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【試合評】ケーシー・マギー、真の技による一撃は球団通算19本目のグランドスラムに──2013年9月17日(火) ○楽天イーグルス7-5ソフトバンク

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試合をひっくり返したマギー爽快満塁弾。マジック9へ



週末、日本列島を縦断した台風18号。稀に見る雨台風となり各地に大きな爪痕を残したが、今日は一転、台風一過となった。爽やかな青空に覆われたところが多かったようだ。仙台管区気象台の発表によると、仙台の最高気温は正午までで25.5度。平年の1~2度高い陽気な秋晴れに恵まれた1日になったという。

そんな秋晴れの雰囲気がまだ居座る中で始まったKスタでのソフトバンク21回戦。マギーが叩き入れた左中間席への逆転グランドスラムも、爽快な一撃になった。

3点を追いかける5回裏のできごとだった。先頭・嶋の初球攻撃が決まる。お得意コンパクトの打撃で弾き返した当たりは中前へ。無死1塁で反撃の起点を作ったが、聖澤は左飛、続く岡島は内野ゴロで2アウト。嶋は二進していたもののアウトカウントは既に2つを数えていた。しかし、ここで逆転勝利第一の矢を放ったのが藤田である。今日すでに2安打を記録していた藤田が、左前へ流し打った当たりは今季9度目の猛打賞。これがタイムリーとなって、まずは1点を返していく。

その後、銀次も拾った打撃でつないでみせると、AJは左上腕部に受けるデッドボール。塁上を全て埋め尽くし、バッターボックスに向かったのはマギーだった。星野監督、草野アンバサダーらが中心になって命名された「真技一」の漢字名。本当に上手いことつけたものだと思う。その名に恥じない素晴らしい一撃をみせた。1-0から真中に入ってきた失投スライダーを打った瞬間の大当たり。左中間席Eウィングへ突き刺さった一撃は、楽天球団史上のべ12人19本目の満塁ホームランとなった。(楽5-3ソ)


■楽天イーグルス選手の満塁本塁打履歴


盗塁が久々に得点に結実した6回2点追加劇



楽天は翌6回裏にも貴重な追加点を入れることに成功した。終わってみれば、この2点がモノを言った。

松井、嶋が凡退に倒れた後、聖澤が足を活かした攻撃で突破口を切り開いてみせた。決して良い当たりではなかったもののショート左へのゴロが内野安打となって2死1塁、続く岡島の打席時にすかさず二塁を盗んでみせ、チャンスを演出する。

この試合、失点を防ぐ好プレーと柳田を三塁まで進ませてしまう疑問符の残るクッション処理とで明暗分ける守備をみせていた背番号23。決して調子は本調子ではないのだろう。しかし、徐々にだがエンジンがかかってきているようにも感じる。

その後、聖澤は右中間を完璧に破る三塁打で6点目のホームを踏み、岡島も藤田のショート左への内野安打の間に7点目のホームイン。(楽7-3ソ) 直後の7回表、則本が代打ペーニャに2ランショットを浴びたことを考えると、6回2死からの2点劇は大きな追加点となった。

また、6回の2点は久々に盗塁が得点に絡んだ攻撃となった。このことを語るには3回を確認しなければならない。1点を追う3回1死、二塁打で出塁した藤田が寺原─山崎バッテリーから三盗を決める足技をみせていた。この三盗は今季イーグルスが初めて記録した三盗だった。3番、4番の前に1死3塁という絶好のチャンスを演出したが、銀次は一ゴ、AJは見三振で得点が入らない。

実は、今季、イーグルスの盗塁作戦は全くと言ってよいほど機能していない。盗塁作戦の最大の目的が盗塁成功した走者がホームを踏むことにあるのなら、昨年33.6%の本塁生還率を記録したその数字が、今年は10.6%。ここまで盗塁成功した47走者のうち、ホームに帰ってくることができたのは僅かに5人という状況を示していた。

藤田の素晴らしい三盗を活かすことができず、またしてもなのか・・・という思いが募っていた中での、聖澤の二盗成功からのタイムリー生還である。プレーオフを見据えた上で、非常に貴重な得点パターンとなった。

5点を失った則本は、指揮官が言うように「悪くなかった」と私も感じている。速球もスピードが出ている力強い球を投げることができていていた。その則本は8回を自己最多134球で投げ抜き、9回は長谷部にバトンタッチ。

最終回のマウンドを任された長谷部は、ボール先行になる場面が目立ったものの、集中力を切らすことなく、しっかり零封。

イーグルスが今季32回目の逆転勝利を飾っている。

これでチーム成績は126試合74勝50敗2分の貯金24。2位ロッテも大敗したため、マジックは2つ減っていよいよ一桁台、9へ。各種戦績は下記で推移している。

◎直近10試合=7勝2敗1分
◎後半戦=44試合27勝15敗2分
◎9月=12試合8勝3敗1分
◎ソフトバンク戦=21試合11勝10敗
◎カードの初戦=50試合34勝16敗

両軍のスターティングラインアップ

ソフトバンク=1番・中村(右)、2番・今宮(遊)、3番・長谷川(中)、4番・内川(左)、5番・柳田(指)、6番・松田(三)、7番・明石(一)、8番・本多(二)、9番・山崎(捕)、先発・寺原(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・枡田(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・則本(右投)

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反撃の気運を高めた藤田一也の左前適時打



3点ビハインドの5回、2死2塁で藤田がみせた左前へのタイムリーは素晴らしかった。1-2と追い込まれていた中でのアウトコース低め、寺原の勝負球フォークを、巧みなバットコントロールでバットのヘッドを返さずに上手く残し、サード後方、左翼線沿い左前に打球を運んでみせた。

藤田は1回に松田のグラブをかすめて抜けていった左前安打で出塁、3回にも内角球を完璧にひっぱり右翼線後方へ飛ばしたツーベースを放っていた。いずれも寺原の速球を快打した当たりだった。

そのため、5回の第3打席、相手バッテリーは一転、変化球配球となっていた。初球、縦割れカーブでボールになると、2球、3球、インサイドの変化球でストライクを取られて追い込まれていた。ここまで速球はない。寺原といえば、どうしてもファストボールのイメージが強いため、こういうとき打者心理として、そろそろ速球が来るのでは?という疑心暗鬼に駆られる場面でもある。しかし、前2打席いずれも速球を打ち砕いたことから、この打席、藤田は変化球で来るだろうと読んでいたのではないのかもしれない。確かに落ち切らなかった球とはいえ、アウトコース低めのフォークだった。ゴロを打たされるリスクは高かったその球を、しっかりバットに乗せて運んでみせた白眉の一打となった。

■楽天 則本昴大 球種別 投球詳細
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8回、打者33人、134球(1回当たり16.75、1人当たり4.06)、被安打8、被本塁打1、奪三振9、与四球1、失点5、自責点5。

《初球33球》
右打者14球=ストレート6、スライダー8
左打者19球=ストレート6、スライダー4、チェンジアップ5、カーブ4

《2ストライク以降49球》
右打者13球=ストレート6、スライダー6、カーブ1
左打者36球=ストレート24、スライダー1、チェンジアップ7、カーブ4

則本には16勝を目指してほしい



これで則本はヤクルトの小川と並ぶ新人14勝目を挙げている。パリーグでは2003年、当時ダイエーだった和田毅がルーキーイヤーに挙げた14勝と肩を並べる快挙となった。則本の残り登板はローテどおりなら3試合か。次はぜひ16勝を目指してもらいたい。16勝到達となれば1999年に西武・松坂大輔のそれと並ぶのだ。

折り紙付きの雨男



それにしても、則本は雨男である。則本登板試合が雨で中止になったのはこれで3度目。8/6オリックス戦、9/5西武戦、9/15オリックス戦である。雨で中止にならずとも、降雨の中の登板も、5/10ロッテ戦、7/13西武戦、9/8日本ハム戦の3試合で経験がある。その3試合はいずれもクオリティスタートで2勝0敗だ。

■ソフトバンク 寺原隼人 球種別 投球詳細
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6回、打者30人、124球(1回当たり20.67、1人当たり4.13)、被安打、被本塁打、奪三振、与四死球、失点、自責点。



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