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【試合評】東明大貴と塩見貴洋。明暗分けたフォークボール~2015年6月24日●楽天イーグルス1-6オリックス

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2被弾の塩見、リーグワースト2位タイの被本塁打数に



外野天然芝が美しい荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(両翼100m、中堅120m)に舞台を移してのオリックス2連戦は、6回を投げた先発・塩見がブランコ3号ソロ、中島6号3ラン、2被弾合計4失点を奪われ、東明との投手戦に屈するかたちになった。終盤7回以降、戸村が小谷野に適時打を、相原が味方拙守にも足を引っ張られるかたちになり、無死満塁から1点を失い、突き放された。

楽天打線は6安打。序盤1、2回に得点圏に進出し、2回は三好三塁打、小関適時打で1点を返したが、散発3安打に終わった3回以降はスコアリングポジションに走者を進めることができずに終わっている。

チーム成績は68試合33勝33敗2分の4位。ゲーム差は1位・ソフトバンクと7.5、2位・日本ハムと5.0、3位・西武と4.5、4位・ロッテと1.5、6位・オリックスと7.0とした。

各種戦績は、銀次離脱後14勝11敗、6月11勝6敗、リーグ戦再開3勝2敗、オリックス戦4勝5敗1分、ホームゲーム17勝13敗2分、先制された試合10勝17敗1分の推移になっている。

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

オリックス=1番・宮崎(中)、2番・安達(遊)、3番・小谷野(三)、4番・中島(一)、5番・糸井(右)、6番・T-岡田(左)、7番・ブランコ(指)、8番・西野(二)、9番・山崎勝(捕)、先発・東明(右投)

楽天=1番・聖澤(中)、2番・牧田(左)、3番・松井稼(右)、4番・ペーニャ(指)、5番・後藤(遊)、6番・中川(一)、7番・三好(二)、8番・阿部(三)、9番・小関(捕)、先発・塩見(左投)

1点を追う2回裏、三好三塁打&小関適時打で追い付く



初回、両軍共に先制の機会を逸機した。

1回表、塩見は2死からピンチを招いたが、背番号23のファインプレーが塩見を救った。

2死後、3番・小谷野に左中間二塁打を打ち返された。直近5試合19打数8安打、打撃好調のベテラン打者を1-2と追い込んだが、決めにいったインコース狙いの139キロ速球が甘く、ストライクゾーンの中寄りに入ったところを一閃された。続く4番・中島にはボール先行2-0経由フルカウント勝負の末、カーブをしぶとく見逃され、2死2,1塁。打席には糸井。6/13阪神戦から6試合連続安打が続いていた。2ストライク以降4球ファウルで粘られる気が抜けない8球勝負。ラスト8球目のカーブが甘くなったところを巧打で打ち返され、センター後方ウォーニングゾーンの手前を襲う長打コース。しかし、ここは懸命に背走した聖澤によるジャンピングキャッチが危機を防いだ。

1回裏、楽天は2死後に安打出塁した牧田が盗塁で二進した。先発・東明は昨年99回2/3を投げて許した盗塁企図は僅かに2。昨年30回以上投げたパリーグ投手87人中、走者の盗塁を最も許さなかった投手だった。その東明相手に牧田は今季3個目の盗塁を成功させている。山崎勝の2塁送球が高すぎたことも幸いした。

ペーニャもフルカウントから際どい球にバットを止めて1塁に歩き、2死2,1塁。5番・後藤のバットに注目が集まったが、速球を打ち上げての三邪飛に倒れている。

2回は両軍1点ずつを取り合うかたちになった。

2回表、1死後、塩見はブランコに特大の一発を被弾してしまう。

バットを折りながらも左翼席スタンド最上段へ運んだ一閃は、打った瞬間、レフト牧田の足がほとんど動かない状態。初球インコースの128キロスライダーを運ばれた。その後、後藤のエラー、西野の盗塁、死球で1死2,1塁のピンチ。嫌な試合展開になったが、1番・宮崎を5-4-3の併殺網に取り、危機を切り抜けた。(楽0-1オ)

その裏、楽天は右中間三塁打で三進した三好を、2死から小関がホームに迎え入れた。

三好の右方向への三塁打は1カ月前の5/26鎌ヶ谷での日本ハム戦、左腕の金平将至から放った右越え三塁打以来。小関は1-1から真中高めに抜けてきた速球を振り切り、詰まりながらも三塁手の頭を越えて左前へ運ぶ一打をみせ、これが同点打になった。(楽1-1オ)

中盤、塩見のカーブ投球が功を奏するも...



3、4、5回は両投手が試合を締めた。この3イニング、両軍の安打は散発1安打のみ。

楽天は3回裏、1死から松井稼が中前クリーンヒットで出塁したが、その後に山崎勝の送球も良く、二盗失敗。この後、ペーニャが1塁に歩いたので、この盗塁失敗は痛かった。

塩見はカーブを巧く使い、相手打者のタイミングをはずした。3回は小谷野の右飛、中島の空三振、4回はT-岡田の遊ゴ、ブランコの一飛、5回は山崎勝の中飛、全て結果球は101~110キロのカーブだった。

1-1のままの投手戦。次なる得点が両軍の明暗を分けるか?!というゲーム展開、6回表に塩見が中島に3ランをくらった。

先頭の安達&小谷野に連打を浴び、無死2,1塁。3番・中島には0-1からストライクゾーンに甘く滞留した125キロのフォークボールを完璧に打ち返され、これまた左翼席スタンド上段へ消えていく。結局、この被弾が試合の趨勢をあらかた決めてしまった。

このままショートで後藤を使い続けるべきか否か?!



三好、小関といった脇役勢の槍働きが光った中、5番・遊撃で起用された後藤がうだつの上がらないプレーを連発してしまっている。

打撃では6/13中日戦の3回四球を起点に直近24打席で僅か2安打と不振に陥っていたが、本戦でも三邪飛、中飛、左飛(良い当たり)、4の0。4打席中3打席が走者有、1打席がイニング先頭打者という重要所でまわってきたが、4タコに終わった。

この古巣2連戦では8打席8打数1安打に封じられた。今季の後藤は速球が打てず、変化球の対応の上手さで安打、打率を稼いできた。本戦試合前データで速球打率は.170(106打数18安打)、変化球打率は.280(132打数37安打)。恐らくこの傾向を知っていたのだろう、オリックスバッテリーは後藤への攻め方を間違っていなかった。この2連戦で後藤に24球を投じ、そのうち速球が19球にも及んでいた。苦手な速球を多く投げ込んでファウルを打たせカウントを整えたり、凡打を打たせたりするシーンが目立った。本戦の4タコ、全て結果球は速球である。その得意の変化球でも直近20打席では19打数4安打、3三振、1四球の.211と振わない。

守備では2失策。慣れない土のグラウンドだったことを考慮に入れても、両方とも正面のゴロだっただけに、またか・・・という思いがつきまとう。うち8回先頭打者の出塁を許したエラーは失点につながった。

調子の良い時には攻守に渡る動物的なプレーでアッと言わせるも、そのパフォーマンスにはムラっ気があり、安定しない。さらに60試合でショートスタメンで使われており、アラフォーには身体的に辛い起用が続いていると言えそうだ。

西田が骨折、阿部がサード、三好セカンドで、後藤を休ませるには、広報担当の岩崎か、守備にとっても不安が残るウィーラーを使わざるをえないという苦しいチーム事情もある。西田が帰ってくるまで、今後も後藤を遊撃スタメンとして使っていくのだろうが、後藤をショートで使えば使うほど、楽天にとってのアキレス腱になっていく。

実際、デルタ調べによると、セパ12球団で楽天のショートは、オリックスのセンター、ロッテのファーストに続いての「お荷物ポジション」になっている。攻守に渡って精彩を欠き、得失点差で-17.8点の赤字ポジションになってしまっている。(下記リンク参照)


◎Biggest Positional Holes (DELTA OFFICIAL WEB 2015年6月21日)


今季は西田の状態もイマイチ上がらないため(調子が上がればショート西田だろう)、藤田が帰ってきたら三好を後藤と共に併用というかたちで遊撃で使うことも視野に入れ、試合前のシートノックで三好にショートの練習をさせて欲しい。昨年はファームの出場試合の大半がショートだった三好だが、今季はほとんどセカンド。遊撃スタメン出場は僅か1試合に止まっているので、ショートの感覚を取り戻してもらうため、三好の遊撃守備練習が必要なのでは?と思う。

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東明、約2か月ぶりの白星で今季2勝目



東明=7回、打者27人、球数94、被安打4、被本塁打0、奪三振8、与四球2、与死球1、失点1、自責点1。

立ち上がりから序盤にかけて逆球やコマンド不足の球が目立った東明。不安定な序盤に捕まえたかったが、1回は2死2,1塁で後藤が速球に差し込まれての三邪飛。結局、2回の三好&小関の長短攻勢による1点止まりで終わってしまったのが、痛かった。

尻上がりに調子を上げる好投を許してしまった。

変化球は全体の64.2%を低めに集め、楽天打者を悩ませた。特にフォークだ。フォークで12打数1安打、6三振。29球を投げ込み、うち19球で楽天打者がバットを振りにいったが、11球で空振り。(経験に乏しい打者が多いイーグルスという側面はあるにせよ)高い頻度でバットが空を切ってしまった。点差が4点に広がった7回裏は三好、阿部、小関の楽天下位打線を3者連続三振。結果球はいずれも低めに集めた変化球だった。

軸球のストレートは最速148キロを計測。空振りも4球奪取し(うち2球がペーニャ)、いつも以上に走っていたのでは?と感じる。

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明暗分けたフォークボール



塩見=6回、打者25人、球数96、被安打6、被本塁打2、奪三振1、与四球1、与死球1、失点4、自責点4。

塩見と東明の明暗を分けた球種がある。フォークだ。

東明のフォークは前述どおり楽天打者を大いに悩ませたのに対し、塩見のフォークは12球で空振りが1つも取れなかった。糸井や中島、ブランコ、小谷野といった主軸打者に追い込んでからのフォークをファウルで粘られていたことを考えると、落ちが悪かったように感じる。6回無死1塁で小谷野に浴びた中安もフォーク、直後に中島にくらった3ランもフォークだった。

フォークの被打率を見てみよう。

3・4月 被打率.139 (36打数5安打、7三振、1四球、2二塁打)
5・6月 被打率.382 (34打数13安打、6三振、3四球、1二塁打、4本塁打)

3・4月機能していたフォークが、5月以降は4本塁打含む被打率約4割と全く冴えないのだ。

畠山やゴメスなど、打者に巧く打たれた要素は確かにあった。しかし、それだけでは説明がつかない。配球など傾向が読まれていたという部分に、フォークを投げる時のフォームや腕の振りに何らかの欠陥や癖が生じている可能性も否定できない。フォークを投げる時に腕が緩んでしまったり、球の出所が分かりやすくなっていたり、変化量が乏しく、打者にとって球の軌道が予想しやすく、判別しやすい球種になっている。そういった理由が考えられそうだ。引き続き持ち越された継続課題になってしまった。【終】

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No title

昨日のゲームを見ていましたが、後藤は攻守共に酷いものでした。
疲労の影響が出ているので、そろそろ休ませた方が良いと私も思います。

私は岩崎をそろそろ使ってあげた方が良いと思っているのですが、shibakawaさんはどう思いますか?

打撃はからっきしかもしれませんが、守備は落合氏に評価されていた腕前なので、現状の後藤よりはるかにマシになる気がするのですが。。。

Re: No title



松山さん

とにかく後藤のプレーはもう沢山!!という気分なので、後藤でなければ誰でもいいというのが本音です(笑)

松山さん推しの岩崎は本日抹消になってしまいました。
ということは直近2軍で打でも絶好調の山崎浩を上げるのかな?と思いますが、どうなるでしょうか?


> 昨日のゲームを見ていましたが、後藤は攻守共に酷いものでした。
> 疲労の影響が出ているので、そろそろ休ませた方が良いと私も思います。
>
> 私は岩崎をそろそろ使ってあげた方が良いと思っているのですが、shibakawaさんはどう思いますか?
>
> 打撃はからっきしかもしれませんが、守備は落合氏に評価されていた腕前なので、現状の後藤よりはるかにマシになる気がするのですが。。。

それでも 後藤には出続けてもらわないと

今 不調は 自他共に承知。 リフレッシュ方法も策ですが
打撃で 相手投手に ある程度のプレッシャーをかけられる
内野手はいません。 (サンチェス?)
内野陣でのベテランアドバイザーもいない(ここもサンチェス? 盛り上げ役はいますが、藤田も銀次も嶋がいない→山崎?)
(※エラーの多いのにと思いますが。)
本当に緊急なら 松井稼頭央くらいを内野の何処かに置かなければ、内野が若者だらけで視野が大きくならないのでは、
とにかく 打順を下げる、試合体制が決まった後半に交代する形で 体調維持しつつ調子を取り戻してほしい
意地だ「八郎潟産」。

Re: それでも 後藤には出続けてもらわないと

commessoさん

確かに経験という点で言えば、後藤を置いて右に出る選手は他にいないんですよね。なので、大久保監督の上手い選手起用が期待されます。上手いこと後藤の疲労を逃しつつ、使っていくことができるか?でしょうね。(松井稼についてですが、聞くところによると、試合前練習で松井稼がショートのシートノックを受けていたという情報も伝わってきます。)
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