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【試合評】 楽天、自力優勝消滅。中5日の辛島、好調オリックス打線の歯牙に遭う~2013年7月3日(木)●楽天イーグルス4-7オリックス

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自力優勝消滅の瀬戸際で指揮を振るう大久保監督代行



大久保監督代行、2戦目である。

昨日の勝利は今日勝ってこそ「真の意味」を成すはずだった。崖っぷち楽天にとってカード負け越しはもはや許されない状況。今日負ければ、イーグルスの自力優勝が消滅する、そんな瀬戸際での一戦だった。

リーグ戦再開2カード連続勝ち越しを狙った京セラドーム3連戦の第3戦、立ちはだかったのは敵軍エース・金子千尋。

楽天戦で防御率1.22、通算17勝3敗の成績を挙げている天敵。しかし、この難攻不落の右腕を攻略できれば、崖っぷち楽天7月反転攻勢の強力な足場を得ることができる。厳しい試合になることは容易に予想されたが、それでも勝たなければならないゲームだった。

1番・松井稼頭央、右翼でAJを来日初起用



両軍のスタメン

オリックス=1番・平野恵(二)、2番・安達(遊)、3番・ヘルマン(三)、4番・糸井(右)、5番・ペーニャ(指)、6番・T-岡田(一)、7番・バトラー(左)、8番・伊藤(捕)、9番・中村(中)、先発・金子(右投)

楽天=1番・松井稼(三)、2番・森山(中)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(右)、5番・ラッツ(指)、6番・ボウカー(左)、7番・(捕)、8番・西田(遊)、9番・藤田(二)、先発・辛島(左投)


そのことは大久保代行も重々承知。本戦もスタメンを大きくいじってきた。

切り込み隊長は前日スタメンをはずされた松井稼。チームの中で唯一と言ってもよい「金子千尋キラー」だった。本戦前での通算対戦成績は、38打数14安打、5三振、1四球、4二塁打、2本塁打、対戦打率.368、OPSに至っては1.061を記録していた。

とはいえ、ロースコアが予想される本戦、衰えが激しい松井稼を守りの要・遊撃で起用するわけにはいかず、サードのスタメンで起用。西田がショートに入り、前日サードの銀次は1塁に回る。ラッツは6/29日本ハム戦の死球で痛めた右腕前腕部の状態がかんばしくないのだろう、2戦連続でDHへ。となると、一塁&DHのAJは必然的に外野にまわらざるを得なくなった。外野には肩に難のあるボウカーもいるため、AJは来日初の右翼起用になったということなのだろう。

大久保采配、ズバリ的中の初回先制劇



対金子苦心のオーダー、1番・松井稼の抜擢采配は早々に的中することになった。

1回表、僅か2球で追い越まれた主将が1番抜擢の期待に応えるバッティング。3球目のインコースをバット一閃、右翼線二塁打でチャンスメイクに成功する。2番・森山がバントで送って1死3塁、秘蔵っ子の3番・銀次がセンターへ弾き返し、イーグルスが理想のかたちで1点を先制することができていた。(楽1-0オ)

その後もチャンスを作った楽天。AJがストレートの四球で1塁に歩いて1死2,1塁、得点圏でラッツ、ボウカーに打順が回った。

しかし、胸熱の助っ人2者が揃って三振。不安定な制球で「らしさ」を欠いた金子も、ここでは投げミスも無かった。畳みかけることができず、1点止まりで終わってしまったのが、その後の明暗を分けたと言えそうだ。

足でかきまわされた辛島、逆転を許す



1点を先取して貰った楽天先発・辛島。1回裏はゼロで締めたい重要な立ち上がりになった。しかし、1番・平野恵に二塁打を打たれ、2番・安達にバントで送られ1死3塁、3番・ヘルマンには中前へ弾き返され、同点打。(楽1-1オ)

1回表味方攻撃のデジャヴを見ているような全く同じ流れで失点した辛島は、4番・糸井にも左前へ運ばれ、1死2,1塁。再度ピンチを背負っていた。5番・ペーニャの打席時、今度は足でかきまわされた。二走・ヘルマン&一走・糸井にダブルスチールを許すと、フルカウント勝負になったペーニャには犠飛を打たれ、盗塁で三進していたヘルマンに2失点目のホームを踏まれてしまう。(楽1-2オ)

この場面、辛島は犠飛で助かったというべきだろう。低め狙いのチェンジアップが高めに入る失投のホームランボール。一閃された瞬間、こりゃ逝ったかな・・・と思われた当たりが、フェンスギリギリで失速したのに救われた。しかし、その後、T-岡田にも落ち切らないチェンジアップを巧く拾われての中前適時打。この回、3失点で、オリックスの逆転を許している。(楽1-3オ)

5回まで毎回先頭打者出塁、好機演出のイヌワシ打線だったが・・・



イーグルスは、修正が効かない金子に対して、2回以降も先頭打者の出塁に成功。再三得点圏に走者を進めて、金子を悩ませることに成功したものの、決めの1本が出なかった。

逆転された直後の2回表、藤田の当たりは本当に惜しかった!

先頭・嶋が粘りのセンター返し、送って1死2塁、9番・藤田の打撃は金子の高め失投変化球を捉えた良い当たりだった。快飛球がバックスクリーン方向へ伸びていく。センターオーバーのタイムリー二塁打コースかと思われた。しかし、相手中堅手・中村の背走一直線の好捕に遭ってしまう。このフライアウトで嶋がタッチアップ三進。2死3塁で第1打席に二塁打の松井稼。しかし、ここは低め絶妙ゾーンに落ちる球を投げられ、空振り三振。点が入らない。

3回表の好機では、大久保代行が早めに勝負に出たイニングになった。

先頭の2番・森山が絶妙バントヒットで出塁、AJが左前に弾き返し作った1死2,1塁、打席にラッツという場面。大久保代行が代打・後藤を告げた。

報道によると死球を受けた右手に力が入らないということで大事を取ったということだが、1打席目の内容もあっただろう。フルカウントから空振り三振に倒れたラッツは、3つのストライク全て空振り。精彩を欠く金子に対し、全くタイミングが合っていない空振り3つという判断だったのだろう。そんなラッツよりも後藤を古巣相手に代打起用することで、マウンド上の背番号19にプレッシャーを与えることができるはず。調子の良い時の後藤なら変化球にも巧く対応するはず。そういった意図が伝わってくる代打策だったが、実らず。絶妙ピッチをされて追い込まれた後藤が6-4-3の併殺網にかかってしまい、3アウト。

4回表も先頭ボウカー安打出塁。その後、3塁まで進んだが、藤田凡退。要所で金子の粘投に遭い、2点目が遠い。

ようやく2点目が入ったのは、1番・松井稼から始まる5回表のことだった。松井稼に対して、明らかに投げにくそうな金子。1塁に歩いた松井稼は森山バントで2塁に到達、教科書に載っているような3番・銀次のセンター返しで3塁を蹴って2点目のホームを踏むことに成功する。その後、2死3,1塁となおもチャンスも、ボウカーが捕邪飛。同点に追い着くことはできなかった。(楽2-3オ)

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味方得点直後に失点を重ねたイーグルス



1回3失点の辛島は2回以降立ち直りをみせ、2、3回の2イニングを三者凡退ピッチング。4回もヒット1本打たれたものの後続を凡退させてゼロに抑えた辛島だったが、1点差に肉迫した直後の5回裏、敵軍クリーンアップの長打攻勢に遭い、71球KOを余儀なくされている。

先頭の9番・中村に高め失投を中前へ打ち返されると、その後2死3塁、3番・ヘルマン、4番・糸井に連続二塁打を浴び、2失点。結果球は嶋が構えたミットどおりに投げ切ることができず、甘く入った失投だった。(楽2-5オ)

なおも2死2塁で5番・ペーニャ。第1打席に左中間ウォーニングゾーンへの大飛球を打たれていた。ここで辛島は御役御免。大久保代行が二番手で送り出したのは戸村だった。

この場面、絶対に一発は打たれてはいけないシーンである。一発が飛び出してこれ以上突き離されるとかなりきつくなるシーン、火消し役に戸村選択は、これまた意図が伝わる継投で、なるほどと思えた。

というのは、ゴロアウト投手の戸村は一発を浴びる頻度がかなり少なかったからだ。昨年の被本塁打率は0.53。これは則本0.74、美馬1.01、辛島0.92、チーム平均0.72と比べても優れた数字だった。(ただ、このデータはあくまでも昨年の数字である)

大久保代行の期待も、ゴロを打たせて討ち取って欲しいということだったのだろう。しかし、高めへの不用意な1球を完璧に料理されてしまう。左中間5階席の看板直撃の大飛球はAJとの差を2本に広げる18号2ラン。期待して振った出目は最悪の結果になり、この回4失点。点差は5点に広がってしまう。(楽2-7オ)

1番・松井稼から始まった終盤9回表、松井稼の安打出塁を皮切りに2点を返したイーグルスだったが、結局5回の4失点が重くのしかかることになり、4-7で逆転負け。

Aクラス入りへ首の薄皮一枚状態の楽天



自力優勝消滅が決まってしまった...

これでチーム成績は71試合29勝42敗の借金13。ライオンズも敗れたため順位は5位タイ変わらず。ゲーム差は1位・オリックスと15.5、2位・ソフトバンクと14.0、3位・日本ハムと6.5、4位・ロッテと3.5としている。

星野監督休養後10勝15敗、直近10試合5勝5敗としている。

3位との差をここで再確認してみよう。現在3位のファイターズは36勝36敗1分の勝率.500。仮にクライマックス進出のためのAクラス入りに必要な貯金が+2だとすると、イーグルスは残り73試合を44勝29敗の勝率.603で戦い抜かなければならない。

初V昨年の残り73試合は42勝28敗3分の勝率.600だったことを考えると、今の楽天はほんと首の薄皮1枚ぎりぎりつながっていると言える状況だ。

金曜日から2位ホークスとの3連戦。初戦の相手は攝津。楽天は青山。厳しい戦いを制して、なんとか頭を取りたい。

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辛島航、中5日で4戦4敗。防御率6.85



4回2/3、打者22人、71球(1回当たり15.22)、被安打8、被本塁打0、与四死球0、失点6、自責点6。

初球22球・・・速球12、スライダー4、チェンジアップ2、カーブ4
2ストライク以降16球・・・速球9、スライダー2、チェンジアップ5

辛島の談話「先発の役割を果たせず申し訳ないです。中5日ということは関係ないです。点を取ってもらった後にすぐに失点してしまい、チームの勢いを止めるような投球になってしまいました」

辛島は談話で中5日の影響を否定しているものの、結果を見れば、あった、と言うべきだろう。先発3年目の辛島だが、中5日起用は今季が初。本戦入れて4試合を中5日で投げているが、結果は下記のとおりである。

■辛島航の中5日先発の投手成績


4戦4敗。防御率6.85、WHIP1.69。いずれのゲームでも投球回と同等もしくは上まわる安打数を浴びており、中5日では前回登板の疲労が抜けず、本調子ではないまま投げていると言えそうだ。

2回以降、ゴロアウトも増えてきたことから立ち直りをみせたかな?と思われたが、結局、本戦のゴロ率は33.3%。ゴロを打たせたい辛島にとって、目指すべき投球ができていなかったと言える。

初回3失点は配球ミス



ただ、初回3失点は配球ミスに起因するところが大のように感じる。

勝ち越し犠飛を打たれたペーニャの打席の第3球目が辛島が投げた15球目に当たっていた。この初球~15球の球種割合を確認すると、そのうち13球が速球(ストレート、シュート)だった。ヘルマンに同点打を浴びた9球目まで全て速球。変化球は直後の糸井の初球スライダーが本戦初の変化球ピッチングだった。

今季ここまでの辛島の初球~15球の球種割合、速球は59.5%を記録。嶋マスク時でも60.0%だった。このことと照らし合わせて考えると、本戦の立ち上がりは、いつにも増して速球が多く、速球に偏り過ぎていたと言える。

僅か2球でいずれも0-2と追い込んだヘルマン、糸井にヒットを打たれた原因の1つには、このような極端な配球が影響していたと考えている。

これが則本ならまだしもだ。辛島は真っすぐでグイグイ押すタイプではないだけに、首をかしげざるをえない淡泊な配球に残念である。嶋には考えがあってのことなのかもしれないが、残念ながら、その意図を推し測ることは不能である。

追記:7/4付の河北新報が辛島の声を拾っている。「一回は投げる球が偏って、五回は甘く入った球を打たれてしまった。先発の役割を果たせず申し訳ない」。辛島も偏った球種割合を反省している。

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金子千尋、楽天戦通算成績を18勝3敗へ



7回、打者32人、121球(1回当たり17.29)、被安打9、被本塁打0、奪三振5、与四球3、失点2、自責点2。

天敵にまたしても白星を献上するハメになってしまた。

金子から全出塁を勝ち取った1番・松井稼の采配的中も、要所で金子に粘られてしまった。本戦の金子はいつもの金子ではなく、あれほど制球が不安定な金子は、ひょっとしたら初めて見るかもしれない。それほど悪かったのだ。

全体の実に54.5%の球が高めに記録されており、変化球だけに絞っても40.0%が高めに集まっていた。ゾーンの高低では低めに球を集め、ストライクゾーンの両サイドいっぱいの出し入れと、多彩な球種のコンビネーションで打者を翻弄する金子のスタイルは、本戦では少なくとも前者は機能不全に陥っていた。

前夜のラッツのような失投を一振りで仕留める能力に欠けていた。また、制球不安定ながらも、看板球チェンジアップを始め、フォークなど落ちる系の変化球の状態は良く、楽天打者の落ちる系空振り率は実に27.5%を記録していた。

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