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【試合評】魂の3時間49分。今年の野球界の主役は俺たち楽天まであと1勝!!──2013年10月31日(木) ○楽天イーグルス4-2巨人

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※選手採点&寸評はこちら

「魂しかありませんでした」






記者「そのガッツポーズにも、打球にも魂が乗り移っているように見えましたがいかがですか」
銀次「魂しかありませんでした」


試合後のヒーローインタビュー。延長10回表1死2,1塁、中前決勝打を放った時の瞬間を訊かれて、銀次がさらっと口にしたのが、この言葉だった。

2勝2敗。勝てば王手、負ければ土壇場。その後の立ち位置が大きく変わってくる日本シリーズ第5戦は、お立ち台で銀次が放ったこのフレーズに全ては集約される。本シリーズ初の延長戦、3時間49分は、まさに魂の激闘となった。

楽天の先発は中9日の辛島。巨人は中4日で内海。サウスポー同士の投げ合いで始まった第5戦、先手を取ったのはイーグルスだった。

3回表の攻撃、4本の短長打を集めて、楽天戦通算防御率1.01の内海から2点を先制した。先頭・松井が綺麗に中前へ弾き返していくと、続く嶋の右打ちが、ジャンプするファースト中井を超えていく当たりとなって、松井は一気に三進。辛島バント失敗後の1死3,1塁、岡島がインコースの球を上手くおっつけて三遊間を抜ける左前安打、これが先制打となった。

藤田凡退後の2死3,1塁、お立ち台で名言を残したこの人も続いた。巨人バッテリーが内角を攻めたその初球、銀次が叩きつけていく。高く弾んだ打球は先ほどの嶋と同様、一塁手の上を超えていく右翼線タイムリー二塁打となり、楽天がこの回2点を先制した。(楽2-0巨)

「いいピッチングをしてくれましたね」。先発・辛島は5回無失点。勝利監督インタビューで指揮官も称えたほどの好投をみせてくれた。

持ち味の丁寧な投球が大舞台で光った。

初回に四球で出した走者に2死から二盗を決められピンチを招いたものの、4番・阿部を2-2と追い込んでからの第6球、嶋の腕を振って投げてこい!のジェスチャーに見事に応える137キロ速球で詰まらせてのサードファウルフライに打ち取ると、2回以降は2塁に進ませないピッチング。3回、4回は三者凡退。5回1死、中井に中前に運ばれるまでヒットを許さない投球をみせてくれた。

2-0のまま中盤に突入した両軍はともに継投作戦へ。巨人は内海を6回2失点で御役御免にし、7回表アタマから澤村、山口と1イニングずつ継投。楽天は6回アタマからブルペン待機していた則本が登板となった。

6回裏・巨人の攻撃は1番・長野から始まる好打順。立ち上がりの則本は球が高く、アウトコースを狙った投球が抜け気味に真中から内角に入るケースが目立った。1-1からの第3球、長野にそんな失投を狙われてしまう。快飛球がセンター後方を襲った。途中出場の聖澤が懸命な背走。ウォーニングゾーン手前でグラブを目いっぱい伸ばしながらのジャンピングキャッチで、出てきたばかりの則本を救う。聖澤の好守に救われた則本は、後続の寺内、坂本を2者連続三振で後続を絶ってみせた。

7回表、マウンド上は澤村。昨年暮れのトークショーで力投派と評し「気持ちもあるし顔つきもいい」と自ら一目置いた新人右腕の好投をみて、澤村も負け時と気迫溢れる投球。楽天打線も3人で終了した。松井が粘りを見せたが空振り三振に倒れると、嶋、則本も凡退する。

翌7回裏、ここまで1安打に抑えてきた巨人打線が火を噴いた。4番・村田による則本低め縦割れカーブをすくいあげの一撃が左中間スタンドへ飛びんでいくソロ・ショット。しかし、則本、この後、動揺を見せることなく、1失点だけに止めていく。(楽2-1巨)

楽天打線は8回は山口、9回は西村、いずれも走者を出塁させたがスコアリングポジションに進めることができずに凡退。追加点ならずの2-1、1点差のまま迎えた9回裏のことだった。

セ覇者・巨人が意地を見せた。

先頭の代打・高橋に膝元変化球を右翼線へ痛打されてのツーベース。坂本が送って1死3塁、阿部との対決はインコースを厳しく攻めた結果の四球。1死3,1塁、4番・村田を迎えていた。村田の打ち気を逆手に取り、アウトコース低めのボール気味の変化球で2度空振りを奪い、追い込んでいく。1-2からの第5球だった。

アウトコースのスライダーで三振を狙いにいったところを村田がピッチャー返し。打球が則本の正面を襲い、則本が懸命に反応するもグラブが弾かれてしまい、マウンド後方へ転々... 解説席の前田健太によると「三振を取りにいったから投球後の捕球体勢が少し遅れた」というプレーで、土壇場で同点に追いつかれ、試合は今シリーズ初の延長戦へ。(楽2-2巨)

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しかし、結末は10回表にやってきた。10回はまさしく魂しかそこには存在しなかった。

楽天の攻撃は則本から始まる打順。星野監督はそのままバッターボックスに向かわせていく。巨人は西村。普段慣れない回またぎが投球を狂わせたのか、運命を分けた先頭打者対決だった。則本に対してストライクが入らない。3-1から則本がフォアボールで1塁出塁に成功すると、童謡に拍車がかかったのか、藤田の初球がふくらはぎを直撃するヒット・バイ・ピッチ。

ベンチでの治療後、痛みを懸命にこらえて藤田が1塁へ向かって1死2,1塁、バッターボックスは銀次を迎えていた。

決めたのは、みちのく生まれ、みちのくの高校を出て、みちのくの球団に入団した生え抜きのフランチャイズプレーヤーだった。元気印いっぱいの銀次がフルカウントから弾き返していく。鋭い打球が横っ飛びするセカンド寺内の先を破って中前へ。スタートを切っていた二走・則本が3塁を蹴って懸命な激走。バックホームより一足早くホームインすると、足の痛みをこらえながら必死に3塁へ向かっていた藤田を救うべく、銀次が1,2塁間で相手の気をひいて挟死となった。

2死3塁でジョーンズの打席だった。やっぱり、痛みは抑えきれなかったのだろう。2球目後に3塁で藤田がうずくまって立てなくなってしまう。案じた星野監督が代走・阿部を告げた直後だった。ジョーンズの泥臭い一撃は三遊間深くへのバウンドゴロ。ショート・坂本に追いつかれてジャンピングスローを許したものの、全力疾走のAJの足が勝って1塁手を叩いてのセーフ。三走は悠々生還し、この回2点目を奪った。(楽4-2巨)

10回裏、すでに67球を投げていたが、マウンド上はこの人しか考えられなかった。則本続投。1死後、代打・ロペスの当たりは痛烈。鋭い矢のような打球が左前を襲うヒットコースだった。途中出場でレフトの守備に就いていた森山がなんと!球際執念の前進ダイビングキャッチ。この魂のプレーにも目を見張らされた。2死となって長野。146キロ速球で押しこんで打たせた当たりはセカンドポップフライ。代走から守備に就いた阿部がしっかりグラブに収めてゲームセット。

今年の野球界の主役は俺たち楽天まであと1勝!!



指揮官が「涙が出ちゃう」と表現した3時間49分の激闘、見事に楽天が制し、シリーズ戦績は3勝2敗。初の日本一へ王手をかける勝利をもぎ取っている。

移動日を挟み、土曜日仙台で行われる第6戦は田中将大だ。いつものようにやってくれるでしょう! 楽天が圧倒的有利、巨人は崖っぷち。我々イーグルスファンは土曜の夜、入念な祝杯の準備をしてプレーボールに臨むことができそうだ。

選手個々のプレーについては、メルマガの選手採点&寸評企画に譲るとして、下記では辛島の投球について簡潔に振り返って終わりにしたい。

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(中)、5番・マギー(三)、6番・中島(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・辛島(左投)

巨人=1番・長野(右)、2番・寺内(二)、3番・坂本(遊)、4番・阿部(捕)、5番・村田(三)、6番・矢野(左)、7番・中井(一)、8番・松本(中)、9番内海・(左投)

アンドリュー・ジョーンズのセンター守備は、シカゴホワイトソックス在籍時の2010年9月30日レッドソックス戦以来3年1カ月ぶり。

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■楽天 辛島航 球種別 投球詳細
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5回、打者18人、75球(1回当たり15.00、1人当たり4.17)、被安打1、被本塁打0、奪三振4、与四球2、失点0、自責点0。

コントロールが冴えた辛島航75球



下記配球図が示すように、本当に失投が少なかった。ストライクゾーンのど真ん中に記録された球は全75球、僅かに2球。

特に右打者へのピッチングが素晴らしい。両サイドにしっかり投げ分け、変化球は低めにしっかり集めているのが確認できる。1回長野、4回村田には痛烈なゴロを浴びたものの、藤田、マギーの堅い守備がしっかり辛島を盛り立てていた。

■辛島航 配球図
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■辛島航 球種割合

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■巨人 内海哲也 球種別 投球詳細
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6回、打者24人、92球(1回当たり15.33、1人当たり3.83)、被安打6、被本塁打0、奪三振1、与四球1、失点2、自責点2。

嶋、銀次のファースト越え安打を呼び込んだ楽天バッテリーのロペス封じ



巨人側の視点に立つなら、内海も良く投げたという評価になるはずだ。一発のリスクがある東京ドームでゴロアウト型の内海は本戦でもゴロを打たせる投球を掲げていたはずだ。

事実、そのとおりになった。打者の左右の区別なく投じられた内海の前に楽天打線は内海のシュートに7本のゴロ凡打を計上していた。楽天打線が打った6本のヒットのうち、実に4本がゴロヒットだった。

その意味では、勝負を分けたのは、本当に紙一重だったかもしれない。嶋、銀次の打球があのように弾んでファースト中井の上を超えていなかったら・・・ 経験に乏しい中井ではなく初戦で好守備をみせたロペスだったら・・・と巨人ファンは悔しがっているはずだ。

しかし、原監督がファーストに中井を起用せざるを得なくなったのは、ロペスの不振。つまり、楽天バッテリーがロペスに仕事をさせず、しっかり封じ込めることができていたからこその結果だった。その点では、ここまでロペスを封じたことが布石となって、本戦の嶋、銀次のヒットを呼び込んだという見方もできそうだ。


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まだ「あとひとつ」、ということを認識したい。

地元では田中が勝って日本一、という空気が強い。
勿論私もそう思っていた。

しかし、shibakawaさんブログを読んで「まだまだ」と気を引き締める気になった。

田中がGを0点に抑えれば負けない。しかし、打線が点を取らなければ勝てない。菅野から何点取れるか?
追い詰められたG打線が橋上コーチのもとで、田中に対して初球から両翼Eウィングめがけて飛球を打つ打撃で来るとなると…。
1戦村田、2戦寺内とHRを打っているだけに侮れない。
浮かれずに気をつけないといけない。
明日は…、自宅でTV観戦か寒空のKスタ正面広場で応援か迷っている。チケットは買えなかったので。

「あとひとつ」が9回表直前Kスタに流れるか。
ちなみに11/1は田中、11/3は聖澤の誕生日である。
11/2に優勝という誕生日プレゼントがあればめでたい。

Re: まだ「あとひとつ」、ということを認識したい。

ゴールドクラブさん

> 地元では田中が勝って日本一、という空気が強い。
> 勿論私もそう思っていた。
>
> しかし、shibakawaさんブログを読んで「まだまだ」と気を引き締める気になった。

心配めされるな。大丈夫です。田中ならいつものようにやってくれるはずですよ。

> 田中がGを0点に抑えれば負けない。しかし、打線が点を取らなければ勝てない。菅野から何点取れるか?
> 追い詰められたG打線が橋上コーチのもとで、田中に対して初球から両翼Eウィングめがけて飛球を打つ打撃で来るとなると…。

ストライクゾーンど真ん中に抜けてきたスライダーの失投は特に気をつけたいところですが、いつも通り投げることができれば、被弾リスクも少ないでしょう。両翼Eウィングを狙うなら、左翼から右翼へ吹くことが多いKスタの風向き特性を考えると左打者の一発になるでしょうが、今季、田中は左打者に1本しか打たれていないんですよね(7/26ロッテ戦の鈴木。鈴木はブルヒッターですから・・・)

>しかし、打線が点を取らなければ勝てない。菅野から何点取れるか?

打線も銀次、MJ砲を中心にやってくれるはず。ここへきて主将が調子を上げてきたのも朗報です。心配なのは田中登板試合にこの人の好守あり!の藤田... 本当に大丈夫なのか?この点だけです。


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