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【試合評】 則本昂大、2年越しのリベンジで今季初の完封勝利~2015年6月14日○楽天イーグルス4-0中日

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両軍のスタメン

中日=1番・大島(中)、2番・亀澤(二)、3番・平田(右)、4番・ルナ(三)、5番・森野(一)、6番・和田(指)、7番・藤井(左)、8番・エルナンデス(遊)、9番・松井雅(捕)、先発・武藤(右投)

楽天=1番・松井稼(右)、2番・牧田(左)、3番・藤田(二)、4番・中川(一)、5番・後藤(遊)、6番・ペーニャ(指)、7番・聖澤(中)、8番・小関(捕)、9番・阿部(三)、先発・則本(右投)

則本昂大、2年越しのリベンジを乗り越え、105球の完封勝利



今季初の完封勝利を成し遂げるには「2年越しのリベンジ」を完遂する必要があった。

本戦で唯一のピンチになった7回表のことである。中日は3番・平田から始まる攻撃。その平田に甘く入った高め146キロ速球を左翼線へ打ち返され、これがフェンス到達の二塁打に。先頭打者に出塁を許したことも、スコアリングポジションに進出されたのも、本戦で初めてのシーンになった。

無死2塁で打席は4番・ルナ、5番・森野、6番・和田。恐竜打線の心臓部との対戦だ。しかし、則本、ペースを乱されるとなく、堂々の投球。4番・ルナ、5番・森野をいずれも追い込んでからの2-2並行カウントから決め球フォークで退けた。ルナは空三振、森野は一塁線へのイージーな一ゴ。進塁打になったが2死3塁、2死まで漕ぎ着けることに成功した。

バッターボックスには6番・和田一浩だ。乗り越えなければならない最終関門は、先日2000本安打を達成した打撃好調の百戦錬磨の右打者。当然、則本も試合前から警戒していた。

則本vs和田と言えば、ルーキーイヤーの2013年6/14敵地中日戦(●E2-7D)で痛い思い出がある。

2-1で楽天1点リードで迎えた7回裏、先頭ルナに安打を許し、無死1塁での対戦だ。1-2と追い込んでからの外のスライダーを一閃された。ヘッドを効かせたバッティングで左翼席までライナーで運ばれてしまう逆転2ラン。さらに翌8回2死2,1塁、今度は0-1からの失投スライダーを再び左翼席に放り込まれるトドメの3ラン。この年、則本と和田の対戦成績は3打数2安打5打点、1四球、2本塁打、完全に和田に軍配が上がった。

あの年のオフ、日本テレビ系列で放送されたテレビ番組、巨人・菅野との新人王対談の中で、プロに入って凄いと感じた打者は?という設問に、則本は和田を挙げていた。


◎日テレ系「Going!」等で放送、楽天・則本昂大x巨人・菅野智之スペシャル対談。全文を書き起こししてみたよ


則本「僕、交流戦のときにナゴヤドームで投げたんですけど、和田さんに2発打たれて」
菅野「ホームラン?」
則本「はい。2打席連続で。同じようなスライダーを体勢崩しながら」
菅野「スライダー打たれたんだ、2回とも? それはショックだなあ」
則本「セリーグだったら和田さん」
菅野「和田さんが嫌だ?」
則本「はい。何投げても打たれそうな感じがします」
菅野「いるよね。そういうバッター」


中飛、中飛で迎えた本戦3度目の対決だった。

初球、2球、いずれも真っすぐが外れてボール先行2-0。思わず手に汗を握った。今季、則本の2-0経由の対戦成績は39打席、28打数8安打、6三振、11四球、被打率.286、被出塁率.487。トータルの被打率が.260なので、やはり打者有利カウントを起点にすると、出塁を許す確率が跳ね上がってしまう。3球目はスライダー。高めにすっぽ抜けて3-0。土俵際に追い込まれた則本。

無理して勝負せず1塁に歩かせることも視野に入れるのか?と思ったが、則本は和田との対戦を選択。そこには7番・藤井が本カード8打数3安打4打点、2三振、1四球、1二塁打、1本塁打と当たっており、本戦でも前の打席で則本のノーヒットノーラン投球を打ち砕く左安を放っていたという理由以上に、2年越しのリベンジを成し遂げたいという勝負師心理も働いていたに違いなかった。

4球目もスライダーだった。真中気味に入る甘いヒヤッとする失投。2年前に一閃されたホームランボールと良く似ていた。しかし、3-0カウントだったため、1球待ったのだろう。和田は悠前と見送ってストライク。3-1からの第5球。スライダーの連投になった。インハイに抜け気味に入ったのが奏功、和田のファウルを誘い、これで勝負はフルカウントへ。

ラスト7球目は一転、ストレートだった。アウトコース高めへ渾身の151キロ。指によくかかったスピンの効いた炎の速球が小関のミットにズバッと決まる。大打者のバットは、本戦最速タイの151キロに振り遅れて空振り。マウンド上の則本はガッツポーズ。2年目のリベンジが完成した瞬間になった。

先に紹介した菅野との対談。そこで則本はこんなことも言っていた。「真っすぐだけで抑えたいんですよ、僕自身。真っすぐだけで抑えたら、球場全体が『こいつ何なんだ。こいつすげえな』みたいな、味方になってくれるんじゃないかなって」。

その後は順調。8回は1死1塁で代打・小笠原。左の強打者との対戦を僅か4球で終わらせ三振ゲッツーに取った。9回は大島、亀澤、平田の上位を9球で料理。

序盤にペーニャの2打席連発本塁打、牧田の2点適時打で4点の援護を受けた則本が今季初完封、今季3度目の完投勝利で4勝目を挙げた。

楽天の零封勝利は4/8ソフトバンク戦(○E1-0H、美馬初完封)に続く今季2度目。

試合時間2時間24分は今季楽天戦で最短。交流戦は延長に入るケースが多く、ファンもタフな観戦を強いられたが、最終戦の日曜昼は則本の快投でストレスなくスムーズな野球観戦を楽しむことができた。

これで楽天は交流戦成績を10勝8敗とし、2年ぶりの勝ち越しが決定している。

チーム成績は63試合30勝31敗2分、勝率.492の4位タイ。再び借金1とした。
ゲーム差は1位・日本ハムと7.5、2位・ソフトバンクと6.5、3位・西武と4.5、6位・オリックスと7.0。
各種戦績は6月8勝4敗と攻勢が続く。コボスタ17勝11敗2分、先制した試合21勝16敗、味方打線ホームラン試合18勝12敗1分、味方打線コボスタホームラン試合10勝3敗1分としている。

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■ペーニャの月間打撃成績


怪力ペーニャ、打棒爆発の2連発



見事な2打席連続のホームランになった。

相手先発・武藤は今日が誕生日。慣れないコボスタのマウンドとバースデー登板の緊張からか、立ち上がりから終始球が高めに上ずっていた。しかし、2回1死まで楽天打者はゴロを打たされるハメになっていた。2回も先頭・後藤が高め変化球に手を出しての投ゴ。この回もゼロでしのがれてしまったら、3回以降に修正の機会を与えることを意味していた。

そんな最中に飛び出したペーニャの4号ソロ。外の132キロスライダーを完璧に捉えた。心地良く舞い上がった飛球はセンターバックスクリーンの左へ飛び込んでいく先制弾。ペーニャの一閃で味方打線の導火線に火がつき、その後、聖澤、阿部と久々にスタメンに名を連ねた左打者にヒットが生まれ、松井稼が四球を選び、2死満塁で好調牧田のバットから2点適時打が生まれている。(楽3-0中)

翌3回は5号ソロだ。中日はこの回から二番手・若松。真中に入る失投チェンジアップを捉え、今度は左翼席へブチ込む打った瞬間の大当たりになった。

試合後の3人で登ったお立ち台。そこでペーニャは1本目の先制弾について、こう述懐している。

「スライダーを多めに投げていたので、スライダーで張っていこうと思い、打席に入りました。結果的にチームの勢いが出るホームランを打つことができて、則本を援護することができて、非常に嬉しく思います」

ペーニャのコメント通り、この中日戦、中日バッテリーは37球中、51%に当たる19球でスライダーを多用してきていた。ペーニャはそのスライダーに4打数0安打1三振と苦労していた。先制弾はペーニャの読みと修正能力が、本来持つ破壊力と合わさって生まれた一撃だったことが分かる。

これでペーニャの6月打撃成績はOPS.933。月を追うごとに.773→.791→.933と上がってきた。お立ち台でペーニャはこうも語った。

「調子が上がってきていますので、皆さんの熱い声援を背中に感じながら、打席に立てれば、こうしてホームランを打つことができると思います。皆さん引き続き応援よろしくお願いします」

今シーズン、ペーニャの口から「調子が上がってきた」というフレーズを聞いたのは、初めてではないか?!と思うのだ。実際、本当に打撃の調子は上昇傾向なのだろう。これで則本先発試合での打撃成績も打率.378、OPS1.072とした。

中心なき組織は機能しないというノムさんの名言に照らすならば、本来あるべきエース(則本)と4番打者(ペーニャ)が機能した勝利試合になった。リーグ戦再開を前に、こういう投打の噛み合った王道野球ができた点は大きな弾みになる。2軍ではサンチェスの打棒がいよいよフルスロットル全開モードに入っている。近々上に上がってくるはずだ。銀次も下旬には復帰するはず。ここまで苦しい戦いを余儀なくされたイーグルスだが、良い材料が揃ってきた。

(今日出場しなかった嶋の怪我が心配ではあるけれども・・・)


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則本昂大、ライバル大谷翔平追撃の今季5勝目



9回、打者30人、球数105、被安打3、被本塁打0、奪三振7、与四球1、失点0。

これで4勝5敗、防御率を2.79とした。4勝は7位タイ、防御率は6位。奪三振数は大谷翔平と並ぶ最多タイの88個。投手部門の上位を走るライバル大谷翔平とは勝利数、防御率で依然水を空けられているが、今季初の完封勝利でその追撃態勢は整ったと言えそうだ。

2回表までボール先行が多く、やや力感に欠けるように見えた。球速は出ていたのだが、5番・森野に中前ヒットコースのフライを打ち返されるなど、どうなのかな?と思われた(この場面は定位置に戻ってきた聖澤のダイビングキャッチに救われている)。

大きかったのは直後2回裏の味方打線による3点先制劇だろう。

「最初は制球が定まらなかったんですけど、回を追うごとに自分の投球ができたと思います。相手も初球からどんどん振る打線だったので、初球から気をつけて投げていた結果だと思います。打線も点数を取ってくれたので、今日はやってやろうという気持ちがありました」

則本のコメントどおり、中日は3点を取られた直後から特に早打ちスタイルで則本に対峙してきた。3回以降の打者23人中、実に14人が3球目までに打席結果が出ていた。その早打ちが則本のリズム、テンポの良さをさらに良くしたと言えそうだ。

4回表2死走者でのルナとの対決は見ものだった。8球を費やすフルカウント勝負になり、追い込んでから2球ファウルで粘られたが、セリーグ首位打者のルナを則本が完全に支配する対戦だった。ラストはアウトコース148キロのストレート。変化球狙いのルナは裏を書かれて身じろぎできなかったのか、ズバッと決まる見三振になった。

6回表、大島の当たりは投手を越えていきそうなバウンドゴロ。則本は何事もなかったように軽くジャンプして処理した。直後、前日3安打2打点の亀澤には、速球とフォークのコンビネーションが冴えた。ラストは151キロ速球直後の低めフォーク。本戦4個目の三振を奪った。

解説・大塚光二氏は序盤早々に則本のノーヒットノーランを予告した。確かに本戦の則本にはその雰囲気があった。昨年来、私は則本がいつ快記録を達成してもいいように、完全試合やノーヒットノーランの記録を事前に下調べして試合観戦に臨んでいる。ここ最近の則本には、昨年良かった時のオーラや雰囲気が出てきた。【終】

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お久し振りです。
二年前のナゴヤドーム、間近で和田さんの二本のホームランを見た私。昨日の対決は力入りました。結果は最高の三振。シビレました。エースとしての自覚と責任を常に感じながら闘う則をこれからも熱く応援していきます。

No title

> これで5勝3敗、防御率を2.79とした。

4勝5敗の間違いですよね?

> (今日出場しなかった嶋の怪我が心配ではあるけれども・・・)

これは本当に不安です。それにしても一昨日の試合のような場合に備えて、岡島と銀次がキャッチャーの練習をしていたはずが、その二人共が居ないなんて、まさかの三乗くらいのまさかの事態ですね。今年のドラフトではさすがに捕手の指名、それもできれば複数指名をお願いしたいものです。

Re: タイトルなし


愛知の楽天オヤジさん

こんにちは。則本もいよいよギアを上げてきましたね。今後が楽しみになってきました。

> お久し振りです。
> 二年前のナゴヤドーム、間近で和田さんの二本のホームランを見た私。昨日の対決は力入りました。結果は最高の三振。シビレました。エースとしての自覚と責任を常に感じながら闘う則をこれからも熱く応援していきます。

Re: No title


saitouさん

> > これで5勝3敗、防御率を2.79とした。
>
> 4勝5敗の間違いですよね?

間違っていました。私の願望・気持ちが先走りすぎてしまってこういったミスになったのか・・・
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