FC2ブログ

【試合評】 2013年4月10日(水) ●楽天イーグルス0-6日本ハム。釜田速球走らず5回5失点で今季初の無得点試合。記録がストップしたマギーと更新中のAJ

スポンサーリンク





---------------------------------------------------------------
【新刊の読書感想文を書きました】
◎『プロ野球なんでもランキング』の読書感想文はコチラをクリック
◎『プロ野球を統計学と客観分析で考えるセイバーメトリクス・リポート2』の読書感想文はコチラをクリック
◎『プロ野球もうひとつの攻防』の読書感想文はコチラをクリック
---------------------------------------------------------


今季初の無得点試合

東京ドームでの日本ハム3連戦の2戦目、両軍のスタメンは下記のとおり。

相手先発が左腕・吉川ということで、右の中島、高須が今季初スタメン。星野楽天は銀次、聖澤以外の7人を右打者で固める布陣を敷いた。前夜2本塁打の銀次は今季初の2番。


楽天=1番・松井(遊)、2番・銀次(二)、3番・中島(左)、4番・ジョーンズ(指)、5番・牧田(右)、6番・マギー(一)、7番・高須(三)、8番・嶋(捕)、9番・聖澤(中)、先発・釜田(右投)

日本ハム=1番・陽(中)、2番・杉谷(右)、3番・小谷野(三)、4番・中田(左)、5番・稲葉(指)、6番・ホフパワー(一)、7番・大引(遊)、8番・鶴岡(捕)、9番・西川(二)、先発・吉川(左投)



釜田、中田翔にザ・本塁打をくらう・・・

爆勝となった前夜の余勢を駆ってこのカードの勝ち越しを決めたい1戦だった。初登板となった前回4/5オリックス戦で3回1/3で8失点とつまずくかたちになった釜田には今夜こそ良いスタートを切ってもらいたいゲームだった。

相手先発は昨年楽天戦防御率0.92と無双だった吉川。しかし、昨年秋に左肘を痛めており、不安を抱えたまま今季をスタートさせている。初登板の4/3ロッテ戦では味方が3点先制した直後、4連打など5本の安打を集められ一気に4点を失い、敗戦投手となっていた。ここまで二桁安打4試合を記録している好調のイヌワシ打線なら、攻略できる可能性は十分にあるかと思われた。

ところが、待っていたのは、今季初の無得点試合だった。

背番号21をつけて今日登板した投手は本当に釜田佳直なのか? まるで別人のようである。オープン戦最終登板となった3/20DeNA戦で8回6安打7奪三振1失点と素晴らしい結果を出したあの頃と比べると、2歩、3歩と明らかに後退してしまっている。

立ち上がりの初回、1番・陽を2-2と追い込んでから、いけなかった。2球連続で外角低めを狙った誘いのスライダーがボールからボールにはずれて、陽を1塁へ歩かせてしまう。送りバントで1死2塁、打席は3番・小谷野。前夜、田中から鮮やかな右の適時二塁打をみせたあの光景がまだ脳裏に残る中、今度は綺麗なセンター返しの先制打が小谷野のバットから生まれている。(楽0-1日)

本調子ではない吉川を打線が攻略できずスコアボードにずるずるゼロを重ねてしまうと、一方の釜田もずるずる。4回まで毎回失点というありさま。

2回は開幕以来14打席ヒットなしが続いていたホフパワーが先頭打者だった。昨年釜田から4打数2安打1本塁打と相性が良かったホフパワーにキレのない変化球を中前へ弾き返されると、これが起点となって、得点圏で鶴岡の当たりは中前へ。直前、嶋は2球連続でインコースを要求するも投げ切れず、その結果、アウトコースを踏みこまれて打たれた、悔やまれる適時打となった。(楽0-2日)

3回は侍戦士のバットが火を噴いた。4番・中田が釜田の失投をバット一閃。「THE 本塁打」という放物線を左翼性へ叩き入れて、楽天は3失点目。(楽0-3日)

4回は2死から鶴岡をストレートの四球で歩かせてしまうと、ここを起点に日本ハムに2点を取られてしまう。3,2塁で飛び出した陽の左翼フェンス上段直撃の二塁打、これで引導を渡されたかたちになった。

8回には昨日1軍登録された片山が代打アブレイユに逆方向の一発をくらい、6失点目。

結局、楽天は0-6で今季初の無得点で敗れて、チーム成績を10試合6勝4敗に、西武が勝利したため、再び2位転落となっている。

開幕10試合を終えての成績で言えば、2009年の7勝3敗に次ぐ2位タイ(2008年も6勝4敗)となった。「期待」と「不安」は抱えながらも貯金2を作ることができた点は、十分評価できると思っている。


ブログ村投票のお願い。
皆さんの1票が継続運営のエネルギーになります。

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

20130410DATA5.jpg
HANREI.jpg

日本ハム外野陣の能力の高さを証明する本塁クロスプレー

楽天にとっては3回と4回はまさにハードラックになってしまった。

2点を追う3回、2死2,1塁で牧田の中前安打時に二走・松井が本塁を狙う。しかし、センター・陽の本塁好返球と鶴岡の好ブロックに阻まれ、遭えなく憤死した。翌4回も2死2,1塁と同状況で松井の左前安打で二走・嶋が3塁を蹴って本塁突入を図ったものの、昨年の補殺王、レフト・中田からストライクのワンバウンド送球がやってきてタッチアウトになってしまった。

嶋はともかく松井は好スタートを切っており、陽の処理が1つでも遅れればセーフになっていたであろうというタイミングだった。またアウトカウントは2死だったこともあり、リスクを背負ってまでも本塁を狙うのは妥当な判断かと思われた。だが、陽が先に素晴らしい送球をみせると、それに触発された中田も見事な返球で、ここは素直に相手外野陣の能力の高さを認めたい。そんなシーンとなった。

この2つの場面も大きかったが、ビハインド時に発生したプレーである。この試合の分岐点は、1回表、安打出塁した松井を1塁に置いてバッターボックスは銀次の場面だったかもしれない。銀次の打席時、一走・松井が牽制球に誘いだされて挟死になっていなければ、その後、楽天に先制点が入っていた可能性は高かった。


記録続行中のAJと記録が止まったマギー

3/30ソフトバンク戦以来、連続出塁が続いていたマギーが4打数ノーヒットとお休み。連続試合出塁記録は8でストップしている。一方のAJは無安打ながらも2四球を選び、10試合連続出塁としている。

ここで1つ、AJのフルカウント伝説を紹介したい。下記表参照。今日の初打席、3-2から吉川に四球を選んだことで、これでフルカウントからの出塁率は10割となっている。(←3/30の三ゴ失も出塁と見なして) このフルカウント伝説、どこまで続くのだろうか?


■ジョーンズのフルカウント伝説



■釜田佳直 球種別 投球詳細
20130410DATA6.jpg

「ファームでやり直してきたほうがいいと思いますよね」

5回、打者23人、91球(1回当たり18.20、1人当たり3.96)、被安打8、被本塁打1、奪三振3、与四球2、失点5、自責点5。

初登板の前回、速球が走らずに精彩を欠く内容になったことに対し、オープン戦から登板間隔が空いてしまった影響もあるのだろうと考えていた。しかし、今夜も全く変わらない悪いままの姿を見せられると、やはり、フォーム修正が実を結んでいないことが浮き彫りになったと言えそうだ。

速球が走らないから、スライダーなど変化球も活きてこない。追い込んでからファウルで粘られることも大変多かった点も、本調子ではないことを如実に表しているかと思うのだ。

安定したコントロールを手に入れるため、オフにフォームの改造に着手した釜田。しかし、この日もストレートが平均139.5キロ止まりで走らず、3本のヒットを許した点を考えると、この人の一番の持ち味、球威を失ってしまったといえる。当初手に入れたかった制球も結局は手中にすることができず、「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態になってしまった。

釜田が昨年8/16日本ハム戦で1-0の高卒初完封勝利を成し遂げた時の投球を映像で再確認してみた。昨年はワインドアップで振りかぶった時の勢いを球に乗せることができたからこそ、「高卒新人ながらストレートの平均球速はリーグ6位の142.8km」(2013プロ野球オール写真選手名鑑より)だったと言えるのだ。

4回2死3,2塁、陽に左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びた後、釜田は天を仰いだ。この日の解説・西山秀二氏は手厳しかった。

「この投球見ていてね、やっぱり、ほんとに一度ね、ファームでやり直してきたほうがいいと思いますよね」。

本来ならフォームを固めるための時間的猶予を設けたいところだが、現在の楽天、なにげに先発の台所事情も苦しくなっているのである。釜田を2軍に落とすということになると、田中、則本、ダックワース、美馬。ここまでは決まっているものの、5番手、6番手をどうするか?という問題に直面する。

辛島は左肘の違和感。本来なら今夜即登録で先発予定だった戸村は体調不良だという。菊池は4/8ロッテ戦で4回2/3で4四球3失点とこちらもかんばしくない。永井は2軍で被打率.281、防御率にいたっては5.14。いずれもすねに傷を抱えているような状況なのだ。

記録だけをみれば2軍で藤原が元気な様子。3試合を投げ1勝1敗。20回3失点で防御率は1.35。被打率.233と数字は良い。5番手、6番手のローテを再編していくのか?とは言っても戦力に計算している釜田だ。このまま使い続けていく中で、本来の自分を取り戻してほしいという方針なのか?首脳陣の判断を待ちたい。


■吉川光夫 球種別 投球詳細
20130410DATA7.jpg

吉川も本調子ではなかった

7回、打者30人、114球(1回当たり16.29、1人当たり3.80)、被安打9、奪三振2、与四球3、失点0。

やっぱり左肘に不安があるからだろうか、吉川もストレートが走っていなかった。昨年の平均球速は144.3キロだったという。しかし、今日は当ブログが調べた限りでは140.6キロに止まっていた。

空振り率も僅かに2.6%にとどまった点も、昨年の吉川の手がつけられないピッチングを目撃している者にとっては、敵軍のことながらもどうしたのだろう?という思いを抱かせるものになった。

この日、楽天打線は吉川との対戦打率.318を記録している。上々の数字だ。ほんの少しボタンのかけ違いや運命の分かれ目と、ここまで飛び出していた長打がなく全てシングルヒット止まりだった点などが、吉川攻略ならずの要因と言える。



Amazon、楽天イーグルスオフィシャルショップなど楽天市場でのお買いものはこちらからどうぞ。ブログ継続安定運営のモチベー ションになります




◎◎◎関連記事◎◎◎
《釜田前回登板試合》
【試合評】 2013年4月4日(木) ●楽天イーグルス2-13オリックス。相思相愛だった投打の関係はどこへいった?! 15安打13失点。投壊を起こしたイヌワシ投手陣
《最近2試合の試合評》
【試合評】 2013年4月8日(月) ●楽天イーグルス2-11千葉ロッテ。今季2度目の投壊とEウィングのナイトメア...
【試合評】 2013年4月9日(火) ○楽天イーグルス9-1日本ハム。田中将大、東京ドームで初の無失点投球。嶋先制3ラン、銀次2本塁打など首位奪還の爆勝ゲーム

---------------------------------------------------------
当ブログのfacebookページを作成しました。180人達成!!
http://www.facebook.com/eagleshibakawa
---------------------------------------------------------
ご感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関 係のないもの、名無しや通りすがりなどハンドルネームがいい加減と私が判断したものは御遠慮申し上げております
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございました。各種ブログランキングに参加してます。皆様の応援の1票が更新の活力源 です。宜しくお願いします。現在ブログ村「楽天イーグルス部門」1位

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへblogram投票ボタン

ブログパーツ
レンタルCGI





関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
172位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
30位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}