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【記録】 ホットゾーンを調査セヨ! 楽天 高須洋介の2010年ゾーン別コース別打率&得点圏についての考察

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背番号4、プロ13年目の高須洋介選手の今季打撃成績の話シリーズ。手始めに「対戦全投手別の打撃成績」を、前回は「打率の詳細」を紹介しました。

さて、今回は、このオフの当ブログ目玉企画にそろそろなってきたかな?「ゾーン別コース別」です。1回目のルイーズ2回目の聖澤諒3回目の渡辺直人4回目の鉄平に続いて今回で5回目になりました。

ゾーン別コース別の集計期間は5/29~シーズン終了までとなっています。そのためフルシーズンの記録ではありませんが、御了承下さい。

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本題に入る前に、下記のように配球図の各コースに便宜上番号を割り振って、この番号をもとに話をすすめていきたいと思いますので、よろしくお願いします。この配球図は投手側からみた視点のため、高須の内角は当然向かって右側(4,5,9,10,14,15,19,20,24,25)になります。



ホットゾーンは中段~内角のストライクゾーン! 苦手ゾーンは外角!

■全体
20101023DATA4.jpg
■OPSと二塁打、本塁打
20101023DATA7.jpg

全体打率:200打数52安打の打率.260 (対象期間:5/29~今季終了)

ホットゾーン・・・ストライクゾーンの真中と内角。ここだとどのコースでも打率3割以上を記録しています。OPS診断をすると、中でも得意とするコースはど真中の13番(OPS1.087、打率.391)、内角中段14番(OPS1.133、打率.400)になります。

苦手ゾーン・・・外角ストライクゾーンの7番・12番・17番。アウトローのボールゾーン22番になります。

高低・・・配球図の高低(列単位)で眺めてみると、一般に打者が打ち易い中段(11~15番)がホットゾーンになっています。ここのみ3割を越える64打数20安打の打率.313を記録。上下のボールゾーンは(もちろん打てなくて当然のコースですが)いずれも苦手で打率がそれぞれ.125、.067となっています。

外角・真中・内角・・・今度は配球図を縦切り(行単位)で俯瞰してみます。こちらは全体と全く同じ傾向、ホットゾーンは真中(3,8,13,18,23番)と内角(4,9,14,19,24番)ですね。いずれも打率.350をマーク。一方、2,7,12,17,22番のアウトコースは打率.179とからっきしです。ここまでくっきり得意・不得意が別れるケースも珍しいのではないでしょうか?

ストライクゾーン(Sゾーン)・・・今度はストライクゾーン内をみます。こちらも傾向は同じ。外角がダメで、真中・内角がホットコース。Sゾーン内の打率をみてみると、、

高須洋介・・・打率.289 (173打数50安打)/今季打率.268
ルイーズ・・・打率.337 (202打数68安打)/今季打率.266
聖澤諒・・・打率.337 (276打数93安打)/今季打率.290
渡辺直人・・・打率.301 (193打数58安打)/今季打率.265
鉄平・・・打率.357 (238打数85安打)/今季打率.318


となっており、過去調査した中で唯一Sゾーンで3割を切る低い打率となっています。これは高須らしくない数値ですね。好球必打するも球の力に負けて凡打に倒れたり(特に遊ゴに倒れる回数を多く目撃した今季でした)、野手の正面を突いたり、確かにそんな光景を数多く目撃した記憶がありましたが、どうやらそのイメージは間違っていなかったようです。

ボールゾーン(Bゾーン)・・・Bゾーンではアウトローの22番、ストライクゾーンから落ちる変化球が集まるところで、打者にとって最も打ちにくいコースが高須にとってもウィークポイントになっています。ここで、Bゾーン打率を比較してみると、、

高須洋介・・・打率.074 (27打数2安打)
ルイーズ・・・打率.089 (79打数7安打)
聖澤諒・・・打率.147 (75打数11安打)
渡辺直人・・・打率.241 (29打数7安打)
鉄平・・・打率.256 (43打数11安打)


となっており、渡辺直や鉄平のようにはいかず、Bゾーンに手を出してしまうと9割3分凡打になってしまいますね。

さて、先ほども触れましたが、ストライクからボールゾーンに曲がる変化球が威力を発揮するのは、ゾーンでいうと21~25番のBゾーン最下段です。このゾーンに手を出した回数を比較してみると、、

高須洋介・・・15回、13.3打数に1回
ルイーズ・・・46回、6.13打数に1回
聖澤諒・・・31回、11.3打数に1回
渡辺直人・・・14回、15.9打数に1回
鉄平・・・22回、12.8打数に1回


これをみると、最も凡打/三振に倒れやすいBゾーン最下段の球に手を出しにいく回数は、他選手と比較してみても、高須は少ない結果になっています。

次に前年とのゾーン比較を。

■2009年のゾーン別打率
Baseball Times3月増刊号『2010プロ野球プレイヤーズファイル』より。


※BTの選手名鑑に掲載されているゾーン別打率は配球図がボールゾーン入れて9分割で表示されています。そのため、正確な比較は困難になりますが、大まかな推移は掴むことができそうです。

前年は内角中段14番・内角低め19番がウィークポイントになっていましたが、今季は一転ホットゾーンに変わりました。一方、打率.412を記録していた外角中段12番のホットゾーンが今季一転.200の弱点になってしまいました。今まで調べてきた選手ですと、得意・不得意のコースが激変するケースはほとんど無かったので、珍しい事例かもしれません・

■直球
20101023DATA5.jpg

上記図ゾーンでの直球打率(5/29~今季終了)・・・打率.247 (93打数23安打)
3/22~今季終了の直球打率・・・打率.239 (176打数42安打)


高須が前年の打率3割から一転今季.268に終わった理由の1つは、ストレートで結果を残せなかった点が挙げられると思います。ストレート打率がこれほどまでに低いのは、過去調査した選手をみてもいません。球威に押されるかたちになって凡打を重ねてしまった、といえるかもしれません。

◎5/29~シーズン終了までの直球打率
ルイーズ・・・打率.261 (111打数29安打)
聖澤諒・・・打率.322 (174打数56安打)
渡辺直人・・・打率.336 (125打数42安打)
鉄平・・・打率.289 (121打数35安打)


直球のホットゾーンがSゾーン外角高め7番、1つしかなかった(ここも率で言えば2割9分)のが大きいと思います。また、ど真中13番、真中低め18番、甘い球で好結果を残せなかったのも、上記数値になった要因ですね。

■変化球
20101023DATA6.jpg

上記図ゾーンでの変化球打率(5/29~今季終了)・・・打率.271 (107打数29安打)
3/22~今季終了の変化球打率・・・打率.301 (186打数56安打)


3/22~今季終了の変化球打率は3割を記録。今季の高須は直球より変化球に上手く対応できていたといえますね。得意・不得意のゾーンを見ると、全体のそれとぴたり重なる内容になっています。外角が苦手で真中~内角で安打を量産しているという状況ですね。

さて、最後に肝心要の得点圏をみて終わりにしたいと思います。

■得点圏
20101023DATA8.jpg

シーズン打率が.268にもかかわらず得点圏になると1割上昇する打率.358を好記録を残した「必殺仕事人」。走者無しだと打率が.224、走者1塁だと.283、得点圏だと.358と走者が本塁に近くなるにつれて打率が上昇している今季の高須、いったいなぜ得点圏になるといきなり打てるようになるのでしょうか?

配球図の色網掛けはOPSでの得意・不得意ゾーンを示しています。

上記配球図をみると、本来得意としているゾーンではきっちり安打を稼いでおり、さらに苦手の外角ゾーンでも得点圏では安打を打てていることが確認できます。(外角・真中・内角別だと外角.318、真中.625、内角.525の打率!!)

高低別にみても、ストライクゾーン上段が.444、中段.471、下段.529とまさに死角なし! さらにボールゾーンでもそれぞれ.250とそれなりの率を残しました。

高須が得点圏に強い理由(1)・・・通常なら苦手のコースでも得点圏になると得意コースに様変わりする!

次に得点圏での球種別打率を調査してみました。

■得点圏時の球種別打率
20101023DATA9.jpg

シーズン打率だと、ストレートは.239でしたが、得点圏だと.326に上昇。同じく、.286のチェンジアップは.500に、.217のフォークは.444に、.357のカーブは.500にそれぞれ大幅上昇!!!

高須が得点圏に強い理由(2)・・・通常なら苦手の球種も得点圏になると絶好球に一変する!

さらに、打球方向を調べてみました。

■2010年 高須洋介 得点圏以外(走者無&1塁)での打球方向
20101023DATA3.jpg
■2010年 高須洋介 得点圏時の打球方向


得点圏以外ですと、左翼18本、中堅20本、右翼17本と外野に安打を広角に打ち分けているのが確認できますよね。ところが得点圏になると全体の打球方向も安打方向も左翼~中堅への当たりが多くなるのが一目瞭然です。

走者1塁だと牽制のためファーストが一塁へ貼り付きます。そのため一ニ塁間が空くので、そこを狙って打っていく作戦が有効になりますが、例えば2,1塁など塁上に走者が詰まってくると1塁から2塁への盗塁の可能性が無くなるわけです。そのため、一ニ塁間は狭まることになります。

そのようなこともあって、高須は故意に左翼~中堅方向に打っているのでしょうか? それとも強い打球を打ちたいがため得点圏では故意にひっぱりにいっているのか?または、たまたまの偶然なのか?真相は判らずじまいですが、データ上でみるかぎりだと高須に関しては下記のようには言えると思います。

高須が得点圏に強い理由(3)・・・得点圏では左翼~中堅方向の当たりが多い点!

もっと突っ込んだ考察をしたかったのですが、この稿はここまでにしたいと思います。高須の得点圏については今後も継続的に考えていきたいと思います。


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ベースボールタイムズウィークリー紙のオンラインサイト、ベースボールタイムズオンライン「アウトサイドレポート~スタンドとTVから見たプロ野球~」を10/20更新しました。
内容は高須洋介選手の2010年全投手別対戦成績・打撃成績です。
下記URLからどうぞ。
http://www.baseball-times.jp/blogs/shibakawa/101020
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