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NHK BS 古田敦也のプロ野球ベストゲーム「楽天 栄光への敗北 CS・楽天対日本ハム」2014年3/14放送回の全文書き起こし

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NHK BS 古田敦也のプロ野球ベストゲーム
「楽天 栄光への敗北 CS・楽天対日本ハム」
2014年3/14放送回の全文書き起こし



みなさま、こんにちは。@eagleshibakawaです。

みなさん、NHK BSで毎週金曜夜11時から45分枠で放送されている『古田敦也のプロ野球ベストゲーム』、御覧になったことがあるでしょうか? きっと野球好きなら1度は見たことがあるんじゃないかな。

球史に残る名勝負を取り上げ「勝負を分けたポイントを名捕手としての視点、名打者としての視点、選手兼監督を務めたリーダーとしての視点から 鋭く読み解いていく」という内容です。

昨夜3/14放送回は2009年10月21日、パリーグCS第2ステージ初戦、楽天対日本ハム(●E8-9xF)の一戦が取り上げられました。

当時のボックススコアは下記URL、球団オフィシャルサイトで御確認下さい。

http://www.rakuteneagles.jp/gamelive/result/2009102101/


あのまさかのスレッジハンマーによる逆転サヨナラ負けですよ・・・

チームを窮地から救う起死回生の一撃が山崎武司が8/16ロッテ戦で放った通算350号351号の2打席連発なら、チームの快進撃に完全にトドメを刺したのがあのスレッジの満塁ホームランでしたね。

実はあの1球が4年後の初Vにつながったと言うのです。当時ベンチで見守っていた嶋は1球の怖さを痛いほど教えられたと。


楽天日本一の裏に、悔しい敗戦あり。4年前、日本シリーズまであと一歩と迫りながら、一球の怖さに泣いた。当時の野村監督が明かした舞台裏とは?運命の一戦に古田が迫る!

去年日本一に輝いた楽天。その裏には、あと一歩で日本シリーズ進出を逃した4年前の悔しさがあった。球団誕生からBクラスに甘んじていた楽天は2009年、野村監督の意識改革で2位となる快進撃。優勝を争うCS第2ステージに挑んだ。この勢いで初戦も4点リード。ところが土壇場9回裏、まさかの満塁サヨナラ本塁打を浴びる。嶋基宏選手は、この敗戦があったからこそ今があるという。日本一への糧として受け継がれたものとは?


【出演】古田敦也,【ゲスト】サンドウィッチマン,【ゲスト】伊集院光


今回はその放送回の全文書き起こしを実施しました。

それでは、下記でどうぞ~!

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(2013年11月3日 日本シリーズ第7戦)

去年11月3日、日本シリーズ第7戦。楽天、日本一まであと1人。

(田中が代打・矢野を空振り三振に抑えてゲームセット)

東北楽天ゴールデンイーグルス、初優勝。球団創設から僅か9年で日本一に輝いた。

しかし、この栄光の裏には4年前の屈辱があった。

そのカギを握る人物を古田が直撃。

野村克也「どうも。久しぶりだな」

古田敦也「御無沙汰しております」

名将・野村克也。弱小球団だったヤクルトを3回の日本一に導いた。その野村が2009年万年Bクラスだった楽天を大躍進させる。

(2009年10月21日 パリーグCS第2ステージ第1戦 楽天対日本ハム)

日本一まであと一歩。

(9回表、鉄平が2ランを放つ)

実況アナ「良い当たりだ! 入りましたホームラン!」

9回表で4点リード。

実況アナ「8対4と4点差に突き離しました東北楽天」

ところが、土壇場の9回裏。

(スレッジが左翼席へ逆転サヨナラとなる満塁本塁打を福盛から放つ)

実況アナ「レフトへ行ったー。入ったー! 逆転サヨナラ満塁ホームラン!」

大逆転でサヨナラ負けを喫した。

古田「今日は監督、あの楽天の2009年のクライマックスシリーズ」

野村「ええ~、俺がかよ」

古田「はははは(笑)」

そこへもう1人。

梨田昌孝「ちょっと緊張しますね」

野村と名勝負を演じた元日本ハム監督、梨田昌孝。


梨田「こんにちは」

古田「こんにちは」

野村「立ってお迎えしなくて」

梨田「いえいえ、そのままで。膝まづいて、ひとつよろしくお願いします」(ソファに座ったノムさんに膝まづいて握手する梨田)

古田「はははは。今日はどうもよろしくお願いします」

名捕手と呼ばれた3人。さっそく火花を散らす。

野村「こいつな、俺のキャッチャーぶりを見てな、『野村なんて大したことないですよ』って」

古田「ふふふ」

野村「高校生の分際でな、新聞の談話に出ているんだよ(笑)」

梨田「いや、それは言ってないですよ。『足の速さと肩のほうは野村監督よりはそういうものはありますけど』ということをちょっと言ったのがそういうふうに」

野村「ごにょごにょ(聞き取れず・・・)」

古田「いやあ、そうですね。ふふふふ(笑)」


4年前の敗北。それが日本一へのバネになったと野村は言う。

楽天が手に入れたものは何か? 古田敦也が3つの視点で切る。

(LEADER'S EYE)

急成長を遂げた楽天。苦手の日本ハム・武田勝から9安打。

実況アナ「ランナー3塁へスタートを切ったー! 山崎武司、3塁を蹴る!」

ノックアウトした。

実況アナ「これは良い当たりだ!」

そこには野村ならではの弱者の戦力があった。

野村「ヤマを張ろう」

古田「でも、ヤマを張るってね、なんとなく」

野村「ヤマカン」

古田「ヤマカン的に思われてしまう」

野村「根拠のあるヤマなら立派な戦術だからね」

古田「ええ」

(CATHER'S EYE)

(小山、有銘の暴投シーンが映し出される)

この試合、楽天はチームに足りないものを露呈した。それは、これまでなかった大舞台での経験。

嶋基宏「1球1球根拠があるように攻めていかいないと、その1球が痛い目に遭うというのが2009年で分かったので」

9回裏、満塁の大ピンチ。迎えた強打者スレッジ。ここで野村の戦略とピッチャー福盛の思惑が食い違う。

野村「2球目、首振ったんで」

古田「はい」

野村「血の気がさーっと引いたよ」

これが運命への1球となる。

実況アナ「レフトへー! どうだ? 入ったー!」

古田「ああいう体験っていうのが、選手を大きくするっていうのは」

野村「もちろん。それがあったから楽天の日本一があったんじゃない?」

実況アナ「ああ、野村監督を胴上げするんですかね? 敗れたチームの監督の胴上げ。白と赤のユニフォームが一体となって胴上げするという極めて珍しい」

日本一へとつながった4年前の敗北。楽天、伝説の一戦に迫る。

20140315DATA03.jpg

楽天 栄光への敗北



(スタジオへ)

古田「古田敦也のプロ野球ベストゲーム。さっそく楽天、日本ハム。それぞれのファン代表の方を御紹介しましょう。まずは楽天ファンの代表ですね。サンドウィッチマンのお二人です」

サンドウィッチマン「どうもよろしくお願いします」

古田「よろしくお願いします。楽天ファンのお二人ですね。凄く有名なんですけど、どうしてファンになったんですか?」

サンドウィッチマン「もう地元の球団ですから。僕ら宮城県出身なので」

古田「じゃあ、もう去年のね、日本一なんか凄かったですね」

サンドウィッチマン「いや、本当に嬉しかったですね」

古田「どうぞよろしくお願いします」

サンドウィッチマン「よろしくお願いします」

古田「さあ、続いては日本ハムのファン代表ですね。伊集院光さんです。よろしくお願いします」

伊集院「よろしくお願いします」

古田「伊集院さんもね、日本ハムファンというのは凄く有名ですけれども」

伊集院「大好きですね」

古田「いつごろからですか?」

伊集院「僕ね、小学校の低学年のときに、日本ハムの少年ファンクラブっていうのが発足した年に入って」

古田「ああ、本当ですか?」

伊集院「年齢制限までずっといましたからね」

古田「へええ。そうですか」

伊集院「はい。どの選手よりもどのOBよりも僕がベテランじゃないかっていうくらい」

サンドウィッチマン「笑」

20140315DATA02.jpg

古田「じゃあ、今日ね、この試合を振り返っていきたいと思うんですけども。まずはお二人の名将で戦われたんですよね。こちらのお二人ですね。御存じ、野村克也監督ですね。通算1565勝。かたや日本ハム・梨田監督。両方ともね、キャッチャー出身ということで非常に緻密な野球をされたんですけども。まずはね、スコアをみてましょう」

サンドウィッチマン伊達「スコアをみましょう」

古田「はい、こちらです。序盤はね、投手戦という感じで進んでいって。楽天がリードするんですよね」
サンドウィッチマン「そうですよね。7回からハンパないですよね」

古田「凄い点の入り方になってしまうんですけども(笑)。9回表終わってもね4点リードしている中で、抑えの福盛が出て行って、大逆転ということが起きてしまうんですけどもね」

伊集院「正直、僕、日ハム大ファンでどんな試合も諦めたことはないですけど」

古田「なるほど」

伊集院「この試合は3回くらい諦めました」

サンドウィッチマン「はははは(笑)」

伊集院「で、最後、びっくりしましたから」

古田「うーん。これはね、やっている本人達、監督も含めて、まさかの展開だったんで。でもこれが野球といえば野球なんですけどね」

サンドウィッチマン「そうですね。本当に9回からというところがありますね」




野村監督 弱者の戦略



2009年10月21日、パリーグクライマックスシリーズ第2ステージ第1戦。

日本ハムの先発は武田勝。この年6回対戦して1度しか勝てなかった天敵だ。

しかし、

実況アナ「良い当たりです」

実況アナ「これも良い当たりだー」

苦手な武田に連打を浴びせた。急成長した楽天の力を見せつける。その秘密は弱者の戦略。古田もヤクルト時代、野村から教えられたものだった。

野村はチーム創設2年目から楽天を率いた。

(監督就任記者会見の映像)野村「ええ、自分の経験と知識をもとに全力投球して結果は神に委ねると」

古田「あの頃はけっこう弱かったと思うんですけれども、2006年になりますね」

野村「弱いって、話にならない」

Bクラス続きの楽天。ところが、野村の弱者の戦略が徹底され、2009年いきなり2位に躍進。さらにクライマックスシリーズに初めて進出した。

古田「弱者の戦略って俺たちもね、散々教えて頂いたんですけれども、弱いチームを強くするっていうのは」

野村「まあ、簡単に言えば当たり前のことを当たり前にやるということが基本のベースなんだけども、野球は0点に抑えれば負けない。まずだからエースと4番。中心さえしっかりしていれば勝手に機能するわね。だからエースと4番」

まず着手したのはエースと4番を育てること。プロ入り7年目の岩隈久志を主軸に据えた。そして2007年、田中将大が入団。2年をかけてエースに育ててゆく。

(試合後のヒーローインタビューが流れる)

田中将大「てっぺん目指して、頑張りましょう!」

古田「その時はもう実力的に来てるなあっていう感じはしたんですか?」

梨田「あの、まだまだという感じはあったんですけれども、やっぱり岩隈というピッチャーがいるという。そして田中将大がグッと出てきたので、二枚看板というか、この2人のときは勝てないというね」

そして4番には山崎武司。不振の男を甦らせた。

かつて中日のホームラン王だった山崎、相手投手にマークされ、厳しいコースを突かれては凡打を繰り返していた。そんな山崎に野村は声をかける。

ホームランバッターのお前に簡単にストライクを投げる奴がいるか。ピッチャーは怖がっている。それを考えろ。

山崎は相手ピッチャーの心理を考えるようになった。そこから配球を読むようになったことで調子を上げた。

野村が就任して2年目にはホームランと打点の二冠王に輝く。

野村「山崎に良く言ったんだけどもね。4番を打つから中心じゃない。やっぱりチームの鑑でいて欲しい。俺が監督の立ち場として『山崎を見習え』、こういうような4番バッターでいて欲しいと。そういうチームの鑑っていう存在でいてくれるとね、チームは勝手に機能するから」

もう1つ野村がチームに叩き込んだのは、考える野球だった。

野村が掲げた楽天のスローガン、2006年は『「無形の力」を養おう!』、2007年は『Think Hard, Win More』、2008年は『考えて野球せい!』。頭を使うことを徹底してきた。

野村の指導に選手達は度肝を抜かれた。

去年キャッチャーとしてチームの日本一に貢献した嶋基宏。嶋はミーティングでの野村の言葉を細かく書き留めていた。考えることの重要性が記されている。打撃ではデータを活用し、配球を読んで打つことが大事だと教わる。

嶋「ミーティングでカウント別に打者がこういう心理なんだとか、このカウントは打者はこう考えているとか、色んなことを本当に教えて頂いたので」

考える野球の成果が2009年の一戦で楽天キラー武田の攻略につながった。武田の武器は大きく曲がるスライダー。この球に楽天打線は翻弄されてきたのだ。

高須洋介「真っすぐのスピードはそんなにないんですけど、スライダーが普通の人よりも横に大きく曲がる。横のブレ幅が大きいので、そこで惑わされるっていうことのほうが、バッターにとっては嫌ですね」

そこで野村は、シーズン中の武田のデータを徹敵的に集め、選手に示した。

高須「チャートがあって、投球パターンが。0-0、0-1、0-2、0-3のときの配球の真っすぐ、スライダー、チェンジアップのパターンが全部バーって出るんですよ、投球数が」

野村はこのデータをもとに武田のスライダーには手を出さずストレートを打てと指示を出す。

野村「ヤマを張ろうと」

古田「でも、ヤマを張るってね、なんとなく」

野村「ヤマカン」

古田「ヤマカン的に思われてしまいます。でも、監督はどちらかというとね、根拠のある読みを持てと教わったので」

野村「根拠のあるヤマならね、立派な戦術だからね」

梨田「野村さんという大監督が采配されるから、やっぱり、恐怖なわけですよ。何を仕掛けられるか、どんなことをされるかっていうね」

4回表、7番・草野。データによると武田は初球、ストレートを投げる確率が高い。

草野大輔「初球からしっかりタイミングを取って打っていこうと思いました。ストレートのタイミングでしっかり入って」

実況アナ「良い当たり!」

見事な犠牲フライ。

実況アナ「3塁ランナー・セギノールがタッチアップ。勝ち越し2対1!」

データどおりのストレートを打ち返した。

草野「そのデータがあると、より強く振れる。自信を持って。真っすぐ打ちにいくのに真っすぐのが確率が高いカウントだと、そのまま振っちゃえば良いので」

楽天はデータを活かして武田に連打を浴びせる。

実況アナ「良い当たりです」

実況アナ「9番キャッチャー中谷、センター前へ」

スライダーが苦手と話していた高須も初球のストレートを狙う。

実況アナ「良い当たりだー! 左中間を破る。中谷は3塁を、ああ、止めた止めたー」

野村「野球はどう考えても頭のスポーツだよ。次のことを考えてプレーせいっていう。考える備える時間を与えているのが野球だっていう」

考える野球が浸透した楽天。武田を7回9安打で見事ノックアウトした。

古田「うん、まあ、あの、野村監督の弱者の戦略という感じで、僕も9年間も御一緒させてもらったので、本当にミーティング漬けですね。色んなことを教えてもらったんですけれども」

サンドウィッチマン伊達「そういう監督さんって、他にいらっしゃらないですか?」

古田「いやあ、なかなかいないんじゃないですかねえ。データを使うとは?考えてやるにはどうするか?とか、人間としての立ち位置はどうだとか、プロ野球選手たる者こういう姿勢で臨めとか、そういう組織論とかばっかりやるんですよ。だから具体的な指示は全然ないんですけど、なんとなくこの監督の言うことを聞いてたら上手くなれそうなことを毎日1時間ずつやられるので、本当に講義です。先生ですね」

伊集院「ヤクルトの監督を辞められてすぐぐらいの時の野村監督に話を聞いたことがあるんですけど。古田さんについて、古田さんを取ったのは守備しか期待していなかった。ようするに、リードの守備しか期待していなかったんだけれど、あいつの凄いところはとにかく配球を1から100まで教えたら、その配球を打つほうの読みにも使えるっていうことを自分で工夫して頭に入れたのはあいつの手柄だって言って、だから相当緻密に教わるわけですよね?」

古田「いや、ただでもね、キャッチャーの都合っていうのがあるじゃないですか? ここは長打を打たれたくないからどうしてもこの球が多くなるとか、見せ球でもこういう見せ球で結局勝負するのはこの球だと、思惑っていうのがあるじゃないですか? だからそれを逆手に取って、特に僕が2年目に打ち出したのは8番バッターだったんですよ。次がピッチャーじゃないですか。だからキャッチャーの立ち場にしてみれば、僕に8番に打たれたら一番いけないんですよね。だからストライクに入らない球ばっかり投げるんです、わざと。フォアボールでもいいやという配球をするんですよ」

サンドウィッチマン「なるほど」

古田「例えばボール2、0-2でもフォークボールがくるんですよ。キャッチャーはボールでもいいやと思っているので(サインを)出すんですよ。打たれるのが嫌だから。そしたらピッチャーはフォークボールをなんとなくストライクに入れちゃうんです。だから僕はそのときストレートは狙わずにフォークボールを待っているんです」
サンドウィッチマン「えええ!」

伊集院「今聞いただけで凄いのは、僕らが頭で考えるのは外角見せたら内角とかそういうそういうイメージじゃないですか。裏をかいてもう1回内角っていうイメージだけど、次のバッターがラストでピッチャーってことはこのケースっていうみたいなところも凄くない?」

サンドウィッチマン伊達「いやあ、凄げえ!」

サンドウィッチマン富澤「自分だったら考えずに、ゴニョゴニョ(※聞き取れず)」

古田「僕、1番分かりやすかったのは、実は野村監督がヤクルトから9年後ね、阪神にいかれたんですよ。阪神にいかれてキャッチャーの矢野がベンチで怒られているんですよ、配球について。その怒っている内容が分かっているじゃないですか? だから次僕に対して何がくるかよく分かっているんです、矢野君の気持ち分かるから。こいつこんなに怒られていて俺にこんな配球絶対できないよなって思うから、それを狙い撃ちした(笑)」

サンドウィッチマン伊達「凄げえなあ」

サンドウィッチマン富澤「矢野選手、絶対吐いてますよ、その後に」

(3-1の2点リードで迎えた7回表2死満塁、直前の鉄平は敬遠されていた。バッターは山崎武司。相手投手は二番手・江尻慎太郎。カウントが2B-0Sになる)

伊集院「それ聞いてね。途中の最初のダメ押しのレフトオーバー。ノーツーで全然ストライク入らないだろうというノーツーだから、たぶん誰もがもう1球見送ると思っていますよね。でも、山崎武司選手は恐らくストライクゾーンに甘い球が来るとしたらココだみたいな、思いっきり」

古田「そうですね。あそこはもう絶対“待て”のサインはないんですよ、実は」

伊集院「ないんですね」

古田「たぶん0-3でもないです。満塁でフォアボール出せない局面で、1番ストライクが来る場面で、こちらが1番打てるバッターを出している時に“待て”なんか出さないというのが野村監督なんです。1番ストライクが来る確率があるときに1番打てるバッター出しているのに1番点取るチャンスでなぜ待つんだというのが監督なんですよ」
サンドウィッチマン伊達「やっぱり、山崎武司さんが野村監督からしっかりこうつながったのは凄く大きいですよね」

古田「山崎武司ね、中日にいましたけどね。まあノムさんに合うとは思っていなかったですよ、僕も」

伊集院「僕ね、ノムさん来る寸前に山崎武司さんを取材しているんです。『正直、野村監督が来るのはどうですか?』って言ったら『たぶん合わんやろ』って」

古田&サンドウィッチマン「笑」

伊集院「『俺も終わりじゃねえかな』って言ってましたから」

サンドウィッチマン伊達「でも、野村監督のおかげでホームランあんなに打てたという。本も出していますからね」

伊集院「まさかの一番合う監督だったっていうね」

サンドウィッチマン伊達「そうですね」

古田「この年、マー君もね、活躍しましてね」

サンドウィッチマン伊達「やっぱり、英才教育だったんですか?」

古田「鳴り物入りといいますかね。凄い選手が入ってきたので、野村監督自身もこうやって教えたいなあってあったので、やっぱり英才教育やっていたと思いますよ」

サンドウィッチマン伊達「凄く大事に育てたっていうね」

古田「はい、そうですね。最初のうち、1年目から出ていたんですけどね」

サンドウィッチマン伊達「1年目2年目くらいのときからこうなるっていうのはなんとなく分かっていたものなんですかね、野村監督は」

古田「日本を代表するエースになることは間違いないですね。これはもう最初のときから、僕も1年目2年目のときだったかなあ(マー君の球を)受けたんですよ、キャンプにお邪魔して。受けたんですけども『あ、こりゃ、打てねえわ』と。当時は縦のスライダーばかり投げていたんですけども、練習でスプリット投げていたんです。3年目ぐらいでね。今年はスプリットを沢山投げてますけど、当時も練習で投げていたんです。すでにそれ落ちてたんです。『まだまだ試合では使えませんから』って言ってたけど、『うわっ、これ使ったら絶対最多勝するわ』と思いながら、そのとき」

サンドウィッチマン「へええ(驚)、すでに持っていたんですね」

伊集院「古田さんあんなに怒られていたのに、マー君全然怒られないですよね」

古田「はははは(笑) いやでもね、野村監督もあれなんですよ。僕らのときも主軸は怒らないですよ」

サンドウィッチマン伊達「嶋とか物凄い怒られていましたよね」

古田「もうめっちゃくちゃ怒られてますよ」

サンドウィッチマン伊達「ずっと立たされていたり」

古田「ええ、20年前の僕ですね。」

サンドウィッチマン伊達「そうですね。でも今は日本一のキャッチャーですもんね」

古田「そうなんですよ」

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大舞台で露呈した“気”の脆さ



考える野球が浸透してきた2009年春。野村はそれまでとは全く違うスローガンを掲げる。

氣~越えろ!~

勝利への気迫が足りないと考えたのだ。

古田「4年目になって急に気持ちの『氣』って言葉に入っていかれて、あまりそこにいかれない監督だったのに、あのときの4年目のキャッチフレーズには何か意味があるんですか?」

野村「大いに意味あるんじゃない?」

古田「ははは(笑)」

野村「プロでありながらね、体力、気力を問題にしなければいけないようなね。あまりにも寂しすぎるやろ」

古田「なるほど」

野村「やっぱり、プロである以上、知力という分野でここで問題になるのはこれは普通だと思うんだけど。まあ、それぐ
らいのレベルやろ」

古田「ははは(笑)」

野村に叱咤された楽天。気力を振り絞り、クライマックスシリーズ進出を勝ち取った。

しかし、初めての大舞台で楽天は“気”の脆さを露呈する。

8回裏、好投を続けていた永井は追加点を許して降板。

実況アナ「楽天としては今シリーズ、1つポイントの継投に初めて入っていきました」

ところが、中継ぎ投手が大誤算。

1人目の藤原。

実況アナ「強い当たりだー」

タイムリーを打たれる。

実況アナ「6対3、3点差」

すぐに小山に交代。その2球目。

実況アナ「おおっーと!」

暴投でランナーを3塁に進めてしまう。

1アウトを取っただけで有銘に交代。その初球。

実況アナ「おおー!」

立て続けの暴投でさらに1点を許してしまう。

実況アナ「これがやはりクライマックスシリーズのプレッシャーでしょうか」

野村は中継ぎ4人目の川岸を投入。

実況アナ「ああ、これは打ち上げた」

ようやく3アウト。楽天はこの回3点を許し、2点差まで詰め寄られた。

なぜ中継ぎ投手陣は大乱調に陥ったのか?

2人目の小山は暴投の理由をこう告白する。

小山伸一郎「真中にいったら打たれるんじゃないかなっていう。アウトコースに狙ったやつがちょっとでも甘くなったら打たれるっていう、なんかこう自分の中で引いちゃったんですよね、正直。でも、キャッチャーがアウトコースを構えて、全然とんでもないところに投げちゃって。実際、自分の中でも逃げた部分はあります。ヤバいというか、それが今までの自分の中での経験の無さというか」

初めて優勝を争った大舞台。その緊張感はマウンドに立ってみないと分からないものだった。

(2013年 日本シリーズ第4戦 楽天対巨人。4-3で1点リードの4回2死満塁、バッターボックスは6番・矢野。カウント1-2からの第4球)

しかし、この経験が日本一につながった。去年の日本シリーズ第4戦、小山は2アウト満塁のピンチを見事に切り抜ける。

実況アナ「2アウト満塁です。外、やや甘く入ってきた。センターへ。セカンドが下がる。手を上げた。抑えました」

4年前の暴投が大きな糧となっていた。

小山「僕にとっては無駄ではなかったです、はい。それでまあその後4年経ってまたそういう時に投げれたので、無駄ではなかったかなと思っています」

古田「いやあ、いかがですか、今みたいな小山選手の話なんですけど」

サンドウィッチマン伊達「いや、もちろん、小山投手って今でも本当に楽天の大きなピッチャーなんですけど。『打てるものなら打ってみろ』って投げているピッチャーのイメージが凄くあるんですよね。それが『逃げました』と」

古田「はい(笑)」

サンドウィッチマン伊達「まさか小山さんの口から『逃げました』っていう聞くとは思わなかったですねえ」

古田「いやでも、これ大きな舞台って僕も何度も経験させてもらいましたけども、やっぱりこうね、時間がちょっと空くっていうのが大きいんですよ。だからシーズン中で例えば色んな大事な場面で彼も投げているんですけれども、ただクライマックスシリーズ、日本シリーズっていうのは、ある程度レギュラーシーズンが終わってから日がちょっと空いて。しかもファーストステージって両方とも合完投しているんですよね」

サンドウィッチマン富澤「そうだ。岩隈、マー君」

古田「中継ぎ誰も投げていないんですよ。だから彼にとってみれば2週間ぐらいの実戦で、それでいて凄い大事な場面でいきなりいくら力があるとはいっても、やっぱり平常心ではなかなかいられなかったとあると思いますね」

サンドウィッチマン伊達「ましてや超アウェーですもんね」

古田「そうなんですよ。僕も何度も経験してやっと2回目ぐらいから分かってきましたね」

サンドウィッチマン伊達「へええ」

古田「だから『平常心で行こう』とか良くみんな言うんですよ。『いつもどおりでいいじゃないか、平常心で楽しくやろう』とみたいなこと言うんですけれども、そういう奴に限って失敗するんですよ。なぜかっていうと平常心でいられないんですよね、絶対に。『こういうところで平常心でいられないんだ』と思って自分にとって色んなケアを。そういうふうにして凄くケアをしている奴のほうが普通にいられるんですけど。楽に楽にと思ってマウンド上がって急にサーっと上がっちゃって真っ白になって力入っちゃうって奴がいっぱいいるんで」

サンドウィッチマン富澤「それで中継ぎ陣が軒並みあんな感じになっちゃったわけですか」

古田「そうですね。でも、皆さんもあるんじゃないですか? 例えば急にたまにでる舞台とか」

サンドウィッチマン伊達「いやありますよ。凄くありますね。漫才やりましょうと。練習すると確実に4分前後で終わるんですけど、実際テレビでやると2分半で終わったりしますからね。1分半も短くなっているんです。急いじゃって」

古田「ははあ、そうですか」

サンドウィッチマン富澤「あれはやっぱり緊張感が違うんでしょうね」

古田「たまにやると、ちょっとね。毎日やっているとね」

伊集院「あと経験って凄いな」

古田「そうですね」

伊集院「大きい大会出て、そりゃ出る前は緊張するけど、その後あれに比べりゃってことになって。なんなんでしょうね。未経験の人達がああなっちゃうって言う。1回経験すると」

古田「そうですね。個人的に言いますと、92年に1度日本シリーズに出まして西武に負けるんですけども、そのときは舞いあがった状態でやっていて。良く覚えていないんですけど、93年入る時にはもう自分も落ち着いているし、戦略も練れているし。絶対負けないと思っていましたね」

伊集院&サンドウィッチマン「ほおお」

古田「やっぱり1年目はダメでしたね。気負っちゃって。空回りですよね」

サンドウィッチマン伊達「小山さんがそのとおりだったんですもんね」

古田「そうですね。あの小山さんがね。一見外から見たらふてぶてしさが見える小山さんでさえ」

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8回に追加点を許した楽天だったが、9回表の攻撃。

実況アナ「良い当たりだ! 諦めた! 入りましたホームラン!」

鉄平の2ランホームランで日本ハムとの差を4点に広げた。

しかし、9回裏、楽天の勝利を阻んだのは、日本ハムらしい粘りの攻撃だった。

楽天の抑えの切り札、福盛。大リーグから復帰したこの年7勝10セーブをあげた。

野村「まさに人事を尽くして天命を待つという心境だわね」

古田「そうですよね」

ところが。

実況アナ「良い当たり」

1アウトから日本ハムのつなぎの打線が炸裂する。

続く稲葉。

実況アナ「詰まったか、落ちそうだ!落ちそうだ!落ちた!3塁を蹴る!1点返した8対5」

3点差まで詰め寄った。

実況アナ「なおも1アウトランナー2塁1塁」

解説者「いやあ、凄い試合になってきましたねえ」

そして4番の高橋が粘る。

実況アナ「ファウル。際どい。ツースリー。次8球目。見た!」

フォアボールで満塁。

実況アナ「1アウト満塁」

高橋は4番でありながら次につなぐことに徹したのだ。

古田「高橋4番ですから普通あの場面だったら『俺が俺が』ってなりますけども、そこはつなぎの4番っていうのが普段からチームとしてあったのかなと」

梨田「そうですね。日本ハムの場合はそうですね。当時、小谷野だとか高橋信二だとか本当の4番じゃなくて、バントもできる、右打ちもできるつなぎの4番というね。しっかりした4番がいなかった中でね、本当に精いっぱい次へつなげていこうというのが、そういう大きな仕事につながったと思うんですけどね」

高橋がつないだのは5番スレッジ。一発逆転を託す。

このとき、野村はスレッジを抑える方法をバッテリーに与えていた。ところが、ここでなぜか野村の戦略と福盛の思惑が食い違ってしまう。

野村「ミーティングではスレッジ攻略は、ストレートは勝負を避ける。ストレートを見せ球に、フォークなり変化球低めでっていうのが基本的な。ストライクを1つ取った後、ストライクはいらない。そういう極端な攻めで良いっていう。まあ本当にキャッチャーの立ち場からすると、非常に処しやすいバッターっていうのがあってね」

打ち気に逸るスレッジ。野村はそう読んでいた。

(初球、真中高めの122キロフォークに空振り)

狙いどおり、フォークに空振り。この後もフォークでいい。

ところが福盛はなかなか投げない。キャッチャー中谷のサインに首を振った。

野村「うわあって思った。もうあんなの一生忘れんわな。本当に血の気がサーって引いたよ」

古田「首振った瞬間ですか?」

野村「瞬間に。血が全部バアーってどっかに流れちゃったようなね。いかん!って思ったけれども」

福盛「僕の中ではファウルを打たせようと。いわゆるフォークボールは基本的にはボール球にしなければいけないので、振ってくれればいいんですけど、1回アウトコース低めでファウルを打たせたいなってほうが頭に先にあったんですね。1-1にしたくなかったんじゃないですかね、たぶん。だからそれだけ(こちら側が)追いこまれているということです。余裕がなかったんだと思います」

運命の1球。

福盛が選んだのは、落ちる球ではなく、ストレート系のツーシーム。僅かに中に入った。

(場内大歓声)

実況アナ「レフトへー!どうだ?どうだ?どうだ?入ったー!逆転満塁サヨナラホームラーン!」

信じられない幕切れ。これで勢いを失った楽天は1勝4敗で第2ステージ敗退。

この試合をベンチで見ていた嶋基宏。1球の怖さを思い知らされたという。

嶋「1球1球根拠を持って攻めていかないと、1球で痛い目に遭うっていうのがやっぱり2009年で分かったので」

(久米島キャンプのブルペン映像が映し出される)

嶋は野村に教えられた考える野球の大切さを今でも噛みしめている。

嶋「ただ真っすぐ投げてたら打たれるぞ。何が最適か考えろ」(若手投手に檄を飛ばす嶋)

嶋「いつも準備が大切だっていうのはいつも言われていましたし。しっかりキャッチャーとして相手を毎日研究、試合が終わった後に復讐して、球場に来たら予習してっていうのも、野村監督にそういうふうに教えて頂きましたし」

野村「まあ、あそこで負けて良かったんじゃない?」

古田「そうですか」

野村「良かったっていう言い方は語弊があるけれども」

古田「ええ。やっぱりああいう体験っていうのが選手を大きくするっていうのは」

野村「もちろん。やっぱり悔しさはバネになるし。ああいう大試合のほうが色々課題が出てくるしね。勝負事っていうのは負ける、失敗したことから学ぶことのほうが多いじゃない?」

古田「そうですね」

野村「勝って考える、勝って安定するっていうのは言葉ではあっても普通やらないじゃない? だからそれがあったから、逆に今、楽天の日本一があったんじゃない?」

(再び日本シリーズ第7戦、田中が代打・矢野を空振り三振に抑えて日本一になるシーン)

あの敗北から4年。ひとまわり大きくなった楽天が掴んだ日本一だった。

古田「今の胴上げのシーンがありましたけれども、やはりね、去年の優勝っていうのはこういうところからつながっているのかなと思いますけど、いかがですか?」

サンドウィッチマン伊達「確実につながっているんですね」

古田「嶋君はね、このときは試合には出ていなかったですけどもベンチだったわけですけども、やっぱり成長しているって感じますよね」

サンドウィッチマン「そうですね」

古田「一方、日本ハムは勝ったゲームなんですけど、なんとなく野村監督が主人公になっちゃっている。はははは(笑)」

伊集院「いやいや、でも面白い。あの時の真相ってのは絶対に分からないじゃないですか。だから僕らは勝手にドラマを想像したがるので、僕は福盛選手がメジャー経験があったっていうのも、外国人怖がっていられない所に行って帰ってきてすぐなこととかも何かちょっとずつ作用したり、例えばキャッチャーの中谷選手がもし百戦錬磨のこういう大きな舞台での経験があったら、例えばタイムをかけるなり」

古田「そうですね。できます、できます」

伊集院「でも、あの異様な興奮の中で、やっぱりそのキャッチャーとしての経験がないと」

古田「そうですね。それはあると思います。例えばキャッチャーとしてピッチャーに首を振られた時に、そのままもう1球押すのか?それともサインを変えるのか?ってあるんですけれども、やっぱり中谷君のほうがキャッチャーのほうがあまり経験のないキャッチャーだったので、抑えるピッチャーが嫌だと言って多分サインを変えたと思うんですよね」

サンドウィッチマン富澤「ははあ~」

サンドウィッチマン伊達「そうか~」

古田「でも、逆の立場で、僕がベテランのキャッチャーでもし僕がいたら(投手が)首を振っていないかもしれないですし、振っても、いや『アカン!アカン!こっちや!』と。そこは譲れないとなっていたかもしれないですし。もしくは何とか譲ってね、本当にその球投げたいと言うんだったら『絶対にその球甘くなっちゃいけないよ』と『絶対に甘くなっちゃいけないよ』とっていうジェスチャーをね、嶋君とかも良く日本シリーズでやっていましたけどね。『絶対に低く』とかもっとね、投げる前にこう自分の意思を伝えることができたかもしれないですけど。それ全部やったら抑えられたかどうかって分からないですけど、打たれたことから考えると、『ああいうこともできたんじゃないかな。こういうこともできたんじゃないかな』と反省しなきゃいけない場面になってしまいましたね。でも、それがやっぱり経験っていいますかね」

サンドウィッチマン伊達「そうなんですね。嶋もそれをベンチで見ていて」

伊集院「そばで見ていて学ぶってあるよね。とんでもない滑り方をする先輩っている」

サンドウィッチマン「爆笑」

伊集院「自分もやろうと思っていたようなところで、行くのをみると『うわあ、怖い、怖い』って」

古田&サンドウィッチマン「爆笑」

伊集院「何か1つ学ばしてもらうところも」

古田「そうですね。お二人は楽天のキャンプに行かれたということで」

サンドウィッチマン伊達「行ってきたんです、久米島」

古田「いかがでした?」

サンドウィッチマン伊達「いや、絶対強いチームだなって思いました。なんて言いますかね、陽気なんです、皆さんが、選手が。そこは嶋選手がピッチャーがちょっと浮かれているところがあるから締めなければと言ってたんですけど、凄く楽しそうに」

サンドウィッチマン富澤「雰囲気が良いですしね」

サンドウィッチマン伊達「絶対強いですよ、今年は。間違いなく強いです」
古田「そうですか。それは困りましたねえ」

伊集院「あの、敵に塩を送るわけじゃないけど、マー君抜けたのが一番心配じゃない?普通なら。でもね、我が日ハムもダルビッシュが抜けた年は優勝している、逆に。ようはダルビッシュが抜けたっていうことが慢心させていない気がするんですよ」

古田「ああ、確かに」

伊集院「何か変わらなきゃ、自分たち上積みしなきゃってなっている気がする。で、楽天ってその雰囲気あるじゃないですか」

サンドウィッチマン富澤「あります」

伊集院「ただ、俺たちも屈辱っていうのも」

古田「はははは(笑)」

伊集院「俺たちって別にチームの一員じゃないけど、屈辱っていうのを味わっている。で、まだ経験している人たちがそれほど抜けてませんから。またこの勝負見たいですね。僕最後に訊きたいんですけど、この試合ずっと振り返ってみて、野村監督に監督してのミス1つでもあるんですか?」

古田「ははあ、どうですかね。まあでも監督って基本的には最善を尽くさなきゃいけないと思うんです。だから8回はピッチャー1人1人一殺ということで変えて、とにかく1人でも良いから抑えてこいという、だからそういうのは見れましたよね。ただ、だから9回は福盛って決めていたはずなんです、抑えのピッチャーなので。とにかくあそこの8回のアウトの2つを。1アウトまで永井が取ってくれたので、あと2つどうやって取るか?と。それが1つ取って2つめと。そのためにピッチャーをつぎ込んでいったんでね。あそこ、野村監督の意地とかを凄く感じる継投でしたね」

伊集院「その執念が鉄平にホームラン打たせるんだもんね」

サンドウィッチマン伊達「そうですね」

伊集院「より点差が広がるんだもんね」

サンドウィッチマン伊達「そうです。そうです」

伊集院「なのにどんだけ残酷な。俺たちからすればどれだけ素晴らしい。野球の神様はニクいわ」

【終】

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No title

全文書き起こし、ありがとうございます。
申し訳ないですね…。

勿論私もこの番組を見てました。
あの試合の勝負の裏側を知ることができて、また野球が好きになりました。

今私は「ヒーローたちの名勝負」を見終わってコメントしています。
悲運のエース・06CSのH斎藤和巳投手を取り上げてました。

『古田敦也のプロ野球ベストゲーム』と重なるテーマでしたが、編集次第で違う切り口になるものだ、と思いました。
(87L辻の日本シリーズ好走塁、91Cの津田に捧げる優勝、93S古田のギャンブルスタート、01Bu北川の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打も『名勝負』で放送されました)

今回の楽天のCS敗退も「名勝負」で放送するのだろう。
ならばあの試合マスクをかぶった中谷にインタビューして再編集をして放送してほしい。
「福盛が登板するも連打を浴び、異変を感じた」のだろうか?とか。
「2球目、フォークのサインに福盛が首を振った」場面で中谷は何を思ったのか?など。

Re: No title

ゴールドクラブさん

>今私は「ヒーローたちの名勝負」を見終わってコメントしています。
>悲運のエース・06CSのH斎藤和巳投手を取り上げてました。

残念ながら見逃してしまいました。。

>今回の楽天のCS敗退も「名勝負」で放送するのだろう。
>ならばあの試合マスクをかぶった中谷にインタビューして再編集をして放送してほしい

中谷の話を引き出したのは、伊集院氏のお手柄だと思います。
あの発言で投手に首を振られた場合の捕手心理という古田のコメントも引き出しましたし。
確かに中谷本人はどう感じていたか?は気になるところですよね。
切り口を変えて、もう1度見てみたいですね。
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