FC2ブログ

【試合評】 2013年6月1日(土) ●楽天3-4横浜DeNA。素直には喜ぶことができない、若き代打の神様の誕生

スポンサーリンク





Amazon、楽天イーグルスオフィシャルショップなど楽天市場でのお買いものはこちらからどうぞ。ブログ継続安定運営のモチベー ションになります








マギーが粘って、銀次が決めた!

のるか?そるか? Kスタは土壇場の9回裏、燃えていた。

永井vs藤井の先発で始まった4回戦は中盤まで1点を巡る緊迫した投手戦となった。5回、楽天がAJの11号ソロで1点を先制すると、7回裏、好投を続けてきた永井が捕まってしまう。無死満塁のピンチで3本の適時打を許し、4点を失っていた。

犬鷲打線は3点を追いかける展開で最終回の攻撃。

マウンド上はこの回から山口。先頭・藤田がサード内野安打で無死1塁の橋頭堡を構築すると、聖澤三振後にジョーンズもサード強襲ヒットでつないでいく。土壇場にして1死2,1塁のチャンスをつかんだイーグルスは、バッターボックスにマギーを迎えていた。マギーはこの試合、再び火が灯ったかのようなバッティングですでに2安打を記録。俄然、期待高まるシチュエーションを迎えていた。

3球目の内角速球。これを強振。ファウルチップで1-2と追い込まれてしまう。しかし、「頼れる5番打者」の魅せ場は、ここから。ハマのバッテリーが両サイド、低めにと執拗に攻めてきた投球を、4回連続ファウルで粘ってみせる。必死にくらいついてファウルで逃げたラスト9球だった。外角変化球を上手く拾った飛球は、忍者のような跳躍をみせたセカンド・内村を越えて中前に着弾するシングルヒット!

同点走者の出塁に成功し、1死満塁のビッグチャンスをつかんだ楽天は、ここで「取っておきの男」を代打指名する。

背番号33、みちのく生まれの若きバットマン。ハマの守護神・山口も楽天の息の根を止めるべく必死の投球をみせる。速球は150キロを計測するなど、銀次を1-2と追い込んでみせたが、追い込まれてから銀次が流し打った打球は、左中間前方に着弾するフライヒットとなる。走者2名が悠々ホームインし1点差!

押せ押せのムードで今季初のサヨナラ劇まで持っていくでしょう!と思われたものの、島内、嶋が凡退。

結局、楽天は3-4の1点差負けとなったが、土俵際で脅威の底力を目撃した私は、負けた気がしないでいる。

土壇場で本当に良く粘り、決めた。惜しむらくはあと一歩が足らなかった所だが、今季22個目の黒星は、立派な敗戦と言えるはずだ。

これでチーム成績は49試合27勝22敗の貯金5。順位は西武が勝ったため入れ替わりで3位転落。ゲーム差は1位・ロッテと4.0、2位・西武と1.0、4位・ソフトバンクと1.0となっている。

交流戦成績は14試合9勝5敗で首位をロッテに譲り渡し、3位陥落である。なお、各種戦績は下記のとおり。

◎横浜DeNAとの通算交流戦成績=40試合20勝18敗2分
◎直近10試合=7勝3敗
◎Kスタ戦績=23試合13勝10敗
◎デーゲーム戦績=20試合8勝12敗
◎先制した試合=25試合17勝8敗
◎6回終了時にリードした試合の戦績=24試合21勝3敗

両軍のスターティングラインアップ

横浜DeNA=1番・金城(右)、2番・山崎(遊)、3番・多村(左)、4番・ブランコ(指)、5番・中村(三)、6番・後藤(一)、7番・荒波(中)、8番・高城(捕)、9番・内村(二)、先発・藤井(左投)

楽天=1番・松井(遊)、2番・藤田(二)、3番・聖澤(中)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(一)、6番・高須(三)、7番・中島(左)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右)、先発・永井(右投)


ブログ村投票のお願い。
皆さんの1票が継続運営のエネルギーになります。

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

20130601DATA8.jpg
HANREI.jpg

「いけなかったですかねえ?」

悔しさを滲ませた声の主は解説席に座る高橋雅裕氏である。場面は6回2死満塁で打席は金城のところ。この回、無死満塁から荒波に同点打を打たれていた永井は、なおも2死満塁のピンチの只中にいた。

高めの投球で金城のバットを詰まらせることに成功。勢いのない飛球が左中間に打ち上がったが、追いかけた聖澤の足が少し緩んだその手前にポテンと落ちてしまう。走者2人が悠々返ってくる勝ち越し打に。

「いけなかったですかねえ? (金城の当たりは)詰まりで(聖澤は)追い掛けるんですが割と諦めが早いんですよね。聖澤、スライディングでいくかなと思ったんですが。ピッチャーからすると討ち取ったという気持ちがあったでしょうからねえ。聖澤も、ギリギリのタイミングですからね。ぼくは突っ込んでしまっても良かったんじゃないかなと思いますけれどねえ」

スライディングでいけば取れたかもしれない球際の難しい判断だった。ただ、ワンバウンドさせて処理しても走者は帰ってくる。スライディングキャッチにいって失敗しても走者は帰ってくる。どちらにせよ捕球しないかぎり、走者の生還は確実といえるシーンといえた。バックアップにレフトの中島も追い掛けており、あの場面は果敢に取りにいくべきだった。

特にここ数年、パリーグ各球団の中堅手は球際に強いビッグプレーでチームを幾度も救っている。日本ハムの陽岱鋼しかり、西武の秋山翔吾しかり、ロッテの岡田幸文しかりなのだ。そんな中、聖澤の外野守備力は相対的に肩身が狭くなり、地盤沈下をきたす。そんな苦しい状況が続いているのだ。それだけに、あの場面はいくべきだった。

このようなシーンを目撃してしまうと、今なお継続中のパリーグ外野手の連続守備機会無失策記録のことがアタマにあったのでは?と疑われても仕方がないもの。残念な場面になってしまった。

一概に喜べない若き代打の神様の誕生

9回1死満塁、ピンチバッターとして2点を返す左前安打を放った銀次は、これで今季の代打成績を6打席、6打数5安打6打点、1本塁打としている。唯一の凡打になった5/15DeNA戦の加賀から打った中飛も、感触としては捉えたと言える当たりだった。

終盤の要所で勝負をかけたいとき、このような活きの良いバットマンが手元に残っているのは、一見すると強みに見えるかもしれない。しかしだ、この試合、最初からスタメンで銀次を出しておけば、このような土壇場で3点を追いかける展開にはなっていなかったかもしれないのだ。

今、チーム内で最も調子を上げている銀次を、むざむざベンチウォーマーにさせとく「誰もが納得する強い理由
」は、いったいどこにあるのだろう?

下記のラインアップを見てほしい。これは今日のスターティングラインアップである。横に並んでいる数字は試合前時点の左投手打率なのだ。

1、2、3番の左打率、6番で起用した高須の数字が芳しくないことが一目瞭然である。

一方、銀次の左投手打率は23打数7安打の.304を記録していた。

昨年セットでブレイクした枡田と違い、銀次は左を苦にしない打者である。このことを考えると、今日は、松井もしくは藤田のどちらかを休ませて銀次を使っていく、あるいは高須ではなく銀次をスタメンで起用する運用がベターだったのでは?と思えてくる。

高須は昨年も左投手打率が79打数15安打の.190と低迷、特に得点圏ではノーヒットに終わっていた。これで2年連続で左投手相手に仕事ができていないことになる。

丁寧に書いておきたいが、松井や藤田、高須は使えないとは一言も言っていない。今最も当たっている銀次をなぜ使わないのか?ということを主張したいわけなのだ。

松井.233 (60-14)
藤田.244 (41-10)
聖澤.225 (71-16)
ジョーンズ.186 (43-8)
マギー.306 (49-15)
高須.206 (34-7)
中島.317 (41-13)
嶋.300 (50-15)
鉄平.226 (31-7)


■楽天 永井怜 球種別 投球詳細
20130601DATA9.jpg

永井、2登板連続でスライダーに泣く・・・

7回、打者30人、123球(1回当たり17.57、1人当たり4.10)、被安打7、被本塁打0、奪三振4、与四球2、失点4、自責点4。

《初球30球》
ストレート14、シュート3、スライダー7、フォーク2、カーブ4

《2ストライク以降29球》
ストレート13、シュート1、スライダー4、フォーク2、カーブ9

前回5/26広島戦での試合評で「永井の足をひっぱったスライダー」として、スライダーが機能しなかったことを敗因に挙げた。この登板も、16.3%の球種割合を占めたスライダーの出来に泣かされたと言えるのだ。

ストレート、カーブは上々の効果を発揮していた。カーブは12時から6時に縦割れていく良い球がハマ打線を惑わせたし、その中で平均136.8キロのストレートが、より映えた。

ただ、そんな中、スライダーだけが常時悪かった。(フォークもかんばしくない)

20球中、ボールカウントになってしまったのが12球。永井は長いどおり球数がかさむもとにもなってしまった。

空振りを奪うことができたのも僅か1球。4失点劇の7回には先頭ブランコに上手く軽打され無死1塁の足がかりを作られると、無死2,1塁で後藤にはバスター打法で三遊間をしぶとく破る左前ゴロ安打を打たれていた。

5回までは上々の投球となったが、前回と同様、中盤以降、言うことを聞いてくれないスライダーに手を焼くかたちとなったと言えそうだ。

次回登板までその修正を強く求めたい。


■横浜DeNA 藤井秀悟 球種別 投球詳細
20130601DATA10.jpg

AJ先制弾の直後、できれば1点欲しかった

8回、打者28人、119球(1回当たり、1人当たり)、被安打4、被本塁打1、奪三振4、与四球1、失点1、自責点

ストライク先行、ゴロを打たせて取っていくスタイル。今日の藤井は状態も上々だったのだろう。

結局、119球8回までスイスイ投げさせてしまい、4勝目をプレゼントしてしまっている。

多彩な変化球と安定したコントロールでコースの両サイド、低めを丹念に攻めてくる投球術に、楽天打線は狙い球を絞ることも、タイミングを合わせることもままならない事態となっていた。

そんな中、スコア0-0の均衡を破るのは、やっぱり長打ということになる。その意味でAJの左翼席Eウィングへ突き刺す11号先制ソロは大きかった。

AJの先制ソロの直後、無死走者なしでマギーが安打出塁に成功。無死1塁、高須が送って1死2塁、ここで中島、嶋の凡退が痛かった。ここであと1点入れておけばどうなったか。

楽天は7回、8回に先頭打者の出塁に成功したが、すでに3点を追う終盤のビハインド展開だ。思い切った作戦を取るにはアウトのリスクもあり、難しい情勢。基本、打って(あるいは歩いて)出塁し塁上を溜めて走者を返していくという攻撃になるのだが、最後まで藤井にアジャストできず、凡退を重ねてしまった。


◎◎◎関連記事◎◎◎
《永井怜の前回登板試合》
【試合評】 2013年5月26日(日) ●楽天イーグルス4-6広島。永井を諦めたベンチ判断は支持できるものの、出てきた金刃の背任投球・・・
《直近2試合の試合評》
【試合評】 2013年5月29日(水) ○楽天イーグルス2-0阪神。綱渡り名人、戸村健次の6回零封劇。交流戦首位で貯金は今季最多5
【試合評】 2013年5月31日(金) ○楽天イーグルス10-3横浜DeNA。4番・AJ大黒柱の大仕事。今季3度目の二桁得点勝利

《当ブログのコメントルール》御感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球や楽天と関係のないもの、名無しや通りすがりなどハンドルネームがいい加減と私が判断したものは、御遠慮申し上げております。頂いても削除の対象となります。

《Twitterやっています》
アカウントは@eagleshibakawaです。ブログ更新のお知らせ、プロ野球、スポーツの話題、たまあに実況しながら記録などをつぶやきます。


《facebookページを作りました》当ブログのページをfacebookに作成しました。ブログ更新情報やブログに載せない、Twitterでつぶやかない軽い話題などもアップ中。現在いいね!220人突破。
http://www.facebook.com/eagleshibakawa


ブログパーツ
レンタルCGI







関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

聖澤に喝

聖澤ファンのshibakawaさんが、金城の当たりのあの守備に
どうコメントするか(もしくはスルーするか)注目していました。

おっしゃる通りやっぱり記録が頭にあったんでしょうね。
完全に打ち取った当たりでした。
動揺してその後にも追加点(結果的にこれも痛かった)
与えてしまいましたね。

でも最終回の粘りは今後につながります。
今日の先発の菊池は期待していませんが
ドラゴンズクリニックには期待しています。

Re: 聖澤に喝

ざっぷすさん

> 聖澤ファンのshibakawaさんが、金城の当たりのあの守備に
> どうコメントするか(もしくはスルーするか)注目していました。

やっぱり、良い所は良い、ダメなところはダメと是々非々の立場で聖澤を見守っていきたいと思っているんです。

No title

聖澤には結果的に取れないにしてもチャレンジして欲しいところでしたね。
個人的に気になっているのが、今年の永井がおそろしく効率良く点をとられているところです。
全体の被打率は素晴らしいのに、得点圏被打率は5割超と最悪といって良いレベルとなっています。
この原因が技術的なものか運の悪さかは分かりませんが、粘りのピッチングを見せて欲しいところです。

Re: No title

京太郎さん

コメントありがとうございます。

> 聖澤には結果的に取れないにしてもチャレンジして欲しいところでしたね。

挽回とばかりに昨日は好活躍で、ホッとしています。一昨日の試合、解説・高橋雅裕氏が足の状態が悪いのかもしれないと意味深なコメントをしていただけに気になっていましたが、昨日の好守などをみるに、どうやらそういうことではないようで、安心しました。

> 個人的に気になっているのが、今年の永井がおそろしく効率良く点をとられているところです。
> 全体の被打率は素晴らしいのに、得点圏被打率は5割超と最悪といって良いレベルとなっています。
> この原因が技術的なものか運の悪さかは分かりませんが、粘りのピッチングを見せて欲しいところです。

うわっ!!!指摘いただき、改めて確認してみたら、こりゃ本当に酷いことになっていますね。

それも打たれたヒット10本のうち6本が0-2、2-2など2ストライク以降のカウントになっています。投げ込まれたコース・ゾーンをチェックすると、高めだったり真ん中に入った球だったり、甘いことは甘くなっています。(ストレートの球速が走者無と有で大きく違っているのか?と思い調べましたが1キロ以内の差異にとどまっています)

しかし、これだけの酷さは、運の要素もあるだろうとは思いますが、今後、見守っていきたい部分になりますよね。
非公開コメント

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
183位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
31位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}