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【試合評】プロ野球記録に並ぶ開幕15連勝。北の大地で魅せた田中将大の独擅場──2013年8月2日(金) ○楽天イーグルス4-1日本ハム

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田中将大、北の大地で日本プロ野球記録に並ぶ開幕15連勝

開幕15連勝。北の大地は田中将大の大舞台となった。そして、そのメモリアルゲームですら「通過点」と言い切る田中は、今後、どこまでの高みに登りつめるのだろう。

1点リードした9回表、イーグルスは2本の安打を足がかりに、相手投手の暴投や押し出し死球で2点を追加することに成功していた。3点差となった最終回の裏、マウンド上は田中将大。しかし、ピンチを招き、一発出れば同点の場面を迎えてしまう。

先頭アブレイユに中前へ弾き返され、続く大谷のゴロを藤田がお手玉。1死2,1塁のピンチを招く。バッターボックスは小谷野。今季12打数5安打の対戦打率.417と田中に相性が良く、今夜もすでにヒット1本を放っていた好敵手との対決は、手に汗握る場面になった。札幌ドームは俄然割れんばかりの大応援。

さすがの田中も場内の空気に呑まれた所はあったのか、微妙にコントロールが定まらず、小谷野に見きわめられて3-0としてしまう。しかし、ここから簡単に崩れないのが、田中たる所以である。2球続けてアウトコース低めの素晴らしい所へ152キロ速球をポンポンと投じ、2ストライク。フルカウントから高め152キロ速球で詰まらせてのファーストファウルフライに討ち取った。

2死2,1塁、続く打者は先制打を記録した大引。初球を打たせてセンターへのイージーフライ。27個目のアウトが、136球目島内のグラブに収まった瞬間、田中の15勝0敗が決まった。これで4試合連続の完投勝利。

開幕15連勝は、間柴茂有(日本ハム、1981年)、斉藤和巳(ソフトバンク、2005年)と並ぶNPBタイ記録に並ぶ快挙となった。昨年から数えての連勝記録はこれで19に伸び、複数年にまたがるNPB連勝記録の20(巨人・松田清、1951~52年)に王手としている。

ちなみに1シーズン内での(開幕を起点としない)NPB連勝記録は20勝で、1957年に西鉄の稲尾和久が記録している。こちらは、あと5連勝が必要なものの、現在の田中ならやってくれるのでは?!という期待感が強い。神様越えをも視野に捉えたと言えそうだ。

さらに、この勝利で高卒7年目通算90勝としている。あと1勝で松坂大輔に並び、4勝でダルビッシュ越えも確実とする、15勝到達となった。

数少ない好機をモノにし好投ウルフから逆転
先手は日本ハムが取った。

2回、中田にショート内野安打を許すと、大谷の打席時にワイルドピッチで二進、大谷は三振に取ったものの、続く小谷野を歩かせて2死2,1塁、大引を追いこみながらもアウトコース低めを狙ったスライダーが高めに入ったところをくらいつかれてしまった。体勢を崩しながら大引が払うようにして放った打球は、しぶとく三遊間を破り、左前へ転がっていく。これで楽天が先制点を失ったのは10試合連続となった。(楽1-0日)

楽天打線は1、2回、先頭打者の出塁に成功したものの、後続が凡退。3回以降はウルフの前に3イニング連続でパーフェクトピッチングで抑えられてしまっていた。

このまま快投を許してしまうのかと心配にさせられた6回だった。先頭・嶋に対するウルフの投球が乱れ3-1から1塁へ歩く。無死1塁、2度立て続けにバントファウルでバント失敗した島内が、追い込まれながらも、及び腰になりながらもくらいつき、ハイバウンドのゴロがショート内野安打に。

無死2,1塁、岡島が送って1死3,2塁、2番・藤田、3番・銀次のコンビが仕事をしてのけた。いずれも初球打ちだった。藤田はアウトコースのツーシームをセンター前に弾き返していく同点打とすると、続く銀次の決勝打は縦割れのカーブを1,2塁間破って右前へ。2者連続タイムリーでこの回2点をあげ、楽天が勝ち越しに成功した。(楽2-1日)

逆転した直後、6回裏の田中の投球は上々。2番・赤田からクリーンアップにつながる打順だったが、きっちり3人で片づけてみせる。

8回裏、陽にこの日2本目の安打を打たれ1死1塁、ここで栗山監督は代打に稲葉を告げ、場内稲葉ジャンプで揺れたものの、セカンド正面を突く4-6-3の併殺網にかけ、難を切り抜けた。

そして、試合は冒頭のとおり9回表、楽天が2点を追加すると、その裏、田中が136球で締めて、ゲームセット。楽天の今シーズン2度目となる5連勝を飾っている。

これでチーム成績は、90試合53勝36敗1分。貯金は球団最多の17へ更新。ゲーム差は2位・西武がソフトバンクに競り負けたため6.0と広がった。3位・ロッテ、4位・ソフトバンクとは7.0、5位・オリックスとは9.5、6位・日本ハムとは11.5としている。

なお、各種戦績は下記のとおり。

直近10試合=7勝2敗1分
リーグ戦=66試合38勝27敗1分
後半戦=8試合6勝1敗1分
日本ハム戦=12試合7勝5敗 (札幌ドーム3勝0敗)
カードの初戦=37試合26勝11敗
ビジターゲーム=45試合26勝19敗
ナイトゲーム=60試合36勝23敗1分
相手先発外国人=14試合9勝5敗
先制された試合=45試合20勝24敗1分

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・枡田(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・島内(中)、先発・田中(右投)

日本ハム=1番・陽(中)、2番・赤田(左)、3番・アブレイユ(指)、4番・中田(一)、5番・大谷(右)、6番・小谷野(三)、7番・大引(遊)、8番・大野(捕)、9番・中島卓(二)、先発・ウルフ(右投)


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初優勝へ大きく近づいた53勝目

2位・西武とのゲーム差はこれで6.0に広がった。個人的にはこの2位との6.0はセーフティリードに突入したというイメージになってくる。正直、他球団と比べると、開幕連勝街道を走る田中を擁するイーグルスに、大型連敗の要素は見当たらないからだ。

2位以下のチームが6.0のゲーム差をひっくり返すには、イーグルスが残り54試合を27勝27敗の五分五分でいくと仮定すると、他球団はその上をいくきわめて高い勝率が必要となる。今のライオンズ、マリーンズ、ホークスに戦況を一気に好転させる材料はないと言ってよく、イーグルスの初優勝は大きく近づいたと言える。

明日、日本ハムに勝つとすると、勝率はちょうど6割を記録することになり、ますます足場は盤石になってくると言えそうだ。

それにしても、この日本ハム3連戦は最低でも抜け目なく2勝1敗の勝ち越しで終えたいところなのだ。

一見すると、相手のホームゲームのため、イーグルスは不利なのでは?という思いも抱くかもしれない。しかし、見方を変えれば楽天が有利と言える3ゲームシリーズなのだ。というのは、楽天が移動日を挟んで余裕を持って秋田から札幌へ転戦したのに対し、当の日本ハムは球宴後、関西~博多~千葉とビジター日程が続いての帰札となっていた。遠征で生じる疲労度という点から言えば、日本ハムのほうが大きいと感じているからだ。

明日の1戦、相手先発は今季精彩を欠く武田勝だ。しっかり攻略して、連勝街道を伸ばし、2戦目で勝ち越しを決めておきたい。

簡単にはアウトにならない1番・岡島豪郎

腰痛に夏バテを起こしている聖澤に代わり、2戦連続で1番に起用されたのが岡島だった。初回先頭打者打席、秋田では初球で快音を響かせた岡島は、今夜は一転、ウルフに対し粘って粘った末のショート内野安打。その後の先制の好機を演出することに成功していた。ウルフにいきなり9球投げさせた。追い込まれてから3度ファウルでしのいだ。ラストは泳ぎながらもくらいついた当たりが、ウルフを超えていく高いバウンドゴロに。ショート・大引がかろうじて追いつくことができた内野安打で先陣を切り開いた。

逆転決勝劇となった6回、無死2,1塁の場面では初球でしっかりと送りバントを決めてみせた。この試合、島内、森山が連続してバントファウルをしバント送れずというシーンがあっただけに、初球で決めた岡島の仕事が際立つ結果となった。他、2打席でも7球粘ってのセカンドゴロ、8球投げさせての相手根負けフォアボールなど、相手に球数を投げさせることに成功。指揮官の起用に見事に応えてみせる働きぶりをみせたと思う。

それにしても岡島は本当に空振りをしない打者である。コンタクト能力はチームトップクラスだろう。初回の内野安打は、藤田のように“ある程度狙って打ったヒット“だと思っている。ここにこのような打球を放てばこうなりそうだという計算があっての粘りの打撃だったはずだ。岡島に加えて、藤田、銀次、相手バッテリーからしてみれば、なかなか空振りしない左打者が上位に3人並んでいるのは、なかなかアウトが取れないという点では驚異になるはずで、聖澤不在の今の上位打線も、なかなか面白いと感じているのだ。

■楽天 田中将大 球種別 投球詳細
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9回、打者34人、136球(1回当たり15.11、1人当たり4.00)、被安打8、被本塁打0、奪三振12、与四死球1、失点1、自責点1。

《初球34球》
右打者23球=ストレート4、ツーシーム7、スライダー9、スプリット2、カーブ1
左打者11球=ストレート2、ツーシーム3、スライダー4、カーブ2

《2ストライク以降40球》
右打者23球=ストレート6、ツーシーム1、スライダー9、スプリット6、カーブ1
左打者17球=ストレート7、スライダー1、カットボール3、スプリット6

創刊号は、相手打者との対戦結果から探る田中将大その進化の理由

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札幌ドームではこれで6勝1敗

北海道といえば田中第二の故郷である。高校時代は駒大苫小牧で過ごした。今も北海道に知人は多いとのことで、今日も高校時代の関係者が観戦に訪れていたはずだ。その第二の故郷での登板はこれで6勝1敗、初めて札幌ドームに登板、ダルビッシュと投げ合った2007年9/26の試合で負け投手になった後は、1度も土がついていない。これで6連勝としている。

北海道という括りで言えば、なにも札幌ドームだけでなく、函館でも登板したことが1度ある。2010年5/19、武田勝と投げ合った。このときは6回2/3を投げてまさかの7失点。確か高橋信に満塁弾をくらった試合であり、北海道という意味でいえば6勝2敗の成績になる。

■田中将大 札幌ドーム 通算投手成績
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大谷翔平、田中に10球投げさせる

それにしても、今夜もコントロールが素晴らしかった。特にアウトコースへの投球は針の穴を通すほどの制球力で、何度、外いっぱいと備考欄にメモしたことか。田中の場合、嶋が低めを要求しているのに高めに入ったとしても、コースがいっぱいいっぱいのため、大怪我をしないのだ。この日は球数も多く、ヒットも8本打たれていたものの、そのヒットがいずれもシングルヒット止まりだったのは、そういったことも影響しているに違いない。

相手打者との対戦でいくつか見どころがあった。中でも特筆すべきなのが、4回2死走者なしでバッターボックスに迎えた大谷翔平との一部始終だろう。結局は田中に軍配が上がり、ラストはアウトコース低めのスプリットに大谷のバットが空を切るかたちになったが、大谷は田中に10球投げさせることに成功していた。追い込まれてから4度ファウルで粘ってみせたのだ。

今シーズン、田中が相手打者に1打席で10球以上(10球が最多)投げることになったのは、6/25西武戦の1回の栗山巧以来、2度目のことである。結局、この試合では、大谷は田中に対し3個の空振り三振にセカンドゴロエラーと4の0に終わり、田中に圧倒されるかたちにはなったものの、4回の打席は大型ルーキーのポテンシャルの高さを確認することができるシーンになったかと思う。

他には1点を追う5回裏2死走者なし、大野の結果球だ。走者がいないにも関わらずクイックで投げるという遊び心が、その後のピンチを招いてしまった。クイックで投げた球を弾き返されて投手強襲の内野安打に。続く中島卓にはアウトハイの球をコンパクトなバッティングで合わせられ、三遊間を射抜かれてしまう。田中が連打を許したのは7/2ロッテ戦1回2死から井口、今江に打たれて以来のこととなった。一転、ピンチを招いてしまった田中だったが、後続の陽を外いっぱいの速球で見逃し三振に切って取り、難を切り抜けている。

■日本ハム ウルフ 球種別 投球詳細
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7回、打者26人、98球(1回当たり14.00、1人当たり3.77)、被安打5、被本塁打0、奪三振3、与四球2、失点2、自責点2。

《初球26球》
右打者9球=ツーシーム5、カーブ4
左打者17球=ツーシーム8、カットボール5、カーブ4

《2ストライク以降31球》
右打者10球=ツーシーム3、カットボール1、カーブ6
左打者21球=ツーシーム13、カットボール2、カーブ6

ウルフに土はつけたが、攻略したとはいえない

今シーズン、ウルフとの対決は7/10に続く2度目である。前回はゴロ量産するハメになり8回途中4安打1失点の好投を許してしまった。今回もコントロールも素晴らしく楽天打線を悩ませ、数多くのゴロを打つハメになり、ゴロ率はなんとなんと!83.3%を記録している。

ウルフから打った7本のヒットもマギーの二塁打を除く6本は実にゴロヒットである。ウルフは今夜も動くボールを主体に、楽天打線にゴロを打たせることに成功していたと言えるのだ。そのため、攻略したとはいえない。もし楽天の先発が田中以外だったら、負けていた可能性は高いと言わざるをえない。

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