戦から5試合連続安打。この間の期間内打率は16打数7安打の.438。規定打席到達は叶わなくなっているが、シーズン打率も.308まで上がってきた。

8/22以降、空振りもめっきり少なくなっている。この間、相手投手は合計81球を投げてきて、銀次はそのうち31球でバットをスイングしにいったが、空振りは僅かに2球である。持ち味のバットコントロールが冴えている。

低めボールの誘い球をみきわめてディクソン攻略



試合後、大久保監督はディクソン攻略法について、低めに集めてくる球のうち、ゾーンを上げて、低めボール球になる誘い球をみきわめ、ストライクゾーン内に滞留した球を攻略したという趣旨の発言をしていた。

本戦のディクソン、88球中64.8%に当たる57球を低めゾーンに集めてきた。低めゾーンとは下記配球図の暖色網掛けゾーンに該当する。ここに到達した球が57球を数えた。

そのうち26球は、低めボール球だった。下記配球図の赤色網掛けゾーンだ。変化球ならストライクからボールに変化する低めボールゾーン。この26球中、ボールカウントになったのは実に21球を数えていた。(手出しした5球の内訳は、空振り3球、ファウル1球、銀次の右安1球)

ゾーンを上げて対応したことで、ここをしっかり見きわめたことで、低めストライクゾーン滞留球を10打数5安打と攻略した。



しかし、手放しでは喜べない。というのはディクソンのゴロ率が73.7%とかなり高かったからだ。ゴロを打たせることを目的とするディクソンにとって、一応の投球はできていたことを意味する。狭い三遊間を何度か破ったこともあり、楽天打線にはツキがあり、ゴロ14本中、9本がヒットになった。オリックスにしてみれば、ツキがなかったと言えそうだ。

こういうところでゴロではなく、長打を含めた数多くの外野飛球で完全攻略といきたかったところだが、それができないのが、球団史上ワーストともいえる貧打の今季の楽天打線なのだろう。

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戸村健次、7勝目。WARではリーグ投手9位の好成績



7回、打者30人、球数117、被安打6、被本塁打0、奪三振7、与四球2、与死球1、失点0、自責点0。

これで戸村の今季成績は防御率3.61、7勝7敗、QS率46.2%になった。

本戦は特に130キロ台中盤前後のカットボールが効果を発揮した。左打者は上々。嶋は戸村に左打者のインコースに合計15球のカットボールを要求したが、空振り3球、見逃しストライク2球、ストライク寄与ファウル2球、凡打1球と多くの投球が有効手として機能した。

明暗分けたのは、7回1死満塁のピンチだった。6-0と大量6点の援護に守られ、6回まで順調にゼロを積み重ねてきた戸村だったが、先頭打者安打を許した7回、1死後に伊藤に粘られ四球、岩崎に1,2塁間をゴロ突破されて満塁。本戦最大のピンチを迎えていた。

2番・縞田に良い当たりを許したが、レフト北川の正面を突く左飛に仕留めて2死。あとアウト1つというところで打席には3番・糸井。ここまでの通算対戦成績は19打数7安打、3三振、1死球、1二塁打の.368。今季に限っても2安打を打たれていた強敵だった。前の打席ではヒットを打たれ、連続試合安打は7へ。このカードでは2試合連続ホームランと打撃好調だったが、、2-2からの対決を低めフォークボールで制し、見事、空三振に取っている。ここで一閃くらえば、たちまち試合は6-4の2点差となっていただけに、大きな奪三振になった。

実は戸村のフォークはNPB平均と比べて空振り率が低い。20%に迫ろうかという数字が平均値なのに対し、戸村のフォーク空振り率は今季10.0%だった。しかし、チームの連敗を止める試合の要所で、しっかり落ち、機能した。「気持ちもボールもコントロールできた」シーンになっている。

某シンクタンクが8/16付で速報したWAR。代替えレベルの選手と比べた時に該当選手がチームに何勝分の勝利をもたらしたか?を現す選手総合指標だ。すでに八郎潟のWARがパリーグ野手でワーストレベルの焼け野原であることはお知らせしたが、今季の戸村はチームで2位の好成績である。

楽天のWARトップ5を並べてみると、

則本昂大
戸村健次
藤田一也
松井裕樹
ペーニャ

の順になっている。40イニング対象投手でサファテに次ぐリーグ9位の好成績である。

ここまできたら、ぜひ二桁とQS率60%を目指してほしいと思う。【終】

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