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好敵手セスペデスにまたしても・・・ マネーボール戦略に屈したマリナーズ岩隈、今季3敗目──6/21●SEA3-6OAK

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ストライクゾーンの真ん中に球が集まりすぎていた岩隈

この試合で初めて岩隈の投球を見た野球ファンは、これがあのヒサシ・イワクマなのか?!とキツネにつままれた気持ちになったに違いない。

ここまでのホーム防御率は0.92。今やサイヤング賞候補にも上がるほど今季アリーグ投手の中でも注目の的となっている岩隈だ。初めてクマを見た彼(もしくは彼女)のアタマには、定評のある制球力はこんなものなのか?と疑問符がついたはずなのだ。

確かに無四球ピッチングだった。だが、そのことが100%イコール、コントロールの良さには直結しない。

制球力には

◎ストライクゾーンの枠内に投げることができるか?
◎狙った所に投げることができるか?


の2段階がある。もし無四球投球をしたいのなら、ストライクゾーンの真中に投げさえすればいいだけの話なのだ。打たれることを全く恐れなければ、プロの投手なら朝飯前の芸当である。

この日の岩隈は「ストライクゾーンの枠内に投げることはできた」ものの「狙った所に投げることができなかった」。

球がストライクゾーンの真中近辺に集まり過ぎで、久しぶりに序盤からヒヤヒヤさせられた。

MLB Gamedayで公開されているPitch f/Xのコースから記録採取した下記配球図をご覧頂きたい。

■配球図
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ストライクゾーンの真中に記録された球数は、右打者で4球、左打者で12球、全98球のうち実に16球が真中に記録されていた。

真中以外のストライクゾーンの球も、コースいっぱいの球と、普通の球、真中寄りの甘い球、この3つに分けることができる。残念ながら当ブログが採用している5x5の25分割の配球図ではその辺りの情報は確認することができない。

(余談だがノムさん就任以降の阪神タイガースでは9x9の81分割の配球図を使用しているという。本当なら当ブログも採用したいところなのだが、私のスキルが未熟のため踏み切れないでいる)

しかし、この日の岩隈は、真中以外の球でも真中寄りの球が目立つかたちになった。一例を上げるなら6回クリスプに浴びた左本の結果球は真中寄りの外角球、落ち切らないスプリッターだった。

結果的に16球記録された真中では痛打を浴びることはなかったが、それは僥倖以外の何物でもない。

私は毎回リアルタイム観戦する時にはイニング終了ごとにストライク率を確認するようにしている。この日の岩隈は下記のようになっていった。(累計。例えば2回の数字は1回も含む)

1回、76.9%、13-10
2回、86.4%、22-19
3回、80.0%、40-32
4回、76.9%、54-43
5回、75.8%、62-47
6回、72.0%、82-59
7回、71.4%、98-70

ストライク率は、(全球数-ボールカウント-死球)÷全球数、で求められる。つまり、打者が打ちにいって安打か凡打かに関わらず打席結果が出た結果球もストライクとして認知される。そのため、高ければ高いほど良いという数字でもないのだ。一般的には投球数の2/3程度のストライク率が目安とされている。

その意味で言えば、特に序盤3回までのストライク率は明らかに高すぎだ。いかに岩隈の球がストライクゾーンに集まっていたか?を象徴する数字のように思うのだ。

好敵手セスペデスに先制2ランを被弾...

話が前後した。試合の流れを簡潔に振り返っておきたい。

1回、1番・クリスプは遊飛。しかし、この結果球も捕手が外角に構えた所、真中気味に入った甘い4シームだった。仕留めたというより、クリスプの打ち損じという色彩が強い。1死後、2番・スミスには外角シンカーを上手く左前へ流された。左打者にとっての外角シンカーはストライクゾーン内に入ってしまうと、逆方向への意識が強い打者には格好の球になってしまいがちなのだ。

その後、2死1塁で、前回は4番に座っていたセスペデスがこの日は3番。塁上に走者を置いた状況で好敵手との対決を迎えてしまう。1-1からの3球目だった。

もう笑うしかない状況が待ち受けていた(ひきつった笑いです...)。

ストライクゾーンの低めに入り、落ちてくれないスプリッターを完璧にすくいあげの一撃をくらう。レフトのイバニエスもほとんど打球を追わない「THE本塁打」という感の左翼席への先制2ラン。(SEA0-2OAK)

2点を先制されたマリナーズは3回、逆転に成功する。1死後、ライアンが安打で戦端を切り開くと完全ノーマークの中、二盗成功。1番・チャベスが三遊間を割って3,1塁、バッターボックスにはフランクリンが入っていた。

不振のアクリーに代わって5/27にメジャー初昇格を果たした22歳の若武者は、5/30パドレス戦でメジャー初本塁打を放つと、次打席もスタンドへ運ぶなど鮮烈デビュー。6/19エンゼルス戦こそ快音が途絶えたものの、その他はここのところ1試合コンスタントに1本はヒットを打っている若き二塁手だ。

そのフランクリンのバットがコローンの甘いチェンジアップを捉えた。飛球は右翼席に飛び込んでいく逆転3ラン!! (SEA3-2OAK)

値千金の一振りで1点を勝ち越して貰った岩隈、直後の4回はしっかり抑えたいところだったが、3番・ラウリーに右中間へ運ばれる同点弾を被弾。(SEA3-3OAK)

そのまま3-3の同点で迎えた6回だった。1番・クリスプに決勝点となるソロ・ショットを被弾。ライト・チャベスがフェンスぎりぎりでジャンピングキャッチしにいったものの、そのグラブの僅か上を超えていくホームランとなった。

岩隈は7回4失点で御役御免。9回にはセスペデスが1試合2本目の2ラン・ショットを放ち、アスレチックスが上げた得点、マリナーズの失点は全てホームランという試合になった。打線はフランクリンの3ラン止まり、結局3-6で敗戦、岩隈は3敗目(アスレチックス戦では通算4敗目)を喫している。

両軍のスターティングラインアップ

試合前にアスレチックスのスタメンを確認した時には2番・捕手でジェイソが入っていたように記憶しているのだが、突如スミスが起用されている。

アスレチックス=1番・クリスプ(中)、2番・スミス(指)、3番・ラウリー(遊)、4番・セスペデス(左)、5番・モス(一)、6番・ドーナルソン(三)、7番・レディック(右)、8番・ノリス(捕)、9番・ソガード(二)、先発・コローン(右投)

マリナーズ=1番・チャベス(右)、2番・フランクリン(二)、3番・シーガー(三)、4番・モラレス(指)、5番・イバニエス(左)、6番・スモーク(一)、7番・ズニーノ(捕)、8番・ソーンダース(中)、9番・ライアン(遊)、先発・岩隈(右投)


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■試合別 投手成績


セスペデスはスライダーで攻めるべきだった

後出しジャンケンで言うのは易しなんですが、一応、書いておきます。

先制ショットを打たれた1打席目、1、2球とスライダーを続けて、ボール、空振り、カウント1-1から3球目にスプリッターを選択し、被弾した。スライダーで勝負すべきだったのでは?と思うのだ。もちろん、前2球はスライダーで3球続けるのはリスクがあったので、入り球を速球(も危ないかもしれないけど...)にし、勝負所でスライダーを持ってくるべきだったのかもしれない。この日の3打席の対決、岩隈はセスペデスにスライダーを4球投じているが、そのうち2球は空振り、1球はボールになり、1球は真中気味ながらもショートポップフライに討ち取っていた。

前回6/16の対決でもセスペデスにはスライダーが有効だった。2球投げたが、そのうち1球で空振り、もう1球はコースは甘かったもののレフトへのイージーフライに仕留めている。もちろん、結果が出たからこそ言えることではあります。

これで、岩隈とセスペデスの通算対戦成績は下記のとおり、率は.412になっている。

■岩隈久志vsセスペデス 通算対戦成績
◎第2回WBC2009年・・・2打数1安打、1四球、1三塁打
◎2012年・・・4打数2安打1打点、1二塁打、1本塁打
◎2013年4/2・・・2打数1安打1打点、1三振、1本塁打
◎2013年5/10・・・3打数0安打、2三振
◎2013年6/16・・・3打数2安打1打点、1二塁打
◎2013年6/21・・・3打数1安打2打点、1三振、1本塁打
◎通算・・・17打数7安打5打点、4三振、1四球、2二塁打、1三塁打、3本塁打

クリスプに13球粘られる!!

黄門様ばりの長いあごひげをたくわえている選手、眼鏡を着用した小柄の選手、アヒルを太らせたような投手...とてもじゃないが容姿だけみれば、なぜこんなチームがアリーグ西地区首位を走るのか?全く理解できないところなのだ。

しかし、容姿が野球をするわけではない。そのことは、イケメンで5ツールプレイヤーと将来を嘱望されていた若き日のビリー・ビーンが一番良く知っている。

昨年来のアスレチックスの強さは、どこにあるのか?

私が1日3回は訪問する愛読ブログ「野球の記録で話したい」さんが先日興味深いエントリーをあげていた。

◎参照エントリー>>『マネーボールⅡ』とは何か?②|2013MLBペナントレース (野球の記録で話したい)

セイバーの考え方では、打者は、相手投手に数多く投げさせて出塁するのが良いとされる。反対に、投手は四球を出さず、効率的に相手を打ち取ることが求められる。
要するに「打者はたくさん投げさせ、投手は少ない球数で打ち取る」のが「マネーボール」と規定しても良いかと思う。
「投げさせた数」と「投げた数」の収支=「投球収支」をとれば、何かが見えてくるのではないか。



結果は投球収支ダントツの黒字になっていたという。

その怖さを、この試合、岩隈は身を持って感じることとなった。

3回1死走者なし、1番・クリスプ。低めの投球で僅か2球で追い込んだ岩隈は、ここからエラい難儀を強いられることになってしまった。2ストライク以降ファウルを7度打たれ粘られるなどした。投げても投げてもカットされる。決着がついたのはフルカウントからの第13球、87マイル4シームでセカンドへのゴロに討ち取っていた。

岩隈が1打席に最も多くの球数を費やしたのは、ここまで4/7ホワイトソックス戦の6回、ベッカムに費やした10球が最多だった(結果は空振り三振)。それを3球更新し、クリスプが最多記録となっている。

■球種別 投球詳細
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配球、球種割合を変えて臨んだものの・・・

7回、打者26人、98球(1回当たり14.00、1人当たり3.77)、被安打6、被本塁打3、奪三振6、与四死球0、失点4、自責点4。

4シームのPFX9.2

《初球26球》4Seam9、Sinker6、Slider10、Curveball1
《2ストライク以降33球》4Seam16、Sinker3、Slider8、Splitter6

前回敗れた相手との再戦は中4日。限られた時の中で突貫工事で可能な対処法といえば、配球を変えることぐらいだったのかもしれない。

下記に前回と今回の球種割合円グラフを用意してみたので、御参照下さい。


■前回6/16アスレチックス戦の球種割合


■今回6/21アスレチックス戦の球種割合
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このように、前回通用しなかったスプリッターを減らし、速球、スライダーを増やして対応していたことが一目瞭然となっている。増やした速球、スライダーは(コマンドが甘めだったのが目立ったとはいえ)アスレチックス打線に機能していたものの、全く投げないという訳にはいかなかったスプリッターをこの日も狙われ3本のホームランはいずれも中途半端なスプリッターを打たれたものだった。(ちなみに1試合3被本塁打はメジャー初。本拠地セーフコで2本以上打たれたのも初)

前回は特に2ストライク以降のスプリッターがファウルで粘られるなど決まらなかった。そのため、この試合は追いこんでからスプリッターの割合を減らし、前回は30球中13球だったスプリッターが、この試合では33球中6球にとどまっていた。

しかし、アスレチックス打線の前には、あまり意味がなかったように感じる。

こうも甘い球は上手く打たれ、ストライクからボールへの誘い球はしっかり見逃されてしまうと、岩隈の投球にクセが出ているのかもしれない。時間があれば、岩隈の4シーム時の投球映像と、スプリッターのときと見比べてみたいのだが。

今、カレンダーを確認したら、マリナーズのアスレチックス戦は当面予定されていない(次回は8月)。ホッ。この2試合は悪夢だと思って、次回の好投を期待したい。次回はインターリーグ、パイレーツ戦だろうか。アンドリュー・マッカチェンとの対決が楽しみだ。

岩隈の談話「点を取ってもらった後に、先頭打者に打たれたのが悪い。ボール自体は全体的に良かったけれど、ホームランを打たれた球だけは甘かった。研究されているかもしれないけど、甘いボールはしっかり振ってくるなという感じです。感じはいいので、切り替えて次に頑張りたい」

【終】

■スプリッターの配球図
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■6/21アスレチックス戦の98球詳細
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◎◎◎関連記事◎◎◎
【書評】 岩隈久志 著『感情をコントロールする技術~未来を切り拓く50の視点』(ワニブックス)
5回4失点で2敗目。アスレチックス打線にスプリッターを封じられたマリナーズ岩隈久志──6/16SEA●2-10OAK

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テーマ : MLB
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No title

どうもこんばんわ、ざくろです。
今回も詳細なデータ等お疲れ様です。

2試合続けてアスレチックスとの試合、前回とは違って今回は岩隈の得意とするセーフコ。
楽天時代で言えば、現QVCの千葉マリン並に打たれる気がしないセーフコでの登板、
勝敗は援護次第ですが、正直今回はまさか4失点もするとは思っていなかっただけに
この結果は驚きだったというか、もうアスレチックスとはやりたくないというか…(笑)

前回に引き続き今回も制球力に疑問符のつく内容となってしまっていましたが、
どうでしょうか、さすがに開幕からローテーションを守り続けてきて、場所によっては
気温も違うとはいえ時期的にどんどん暑くなってきているので、さすがに少し疲労も
溜まって、それでパフォーマンスが落ちてきているからこその制球難、
といった側面はあるでしょうか、2試合続けて制球に難があった、という試合は
過去にもそう多くはなかったので、こればかりは疲れなのかなと。

あとは、この試合の場合は真ん中、或いは真ん中近辺に集まったボールが、
結果論とはいえ意外と打たれなかったので、運が良かったとは思うんですが、逆に、
この試合に関してはアスレチックスとの相性やチームとしての強さ以上に、
運も味方してくれなかったな、という印象も受けました。
当初はジェイソが2番でスタメン出場の予定でしたが、どうやら試合直前の打撃練習?
で何かあったようで急遽スタメンを外れたらしく、代わりに2番にはスミスが。
岩隈としては恐らくスミスよりもジェイソのほうを意識していると思うので、
そういう意味では仮にジェイソがスタメンで出ていた場合どうなったかは勿論
分かりませんが、この試合の結果だけで言えば、急遽ジェイソに代わったスミスが
岩隈から初回にヒットを打って、そのせいでセスペデスにまで回ってしまったので、
そう考えるとこの試合は運も無かったかな、と…(笑)

3回、クリスプへの外角高めとなった4球目、個人的にこれはストライクでは、
と思いながら見ていました、仮に入っていたとしても、ほんとにギリギリの外角高めの
ボールだったので、取ってくれなくても仕方ないんですが、岩隈ファンという事を抜きに、
どうもこの試合は岩隈コローン、共に外角の判定がやや厳しかったかな、と思いました。
何にせよ、結果的にクリスプへはこの打席で13球も費やすはめになってしまったものの、
根負けして四球を出さずになんとか打ちとった辺りは、特にこの日の制球力で考えると
よく歩かせずに抑えたなと思いました。
次の打席では一発を浴びてしまいましたが、セスペデスだけでなく、クリスプも
岩隈にとっての今季初登板となった試合で、最初の打者がクリスプ。
モースが好捕してくれたもののライトへの完璧なライナー性の当たりだったので、
今年は最初からクリスプに対してもどうも嫌な印象が…(笑)

ところでそのクリスプが打った6回の一発なんですが、ライトスタンド最前列へのソロ。
最前列だろうとスタンドまで飛ばされたのは事実なので無茶を言うのもアレなんですが、
チャベスがグラブを出した位置よりもう少し左に打球が、という状態だったので、
正直これはイチローだったら取ってくれてたんじゃないかな、という気もしました。
実際はどうなるか分かりませんけど、打球の位置的には取れそうな範囲だったので、
ちょっと勿体無いというか…まぁこれは欲を言いすぎなんですが(笑)

7回、レディックのファーストゴロと思われた打球をスモークがやや散漫な守備を見せて、
ベースカバーに入った岩隈に投げ遅れた挙句にしっかり投げれていませんでしたが、
この場面、ズニーノがマウンドへ行って岩隈と喋っていたのが印象的でした。
映像で見る限りだと、少なくともズニーノが自分から岩隈の元へ行って会話をする、
という光景は恐らくコレが初めてだったと思うので、この日の結果や制球がどうであれ、
ズニーノが自分からマウンドへ行ってくれた事に関しては良かったかなと。

しかしこの試合はほんと、ほとんど投げなかったスプリッターをしっかり打たれたので、
これはもうお手上げというか、完全に結果論だけで言えば、速球ばかり投げて、
その結果打たれたらそれはそれで問題ですけど、この日は速球で空振りを奪っていたので、
敢えて速球のみで押しまくる、といった配球でも面白かったかなと思いました。
…とは言っても、この日は特に速球系の制球に難があったので、やはり結果論でしょうか。

ところで、セスペデスはスライダーで攻めるべきだったという件。
この点に関しては、前回の試合で解説に来ておられた野口さんも同じ趣旨の話を
しておられました、5回表、ジェイソへ四球を与えてしまい迎える打者にセスペデス。
外角低めのスライダーに空振り、2球目にシンカーを選択して痛打。
この場面で野口さんは、まず最初にスライダーで空振りした場面を見て、
「しかしこのバッテリーはアレですね、セスペデスに対して有効な球種というのを、
先程の打席から見つけた気がしますね。このスライダーという球種に全く
合ってないですから。要所でこの球種をどんどん使ってくると思いますから」
このコメントの直後にシンカーを痛打されて、実況アナの島村さんが、
「今の攻め方はどうでしょうか、外から内にシュート気味にきました」と振ると、
「そうですね、ツーシームだと思いますけど、折角ね、合ってないスライダーという
球種を見つけたんですけど、そればっかりにならない、なりたくないという気持ちは
分かるんですけど、ならば、このストレートという球種を、フォーシームでも
ツーシームでもそうなんですけど、ストレートという球種はボール球に使うべき
なんですよね。ですからここのアウトコースのストライクゾーンに投げるという事は、
少し間違いですよね。投げるならインコースのボール球、或いは釣り球ですよね」
とコメントされていました。
当然岩隈はセスペデスに何度もやられているのでよく分かっているでしょうし、
ズニーノもまだ試合数が少ないとはいえセスペデス程の打者なら特徴をしっかり
頭に入れているとは思うんですが、2試合続けてスライダーにバットを出していたのに、
結局スライダー以外を投げて打たれてしまった、というのは悔いが残りますよね。

今回の試合では森繁和さんが解説に来ておられたんですが、
森さんは恐らく前回の試合はさすがに見ていないと思うので、2試合続けての登板なので
配球を意図的に変えたという事は分かっても、前回はこの球種が多かったから今回は
敢えて少なめで、といった変化まではさすがに分からなかったと思うんですが、
この試合に関しては、極端にカーブが少ない事を指摘しておられました。
あとはスプリッターが少なくスライダーを投げすぎでは、と。

今回は非常に長くなってしまってなんとも恐縮なんですが、他にJスポーツで
紹介されていた事としては、ライアンがコローンから打ったヒット。
どうやらライアン自身、コローンから初めてヒットを打ったそうです、その後の盗塁も。
同時に、コローン自身この盗塁が今年初めて許した盗塁だったそうです。
そして、これはやはり岩隈ファンとして喜びたい出来事なんですが、楽天時代の
ユニフォームを着ている方が客席に、という光景は過去に何度かありましたが、
この試合、恐らく子供だったと思うんですが、マリナーズの岩隈のユニフォームを
着て試合観戦をしている子供が2名Jスポーツの映像で映っていました。
個人的には初めて目にする光景だったので、遂に岩隈もここまできたか…と(笑)

それでは、今回は非常に長くなってしまい申し訳ない限りです。
2試合続けてアスレチックスにやられてしまい何とも悔しい限りでしたが、
次の試合では気持ちを切り替えて、勝敗は別にしてまずはQSを達成してもらいたいです。

Re: No title

ざくろさん

> 2試合続けてアスレチックスとの試合、前回とは違って今回は岩隈の得意とするセーフコ。
> 楽天時代で言えば、現QVCの千葉マリン並に打たれる気がしないセーフコでの登板、
> 勝敗は援護次第ですが、正直今回はまさか4失点もするとは思っていなかっただけに
> この結果は驚きだったというか、もうアスレチックスとはやりたくないというか…(笑)

全くです。相性の良いホームゲームでも、アスレチックスには通用しなかった。本当に嫌らしい相手です。(岩隈だけでなくダルビッシュや黒田も苦労しているのを考えると、本当に不気味なチームです) そして、まさかホームラン3本、いずれもスプリッターを狙い打たれるとは、完全に想定外でした・・・まだセスペデスの2ランは納得もできるんです、相手が悪すぎたと。他の2本にガックリです(泣)

> 気温も違うとはいえ時期的にどんどん暑くなってきているので、さすがに少し疲労も
> 溜まって、それでパフォーマンスが落ちてきているからこその制球難、
> といった側面はあるでしょうか、2試合続けて制球に難があった、という試合は
> 過去にもそう多くはなかったので、こればかりは疲れなのかなと。

確かに御指摘のとおりかもしれません。先発登板数で言えば、この試合で昨年と同じちょうど16試合ですが、イニング数も球数も既に昨年先発で投げた数を超えていますので、これ以降、本格的に疲労とどのように付き合っていくのか?が試される時期と言えそうですよね。

> 分かりませんが、この試合の結果だけで言えば、急遽ジェイソに代わったスミスが
> 岩隈から初回にヒットを打って、そのせいでセスペデスにまで回ってしまったので、
> そう考えるとこの試合は運も無かったかな、と…(笑)

スミスは完全に伏兵になってしまいましたよね。あの場面がまだ走者なしでセスペデスなら、また違ったシナリオになっていたかもしれませんし。昨年の対戦成績を確認してみたら、岩隈が1人の打者に2四球(3個以上はゼロ)与えた5人の打者にスミスが入っていました。

> 3回、クリスプへの外角高めとなった4球目、個人的にこれはストライクでは、
> と思いながら見ていました、仮に入っていたとしても、ほんとにギリギリの外角高めの
> ボールだったので、取ってくれなくても仕方ないんですが、岩隈ファンという事を抜きに、
> どうもこの試合は岩隈コローン、共に外角の判定がやや厳しかったかな、と思いました。

GamedayのPitch f/xでもほんとにギリギリいっぱい、際どい所に決まっていましたよ。

> 次の打席では一発を浴びてしまいましたが、セスペデスだけでなく、クリスプも
> 岩隈にとっての今季初登板となった試合で、最初の打者がクリスプ。
> モースが好捕してくれたもののライトへの完璧なライナー性の当たりだったので、
> 今年は最初からクリスプに対してもどうも嫌な印象が…(笑)

あの当たりは・・・一瞬、これはいったな・・・と思いましたもの。2打席目もセンター後方、ウォーニングゾーンまで打球を飛ばされていましたし、今後も厄介な相手になるかもしれません。昨年三盗を決められたように俊足でもありますから、塁に出したくない打者ですよね。

> 映像で見る限りだと、少なくともズニーノが自分から岩隈の元へ行って会話をする、
> という光景は恐らくコレが初めてだったと思うので、この日の結果や制球がどうであれ、
> ズニーノが自分からマウンドへ行ってくれた事に関しては良かったかなと。

そうだったんですね。このような試合展開だと、いかにベテランの岩隈とはいえども、一息入れたいところですし。あの後、後続をしっかり三振に取ったところをみても、良い所でズニーノがマウンドに行ったのでしょうね。

> 「そうですね、ツーシームだと思いますけど、折角ね、合ってないスライダーという
> 球種を見つけたんですけど、そればっかりにならない、なりたくないという気持ちは
> 分かるんですけど、ならば、このストレートという球種を、フォーシームでも
> ツーシームでもそうなんですけど、ストレートという球種はボール球に使うべき
> なんですよね。ですからここのアウトコースのストライクゾーンに投げるという事は、
> 少し間違いですよね。投げるならインコースのボール球、或いは釣り球ですよね」
> とコメントされていました。

興味深い野口氏の解説を御紹介いただき、有難うございました。やはり、さすが野口氏、私はこの試合を終わって記録を見るまでそのようなことは言えませんでしたが、前の試合の初球スライダー空振りで見抜いていたとは、驚かされます。

> あとはスプリッターが少なくスライダーを投げすぎでは、と。

その投げすぎだと森繁和氏に指摘されたスライダーをセスペデスには結果球に投げることができなかった、この点、悔やまれますよね。

> そして、これはやはり岩隈ファンとして喜びたい出来事なんですが、楽天時代の
> ユニフォームを着ている方が客席に、という光景は過去に何度かありましたが、
> この試合、恐らく子供だったと思うんですが、マリナーズの岩隈のユニフォームを
> 着て試合観戦をしている子供が2名Jスポーツの映像で映っていました。
> 個人的には初めて目にする光景だったので、遂に岩隈もここまできたか…と(笑)

おお!そんな光景がありましたか!愛される存在になりつつあるといえそうで、嬉しいですね。
次回から私もじっくり探してみたいと思います。

すごいブログ発見

楽天時代からのクマファンです。
データが豊富でとても情報が多いブログを見つけて思わず読みいってしまいました。
投球種類だけでなく25分割のコースまであってびっくりしました。
過去記事もこれからじっくり読ませていただきます。

とりいそぎ感想を。
OAK戦は相性が悪いのですが、見ててとても見ごたえがあります。
他のチームは追い込んだらスプリッターでおわりというところが多いので。

今回は確実にミートするだけでなく、決め球のスプリットを上手くすくってHRにするとか、OAKは恐ろしい打線です。それだからこそ、クマがどう向かっていくか楽しみでもあります。

いくつか思うことを。
厄介者のクリスプですが、2打席目は、打つことよりもまずは粘ろうとしたのかなという推測。あまりに投球数が少なく来ていたので。
セスペデスはボール球使えと、解説も言っていましたが、これはMLB流ではないでしょう。3打席目にボール球のスライダー追いかけて三振しました。いつもこうならこれは有効なのですが。
ラウリーのHRはショックでした。あれは失投でもなんでもなく、高速(87くらい)のスプリッター低め狙い通りでしょう。決め球を打たれただけに気になるところ。ヤマはっていたと思いたいのですが。

前回から、左打者へのフロントドア2シーム(シンカー判定)が多くなっていて、だんだんストライクも取れるようになってきたように思います。これが自在に使えれば、かなり有効ように思いました。

今年のクマのテーマは、ストライク勝負で四球を出さないことなのかなと思ってます。見てるこちらがはらはらするほどストライクを投げます。なので、なにかこだわっているように感じます。この2戦もジェイソを歩かせただけです。
被弾のわりに失点が少ないというのはぞの効果でしょうね。

Re: すごいブログ発見

k0418さん

初めましてですね。ご訪問ならびにコメントありがとうございます。
Twitterもフォローしていただいたようで、恐縮です。

> とりいそぎ感想を。
> OAK戦は相性が悪いのですが、見ててとても見ごたえがあります。

同感ですね。手に握るのは左団扇ではなく汗になりそうなのが、このカードですから、そういった意味で目が離せない緊迫感を感じています。

> 今回は確実にミートするだけでなく、決め球のスプリットを上手くすくってHRにするとか、OAKは恐ろしい打線です。それだからこそ、クマがどう向かっていくか楽しみでもあります。

完全に打たれているという印象ですし、個人的にもショックの大きい敗戦でした。まっさきにスケジュールを確認、アスレチックス戦は終盤まで予定されていないのを知り、安堵したのを覚えています。切り替えるには十分の時間的猶予があるので、次回はリベンジ期待したいですね。

> 厄介者のクリスプですが、2打席目は、打つことよりもまずは粘ろうとしたのかなという推測。あまりに投球数が少なく来ていたので。

なるほど。仰るとおり2回まで22球。クリスプ自身も初回先頭打者打席では初球打ち凡退でしたから、岩隈に投げさせる球数を調整してきたというご意見は、なるほどなあと思いました。アスレチックスはチーム全体で、投手に球数を投げさせる戦略が徹底しているといいますから、球数ノルマやインセンティヴもあるのかもしれないと思っています。

> セスペデスはボール球使えと、解説も言っていましたが、これはMLB流ではないでしょう。3打席目にボール球のスライダー追いかけて三振しました。いつもこうならこれは有効なのですが。

私もスライダーが有効だったのでは?と書きましたが、実はいつもこうではなくて4/2に打たれたホームランはスライダーだったんですよね。そのことも脳裏にあって、スライダーを続けて投げるのはリスクがあると判断したのかもしれません。

> ラウリーのHRはショックでした。あれは失投でもなんでもなく、高速(87くらい)のスプリッター低め狙い通りでしょう。決め球を打たれただけに気になるところ。ヤマはっていたと思いたいのですが。

Pitch f/xでみるとストライクゾーン真中低めを記録していました。ファウルでカウントを稼ぐかゴロを打たせようという狙いならあのコースでよいのかもしれません。空振りを狙っていたなら、あのコースだと今季空振りを取ることがほとんどできておらず、できればもう少し低めに変化させる必要はあったのかもしれません。ただ、もう少し低めだと今度はみきわめられてボールカウントになっていた可能性も高かったかも...うーむ...

> 前回から、左打者へのフロントドア2シーム(シンカー判定)が多くなっていて、だんだんストライクも取れるようになってきたように思います。これが自在に使えれば、かなり有効ように思いました。

昨年8/23インディアンス戦の4回、ブランドリーへの初球がフロントドアの絶妙球だったのを鮮明に覚えています。内角いっぱいに決まったかのようにみえた球は球審の手が上がらず残念ながらボール。しかし、あの球を操ることができたらなあと思わせる1球でした。今後、左打者との対戦時に注目したいですね。

> 今年のクマのテーマは、ストライク勝負で四球を出さないことなのかなと思ってます。見てるこちらがはらはらするほどストライクを投げます。

私もそのことは強く感じています。仰るとおり、目標の1つに四球削減というテーマがあってそれに向かった投球を試みているのでしょうね。1年やったことで相手の特徴もわかり、いろいろな駆け引きを覚えたこともストライクゾーンで勝負する投球を後押ししているのかもしれません。




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