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【試合評】 2013年5月15日(水) ○楽天イーグルス7-5DeNA。片山、小山、金刃。ハマの反撃を防いだタフなブルペンリレー

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両先発、4回には既に姿なし

楽天はダックワース。DeNAは小林寛。この先発の顔ぶれで始まった2回戦だったが、4回マウンド上に彼らの姿を見つけることはできなかった。

立ち上がりから荒れ模様の試合展開になる。両先発ともコントロールを乱し、ともに5四球。いずれも無死満塁のピンチを抱えるなど、波乱含みの序盤は、お互い点の取り合いとなった。

先取点はDeNA。1回、内村二盗失敗の2死走者なしから好機を作られると、中村が右翼線へ運ぶ先制二塁打。楽天は2回2死満塁で藤田のバットから同点打が生まれると、3回は無死満塁で相手の暴投、島内のセンター犠牲フライで2点を追加。DeNAも直後の裏、無死満塁から多村併殺打の間に三走がホームを踏み、1点を入れている。(楽3-2DeNA)

結局、ダックは3回途中、小林寛は4回からマウンドを二番手に譲るかたちとなった。両軍の先発がこれほど早い段階で揃って姿を消したのは、今季のイーグルスの試合では初めてのことになった。

4回5回は両軍の二番手以降が荒れた試合を落ち着かせる好投を披露。

楽天は3回無死満塁で火消しに向かった片山が、この窮地を多村併殺打の間の1失点と炎上を最小限に止める見事な火消しぶりをみせると、4回も零封。2イニング目の5回は2死から2者連続四球を与え、小山の力を借りてゼロに抑えていた。

DeNAは4回アタマから高崎が登板。テンポの良いピッチングで、イヌワシ打線を2個の三振と4個の内野ゴロに切って取った。

再びスコアボードが動いたのは6回。

6回は楽天にとって、連続して当たり目を引いたような、まさに僥倖といえるイニングになった。

好投をみせていた高崎から先頭・島内が四球出塁。続く鉄平は追い込まれながらもアウトコース低めの球に必死にくらいついてみせた。叩きつけた打球は投前で高く弾んだ。非常に滞空時間が長いバウンドゴロとなり、全力疾走の鉄平がHのランプをもぎ取っていく。

無死2,1塁で小山は送りバント。捕前に転がったゴロを処理した捕手・鶴岡は迷わず3塁へ。2-5-1と転送されあわやダブルプレーか・・・と思われた瞬間だった。3塁塁審・橋本のジャッジはセーフ。どうやら中村の足がサードベースから離れたという判断だったようで、このときベンチを飛び出し抗議にいったDeNA中畑監督が退場処分となっている。

まだまだ僥倖は続く。

1死3,2塁、松井はサード正面ゴロ。中村のバックホームが少し逸れたことで三走はホームを陥れることに成功。なおも続いた1死3,1塁の好機で、同点打の藤田が今度は左前タイムリー。1死2,1塁、聖澤はファーストゴロに倒れたものの、一走・藤田を一二塁間で挟んだDeNA内野陣にミスが出た。ブランコの2塁送球が悪送球となった間隙を突いて、松井が2塁からホームイン! 楽天はこの回、相手拙守も絡んで一気に3得点をあげている。(楽6-2DeNA)

7回は五番手・斎藤が犠牲フライで1点を失ったものの、直後の8回、鉄平が右翼席へ今季1号ソロショット。9回は4点リードの場面で青山が登板。1死後、ブランコにシングルヒットを打たれた後、中村にセンターバックスクリーンへ運ばれる2ランを被弾したが、後続を凡退させ、いろいろあった3時間48分に終止符を打っている。

これで楽天は交流戦2連勝。広島、オリックス、西武、中日と並んで交流戦1位。

チーム成績は37試合20勝17敗。貯金3は4/9以来。順位は3位変わらず。ゲーム差は1位・ロッテと2.5、2位・西武と2.0、4位・ソフトバンクと3.0、最下位・日本ハムと6.5。5月月間成績は12試合9勝3敗、ビジター戦績は20試合11勝9敗、先制された試合は20試合7勝13敗となっている。

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・松井(遊)、2番・藤田(二)、3番・聖澤(中)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・嶋(捕)、7番・島内(左)、8番・鉄平(右)、9番・ダックワース(右投)

横浜DeNA=1番・松本(右)、2番・内村(二)、3番・荒波(中)、4番・ブランコ(一)、5番・中村(三)、6番・多村(左)、7番・白崎(遊)、8番・鶴岡(捕)、9番・小林寛(右投)



■楽天イーグルスの横浜DeNA戦の全試合履歴


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片山、小山、金刃による3連続の火消しが成功

この試合の勝敗の分かれ目は、4回以降だったかと思う。楽天は3回まで3-2と1点リードしていたが、救援陣勝負となっていた波乱含みの試合展開を考えると、あってないようなものといえた。

緊迫した展開で、何度かあった危機をそのたびごとに投手リレーで潜り抜けた。3回に逆転してからは1度もDeNAに追いつかせることなく、リードを保ったまま27個目のアウトを取ることができたのが、なによりも相手の反撃を絶つ投手陣の力が大きかった。

3回は先発ダックワースが1安打2四球で無死満塁のピンチ。打席に多村を迎えた所で、火消しに向かった片山が好投をみせた。まとまった失点をしてもおかしくはなかった苦しい場面で、ゴロアウトで打ち取り、流血を最小限に食い止める「手際の良い止血」に成功。

その片山も3イニング目に突入した5回、2死から2四球で2,1塁のピンチを背負った。代打に後藤がコールされたところで、小山が登板。後藤をしっかり外野フライアウトに取っている。

やっぱり頼れる男、小山だ!と感慨を深くした矢先の6回だった。その小山が先頭打者に粘られて四球。続く代打・モーガンにも3-0。この後、肘に違和感を訴えて降板(報道によると前の攻撃回、バントをしたときに右肘にしびれがきたことで握力が低下、投げられるような状態ではなかったという。大事は無いようで、ホッ)。出てきた金刃は結局四球を出したものの、無死2,1塁という厳しい難所で失点を許さない投げっぷりをみせてくれた。

理想を言えば、各々の投手がピンチを作ることなく、イニングを全うできればよかったのかもしれない。しかし、野球はチームスポーツだ。ミスがあって当たり前というスポーツでもあることを考えると、救援陣全体で、各々が作ったピンチをお互いにフォローして食い止めてみせた、この試合のようなタフなブルペンリレーがあっても、良いと思う。個人的には、この連続した火消し劇は高く評価したいと思っている。

古巣相手に前夜沈黙の藤田が殊勲の好活躍

前日、左飛、左飛、捕犠、左飛、三振。古巣に4の0と封じられた藤田が、魅せた。この試合は2回の同点打、6回はチーム5点目となるタイムリーなど、四球、左安、遊ゴ、左安、左安の5打席3安打4出塁。藤田の猛打賞は4/5ロッテ戦、4/18ソフトバンク戦、4/25オリックス戦に続く今季4度目となった。

特に評価したいのは、2回2死満塁で左前へ弾き返した同点打のクリーンヒットだ。2回は無死満塁の好機を迎えていたが、ダックがセカンド併殺打で2死3,2塁。松井が四球で再び満塁となったところで迎えた第2打席だった。ここで藤田が凡退に倒れていたら、今季イーグルスが無死満塁のチャンスで1点も入れることができずに終わった初のケースになっていただけに、この同点打が持つ意味は大きい。

ヒーローインタビューで記者に「3本ともレフトへのヒットでしたね」と訊かれた藤田は「そうですね。自分のヒットコースはレフト方向ですので、それがうまく打てているかなと思います」と答えている。

前夜から逆方向への打球が多くなっていた藤田だが、例えばジョーンズが左翼方向、嶋が右方向に偏っているのに対し、藤田も左翼方向へ偏っているのか?と言えば、そんなことはない。下記のとおり、広角に打ち分けることができる打撃技術を持つのが、藤田の魅力の1つになっている。


■藤田一也 2013年 打球方向
打球は犠打は除く、犠飛は含む。
カッコ内は安打数。



■楽天 ダックワース 球種別 投球詳細
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ダック、ストライク率43.1%

2回0/3、打者14人、58球(1回当たり29.00、1人当たり4.14)、被安打4、奪三振4、与四球5、失点2、自責点2。

定まらない制球は5四球。43.1%と極度に低いストライク率が物語るが、と同時に、この人のスタイル、球を動かしていく投球ができていなかったとみる。球を動かし、相手打者のバットの芯をはずし、ゴロを打たせて取っていくのがダックのピッチング。しかし、この試合、打たれた全5本の打球のうち、地を這ったのは2回松本左前安打の1本のみだった。

これはいったい、どうしたことなのだろう?

1つ考えられるのは、ハマスタとのマウンドの相性である。

昨年後半戦から戦列に加わったダックはもちろんハマスタ初登板だ。報道によると、ハマスタのマウンドは他球場よりもやわらかく、上から投げおろすタイプの投手には投げにくいこともあるという。ダックもマウンドとのアジャストに苦労したのかもしれない。

無死満塁での降板劇は左太ももを痛めたとのことだったが、左太ももを痛めたことも、マウンドのやわらかさと関係があるのかもしれない。


■横浜DeNA 小林寛 球種別 投球詳細
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据え膳食わぬは武士の恥にならずに、ホッ

3回、打者18人、80球(1回当たり26.67、1人当たり4.44)、被安打5、奪三振2、与四球5、失点3、自責点3。

そんなダック以上に、立ち上がりの1番・松井の打席から非常に不安定感満載だったのがDeNAの先発、小林寛だった。今季はここまで救援で起用されており、先発自体もプロで4試合目だったという。

いきなりの2四球で無死2,1塁の貰ったチャンスも、聖澤、ジョーンズ、マギーのクリーンアップトリオが凡退。2回も無死満塁でダック併殺打となったときには、点が入らないかもしれないという不安感に駆られたものの、前述のように藤田の好打がチームを救った。



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