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日曜夜の逆転勝利に貢献した田中将大。5戦連続のクオリティスタート達成~2014年4月27日○NYY3-2LAA

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ヤンキースの逆転勝利に貢献した日曜夜の田中将大



14勝10敗でアリーグ東地区1位のヤンキース、11勝12敗で同西地区3位につけているエンゼルスの3ゲームシリーズの第3戦。

エンゼルスは勝敗では借金1だが、打線が好調。全30球団最多36本を記録し、叩き出した得点は全30球団中3位の得点力を誇る強力打線である。1勝1敗で迎えた今カードの雌雄は、田中将大の手に委ねられることとなった。日曜夜のヤンキースタジアムのできごとである。

投げ合う相手はギャレット・リチャーズ。25歳右腕同士の初対決はロースコアの投手戦になっていく。

両軍のスタメン

エンゼルス=1番・カウギル(右)、2番・トラウト(中)、3番・プホルス(一)、4番・ケンドリック(二)、5番・アイバー(遊)、6番・フリーズ(指)、7番・スチュアート(三)、8番・アイアネッタ(捕)、9番・シャック(左)、先発・リチャーズ(右投)

ヤンキース=1番・エルズベリー(中)、2番・ジーター(遊)、3番・ベルトラン(右)、4番・マッキャン(捕)、5番・ソリアーノ(指)、6番・テシェイラ(一)、7番・ジョンソン(三)、8番・ロバーツ(二)、9番・イチロー(左)、先発・田中(右投)


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立ち上がり走者2人を背負ったが、ゼロに抑える



1回表、いきなり走者2人を背負う立ち上がりになった。初回に21球を費やしたのはメジャーで最多球数。

1番・カウギルには外の速球で追い込むと、1度ファウルを打たせた後、外角低めに縦のスライダー。これが決まっての空振り三振。今日はのっけからコマンドが素晴らしかった。2番・トラウトには外の球をジーター横っ飛び先を抜ける左前安打を許した。痛烈な当たりではなかったが、初対決はメジャーを代表する気鋭の若手好打者に軍配が上がり、外野へ抜けていく。

俊足のトラウトを1塁に置いて打席は、今季復活を遂げたプホルス。先日500本塁打を達成した強打者との初対決が、本戦最初の見どころとなった。

塁上のトラウトを牽制球でしっかりケアしつつ、ボール先行1-0から3球連続空振りで三振。2球目を外角低めに誘った絶妙スライダーで空振りを取る。1第3球は一転、内角へ。厳しく食い込む2シーム。プホルスのバットが空を切る。仕上げも内角だった。同じ球を続けた。プホルスが外角低めをマークしていたその裏を突くような配球でハーフスイングの空振り三振。見事な初対決だった。

この後、4番・ケンドリックにメジャー2度目のボール先行3-0。その後フルカウント勝負で速球が外れてフォアボール。2死から走者を得点圏に進ませたが、後続のアイバーにスプリッターが全く合わないと見るや、連投を続けて三振。立ち上がりをゼロに抑えている。

2人を塁上に背負った状況だったものの、苦しさはそれほど感じず、芸術的な立ち上がりだった。相手打者のスイング数を分母にした空振り率では61.5%と驚値を記録。低めにしっかり制球された変化球とプホルスの懐を攻めたツーシームなどで、2球に1球以上の空振りを奪っていた。

2回は15球で3アウト。選球眼の良いアイアネッタに1-0、2-1、3-1のボール先行から四球を与えたものの、その他は大事なし。安全運転が続く。

難路となった3回、4回



この試合、最大のピンチは3回、4回にやってきた。

田中はメジャーで無死2塁の状況を1度も許していなかった。しかし、本戦の3回、4回、いずれも先頭打者にツーベースを許して、2イニング連続で無死2塁のピンチに立たされていた。

3回は1番・カウギルから始まるエンゼルス打者2巡目の攻撃。初球インコースを攻めたツーシームが少し真中寄りに入った所をバット一閃された。打ち返された打球は左翼線を襲う悠々二塁打となって、無死2塁でトラウト、プホルスを迎えていた。

緊迫した場面だったが、トラウトを見逃し三振に仕留めている。気が抜けない状況なのは田中も重々承知。そのためなのか、2-1とボール先行する。低め誘い球で2度ファウルを打たせ2-2と追い込み、その後、1球スプリットを見逃されてのフルカウント勝負。乗るかそるか?の場面だったが、ベース上に落としたいスプリッターが抜けてしまう失投。しかし、これがまたトラウトの意表を突くインコースの良い所に決まり、微動だにせずの見逃し三振。

1死2塁でプホルス。5球中4球が内角ツーシーム攻めという厳しい投球になった。甘い所には投げられないという意識がフォアボールにつながったのか。3-1から1塁へ歩かせて2,1塁、ここで4番・ケンドリックを迎えている。

ここで初球から勝負球。この試合2度目の初球スプリッターのカードを切り、注文どおりの6-4-3の併殺打に。このシーンは先日4/13ロッテ戦争で早いカウントから積極的に振ってくるマリーンズ打線に対し、初球から勝負球のチェンジアップを多めに使っていった弟分・辛島の姿と重なるところがあった。さすがは田中!という真骨頂の場面になった。

しかし、5番アイバーにライトの右へ打たれて無死2塁となった4回表、遂に先制失点を許している。

1死後、下位打線に連続死四球。7番打者への内角攻めが抜けてぶつけてしまうと、選球眼の良いアイアネッタにフルカウント勝負からスプリッターを見きわめられフォアボール。1死満塁で9番打者のセカンドゴロ時に三走に生還を許し、1点を失った。(NYY0-1LAA)

一方の味方打線。田中を援護したいところも、相手先発リチャーズの内容が抜群で、なかなか攻略の糸口が見いだせない。チーム初安打を記録した3回裏はワイルドピッチもあって走者三進させたものの、イチロー、エルズベリーが凡退。4回裏は四球出塁の走者を1塁に置き、ソリアーノがバットを折らされショートゴロ凡退していた。

そんな感じで苦しい攻撃を余儀なくされていたヤンキースだったが、翌5回裏、先頭テシェイラの四球出塁を皮切りに、同点に追い着くことに成功している。1塁のテシェイラをロバーツが二塁打で3塁まで進ませると、イチローのショートゴロ時(今季初打点)に三走が同点の生還。試合は振り出しに戻っている。(NYY1-LAA1)

一発を打たれたが、終盤、味方が相手ミスに乗じて逆転勝利



同点に追い着いてもらった直後の6回表のピッチング。しっかり締めていかなければならないところだった。しかし、先頭の7番右打者フリーズに初球甘く入ってしまった速球を右中間スタンドまで打ち返され、痛恨のソロ弾を被弾。打たれた直後、打球の行方を見送った田中の表情が茫然自失。何とも言えない渋いシーンになってしまった。

ただ、この一発が気付けになったのか、この後は打者を圧倒した。7回表1死で交代するまで打者4人を2個の三振を含む連続アウトに討ち取っている。

試合はその後、7回裏、ヤンキースがテシェイラの2号ソロで同点に追い着くと、ブルペン勝負となった終盤8回裏には四球出塁した先頭エルズベリーがパスボール、ワイルドピッチといった相手バッテリーミスで勝ち越しのホームを踏み、ヤンキースが3-2の逆転勝利を飾っている。

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最強打線を相手に僅か2失点。5戦連続のクオリティスタート



6回1/3、打者28人、108球(1回当たり17.01、ストライク率65.7%)、被安打5、被本塁打1、奪三振11、与四球4、与死球1、失点2、自責点2。

2度敗戦勝利の権利(?)が消えたのは、やはり、田中は何かを持っている好運の星の下に生まれたと言えるのだろう。勝敗つかずで終わり、日米通算32連勝の夢は次回につながっている。

1試合与四死球5個とは、ここまでの田中らしからぬ結果である。しかし、これは相手打線が開幕23試合で既にホームランを36本打っている強力打線であることを田中も当然知っていて、失投は許されないという気持ちがストライクゾーン両サイドの微妙な出し入れに影響したと言えるもので、コマンドそのものは今日も安定していたように思う。

フリーズに打たれた一発。確かに不用意にストライクを取りにいった甘めの4シームだった。ただ、打ちあがった瞬間はセンター右の右中間フライアウトか?と思われた。しかし打球がなかなか落ちてこず、右中間席に飛び込んでいくという当たりだった。実はヤンキースタジアムは左中間より右中間が4mほど狭い設計になっており、もし左中間と同じ設計だったらフライアウト、もしくは二塁打だったのではないか? だからこそ、田中も驚いたような表情を見せたのだと思う。これまた今後の教訓になる一発だった。

■試合別投手成績
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日米の差異で診るスプリッターの使い方



1回、アイバーの2球目にスプリットで空振りを奪った時だろうか、NHK BS中継の実況アナがマッキャンは2球目にスプリッターを要求する傾向が強いとコメントしていた。また2ストライク目をスプリッターで取るケースも多いと話していた。

実は打者2球目ということでいえば、その傾向は昨年来のものである。

2012年は9.8%の使用率だったのが、2013年は17.6%に上昇。特に昨年はボール先行1-0カウント時に嶋はよくスプリッターを要求。打者が打ち気でスイングしてくるところに落として、空振りやファウルを誘う配球が目立っていた。当ブログ記録集計ではメジャーでの使用率は15.9%前後か。ただ、マッキャンの場合、1-0カウントからのスプリッターは滅多になく、0-1カウントからの使用率が多いようである。

2ストライク目をどう定義するか?にもよるけど、0-1、1-1、2-1、3-1の1ストライク時の投球という括りで言えば、昨年は18.4%だったが、今季メジャー本戦含む直近3登板では29.0%と激増。この点が昨年との配球の差異になっている。

得点圏でまだヒットを2本しか許していない田中将大



そして、今日の田中将大も素晴らしかったのは、得点圏でのピッチングだ。得点圏で打者10人と対戦し、3個の四死球を出したものの、対戦成績は7打数ノーヒット5三振、1併殺打。タイムリーヒットを打たれていないのだ。

下記に田中将大の得点圏での打者打席結果を円グラフにまとめてみた。田中はメジャーに来てからまだ2本しか得点圏でヒットを浴びていない。その59%は奪三振で、打者の全打球に占めるゴロ率は77.8%。昨年大いに見せたその真骨頂をメジャーのマウンドでも臆することなく実践できている。本当に見ていて惚れ惚れする田中がそこにいる。【終】

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■配球図
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■田中将大4/27エンゼルス戦の108球詳細
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◎◎◎関連記事◎◎◎
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