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只今リーグ最低防御率。3月4月を終えて、DIPS、与四球率、奪三振率で診る楽天投手陣の現在地

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3月4月が終わった。ここまでの楽天は25試合を消化。11勝14敗の借金3。順位はオリックスと並んで最下位5位タイで4月を終えている。

ここまでの戦いをみて、投打でくっきり明暗分かれる結果となった。

「打」は明るい材料が多い。銀次、枡田の出遅れ、牧田の故障離脱という心配された部分はあったものの、AJとマギーは期待されていたどおりのプレーをみせ打線の軸として機能。嶋も元気だ。

一方、「投」は暗雲立ち込めている。チーム防御率4.83はリーグ最下位。先発・救援別でみても先発防御率4.54は同5位、救援5.40は最下位を記録している。

1試合当たりの得点、失点を確認してみよう。

1試合平均得点4.64は西武に次いでリーグ2位も、同失点5.08は最下位。失点で5点台を記録したのはパリーグで唯一楽天だけという結果になってしまった。

現在、投手陣は穴のあいたバケツ状態である。

打線がせっせと水を汲みいれても、底に穴が空いているため、どんどん流れ出て行ってしまう。両外国人のホームランが空砲に終わった4/21ロッテ戦(●E5-9M)が象徴するように、リードした展開を守り切ることができず、今季の逆転負けはここまで5試合を数えているのだ。

リーグ最多失点のチームが優勝したケースなんて過去の日本プロ野球の歴史に1度でもあっただろうか? 寡聞にして知らない。(追記:あるとすれば近鉄かな?と思ったら、2001年の近鉄がそうだった。最多失点を最多得点でカバー。得失点差でプラスを生み出していた)

先発陣も救援陣も早急な立て直しを図らなければ、悲願のリーグ優勝、日本一は夢のまた夢になりそうなのだ。

楽天は元々投手力ありきのチームだ。創設期から2009年まで、投手力の整備に成功したからこそ初のクライマックス進出することが叶った。今季も投手陣が1試合3失点以下に抑えた11試合では10勝1敗の高勝率を記録している。ところが、1試合4失点以上とられてしまうと14試合1勝13敗。これほどまで明暗がはっきりしているチームもないだろうと思うのだ。

逆に言えば、投手力の立て直しが奏功すれば、十分戦えるチームということを意味している。それだけに、あらゆるチャンネルを通じての再整備をフロント、現場には求めたい。今後、昨年あったような生え抜き選手とのトレード劇があったとしても、なんら驚かないのだ。

交流戦突入するまでの期間をなんとか踏ん張って、日程的に余裕ができる交流戦時にどうにかして立て直しの目処をつけてもらいたい。勝負は交流戦明けのリーグ戦になるはずだろうから、そこまでは辛抱の季節が続くのかもしれないが、こちらも粘り強く応援していきたい。

さて、下記で、チーム投手成績を、DIPS、与四球率、奪三振率の3項目から確認してみたい。

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■DIPS
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投手の実力を、投手がコントロールできる被本塁打、奪三振、与四死球のもで判断する指標、DIPS。守備など投手以外の介在を受けず、投手本来の力量を示す指標だ。数値は低ければ低いほど優れていることを表している。上記グラフでは上にいけばいくほど悪いということになる。

昨年DIPSが良かったのはソフトバンクで、その次がイーグルスだった。ところが、イーグルスは昨年の2位から今年はリーグ平均を越えて一気に最下位まで悪化(3.34から4.13へ)。

楽天と同じく昨年はリーグ平均よりも良かったものの今年は平均より悪化してしまったチームに日本ハムとオリックスがいるが、ここまでオリックスはリーグ平均付近に踏み止まることに成功している(3.44から3.95へ)。日本ハムも楽天と同じく急激な悪化を招いているが(3.44から4.13へ)、どちらが急激か?といえば、楽天の幅のほうが大きいのだ。

右肩上がりの折れ線を描く中、唯一右肩下がりになっているチームが存在する。首位を走る西武だ(3.69から3.50へ)。昨年はリーグ最下位だったDIPSが今年は一気に平均を下まわって良化。ソフトバンクをおさえてリーグ1位を記録している。僅か1年でこれほどまで改善に成功した例は、近年珍しいのでは?と思う。ドラフトで獲得してきた若手有望株が今年一気に花を咲かせているような印象を受ける。


■与四球率
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9イニング当たり四球を何個出しているか?を診る与四球率。楽天は昨年2.44でリーグ2位の少なさを記録していた。ところが今年は1.07個増の4.13でリーグ4位。この前年比の幅が1.00個を越えてしまっているのは、楽天とロッテの2球団だけになっている。

四球がきっかけでストレス溜まる試合が多い楽天戦だが、ただ注意したいのは四球増は各球団でも見られる現象なのだ。極端な投高打低の環境から統一球3年目にして打者の復権がいよいよ始まっている。そういったリーグ全体の傾向が出ているのかもしれない。

決して楽天だけが異様に増えてしまったわけではなく、ロッテも多いし、ソフトバンク、オリックス、日本ハムも前年から増やしてしまっているのだ。この点はしっかり踏まえた上で、楽天投手陣を見ていかなければならないと思う。

ここでも唯一、右肩下がりのチームがいる。リーグ平均で前年比0.65個増となっている中、2.80から0.53個削減に成功し2.27個としているのが西武だ。制球力の改善に成功した投手が多いのだろう。


■奪三振率
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9イニング当たり何個の奪三振を記録しているのか?を診る指標。リーグ平均では昨年6.15から今年6.27へ微増になっている。ソフトバンク、オリックス、西武が奪三振率を上昇させている中、楽天、日本ハム、ロッテは下げてしまった。

特に楽天は昨年リーグ平均を上まわりリーグ2位を記録していたものの、今年は平均を下まわって同5位である。


~~~


以上、駆け足で3項目に目を通してきたが、前年比「四球減・三振増」の理想形を作ることができているのが、首位のライオンズだけ。これは今季の西武は相当手強そうだ。ここまでも予想外の強さをみせているけれど、これからもその強さは本物と言えるのかもしれない。

一方、「四球増・三振減」という最悪なかたちを示してしまっているのが、楽天とロッテである。ロッテは現在13勝13敗の2位だが、得点力不足が顕著のため、早晩、成績を落としてくるはずだ。その際、楽天はロッテと苛烈な最下位争いを演じることがなくて済むよう、早いところ、この負のスパイラルから抜け出していきたい。

星野監督は不甲斐ない投手陣にチャンスを与えていると言うけれども、チャンスを与えるべき大勝は、2軍で好アピールを続けている投手のはずだ。塩見や辛島といったところの故障離脱や釜田2年目のジンクスなどが誤算外だったが、それを嘆いても仕方がない。一刻も早く血の入れ替えを行い、1軍投手陣の新陳代謝を活発化させ、最適な布陣を敷いてもらいたい。



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