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【試合評】 2013年7月2日(火) ○楽天イーグルス7-0千葉ロッテ 楽天快進撃の原動力は「田中将大+カード初戦」なのだ!!

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前半戦ヤマ場、首位決戦3連戦、まずは先手を取る



1位ロッテをKスタに迎え討つ前半戦の山場、首位攻防3連戦。その初戦、楽天はエース田中将大がロッテ打線を寄せ付けない貫録の投球を見せると、打線は初回、相手のタイムリーエラーから先制点。2回には1死満塁から銀次がセンター返しの2点適時打など3点を追加。精彩を欠くロッテ先発・唐川から序盤で4点の戦果をあげ、主導権を握った。

楽天は5回にもマギーの16号ソロなどで2点をあげると、8回には藤田が右翼線二塁打で7点目。田中は得点圏に走者を背負う回が多かったものの、全く動じることなく要所を締め、8回無失点。楽天が7-0の快勝を飾った。

零封勝利は今季7度目。田中は開幕負けなし11連勝、これまで所持していた自身の連続イニング無失点を塗り替え、31に伸ばす快挙をみせ、防御率も西武・菊池雄星の1.39を抜いて1.35でトップに躍り出た。

これでチーム成績は2位、69試合39勝30敗。貯金9は今季最多。ゲーム差は遂に1位・ロッテに1.0と迫り、次戦勝利で同率1位に並ぶところまできた。3位・ソフトバンクとは3.0、4位・日本ハム、5位・西武とは4.5、6位・オリックスとは6.0となっている。なお、各種戦績は下記のとおりである。

◎直近10試合/交流戦明け=6勝4敗
◎ロッテ戦=9試合4勝5敗 (Kスタ3勝1敗)
◎リーグ戦=45試合24勝21敗
◎カードの初戦=29試合20勝9敗

◎Kスタ試合=32試合19勝13敗
◎ナイトゲーム=43試合25勝18敗
◎二桁安打試合=17試合14勝3敗

両軍のスターティングラインアップ

ロッテ=1番・荻野貴(左)、2番・根元(二)、3番・井口(一)、4番・今江(三)、5番・大松(指)、6番・鈴木(遊)、7番・角中(右)、8番・江村(捕)、9番・岡田(中)、先発・唐川(右投)

楽天=1番・聖澤(中)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・島内(右)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・枡田(左)、先発・田中(右投)


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カードの初戦の勝率.690



楽天が快進撃を続けることができているその大きな理由は、田中将大だ。1人で貯金11を稼ぐその活躍ぶりなくして、楽天がこの位置にいることはできないのは自明の理なのだが、その田中を主にカードの初戦で登板させる起用方法も奏功している。

この試合終了時でのイーグルスのカードの初戦勝率は20勝9敗の.690。この数字は下記表のとおり、リーグ1位である。楽天はカードの初戦だけで11もの貯金を作ることに成功。その原動力はカードの初戦に11試合で投げている田中の存在が大きい(10勝1敗。1敗は田中に勝敗つかずの試合)。田中以外が投げた残り18試合でも10勝8敗と勝ち越している。

打線もカードの初戦で良く打っているのだ。ここまで24試合の二桁安打を記録しているイーグルスだが、カード初戦での二桁安打は実に12試合と多いのだ。投打がガッチリかみ合い、アタマの勝利をもぎ取り、連戦の先手を取ることができている点が、大型連敗を阻止し、チーム状態を良好に保つ大きな維持装置として機能している。

■2013年 パリーグ チーム別 カードの初戦成績
※2013年7/2終了時
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首位ロッテの内容も確認してみよう。5月終了時で30勝18敗1分と目覚ましかったロッテは、6月以降21試合10勝11敗と足踏みが続くような状況だ。これは6/8甲子園での阪神戦以降、カードの初戦7連敗している点が大きい。この7試合、エースの成瀬が4試合で投げるものの精彩を欠く投球内容である点も、尾を引いているのだ。

枡田慎太郎、約2カ月半ぶりの1軍帰還



前日抹消された鉄平、片山と入れ替わって枡田、長谷部が登録された。長谷部は今季初の1軍登録。枡田は打率.171で4/15に抹消されて以来、約2カ月半ぶりの1軍帰還となった。2軍では打率.299をマーク、直近10試合で4度のマルチ安打に2本のホームランなど調子の良さをみせつけての昇格となった。

抹消される前の打率.171はちょっと信じられない数字だった。やはり故障した左膝の影響なのか?と思われたが、羽村亜美さんのリポートによると、タイミングの取り方に戸惑っていたようだ。

3回、枡田の打席時に届けられた羽村亜美リポート「ファームに落ちる前は、もうどこで足を上げていいのかわからないくらいタイミングが取れなくて、スリ足とか色々試してみたけどスランプでしたと本人は言っていましたね。ファームでは、とにかくたくさんバットを振り込んで、自分のスイングでタイミングを合わせられるようになったと言っていました。あせらずしっかり調整したと言っていましたね」

この試合、昇格即、9番・左翼でスタメン出場。打席結果はいずれも唐川相手に、二ゴ、空三振、左飛。6回の守備から森山と途中交代している。自身の打撃をすることができず、1本出なかった枡田だが、初優勝へ向けて必須戦力なだけに、ここまでの出遅れを払拭するような今後の槍働きに大いに期待したい。


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■楽天 田中将大 球種別 投球詳細
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神様、仏様、田中様



8回、打者33人、116球(1回当たり14.50、1人当たり3.52)、被安打9、被本塁打0、奪三振6、与四死球0、失点0、自責点0。

《初球》
左打者23球=ストレート4、ツーシーム5、スライダー9、カーブ5
右打者10球=ストレート4、ツーシーム1、スライダー4、スプリット1

※右打者初球スプリットは3回1死3,1塁、3番・井口への初球で使用。

《2ストライク以降》
左打者14球=ストレート4、スライダー5、スプリット5
右打者14球=ストレート8、スプリット6

31イニング連続無失点は球団記録だというが、上には上がいるもので、ダルビッシュは46回2/3、NPB記録は金田正一が所持する64回1/3だという。それでも、31イニング、敵軍のスコアボードにゼロを並べ続けるのは偉業だ。

ロッテ打線は田中相手に得点圏で10人の打者をバッターボックスに送り込んできた(下記参照)。

■田中将大vsロッテ打線 得点圏での結果
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結果は10打数1安打1三振。3回2死2塁、根元が左前に流し打ちのクリーンヒットを放ったものの、当たりが野手正面だったため、二走・荻野貴は3塁ストップしている。前回エントリーで田中は満塁時に1本のヒットも許していなければ1本の外野凡打ですら許していない事実を御紹介した。この試合では満塁時はなかったものの、得点圏での8本の凡打は、全て内野止まりになっている。いずれも詰まったゴロ、当てただけの緩いゴロになっており、良い当たりの内野凡打すら許さなかった。

開幕直後は、WBCの影響もあり、田中の状態はいまひとつであることは我々ファンの目から見ても明らかだった。白星を積み重ねても田中の口から出てくる言葉は、いやいやまだまだ・・・といった趣旨のもの。確かに途中までは本調子ではなかった。しかし、途中から、みるみる変貌を遂げてきたと言えるのだ。田中が発する謙虚な言葉はこの試合のヒーローインタビューでもそのままだったが、その持つ意味あいは当初と大きく違ってきている。

開幕当初は本当に調子が上がらない状態を嘆いていたのだと思う。しかし、途中から、もっと良くなる、もっと上を目指せるという傑出した意識の高さがそのような発言を生み出している、そう私は感じている。

確かにこの試合、田中は9本のヒットを許したが、本当に芯でしっかり球を捉えられてしまったという当たりは僅かに3本だったはずだ(3回根元の左安、5回荻野貴の中安、7回角中の左安)。もちろんロッテの打者が詰まり気味ながらもしっかりバットを振り抜いてきたという要素はあるものの、走者なしの場面ではギアを入れずニュートラルの状態で、打たせて取る投球を試みているため、打たせた結果の延長線上にヒットが生じている、そういう表現が適切なのでは?と思う。

調べてみると、田中将大は6/4中日戦の9回に和田に浴びた左前安打を最後に、実に121人の打者と18.44mで勝負を繰り広げてきたが、ホームランもタイムリーヒットも打点つき凡打も許していないのだ。いやはや、恐れ入った!

最後に、ストライクカウント別の投手成績を調べてみた。

■田中将大 ストライクカウント別 投手成績
※2013年7/2終了時
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6/9以降、1ストライク時の被打率.033



2ストライク以降は、まさに打者を圧倒している。追い込まれると打者のOPSは.366に落ち込むのだ。

それ以上に、驚くべき事実が判明した。

1ストライク時の投手成績だ。

6/3中日戦の翌登板が6/9巨人戦になるのだが、この2試合でその前と後で分けてみた。

6/3まで=被OPS.832、被打率.345、84打数29安打、3四球、5二塁打、1三塁打、1本塁打
6/9以降=被OPS.067、被打率.033、30打数1安打


昨日の試合前、ロッテの伊東監督が面白いことを言っていたと松岡俊道アナが明かしてくれた。例えば、田中相手に無死1塁なら1死1塁、1死2塁なら2死2塁、そのくらいの覚悟で采配を振るわないといけないなと語っていたという。

同様のことが、ストライクカウント別の対戦成績にも言える。対戦側に立てば、6/9以降の田中と対峙するときは、1ストライクの時点で2ストライクと追い込まれている状態を意味している。もちろん、2ストライク被打率も6/9以降安定しており、51打数8安打の.157なのだ。6/9以降、相手打者はストライクを1個でも取られてしまうと、なすすべがなくなっているといえるのだ。

今季、投球術の引き出しをさらに増やすために、あえて三振を狙いにはいかず、田中は打たせて取る投球を探っているフシがある。その結実が、6/9以降の1ストライク時のこの数字に表れているのではないだろうか。

それにしても、田中は今、ダルビッシュがNPB最終年で感じていたことを、強く感じているのではないだろうか。面白くない、ということ。楽天ファンという立場から言えば寂しさはあるものの、田中将大というアスリートの可能性を考えたとき、1年でも多くNPBにひきとめてしまうのは、大きな損失であるように思うのだ。

当ブログは田中将大が今オフMLB挑戦をすることに強く賛成したい。

■ロッテ 唐川侑己 球種別 投球詳細
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5回、打者29人、109球(1回当たり21.80、1人当たり3.76)、被安打10、被本塁打1、奪三振1、与四球3、失点6、自責点5。

《初球》
左打者20球=ストレート7、スライダー6、チェンジアップ1、カーブ6
右打者9球=ストレート3、スライダー3、カーブ3

《2ストライク以降》
左打者17球=ストレート8、スライダー5、チェンジアップ2、カーブ2
右打者2球=ストレート1、スライダー1

リードオフヒットの仕事をこなした聖澤の右前安打



唐川と言えば、緩急をつけた組み立てと、球速以上の伸びやキレを感じるストレートというイメージがある。しかし、この試合、どことなく精彩を欠いているように見えた。そんな唐川から序盤2回まで3得点を上げた楽天の攻撃は、おみごと。特に、今の田中に、初回しっかり1点を先制してプレゼントした点は、大きい。

6/23ソフトバンク戦で1番の定位置に戻った聖澤。以降の活躍には満足している。6/23以降は28打数9安打の.321。しかし、やっぱり、初回の第1打席に、手探りの相手の立ち上がりをカーン!と打って、あるいは、四球を選んで出塁してもらいたい。それが1番打者の矜持でもあると思うからだ。

1番復帰後、聖澤は3試合目の6/26西武戦で四球出塁していたが、快音は聞くことができなかった。しかし、この試合、1-1からの唐川の第3球を捉えてみせた。アウトコースを狙った投球が内角低めに甘く入った逆球を逃さなかった。弾き返した打球は1,2塁間を心地よく抜けていく右前安打。この出塁がその後の先制点をもたらしたのだと言える。

理想的な打順



ところで、1番・聖澤、2番・藤田、3番・銀次、4番・ジョーンズ、5番・マギー。ここまでの打順は本当に理想的だと思う。盗塁能力の高い聖澤を塁上に置いた状態で、楽天の中でも1,2を争う“嫌らしさ”を持つ藤田が2番だ(その嫌らしさは2打席目の三安で発揮された)。これは相手投手からしてみれば、プレッシャーのかかる場面のはずだ。2番・藤田、3番・銀次の並びの相性も良く、ここ最近、この2人の連打でチャンスを作る光景が多くなっている。【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
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