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【試合評】 2013年6月29日(土) ○楽天イーグルス2-0オリックス 投球データから診る戸村好投その理由。劇的変化のある数字とは?!

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shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン、8月5日スタート



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http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-1722.html

今季最高のベストゲーム



7回無失点の先発・戸村以下、青山、ラズナーとつないだ零封リレー。許した安打は僅かに3本。それも全て単打である。1試合での被安打数3は今季最少本数となった。その意味で、オリックス9回戦は今季最高の好試合と言えるかもしれない。

7回3安打無失点で3勝目。戸村の好投が、これからやってくる夏本番の太陽のように、まぶしかった。

球が指によくかかっていた。スピンが効いた力強いストレートがオリックス打線を悩ませた。踏み出した足に体重が乗り、リリースポイントは例年以上に打者の近く。終わってみれば、得点圏に走者を背負ったのは1回のみだった。

立ち上がりは制球がばらつき、観る者を不安にさせた。ストレートの四球2個でピンチを招いたものの、バックの好守備にも助けられる。1死1塁で糸井。高めに入る逆球をピッチャー返し。差し出した戸村のグラブは及ばずに中前へ達しようか?という場面だった。このゴロをセカンド・藤田が華麗なグラブさばきで処理。横っ飛びしながら捕球すると間髪入れずにグラブトスで2塁封殺を決めてみせる素晴らしいシーンとなった。その後、2死3,1塁、バルディリスにはピッチャー左へのハーフライナー。戸村が完全に詰まらせた打球をグラブに収めて、1回裏をゼロで切り抜ける。

2回以降は2塁を踏ませない。2回は原に1,2塁間を破られて2死1塁、伊藤に右中間へ快飛球を飛ばされたものの、島内が背走、最後はグラブを伸ばしてのランニングキャッチ。好守も戸村を盛り立てた。

打線は3回、銀次のセンター返しで1点を先制する(楽1-0オ)。直後の裏、1死1塁で糸井との対決を迎える。弾き返された打球は痛烈。1塁線強襲の当たりとなる。抜けていてもおかしくはない場面になったが、今度はファースト・銀次が好プレーだ。機敏な反応で処理すると自ら1塁を踏んで2塁転送、3-3-6のゲッツーでピンチの芽を摘むことに成功している。

先取点を貰った戸村は、4回以降7回までの4イニングで許した安打は僅かに1本のみという上々の内容をみせていく。打たせて取る安定した投球で、敵軍のスコアボードにゼロを刻んだ。

国学院大学コンビがみせた追加点



1点を先取したとはいえ、オリックス先発・井川も粘投でイヌワシ打線は悩まされていた。追加点が欲しい中盤の5回である。1死後、国学院大学の先輩後輩コンビの好活躍で、欲しかった1点を追加した。

嶋が粘りのアプローチを見せ、踏ん張る井川の投球にクサビを打ちこむ四球を獲得する。ファウルで5球カットするなど、11球投げさせてのフォアボールだった。その後、島内のセカンドゴロで2進した嶋をホームに悠々迎え入れたのは、トップバッターのバットだった。

昨年、日本球界復帰した井川慶から10打数5安打の対戦打率.500をマークしていた背番号23が、高めのスライダーを捉えていく。快飛球が右中間を襲う。背走するライトの右上を超えていく当たりは、今季12本目の二塁打に。嶋が生還。楽天のリードは2点差に広がった。(楽2-0オ)

この2点を持って終盤に突入した楽天は、8回から継投に入っていく。8回は青山が三者凡退で抑えると、9回はラズナーも3人で退けてのゲームセット。楽天が2-0で今季11度目の零封勝利を飾った。

これでチーム成績を67試合37勝30敗の貯金7としている。ゲーム差は1位・ロッテと2.0、3位・ソフトバンクと1.0、4位・日本ハム、5位・西武と3.5、6位・オリックスと5.0としている。依然、パリーグは1位から6位まで7ゲーム差の中でひしめきあっている。なお、各種戦績は下記のとおり。

◎直近10試合=6勝5敗
◎6月月間成績=19試合10勝9敗
◎リーグ戦=43試合22勝21敗
◎オリックス戦=9試合7勝2敗

◎ビジターゲーム=35試合19勝16敗
◎デーゲーム=25試合13勝12敗
◎相手先発左投手試合=25試合14勝11敗
◎6回終了時にリードした試合=37試合31勝6敗

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・聖澤(中)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・中島(左)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・島内(右)、先発・戸村(右投)

オリックス=1番・坂口(左)、2番・駿太(中)、3番・糸井(右)、4番・李大浩(指)、5番・バルディリス(三)、6番・T-岡田(一)、7番・後藤(二)、8番・原(遊)、9番・伊藤(捕)、先発・井川(左投)


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ポロポロの嶋



今季は近年の課題だった盗塁阻止でも傑出したパフォーマンスをみせ、二番手以下の捕手陣に出場する機会を全く許さない嶋。打撃も好調を維持し、今日も3回1死から持ち味の粘りを発揮、2点目につなげる四球を選び、チームの勝利に貢献した。しかし一方、守備ではキャッチングの拙さが、特にここ数試合目立つ結果となっている。ポロポロといえば岡島。そのお株を奪うかのようなシーンが目立ち、残念な結果になっている。

前夜でも1回2死1塁、李大浩の打席時に則本のワンバウンド投球を2度止めることができず暴投にしてしまうと、6回には捕逸。この試合でも1回糸井の二盗時に戸村のワンバウンド変化球を後ろに逸らしてしまい(記録上は暴投)、2死3塁のピンチを招いてしまった。走者無しの場面でも低めの投球を取りきれずにこぼすシーンも目立ち、新たな課題点が浮き彫りになるかたちになった。

下記表のとおり、楽天の暴投、捕逸の数はリーグで最多を記録している。今後1点を巡る大事なシーンでこのようなミスが出なければいいが・・・と願うばかりである。

■パリーグ チーム別 暴投&捕逸数
※暴投は6/28終了時、捕逸は6/27終了時データから


「土曜日は銀次の日。ヒット3倍デー!!」



京セラドームのイーグルス側応援席に掲げられたボードである。そうなの?!と思って、土曜日の打撃成績を調べてみた。下記表のとおり、この試合の3安打猛打賞(いずれもピッチャー返し)を入れて、26打数14安打の打率.538と驚異のハイアベレージとなった。今後、土曜日の銀次からはますます目が離せなくなりそうである。

■銀次 土曜日 試合別 打撃成績
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さて、その銀次だが、3回に魅せた先制打は、お見事。井川にファウルを打たされ2-2と追い込まれていた中での一撃となった。確かに真中気味に入る井川の失投。しかし、追いこまれていたことを考えると、打ち損じることなく、しっかり芯で捉えてみせたあたりは、さすが“みちのくのバットマン”ならでは、である。

銀次の2ストライク以降の打率を確認しておこう。この試合終了時で、下記表のとおり、62打数22安打の打率.355としている。聖澤の.285も高いが、銀次の数字は驚きだ。OPSも.838、逆に上昇する結果となっている。

これで猛打賞は今季6度目。打率も.335まで上げてきた。残念ながら規定打席までにはあと23足らない状況となっているが、今後スタメン出場が続いて1試合4打席バッターボックスに立つとすると、8月上旬には規定打席に到達する計算になってくる。打率ランキングの上位に銀次の名前が刻まれるその日まで、いましばらく待つことにしたい。

■楽天の主な打者 2013年 2ストライク以降の打率
※2013年6/29終了時
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実は意外と少ない無死2,1塁でのバント作戦



銀次のバットから生まれた先制点だが、3回、嶋、島内の連打で作ったチャンスが起点となって誕生した。無死2,1塁で聖澤。ここは当然送ってくるだろう。そのように予想したファンは多かったはずだ。しかし、結果はバントではなく、ファーストへの進塁打だった。

実は今季のイーグルス、無死2,1塁でのバント作戦は少ないのである。昨年は54回中、バント作戦は40.7%に当たる22回を数えていた。しかし、今年はここまで33回中8回、24.2%に止まっているのだ。これはAJ、マギーの加入によるところが大きい。彼ら2人にはバントはないからだ。ただ、この両名を除いた数字でも昨年を8%ほど下まわる32.0%である。

今季は全体の犠打数も減っており、(ボールの変更、両外国人の加入などによる)環境の変化に合わせて、指揮官の采配も攻撃的になっていると言えそうだ。

■2013年 無死2,1塁での次打者打席結果

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ラズナー無双



8回を2個の三振含む三者凡退に抑えた青山も良かったが、最終9回、2番・駿太、3番・糸井、4番・李大浩を3者連続三振劇に切ってとったラズナーの投げっぷりも、強い印象を残した。

救援転向後のラズナーによる1イニング3奪三振の三者凡退劇は、2011年7/13ソフトバンク戦、1点リードの9回、江川(空三振)、田上(空三振)、川崎(空三振)以来、2度目の快挙となっている。

■楽天 戸村健次 球種別 投球詳細
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7回、打者25人、86球(1回当たり12.29、1人当たり3.44)、被安打3、被本塁打0、奪三振2、与四球2、失点0、自責点0。

《初球25球》ストレート13、スライダー4、カットボール7、チェンジアップ1
《2ストライク以降17球》ストレート11、スライダー3、カットボール3

投球データから診る戸村好投その理由



これで3勝目。クオリティスタート率は57.1%に上げている。

ヒーローインタビューで本人が振り返っていたように、イニング先頭打者をアウトに取れていた点は大きかった。

獲得アウト21個のうち、13個を内野ゴロで奪う。戸村が目指しているゴロを打たせて取る投球が、高いレベルで実現した、そんなピッチングだったかと思う。

今季の戸村の大きな成長を1つ挙げるとするなら、何度も書いてきたように、球威が上昇した速球と、カットボールやシュートでバットの芯をはずすことで、ゴロを打たせて取る技術に磨きがかかったことだと思うのだ。

対戦打者の全打球(犠打除く)に占めるゴロの割合、ゴロ率で比較してみよう。(安打凡打問わない)

■戸村のゴロ率 2012年&2013年の比較
※2013年は6/29終了時データ。犠打は除く
2012年=全136打球、ゴロ55打球、ゴロ率40.4%
2013年=全125打球、ゴロ72打球、57.6%

このような結果となった。打球管理の徹底、今季の戸村はこれができているのだ。ゴロピッチングができているため、走者を背負った場面での併殺打も多くなっている。下記表のとおり、9イニング当たりの併殺打の数は1.37を記録。チーム内では美馬の1.79に次ぐ2番目に多い数となっている。

■主な楽天投手陣の獲得併殺打数
※2013年6/29終了時


また、相手打者のバットをへし折って、詰まらせる場面も多いように感じるのだ。当ブログが確認しただけでも、今季4度を数えているのだ。昨年は?というと、観戦メモを確認してみたところ、1度もなかったのにである。

6/5ヤクルト戦(神宮)、1回、バレンティンの二飛
6/5ヤクルト戦(神宮)、3回、ミレッジの遊ゴ
6/22ソフトバンク戦(Kスタ)、3回、本多の一邪飛
6/29オリックス戦(京セラドーム)、4回、李大浩の三ゴ


■オリックス 井川慶 球種別 投球詳細
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6回、打者24人、94球(1回当たり15.67、1人当たり3.92)、被安打7、被本塁打0、奪三振2、与四球1、失点2、自責点2。

《初球24球》ストレート14、スライダー9、カーブ1
《2ストライク以降29球》ストレート12、スライダー14、チェンジアップ3

高めに抜ける変化球が減った井川、不発が続く中島



昨年、井川との対戦は5試合を記録している。2勝2敗。7/11Kスタでの1戦で8回3安打1失点の投球を許し、日本球界復帰初勝利を献上すると、約2週間後の7/26敵地での再戦でも7回2安打無失点で2勝目を献上。しかし8/8、8/31、9/14の後半3試合ではイーグルスが巻き返し、井川を打ちこむことに成功していた。

球が高いな。昨年井川を観た時の印象である。特に変化球が高めゾーンに集まるケースが多かったのだ。調べてみると、変化球175球中、高めに記録されたのは38.3%に当たる67球に及び、楽天打線は37打数9安打、1二塁打、2三塁打、1本塁打の結果を出していた。

しかし、この試合、変化球51球のうち高めは23.5%の12球。低めへの意識が伺える投球となり、昨年とは違って、ある程度、自身が納得できる投球ができているのかもしれない。

そんな井川を攻略すべく、5試合ぶりにスタメン起用されたのが、楽天きっての偉大なる1ツールプレイヤー、中島俊哉だったのだが、遊ゴ、中飛、遊ゴの3の0。いずれも自身の打撃ができずに終わる3打席となってしまった。

ここのところ、中島が左投手から結果を出すことができていないのが、少し気がかりではあるのだ。6/9東京ドームでの巨人戦で内海からホームランを放った後から、これで対左投手11打席連続ノーヒットとなってしまっている。Hのランプが灯ることを願って止まない。【終】

◎◎◎関連記事◎◎◎
《戸村の前回登板試合》
【試合評】 2013年6月22日(土) ●楽天イーグルス2-8ソフトバンク。場内騒然の雰囲気、2夜連続の投壊
《前夜の試合評》
【試合評】 2013年6月28日(金) ●楽天イーグルス2-3xオリックス 快投の則本昴大、127球で最速152キロも129球で泣く

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