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【試合評】 安定感のレイ味方拙守で今季初の5回持たず。露呈した後藤光尊の遊撃守備力、その実態~2015年6月13日●楽天イーグルス6-7中日

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2度リードされるも、2度追い付く



交流戦に入り、逆転勝利が目立つ今季の楽天。82勝のうち実に36試合を逆転勝利で飾った初V時の熱気が徐々にだが、醸成されつつある。そう感じているファンは私だけではないはずだ。

イーグルスは今日もまた、ビハインドの展開を追い付いた。しかも、2度だ。

先手は楽天が取った。1回裏に相手先発・バルデスの立ち上がりを攻め、2点を奪取した。各々が各々の役割を演じる素晴らしい先制攻撃だった。松井稼が右前へ弾き返して切り込み、すかさず足で2塁を陥れると、牧田が2番打者の仕事。しっかり松井を3塁に送り込む。1死2塁で3番・藤田、4番・後藤が中軸の打棒をみせ、長短の連続タイムリー。今季初の5連勝へ向け、幸先良く2点を先制した。(楽2-0中)

しかし、翌2回に1失点、続く3回に3失点。先発レイが序盤で4点を失い、逆転されてしまう。

2回は不運が重なった。

ゴロヒット3本を集められ、2死満塁。打席は9番・松井雅。打率.134と打力に乏しい打者との対戦だった。2-2と追い込んでからゴロを打たせた当たり。詰まったバウンドゴロは討ち取った当たりだが、拙守と飛んだコースが災いした。ショート後藤の前方に転がった打球を、サードのウィーラーが横からしゃしゃり出るようにして横っ飛びでカット。捕球したは良いものの結局どこにも投げられず、オールセーフ。三走の生還を許し、1点を奪われた。(楽2-1中)

3回も拙守がレイの足を引っ張った。

前夜は好守で辛島を助けた三遊間が本戦ではボロボロ。先頭・亀澤の当たりはサードのすぐ左、銀次やマギーだったら無難処理していたであろうゴロ打球を──確かに球足は速かったが──ウィーラーが処理できずに左前へ抜かれてしまう。無死1塁で3番・平田。これも討ち取った当たりだった。6-4-3のゲッツーコースに見えたが、後藤が後逸。ピンチが広がる。

無死2,1塁で4番・ルナ。フルカウント勝負となった対決は平凡な投ゴ。待ってましたの1-6-3の併殺コースかと思われた。しかし、中日ベンチがエンドランを仕掛けており、1-6の2塁送球のところでセーフ、野選が記録されてしまう。

塁上は無死満塁。絶体絶命のピンチで5番・森野を一飛、6番・和田を空三振。2死まで漕ぎ着けたが、藤井に右中間二塁打を浴びる。3人が悠々帰ってくる走者一掃打になり、3失点。一転、試合はイーグルスの2点ビハインドになったた。(楽2-4中)

中川大志、お得意のチェンジアップ撃ちで同点へ



2点を追った楽天は直後の3回裏、2死走者なしから2点を取った。

安打、安打、四球で満塁好機を作り、中川の2点適時打で同点とした。牧田、藤田の打撃好調コンビがいずれも左前へ弾き返すと、前の回でミスをした後藤は取り返したい一心だったのだろう。バルデスの球を見きわめて四球出塁。お膳立てが整った所で、中川がチェンジアップを巧打で右前へ運んだ。(楽4-4中)

中川の落ちる球種の成績は、下記のとおり、フォークには弱いのだが、チェンジアップには滅法強さを見せていた。本戦でもその強さを見せてくれた。

フォーク・・・空振り率51.5%、打率.250 (12打数3安打、4三振、1四球、2二塁打)
チェンジアップ・・・空振り率11.1%、打率.800 (5打数4安打、1三振、2本塁打)

(下記へ続く)

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両軍のスタメン

中日=1番・大島(中)、2番・亀澤(二)、3番・平田(右)、4番・ルナ(三)、5番・森野(一)、6番・和田(指)、7番・藤井(左)、8番・エルナンデス(遊)、9番・松井雅(捕)、先発・バルデス(左投)

楽天=1番・松井稼(右)、2番・牧田(中)、3番・藤田(二)、4番・後藤(遊)、5番・中川(一)、6番・ペーニャ(指)、7番・ウィーラー(三)、8番・嶋(捕)、9番・フェルナンド(左)、先発・レイ(右投)

ドミニカ対決を制し、チームを救ったペーニャの同点打



2度目の同点劇は5回裏のことだった。中川の2点適時打で同点とした楽天はすぐさま中日に2点を奪われ、再び2点を追う展開を余儀なくされていた。

5回裏は1番・松井稼から始まる攻撃。松井稼&牧田のベテランコンビが突破口を切り開いた。連打で無死2,1塁、3番・藤田。大久保監督、ここは送りバント作戦を敢行。しかし、藤田が捕バ邪飛でバント失敗に倒れてしまう。続く4番・後藤も遊飛に倒れ、2死2,1塁。前の打席に2点適時打の中川にバルデスが投げづらく制球を乱して四球。2死満塁で打席はペーニャを迎えていた。

ドミニカで何度もバルデスと対戦し、相手の手の内は勝手知ったるというペーニャが、ここで大仕事。1-2と追い込まれていたが、アウトコースの投球を右方向へ弾き返し、1,2塁間ゴロ突破の右安が2点タイムリーに。藤田のバント失敗をリカバーする一撃になった。

決勝点の8回、疑惑の判定



2度リードされながらも、1度目は売り出し中の中川のバットで追い付き、2度目は復調の道を模索する助っ人打者のバットが味方打者のミスをカバーする同点打。ここ最近のイーグルスらしい一致団結の戦いぶりで追い付き、試合は後半戦へ。こうなれば、楽天ペースなのでは?と期待は膨らんだ。

というのは、6/7広島戦から、楽天投手陣は7回以降のイニングで12イニング連続無失点を続けてきていたのだった。安定感のある投手陣が、同点の展開をゼロでしのぎ、味方打線が泥臭く勝ち越しに成功。ラストは5連投の松井裕で締める。こういう青写真を想像していたのだが、記録はいつか終わるもの。8回に青山が勝ち越しの1点を中日に奪われた。

青山に責任はない。納得のいかない失点とは、まさにこのことだろう。

8回2死から青山が1番・大島にストレートのフォアボール。直後、二盗を許したが、この二盗、二塁累審・深谷の誤審とでも言うべき疑惑のジャッジに見舞われたのだ。

途中出場の小関の2塁スローイングは抜群のストライク送球だった。完全にアウトのタイミングと思われた。私の心は早くも裏の攻撃に思いを馳せていた。しかし、判定はまさかのセーフ。藤田も両手を広げてなんでだよという抗議のジェスチャーも、判定は変わらない。(どころか、指揮官も抗議に行かなかった)。どうやらベースカバーに入った後藤のタッチより、大島の強いスライディングが間一髪2塁を陥れたという判断のようだったが、ファンも、恐らくマウンド上の青山も、ベースカバーに入った後藤も、納得がいっていない。モヤモヤを抱えた直後、この試合の決勝点が生まれた。

亀澤の当たりは投手を越えていくバウンドゴロだった。後藤が2塁後方で処理し1塁に送球。亀澤のヘッドスライディングとの間一髪の競争が1塁セーフになってしまう。この間、二走・大島が3塁を蹴ってホームを狙っていた。ファースト中川が懸命の本塁返球。やや高めに上ずってしまったことがタイムロスを生んでしまったのか、クロスプレーの末、セーフ。疑惑の判定で二進した大島に決勝のホームを踏まれてしまった。(楽6-7中)

楽天は最終9回裏を迎えていた。マウンド上は抑えの福谷。諦めない気持ちで戦うイーグルスは先頭の1番・松井稼が1試合4本目のヒットで出塁、その後、代走・森山の二盗で2死2塁と希望を作ったが、ラストバッター後藤が今季全く歯が立たずの154キロ速球で遊ゴに討ち取られ、ゲームセット。



これでチーム成績は62試合29勝31敗2分、借金は2、順位はロッテと並んで4位タイへ。ゲーム差は1位・日本ハムと7.5、2位・ソフトバンクと6.5、3位・西武と4.5、6位・オリックスと7.0とした。

各種戦績は、6月7勝4敗、交流戦9勝8敗、コボスタ16勝11敗2分、先制した試合20勝16敗、1点差試合10勝7敗としている。

嶋が負傷交代も、大事にならず一安心



4-4の同点で迎えた4回表1死1塁、2番・亀澤の3球目、相手がエンドランを仕掛けてきたときのことである。亀澤のファウルチップが嶋の左脇腹に直撃。相当の痛みだったようで、ベンチに戻って治療。一端出てきてプレー再開となったが、直後に小関と負傷交代した。報道によると、診断は打撲。骨折ではなく最悪の事態にならず、ホッとした。

もし、骨折で長期離脱となると、相当な戦力ダウンである。主将の不在、正捕手の不在、出塁率.350以上の好打者の不在、この事態を回避できたようで、とにかく一安心である。明日終わればリーグ戦再開までしばらく日程が空くので、嶋にとってもチームにとっても不幸中の幸いと言えそうだ。

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安定感のレイ味方拙守で今季初の5回持たず
露呈した後藤光尊の遊撃守備力



4回、打者23人、球数87、被安打8、被本塁打0、奪三振5、与四球1、失点6、自責点3。

今季ここまでの先発10試合、全てにおいて責任投球回以上の仕事を成し遂げてくれたレイが、初めて5回未満でマウンドを降りている。

「僕のピッチングは『ゴロを打たせてとる』スタイルなのでそういう意味では今日もある程度、自分のピッチングはできたと思っている。ただ、結果は野手の前には転がらず、ピンチを広げて失点に結びついてしまったので、反省するところは反省し、しっかり切り替えて、次の登板にむけて準備したいね」

vs左打者・・・被打率.357、14打数5安打、4三振、1四球、2二塁打
vs右打者・・・被打率.375、8打数3安打、1三振

前述したように、三遊間の守備力の低さに足を引っ張られた感は否めない。もしサードが銀次でショートが西田だったら、ヒット1~2本はアウトにしていたはずだし、後藤の遊ゴ失は6-4-3の併殺になっていたはずだ。レイ降板後のコメントのとおり、本戦のゴロ率は58.8%と高い値を示しており、ある程度の仕事はできたと私も考えている。

6/11終了時データで、遊撃・後藤の守備成績を確認してみよう。

遊撃守備率はNPBオフィシャルサイトのリーダーズに掲載されている中で、5位と低いのだ。本戦2個のエラーで.960台に突入してしまうのではないか。

さらに遊撃レンジファクターを比較してみよう。参考までに守備率トップのロッテ・鈴木大地の数字も調べてみた(時間がないので鈴木だけ)。後藤の3.95はあまりにも低すぎる数字だ。鈴木の4.97と比べると、顕著である。1試合当たり、鈴木と後藤では奪アウトに関わった数が1アウト分の差異が発生していることになる。守備範囲が狭いながらも、堅実な守備でエラーは大変少ない。こういうタイプならまだ納得できるが、後藤の場合、守備範囲は狭い、エラーは多いでお話にならない。

それでも、当面、西田を欠いたイーグルスは後藤をそのまま使っていくのだろう。私もそれには苦虫をかみつぶした思いで渋々納得なのだが、後藤に定期的な休養を与えたり、試合の前半で打てなかった場合は阿部や三好に機会を与えて後藤を休ませるなど、苦し紛れの起用が必要なのでは?と思う。

後藤のOPSは.621。お話にならないくらい低い値だ。このまま後藤を使い続けてWARはマイナスを記録してしまうのでは?と不安である。(ちなみに昨年はデルタWARで-1.0だった)

今後、後藤光尊がイーグルスのアキレス腱にならなければいいが・・・と心配は募るばかりなのだ。【終】

■6/11終了時、パリーグ主要遊撃手の守備率


■6/11終了時、後藤光尊と鈴木大地、遊撃レンジファクター


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今日は

残念ながら後藤の拙守が目立ちましたね。
他球団のショートでいうと、例えば今宮なんかはOPS.513なんですけど、WAR的には貢献してるってことなんでしょうか?

Re: 今日は


だほんさん

今季の今宮は攻撃だけでなく、守備も精彩を欠いているようで、さすがにWARもガタ減りするのではないでしょうか?
ちなみに昨年はデルタWARで2.5でした。

パリーグ主要遊撃手のOPS、鈴木.685、中島卓.676、安達.676、後藤.621、金子侑.574、今宮.513ですから、後藤は得点力でもリーグ遊撃平均以下ですね。

No title

疑惑の判定ですが、どちらもアリで結果セーフだったと思います。

一塁同時はセーフって言いますし、解説も言ってましたが
大島の滑り込み方もうまかった。

いつまでも続く連勝・連敗はないのでここからリスタートです。
って、6/14の結果を見てから言ってるざっぷすでした。

Re: No title

ざっぷすさん

審判がセーフと言えばセーフになってしまうのが、NPBですから、仕方のないことなのでしょう。

ただ、残念ですね。小関がここまで1軍で見せた最上級の2塁送球でしたから。それが報われなかったのが悔やまれます。

解説・大塚光二氏は暗にアウトだったという主張で、大島のスライディングが審判の判定を欺いたという趣旨のコメントをしていましたね。早晩NPBでもホームラン以外にもビデオ判定が導入されるでしょうが、MLBならビデオ判定で覆ってアウトだったでしょうね。

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