【記録】楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍投手成績詳細 (シーズン終了時データ)
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2軍選手の2013年成績まとめ。ここまで北川倫太郎、中川大志、榎本葵を振り返ってきた。
今回は2012年ドラフト1位、高卒で楽天入りした左腕の森雄大を確認してみよう。
■楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍 試合別 投手成績
※起用=「先」先発、「二」救援二番手

ルーキーイヤーは2軍で9試合に登板。3月下旬~4月にかけてと6月に先発ローテ入りし、8試合先発で投げた。同じ左腕の大塚が25試合中24試合救援登板だったことを考えると、球団はシーズン中、「森=先発、大塚=救援」という明確な方針の下、彼らを育成してきたことが確認できる。
成績は防御率5.71、3勝4敗、WHIP1.63。プロの洗礼を浴びるかたちになった。
先発8試合中、クオリティスタートはゼロ。責任投球回の5回を投げ抜くことはできるものの失点が多く、QSには届かないといったところだ。
2軍初勝利は4/2利府で行われたロッテ戦。荻野貴、青野、早坂、工藤といった1軍経験選手も数多くラインアップに顔を揃えたロッテ打線に対し、5回無失点の好投。許したヒットは小池翔太に打たれたツーベース僅か1本だけに止める内容で“プロ初勝利”を飾っている。終わってみれば、この試合が(数字上で判断する限りにおいては)今季のベストピッチだったと言えそうだ。
上記表で一目瞭然なのだが、与四球の多さが気になるところなのだ。4個以上が4試合と、複数出してしまっている試合が多い。与四球率では5.49。イースタン平均が3.29だから、これは明らかに多い。今後の継続課題の1つになりそうだ。
■楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍 試合別 イニング別失点表

イニング別の失点を調べてみた。先発8試合22失点中、3回8失点、4回6失点と3、4回に合計12失点と多くが集中している。ちょうど打者が一巡して相手が森の状態等を把握でき、森の疲労が一山迎えた頃合いに失点していることが推測できる。
また、失点するときは複数失点につながってしまいやすい傾向にあることも、上記表から確認できる。崩れ出すと歯止めが効かなかったのかもしれない。
このことからスタミナ不足を指摘することができそうだ。もちろん、高卒1年目である。結果は度外視で考えるべきだろう。浮き彫りになった課題克服へ向けて、今後も着実に体力作りに励み、経験値を増やし、スキルアップに励んでもらえればと思う次第なのだ。
フェニックスリーグの投手成績も簡単ながら記しておこう。
■楽天イーグルス 森雄大 2013年 フェニックスリーグ 投手成績
10/12中日戦、9回1イニング無失点
10/17広島戦、8回1イニング無失点
10/22斗山ベアーズ、5回1イニング無失点
10/27四国IL選抜、9回1イニング無失点
シーズン中は主に先発だった森だが、フェニックスリーグでは全試合救援登板だった。6/24ロッテ戦を最後に2軍公式戦での登板が記録されていないことから、この間、怪我をしていたのか?体力作りに専念していたのか?そのどちらかになりそうだ。
【11/23追記】11/22に契約更改に臨んだ森は現状維持の840万でハンコを押している。やはり、6/24ロッテ戦を最後に登板がなかったのは7月に腰を痛めてしまったからだと言う。
「決め球の変化球の精度、打者との駆け引き、バント処理など課題はたくさんある。体が弱く、コンディションを保てなかった。まだ成長段階。焦らず、まずファームのローテーションを守りたい。(常時140キロ台後半の球を投げられるように球速アップのために)オフはプロテインを飲んで、体重を4キロぐらい増やしたい」と語ったという。
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■楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍 左右打者別 投手成績
※両打ち打者は全て右打者として算出した

投手成績を左右打者別の視点からチェックしてみよう。
対戦打者の左右で明暗くっきり分かれるかたちになった。
右打者には被OPS.926、被打率も3割近くと分が悪く、左打者には被OPS.515、被打率も.216と打者を圧倒した。
なぜ右打者にこんなに悪いのか?を推測してみる。
打たれたヒットの半数が長打になっていること、左打者と比べた時に三振が少なく四球が多い点などから考えて、ストライクゾーンに甘く入る球が多いのかもしれない。187人の打者と対峙して死球が1つも記録されていないのが気になる。右打者のインコースを果敢に突いていくピッチングができていないのでは?という推論が成り立つ。インコースを狙った投球が投げ切れずにストライクゾーンの真中近辺に入ってしまったところを痛打されたケースが多いのでは?と想像している。
球種の問題も指摘できそうだ。高校野球ドットコムさんによると、高校時代の森の持ち球は、最速148キロ、常時140キロ前半の速球に、120キロ前後のスライダー、カーブだったようだ。
ということは、右打者のアウトコースへ逃げていく球種がないことを意味する。できればチェンジアップを習得して安定して投げることができれば、大きな武器になりそうだ。
■楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍 対戦打者ランク別 投手成績

投手成績を、対戦打者のランク別で区切ったのが上記表になる。
S・・・1軍通算1000打席以上
A・・・1軍通算500打席以上
B・・・1軍通算100打席以上
C・・・1軍通算1打席以上
D・・・1軍での打席なし
新人・・・2012年ドラフト入団の新人 (新外国人も含む)
※打席数は全て2013年開幕時点でのもの
こうして眺めてみると、1軍での打席経験がある打者にかなり打たれていたと言えそうだ。
Bランクの打者(G横川、G加治前、M神戸、De井手の4人)こそ.125と抑えたものの、Sランク、Aランク、Cランクには約3割打たれている。被OPSもいずれも8割以上を記録している。
一方、1軍での打席がないDランク以下はそれなりに結果を残すことができた。
特に、同じルーキーバッターとの対決は.226だった。
Fアブレイユ、Lスピリーといった新外国人もここに含まれてしまっているので、彼らとの対戦成績を除き、日本人ルーキーバッターとの対決という括りにすると、23打数2安打、5三振、4四球、1二塁打、被出塁率.222、被打率.087、被OPS.353と、ほぼ完璧に圧倒した。
ここに森の闘志を見る思いがする。
■楽天イーグルス 森雄大 2013年 日本人新人打者との対戦履歴

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上記表で一目瞭然なのだが、与四球の多さが気になるところなのだ。4個以上が4試合と、複数出してしまっている試合が多い。与四球率では5.49。イースタン平均が3.29だから、これは明らかに多い。今後の継続課題の1つになりそうだ。
■楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍 試合別 イニング別失点表

課題はスタミナか
イニング別の失点を調べてみた。先発8試合22失点中、3回8失点、4回6失点と3、4回に合計12失点と多くが集中している。ちょうど打者が一巡して相手が森の状態等を把握でき、森の疲労が一山迎えた頃合いに失点していることが推測できる。
また、失点するときは複数失点につながってしまいやすい傾向にあることも、上記表から確認できる。崩れ出すと歯止めが効かなかったのかもしれない。
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■楽天イーグルス 森雄大 2013年 フェニックスリーグ 投手成績
10/12中日戦、9回1イニング無失点
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10/22斗山ベアーズ、5回1イニング無失点
10/27四国IL選抜、9回1イニング無失点
シーズン中は主に先発だった森だが、フェニックスリーグでは全試合救援登板だった。6/24ロッテ戦を最後に2軍公式戦での登板が記録されていないことから、この間、怪我をしていたのか?体力作りに専念していたのか?そのどちらかになりそうだ。
【11/23追記】11/22に契約更改に臨んだ森は現状維持の840万でハンコを押している。やはり、6/24ロッテ戦を最後に登板がなかったのは7月に腰を痛めてしまったからだと言う。
「決め球の変化球の精度、打者との駆け引き、バント処理など課題はたくさんある。体が弱く、コンディションを保てなかった。まだ成長段階。焦らず、まずファームのローテーションを守りたい。(常時140キロ台後半の球を投げられるように球速アップのために)オフはプロテインを飲んで、体重を4キロぐらい増やしたい」と語ったという。
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■楽天イーグルス 森雄大 2013年 2軍 左右打者別 投手成績
※両打ち打者は全て右打者として算出した

右打者に分が悪く、左打者は圧倒
投手成績を左右打者別の視点からチェックしてみよう。
対戦打者の左右で明暗くっきり分かれるかたちになった。
右打者には被OPS.926、被打率も3割近くと分が悪く、左打者には被OPS.515、被打率も.216と打者を圧倒した。
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S・・・1軍通算1000打席以上
A・・・1軍通算500打席以上
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