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【試合評】 2013年4月25日(木) ○楽天イーグルス9-3オリックス。小山、オリ反撃を絶つ! 2試合連続の先発全員安打、3試合連続の二桁安打で快勝!

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今季2度目の先発全員安打で、オリックス戦を制す!

自分一人だけがこの波に乗り遅れるわけにはいかなかった。

打率が一時3割を切っていたもののマルチ安打3回含む4試合連続安打で再び.329まであげてきた“フィールドの司令塔”。四球、二ゴ、二ゴ併、一犠選。快音なしで迎えた9回先頭打者の最終打席で、嶋基宏得意の右打ちが炸裂した。

オリックス五番手のベテラン右腕、平井の外角一辺倒の投球を看破。フルカウントから甘く入ってきた速球を右中間に弾き返していく二塁打で出塁。

これでイーグルスは2試合連続、今季2度目の先発全員安打を達成。藤田、3安打は藤田、マギー(猛打賞は藤田が今季3度目、マギーが4度目)、ジョーンズ、途中出場の島内が2安打。マギーは再び打率を4割に乗せ、AJは8試合連続安打。今季9度目の二桁安打でオリックスを9-3で下し、5カードぶりの勝ち越しを決めている。

チーム成績は22試合10勝12敗の借金2。直近10試合は3勝7敗、ビジターゲーム戦績は5勝6敗、オリックス戦3勝1敗、相手先発左投手試合3勝6敗。順位はオリックスと並んで4位タイ。ゲーム差は首位・西武とは5.0、3位・ソフトバンクとは1.5としている。

両軍のスターティングラインアップ

楽天=1番・松井(遊)、2番・藤田(二)、3番・聖澤(中)、4番・ジョーンズ(指)、5番・マギー(三)、6番・中島(左)、7番・銀次(一)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右)、先発・美馬(右投)

オリックス=1番・坂口(中)、2番・縞田(遊)、3番・糸井(右)、4番・李大浩(一)、5番・T-岡田(指)、6番・バルディリス(三)、7番・後藤(二)、8番・宮崎(左)、9番・伊藤(捕)、先発・海田(左投)


オリックスの嶋田は今季初スタメン。

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試合は序盤シーソーゲーム

1回表、楽天が1番・松井の初回先頭打者ホームランで1点を先制したが、直後の裏、美馬が2死から3番・糸井、4番・李大浩、5番・T-岡田に3連打を浴び、あっさり同点にされてしまう。(楽1-1オ)

美馬は2回にも2死から1失点。伊藤、坂口に2連打の二塁打を打たれた。立ち上がりの美馬は要所での制球が甘くなる場面が多かった。(楽1-2オ)

3回、2点を取って勝ち越したのはイーグルスだった。1死後、藤田の当たりはファースト・李大浩の正面の当たり。ファーストゴロか?と思われた瞬間、僥倖が訪れた。李大浩がトンネル。相手の失策で出塁したイヌワシ打線は、2死後、ジョーンズの中前安打でチャンスを広げ3,1塁、ここからマギーがサード強襲内野安打、左キラー中島が右前へ痛烈なクリーンヒット。2本のタイムリーが飛び出し、2点を獲得した。(楽3-2オ)

ところが、オリックスもしぶとい。4回、バルディリスにソロショットでくいさがって同点。(楽3-3オ)

楽天が中盤以降に突き離す

4回終了時には抜きつ抜かれつで3-3の同点で終えたオリックス4回戦の行方は、終わってみれば、5回に上げた楽天の2点劇が決勝点となった。

先頭の2番・藤田が叩きつけるバッティング。高いバウンドをセカンド・後藤が合わせきれず、打球が右前へ抜けていき出塁に成功すると、聖澤が送って1死2塁、バッターボックスはジョーンズ、マギーを迎えていた。

今季、何度も相手バッテリー陣を震え上がらせてきた両名が、ここでも本領発揮をした。代わったばかりの二番手・マエストリの制球が冴えなかったことも絡み、2者連続のフルカウント四球。

1死満塁となったところで、星野監督が動く。

中島に代えて前日上がってきたばかりの島内を代打起用。2-2と追い込まれながらも最後は外角球に及び腰になりながらもくらいつき、打球はサード前方のボテボテ。これが足で稼ぐタイムリー内野安打になる。銀次も続いて痛烈に左前へ弾き返し、この回2得点。(楽5-3オ)

楽天は6回にも聖澤、ジョーンズの連続適時打で2点をあげると、7回にも藤田のタイムリーなどで2得点。中盤以降、オリックス救援陣の投壊と、3試合連続二桁安打と元気を取り戻したイヌワシ打線の小刻みな得点で突き放し、9-3で快勝を収めている。

小山伸一郎、美馬の窮地を救い、相手の反撃を絶つ!

「打」では5回のAJ、マギーの2者連続四球が大きくモノを言うかたちになったが、「投」での功労者は美馬ではなく、小山伸一郎だろう。6回、7-3と4点リードながらも、美馬が2四死球1安打1暴投で1死満塁のピンチを招いてしまう。

ここで火消しに出てきたのが小山だった。齋藤を見逃し三振、坂口を左飛に討ち取って、オリックスの反撃を封じてみせた点が、勝敗の分かれ目になった。

ゼロ・ピッチングだったとはいえ、決して本調子ではなかった。前回登板は4/16ソフトバンク戦。中8日も登板間隔が空きすぎていたことが、大きく影響していた。

制球がままならないのだ。ストライク率は55.9%の低値。特にスライダーに苦労する。フルカウント勝負から見逃し三振に討ち取った齋藤の3ボールは、いずれもスライダーがはずれたもの。最後の結果球も抜けたスライダーが運よく内角いっぱいに決まるという僥倖に恵まれたもので、決して狙ったコースへ投げ切った結果によるものではなかった。

そのため、2死満塁、坂口との対戦はスライダーが使いづらくなってしまい、配球に苦労を要した。ストレートで押し、ファウルを打たせ追い込んだものの、そこから2度ファウルで粘られ、1球変化球を見逃されてフルカウント。ラストは普段は滅多に投げないカーブ。坂口のタイミングをはずし、レフトへのイージーフライに討ち取ってみせた。このカーブ、投げる球がなくなって消去法での配球というイメージになったものの、ここで崩れなかったところが、さすがは小山だ。

翌7回は2死から李大浩、T-岡田に連続四球を与え、ベンチの指揮官が渋い顔を作っていたものの、苦労しながらゼロを入れる。ピンチを乗り越えた次の回はイニングまたぎの救援投手にとって困難な課題の1つだが、ここもゼロで抑えてみせる。やはり、頼りになる男、それが小山伸一郎だ。

バットコントロールの良さをみせつけた藤田一也

マギーと猛打賞を記録した藤田のバッティングがひときわ印象に残った。1打席目こそ平凡なショートゴロに倒れたものの、3回の2打席目は李大浩のトンネルを誘うファーストゴロ。このエラー出塁がその後楽天の2点につながった。

3回は叩きつけるバッティングが高いバウンドゴロ。セカンド・後藤がグラブを合わせることができずに右前へ。6回のファーストゴロは強い当たり。李大浩のファンブルを誘ったものの、その後をしっかり処理されてアウト。7回は右前へ痛烈なクリーンヒットを放つと、9回の5打席目は一見当てただけに見えたものの、しぶとく三遊間を破っていく左前安打になった。

僥倖の一言で片づけてしまうにはあまりにも印象に残ったバッティング。やはり、バットコントロール能力の高さが成せる業なのだろう。9回の左前安打は特にそれを象徴しているように思う。この人が元気で2番だと、打線に締まりが出てくる。今後も今日のような固め打ちの好活躍が堪能できるに違いない。

鉄平を右翼レギュラーで!

右翼レギュラーの牧田が左手首を痛めて以降、2戦連続で右翼スタメンは鉄平が務めている。外野はセンター・聖澤のレギュラーは揺らがない。両翼が固定されていない状況とみると、先日古巣相手にハッスルした森山や、この試合で2安打と活躍した島内、相手左投手のときはベテランの中島もひしめく激戦区と言えそうだが、個人的には少なくとも牧田が帰ってくるまで、右翼は鉄平の固定を要求したい。恐らく首脳陣もそのつもりでいると思う。

右翼は守備力が問われるポジションになる。2010年にはここでスタメンを張り、被三塁打の削減に励んだ鉄平には実績がある。守備力だけを取っても鉄平の他に最適な人材は見当たらないのが実際だ。

また、打撃も好調を維持している。この試合も右中間、ライト・糸井の頭上を越えていく二塁打を放ってみせた。凡打に倒れた中にも痛烈なライナーがセカンド正面を突くものもあった。

そればかりではない。ゴロ打ちが減った。こういう印象を持っている読者の皆さんも多いはずだ。調べてみると、昨年と比べると約10%近くフライまたはライナーが増えている。昨年までは当てただけ、打たされたゴロ、力のないイージーゴロが多かったのが、この人。ところが、今年は打球が地を這ってしまうケースが減り、上がるようになってきた。これは「良い兆候」だと判断している。


■鉄平の全打球に占めるフライまたはライナー割合
※犠打除く
2012年・・・49.8%
2013年・・・58.1%


牧田の故障で思いがけず、鉄平にまとまったチャンスがもたらされようとしている。このチャンスを足がかりに、打率3割の完全復活を目指して欲しい。

◎関連エントリー>>打率3割の完全復活はあるか?! 犬鷲ファン61人が予想する、楽天・鉄平の今季成績予想


■リーグ平均打率と鉄平の打率
2011年・・・《リーグ平均》.251、《鉄平》.228
2012年・・・《リーグ平均》.252、《鉄平》.251
2013年・・・《リーグ平均》.260、《鉄平》.257


■美馬学 球種別 投球詳細
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こんな白星もたまには良いのでは?

5回1/3、打者26、93球(1回当たり17.44、1人当たり3.58)、被安打7、被本塁打1、与四球3(四2死1)、失点3、自責点3。

1、2回はいずれも2死からの失点となった。初回、3、4、5番の連打攻勢での失点はいずれも結果球がコースへ投げ切ることができず、甘く真中寄りに入ってきたところを狙われた。コースいっぱいに決まる素晴らしい球がある一方、要所での制球が甘いところがみられた。

2回の1失点、これは相手の打者を褒めるしかないだろう。伊藤には低めの縦割れカーブを上手くひきつけながら弾き返され、坂口には決して甘くはない外角低めに制球されたツーシームを流し打たれてしまった。伊藤には0-2から勝負を急ぎすぎた面もあったかもしれないし、坂口のケースは外角一辺倒の配球を狙われたフシも否定できなくはないものの、いずれにしても相手打者の技量が勝った、そういう類の失点だったかと思う。

5回1/3は今季最短イニング。このイニングにして球数93も多すぎでゴロ率も38.9%と低かったことなどから、自身のピッチングではなかったかもしれない。また、正直、小山に助けられるかたちになった。

とはいえ、美馬の場合、好投すれども援護に恵まれず、ベンチの拙い続投判断で白星を逃がすことも多いので、今日のような中盤以降の大量得点、救援陣の力を借りた白星というのも、悪くはないだろう。

海田との大きな違いは、上記表で一目瞭然。イニング先頭打者の出塁を抑えた点も大きい。悪いなりにも味方勝利の可能性を残すタフな投球ができるところが、美馬の持ち味になる。どんなときでも果敢にストライクゾーンの両サイド、特に内角を効果的に攻めていく投球姿も印象に残るものだった。


■海田智行 球種別 投球詳細
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イヌワシ打線が淡白な投球パターンを看破

4回1/3、打者21人、82球(1回当たり18.92、1人当たり3.90)、被安打7、被本塁打1、奪三振2、与四球1、失点4、自責点2。

初球ストライク率、3球目2ストライク率は高かった。イヌワシ打線を早々に追い込むことができていた海田だったが、2ストライク以降の対戦被打率は9打数5安打1二塁打1本塁打の.556と散々だった。

つまるところ、制球力も奪三振能力も優れたものを所持していない海田にとって、解説の野田浩司氏が指摘していたように、投球パターンが少ないことがイヌワシ打線を楽にさせた要因になるのだろう。



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