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【試合評】 星野監督の拙い起用法が松井稼頭央のエラーを生み出した~2014年8月3日(日)●楽天イーグルス2-7西武

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困ったときのボブさんが困ってしまったというオチ



困ったときのボブさんが、マウンド上で困った事態に陥った。

後半戦最初のカード勝ち越しを懸けた西武16回戦、イーグルスは先発に川井貴志を押し立てて臨んだ。川井と西武戦はすこぶる相性が良いことでも知られている。2012年から今年5/5の7回戦で勝利投手になったことで、3年連続ライオンズ相手に白星を挙げているのである。

しかし、やられたらやり返す。プロの世界は厳しい。その川井が序盤3回まで5失点の大誤算。7回まで投げてメヒアに2発をくらうなど7失点と試合を壊し、一方のイヌワシ打線は相手エース・岸孝之の粘投でホームどころか、なかなか2塁も踏ませてもらえず7回無失点を許してしまう。

ようやく反撃に転じたのは8回裏、既に7点差の大量ビハインド下にあった。

ライオンズはこの回から二番手で小林宏。。楽天は途中出場の先頭・牧田の二塁打、続く藤田のサード内野安打でチャンスを作ると、打席は3番・岡島。後半戦好調のバットが牧田をホームに呼び込む左中間二塁打を放つと、AJ三振の1死3,2塁、火消しに入った左腕ウィリアムスから5番・銀次にも適時打が飛び出して2得点。なおも1死3,1塁と好機は続いたが、左腕に弱いボウカーが4-6-3の併殺打に倒れてしまう。

結局、2-7の大敗。後半戦4カード連続負け越しを喫している。

イーグルスは藤田、銀次が猛打賞。岡島2安打などチームで12本のヒットを放ったが、2得点に終わった。1試合二桁安打を打ちながら、2得点以下に止まったのは今季これで4試合目。4/22西武戦(○E2-1L、10安打)、6/15巨人戦(●E2-3G、11安打)、7/23西武戦(●E1-2、10安打)、そして本戦である。(西武戦がなぜか多い)

7/25日本ハム戦から始まった9試合は郡山、山形を含めてホームゲームだった。地の利を活かして最低限5勝4敗の勝ち越しを狙わなければならなかった日程、結果はホームで弱い今年を象徴するかのように、3勝6敗になってしまった。

これでチーム成績は95試合39勝56敗の6位。借金は再び今季最多タイの17へ。ゲーム差は1位・ソフトバンクと18.5、2位・オリックスと16.0、3位・日本ハムと9.5、4位・西武と4.0、5位・ロッテと3.5としている。

各種戦績は、直近10試合3勝7敗、後半戦4勝8敗、闘将復帰3勝6敗、西武戦8勝8敗、コボスタ17勝27敗の推移になった。

両軍のスタメン

西武=1番・金子侑(二)、2番・渡辺(遊)、3番・栗山(左)、4番・中村(指)、5番・メヒア(一)、6番・浅村(三)、7番・秋山(中)、8番・炭谷(捕)、9番・森本(右)、先発・岸(右投)

楽天=1番・松井稼(三)、2番・藤田(二)、3番・岡島(右)、4番・ジョーンズ(指)、5番・銀次(一)、6番・ボウカー(左)、7番・嶋(捕)、8番・聖澤(中)、9番・西田(遊)、先発・川井(左投)


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松井稼頭央のタイムリーエラーで先制2失点



1回表の先制2失点は、1死後に生まれた。2番・渡辺の右翼線二塁打。初球から3球続けて速球を外角低めに続ける一本調子の嶋のリードにも首をひねざるを得ないものの、1-1から外角低めの難しい球を体勢崩しながらも巧打で右翼線へ運んだ渡辺の技量が突破口になってしまう。続く3番・栗山の初球打ちは三塁線を破る左前安打。1死3,1塁とされる。

この後、4番・中村の打席時に一走・栗山に2塁を奪われ3,2塁。打席上の中村には徹底したインコース攻めで追い込み、仕上げは外いっぱいの真っすぐで見逃し三振に取ったが、5番・メヒアの当たりがいけなかった。

注文どおり低め誘い球でゴロを打たせることに成功。サード松井稼が処理して3アウト。立ち上がり得点圏に走者を背負ったが、粘投でしのいだ、という表現になるはずだった。しかし、この打球を松井稼がグラブで弾いて左前へ抜けていってしまう。この間、2者の悠々生還を許すタイムリーエラーを犯してしまう。(楽0-2西9

バッテリーが油断したボール先行3-0の罠



2回は3者三振に取った川井。立ち直りかけたか?にみえた投球だったが、翌3回表、3点を失った。

この回、ライオンズは1番・金子侑から始まる好打順。変化球2球で0-2と追い込んだ後、フルカウント勝負で左前に打ち返された。0-2後の3球は全て速球。見せ球にしたかったのか?あるいは決めにいったのか?いずれにせよ3球全てボールになってしまう。この後、さすがに同じ球種を4球続けるわけにいかず、自動的に狙い球は変化球へ。このことは打席の2年目両打ちも分かっていたはずだ。嶋が真中低めに要求したシンカーが真中に入る失投となり、それを金子侑にタイミングよくさばかれてしまった。

渡辺が初球でバントを決めて1死2塁、3番・栗山の結果球も甘いシンカーだった。左前に打ち返された当たりは、スライディングキャッチを試みたボウカーの直前に着弾する左前安打。2塁から金子侑が好走塁をみせてホームに帰ってくる。(楽0-3西)

1死1塁、4番・中村には厳しい内角変化球攻めでイージーな右飛に討ち取ったものの、2死後、メヒアに対し、本戦初のボール先行3-0。3-0からの第4球、ストライクを取りにいった真っ正直の真中速球を、完璧に左翼席へ打ち返される17号2ラン。この回、あまりにも重い3点を失った。(楽0-5西)

恐らく3-0から振ってこない。そのようなNPBのある種の不文律を信じ、ストライクを取りにいったのだろう。リードした嶋も河北新報の取材に対し「狙ってこないと思った。僕の不注意」と語っている。

確かに今季イーグルス投手陣が3-0から投じた183球で相手打者がバットを振りにきたのは、3/30西武戦の3回浅村(中安)、4/4ソフトバンク戦の6回長谷川(ファウル)、5/24中日戦の7回和田(ファウル)の3度だけだった。しかし、一方で楽天打線が3-0から打ちにいったのは182球中8度。そのうち枡田とボウカーが一発を放っているのだから、3-0とて簡単にストライクを取りにいきすぎるのは問題ありと言えた。

松井稼の失策が終盤の反撃面にも悪影響を及ぼした



4回表のピンチは松井稼2個目のエラーによるもの。1死後、森本の三ゴが待ちかまえていた松井稼のグラブの下を通過するトンネル事件。その後2死2塁になったが、後続を三振に退け、追加点は許さない。しかし、このエラーで5回表から松井稼は途中交代。ファーストからサードへ銀次がまわり、一塁には左翼のボウカーが、左翼には途中出場の牧田が入ったため、2点返してなおも1死3,1塁だった8回裏、左腕からっきしのボウカーに右の代打を送ることができず、併殺劇の遠因になってしまった。

4回、5回と得点圏に走者を背負いながらも抑えた川井だったが、6回、7回、1点ずつ奪われてしまった。

6回は先頭・炭谷の中安を起点に、その後2死2塁で渡辺に適時打を浴びた。炭谷に4球低めにシンカーを要求する意味不明の配球。せめてボール先行2-1になった後は、同じ球種ではなく違う球種を選択して欲しかった。

7回はフルカウントから高め真っすぐの失投をメヒアにさばかれ、この日2本目のホームランは18号ソロになっている。

本戦、大きくクローズアップされた松井稼の致命的エラー。1回栗山の左前安打も好調時の松井稼なら止めていた可能性もあったはずで、本戦では動きに精彩を欠いていた。

松井稼のミスは星野采配のミス



これは仕方がないだろう。

10月に39歳を迎えるベテランは、本戦前の時点で後半戦11試合全てスタメン出場。7/21西武戦で遊撃5イニングを守り、残り4イニングを西田にバトンタッチした後は、7/29ソフトバンク戦で終盤1イニングのサード守備を西村に頼っただけで、大半の守備回で守備に就いていた。

打では1試合4番で残り全て1番。大久保代行時には出たり出なかったり、適宜休みを取らせながらの起用で鮮度が保たれていたものの(こういった起用は大久保代行采配で評価ができる所になる)、後半戦は出ずっぱり。前日5打数ノーヒットを受けて後半戦打率も.227に低下していた矢先の本戦だった。

この日は通常のナイトゲームより1時間早い17時プレイボールだった。暑さがまだ居座る中での試合開始で、出ずっぱりだったベテランにはコンディション的に厳しかったと言えるのだ。

もちろん松井稼のらしくないプレーには私も相当ガッカリである。

しかし、先日メルマガで詳細を御紹介したように松井稼の三塁レンジファクターは他球団三塁手を凌いでいる。このことを考えると、らしくないプレーに終わったのは、それ相応の原因があるわけで、その原因が夏場のコンディションにあるのだと思う。そのことに配慮しなかった星野監督の起用法にも、私は相当程度、問題があったと思っている。

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7回、打者34人、139球(1回当たり19.86)、被安打10、被本塁打2、奪三振9、与四球1、失点7、自責点5。

初球34球・・・ストレート14、スライダー7、シンカー3、カーブ10
2ストライク以降47球・・・ストレート28、スライダー7、シンカー8、カーブ4
ボール先行29球・・・ストレート11、スライダー5、シンカー9、カーブ4

川井「悔しいです。強い球は投げられていましたし、テンポよく抑えられたイニングもあったんですが、勝負どころで抑えることが出来ませんでした。長打ばかり打たれて、失点を重ねてしまったので、しっかり反省したいと思います」

星野監督「ただサイン通り投げているだけ。経験があるのだから、自分で配球も考えないと」

過信したストレートに、右打者を圧倒したスライダー



ストレートが機能したと言われているが、本戦のストレート被打率は14打数5安打、3三振、1二塁打、2本塁打の.357。68球投げて空振りは僅かに1球、初回、1番・金子侑への初球だけだったことを考えると、とてもとても通用したと言えない結果になった。

シンカーも同様、キレが悪いのだろう。しっかり拾われたり、甘くなった失投を打ち返され、4本をヒットにされている。

一方で素晴らしい球もあった。右打者スライダーだ。19球使用されたそれは、そのほとんどが内角攻めに用いられ、効果を発揮した。19球の内訳を書き出してみると、こういだ。

◎空振り4 (空振り三振3個含む)
◎見逃しストライク4
◎ストライク寄与ファウル4
◎2ストライク以降ファウル2
◎ボールカウント1
◎犠打1
◎凡打3 (全て外野フライアウト)

139球投げさせる意味はあったのか?!



それにしても、川井に139球も投げさせる必要性はどこにあったのか? 今後、川井を先発ローテで使わないという意思表示ゆえの139球だったのか? 来週日曜のオリックス戦はボブではないということなのだろうか?

川井は2軍7/30ヤクルト戦に先発、3回42球を投げて中3日で本戦のマウンドに立っていた。さらに言えば139球は楽天での1軍最多球数になった。42球の中3日で139球は本当に心配である。

序盤に大量失点してしまうと、新たな投手を注ぎ込みづらくなる。このことは理解できるが、せめて6回までだろう。6回115球とて今季1軍2軍合わせて最多球数になっていた。7回からの終盤3イニングは金刃、クルーズの2人で賄う必要性があったのだ。

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岸孝之の投手成績

7回、打者27人、107球(1回当たり15.29)、被安打8、被本塁打0、奪三振5、与四死球0、失点0、自責点0。

チェンジアップが少なく、スライダーが多かった岸



今季の岸は、それまでほとんど投げてこなかったスライダーを投げるようになったことである。昨年のスライダーの球種割合は6.8%。それが今年は本戦終了時データで11.3%を記録していた。

今シーズン、楽天戦では本戦が3登板目。過去2試合のスライダー、チェンジアップの割合は下記のとおりである。

3/28・・・スライダー6.1%、チェンジアップ21.7%
5/17・・・スライダー10.5%、チェンジアップ23.4%

これが本戦ではスライダー23.4%まで上昇、逆にチェンジアップが7.5%まで減少していた。イヌワシ打線が岸を打ち崩せなかったのは、こういった球種割合の劇的変化に対応できなかった背景もあるのでは?と考えている。

さらに、イヌワシ打線の初球スイング率があまりにも低すぎた。初球28球中、楽天打者がバットを振っていったのは僅か2回。初回2失点で2点ビハインドから始まった攻撃、さらに5点に広がり、各打者が慎重になり過ぎたと言えるかもしれない。

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