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楽天を連覇に導くAJ。左投手対戦時ジョーンズがみせる最強ホットゾーン、長打コースとは~~2013年vs左投手ゾーン・コース打率から

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AJのvs左投手ゾーン・コース打率を確認する



楽天イーグルス主要打者のゾーン・コース打率を、ざっくりとした球種打率などを絡めて確認する作業を実施している。ここまで銀次については確認を終え、昨日ジョーンズの右投手対戦時のデータを確認してみた。


銀次・・・vs右投手vs左投手

ジョーンズ・・・vs右投手


今回はジョーンズの対左投手時のゾーン・コース打率を振り返ってみたい。

(下記に続く)

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■楽天イーグルス ジョーンズ 2013年 vs左投手 ゾーン・コース打率
打率.238、130打数31安打、三振38、四球33、本塁打6

20140129DATA4.jpg

高めに強く、内角が弱い点は右投手のときと共通する



一目瞭然の結果となった。

ホットゾーンはストライクゾーンの「外角全般」と「真中高め」。

苦手はストライクゾーンの「ど真中」から「内角低め」にかけての一帯と、「低めボールゾーン全般」だ。

右投手と共通する点は「高め」に強く、「内角」に弱点を抱えているところだ。

「高め」では、どちらかと言うと変化球よりも速球を得意としている。この点も右投手と同じだ。(ただし、OPSでは変化球のほうが1.330と上)



対左投手最強ホットゾーン:ストライクゾーン外角高め速球



中でも、左投手がストライクゾーン「外角高め」に投げてくる速球は、AJ最強のホットゾーンと言える。

昨年、左投手はここに21球投げてきた。その21球に対し、AJがバットを振りにいったのは13回。スイングしにいった13回のうち、9本がフィールド内に飛んでいき、5本がヒットになっている。

つまり、左投手が投げた21球の23.8%がヒットになっているのだ。これは大変高い確率になる。しかも、5本のヒットのうち3本がツーベース。その3本のツーベスのうち、1本がフェンス直撃弾。もう1本が外野後方を襲った快打だった。

凡打を含めた全9打球、全てがフライ・ライナーになっており、ゴロを打たされることは1度もなかった。

さらに9本中8本が外野へフライ・ライナーで飛んでいっており、外野へフライ・ライナーを打ち返していくのが本領のAJからすれば、理想の打撃ができる最強ホットゾーンと言える。


■ジョーンズ 2013年 左投手が投げるストライクゾーン外角高め速球履歴
※ここではスイングしにいった13回の履歴を掲載している。
※St=ストレート、Sh=シュート(ツーシーム)
20140130DATA6.jpg

左投手から放った唯一の走者一掃タイムリーもアウトハイから



10/1敵地日本ハム戦でトーマスから放った二塁打は、完璧なタイミングで振り抜いた打球が左中間を真っ二つにし、3バウンドでフェンスへ達する走者一掃のタイムリーとなった。

(この回、その後さらに嶋も走者一掃打を決めており、1イニング内2本の走者一掃打は恐らく球団史上初ではないだろうか?)

■1イニング走者一掃打2度!楽天打線の底力 2013.10.01 F-E


対左投手もう1つの最強ホットゾーン:ストライクゾーン外角低め



最強ホットゾーン、実はもう1つある。

右投手ゾーン・コース打率と最も変化が生じているのは、ストライクゾーンの「外角低め」。

右投手では32打数6安打0本塁打17三振の.188だったが、左投手は12打数6安打2本塁打3三振の.500だった。

実は、ここがAJもう1つの最強ホットゾーンである。

昨年、左投手はここへ速球13球、変化球21球、合計34球を投げ込んできた。そのうちAJがバットを振りにいったのは、10回。スイングしにいった頻度としてはやや少ないのかもしれない。しかし、そのバットを振りにいった10回で、ファウルや空振りを喫することなく、全てをフィールド内に打ち返している。

同コース、右投手対戦時には16.1%の空振り率が、左投手はゼロなのだ。これは恐らく、右投手の外角スライダーのような外へ逃げていく球がない点も大きいのかもしない。

バットを振りにいった10回のうち、そのうち6本はヒットに、4本が長打(本塁打2本はいずれもEウィング弾)になった。ホームランを除く凡打含めた8打球中、ウォーニングゾーンへ到達したのが2打球。外野後方を襲ったのが1打球。スタンドインした2本を入れて実に5打球が大飛球になっており、飛距離が出るコースもここになってくる。


■ジョーンズ 2013年 左投手が投げるストライクゾーン外角低め履歴
※ここではスイングしにいった10回の履歴を掲載している。
※St=ストレート、Sh=シュート(ツーシーム)、Ch=チェンジアップ、Pa=パームボール、Sl=スライダー
20140130DATA7.jpg

対左投手:インコースにお手上げのAJ



一方、右投手対戦時と同じく、AJは左投手が投げてくる内角球に弱点を抱えている。

「内角」は右投手のときも苦手としていたが、それでもまだ.208の打率を残していた。しかし、サウスポーと対戦したときは.086まで下がってしまう。

35打数3安打で長打もわずかにホームラン1本。7/4Kスタロッテ戦で4回に古谷拓哉の内角スライダーを左翼席Eウィングに就き刺した2ランショットだけだった。速球・変化球別でみると、速球打率は右投手.258、左投手.167。変化球打率は右投手.136、左投手.043。どちらも低い。

20140130DATA5.jpg

対左投手:見逃しストライク率76.3%の内角低め



特に書き添えておかなければならないのは、ストライクゾーン「内角低め」である。

昨年、左投手はここへ38球を投じ、AJが見逃してストライクになったのは実に29球。見逃しストライク率76.3%は、物凄く高いパーセンテージになる。ここで喫した7三振全てが、見逃し三振だったことも、それを象徴している。

打ちにいっても三塁線方向にファウルになるケースが多かったり、フィールド内に入っても、打球が上がらず、ライナーとなって相手三塁手の好守に阻まれてしまうことも2度あった。

次に、球種割合、球種打率をチェックしてみよう。

20140130DATA3.jpg

対左投手:曲がる系減、カーブ減、落ちる系増



右投手は速球41%だったが、左投手は若干多く45%。とは言え、左投手の攻めも変化球主体だったことが確認できる。

その変化球の中身が右投手と異なっていたようだ。

曲がる系・・・〔右投手〕30%、〔左投手〕25%
落ちる系・・・〔右投手〕12%、〔左投手〕21%
カーブ・・・〔右投手〕17%、〔左投手〕9%

スライダーやカットボール等の曲がる系が5%減り、同様にカーブも8%減。逆に落ちる系が9%増となっている。

対左投手:落ちる系のほとんどがチェンジアップ。苦手フォーク少なく、空振り率は低い



落ちる系というと、右投手時には.109の球種打率、空振り率も30.0%と大変多く、AJが苦手としていた球種だ。しかし、左投手の落ちる系には打率.345、空振り率も11.4%。右投手より良い数字を残している。

どうしてなのか?というと、落ちる系の中身が大きな差異があった。

右投手の落ちる系は61.2%がAJ苦手のフォークだったのに対し、左投手は12.0%止まりでチェンジアップが多かったのだ。

また、左投手がAJに投じるフォークは、右投手のフォークのような抜群の効果は発揮していなかった。詳しくみると、20球中、空振りは1回のみ。14球はボールカウントになっていた。打席結果も2打数0安打、1三振2四球だった。

左投手対戦時のほうが空振りは少ない



最後に、下記でゾーン・コース別の空振り率を確認しておきたい。

御覧のとおり、15%以上を記録したのが「外角低めボールゾーン」1か所のみ。低めボールゾーン全般の空振り率も12.2%と低かった。(右投手時は17.8%)。これは、AJが苦手とするフォークを左投手があまり投げてこないのが、大きいだろう。

ストライクゾーン内の空振り率も低いことが分かる。トータルの空振り率は右投手12.9%、左投手5.6%だ。左投手のほうがコンタクト率が高い、確実性のある打撃ができていると言えそうだ。

昨年、左投手時の三振、四球数は三振38、四球33だった。もしAJがもう少し頑張って見きわめできれば、今年は三振と四球の数が逆転することも不可能ではなく、左投手対戦打率も、もっと上昇する余地があるのでは?とみている。なぜならメジャーでの最後の4年間、右投手より左投手から成績を上げていたのだから。【終】

■楽天イーグルス ジョーンズ 2013年 vs左投手 ゾーン・コース空振り率
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