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【試合評】 2013年4月2日(火) 楽天イーグルス8-2オリックス。投打の蜜月関係でホーム開幕戦を制し3連勝

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投打の蜜月関係でホーム開幕戦を制し3連勝

福岡でソフトバンクに勝ち越した楽天は、本日からホーム6連戦が続く。まずはオリックスと、週末はロッテを迎え討つ。

本拠地開幕戦となったオリックス1回戦は、投げてはエースの田中が7回1失点で試合を作ると、打っては打線が連日の二桁安打を記録。先制打を放った女房役・嶋が3安打4打点。牧田も3安打で打率が遂に.412まで跳ね上がり、両外国人も元気の良さをみせるなど、中盤終盤にかけて小刻みに得点をかさね、終わってみれば8-1の快勝劇となった。

開幕戦こそ攝津の前に苦しんだイーグルスだが、ここ3試合、投打の蜜月関係が続いている。

先発投手がしっかり7回までゲームメイクをし、打線がその頑張りに呼応していく。願わくばこのままの状況でホーム6連戦を戦い抜けてほしい。

両軍のスターティングラインアップ。枡田と銀次の打順が興味深い。私からしてみれば両者ともに状態がいまひとつで、どちらかと言えばまだ銀次のほうがマシという印象なのだが、どうやら現場の認識は異なるようだ。


楽天=1番・聖澤(中)、2番・藤田(二)、3番・枡田(左)、4番ジョーンズ・(指)、5番・牧田(右)、6番・マギー(三)、7番・松井(遊)、8番・嶋(捕)、9番・銀次(一)、先発・田中(右投)

オリックス=1番・坂口(中)、2番・川端(左)、3番・糸井(右)、4番・李大浩(一)、5番・バルディリス(三)、6番・後藤(二)、7番・T-岡田(指)、8番・安達(遊)、9番・齋藤(捕)、先発・海田(左投)



■田中将大vs海田智行 2012年の対決
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3度目となった田中将大vs海田智行

先発は楽天が開幕戦を回避した田中。オリックスは2年目左腕・海田。実は両者の投げ合いはこれで通算3度目に当たる。

初顔合わせは昨年9/2Kスタでの19回戦。11三振を奪い10回無失点の力投を見せた田中は報われず。打線は右打者の内角を果敢に攻めてきた海田の前にゼロを並べて、7回4安打無失点。その後も救援陣を攻略できず延長11回0-0のスコアレスドローに終わった。

2週間後の9/16、敵地・神戸で再戦となった。チームは3-1で勝利したが、この日も7安打10奪三振で6回を零封した田中に白星つかない。オリックス打線の待球作戦に遭い118球と球数がかさみ7回から救援陣にマウンドを譲ると、打線も6回まで僅か1点と海田に苦しめられてしまう。ようやく攻略したのは7回だった。塁上に1死2,1塁と走者を残して海田降板後、二番手・比嘉を攻略。二走・聖澤がボークを誘うリードで3,2塁に進塁すると、直後ガルシアの2点適時打で勝利を手中するという内容で、海田を攻略したわけではない。

田中にとっての海田との2度の投げ合いは、最低ノルマの二桁勝利ですら危うくさせてしまう足踏みの2試合と言えそうだ。

打線は先発・海田の前に50打数10安打の対戦打率.200と大いに苦しめられた(長打はガルシアのソロ弾1本のみ)。特に右打者のインコース攻めに悩まされ、イーグルスの右打者の内角打率は当ブログ調べで20打数3安打の.150と抑え込まれてしまった。



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■海田智行 球種別 投球詳細
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海田の内角攻めを看破した楽天の右打者たち

この試合、楽天の右打者が海田の内角攻めに対し、どのように対応するか?注目して観戦していた。

合計21球が投げ込まれた。その結果を下記に書き出してみると・・・

◎見逃しストライク・・・9個
◎ストライク寄与ファウル・・・1個
◎ボールカウント・・・7個 (四球1個含む)
◎凡打・・・2個 (2回牧田中飛、4回松井右飛)
◎安打・・・3個 (2回マギー左安、2回嶋中安、4回牧田中安)

見逃しストライクを多く取っている印象になるものの、内角を攻めて打ち損じを誘発させ、ゴロを打たせて取りたい意図からすれば、21球投げて楽天の右打者が6回しかバットを振りにいかなかった点、さらにそのうち3回は捉えられてヒットにされてしまった点は、相手バッテリーからすれば誤算だったはずだ。


■海田智行 vs 楽天右打者



昨年.150と苦しめられた内角打率は、今日は5打数3安打の.600と上々。もちろん、海田の制球も甘くなった場面はあったものの、それでもこの戦果は、おみごと! 2回、マギーがインハイの球をひっぱって三遊間を破る左前安打を放った場面や、嶋、牧田がおっつけながら中前に運んでみせた当たりなど、打ち損じることなくヒットにできた点は、頼もしさを感じる場面になった。

良い所で出塁していくジョーンズの四球

楽天の右打者にインコース攻めを看破され苦しいピッチングとなった海田。2年目左腕をさらに窮地に立たせたのが、アンドリュー・ジョーンズの選球眼だったと言えそうだ。3回の第2打席は上手く攻められて空振り三振に倒れたものの、先頭打者として迎えた2回の第1打席は、フルカウントから1塁に歩いてみせた。

この四球はまさに選球眼でもぎとった出塁で、少なくとも際どい球を3球はしっかりと見定めてみせた。四球出塁したAJはその後、嶋の中前安打で先制のホームを踏んだ。5回にも1死から3点追加劇の足がかりを担った四球出塁を記録、福岡3連戦でも良い所で四球出塁していくケースが多く見られた。

4回にはマギーも四球出塁、スクイズをファウルにしてしまった銀次も粘ってフォアボールを奪うなど、この試合、楽天はオリックス投手陣から合計5個の四球を獲得した。今季は3時間半ルールが撤廃され、延長12回制に戻っている。そんな中、好投する相手先発を例え打ち崩せなくても粘って四球を獲得するなどで、球数を増やし降板に追い込むことも、その四球が蟻の一穴につながっていくかもしれず、フォアボールは例年以上に重要なファクターになるのでは?という印象を抱いている。

楽天の四球といえば、2007年から2009年までリーグ2位の多さを誇ったものの、2010年は4位、星野政権下では2011円が6位、2012年が5位と低迷した。四球が増えれば出塁率が上がり、出塁率が上昇すればOPSも上がる。OPSが上がってくると得点力も上昇していく。両外国人の活躍などで、今季の楽天打線は久々に四球が増えていくのかもしれない。

リニューアルした新生Kスタで増えそうなモノ

両翼は1.4m縮小され、左中間や右中間など最大約2.6m前に出したかたちとなったEウィング。試合前の打撃練習、Eウィングに何本か打球を放りこんでいたという牧田は、羽村亜美さんのレポートで好印象を抱くコメントを残していたようだ。

まず、間違いなくホームランは増えることが容易に予想される。さらにもう1つ増えるのでは?と当ブログが予想しているのはエンタイトルツーベースの数だ。

そして、今日、解説の高橋雅裕氏が指摘していたことは、三塁打の増加があるのでは?という点だ。

Eウィングなど外野フェンスに新たに貼られたラバーの吸収性が良く、打球がフェンスに当たっても、従来と比べると跳ね返ってこないという。クッションボールの処理の巧拙で三塁打が増えるのでは?とコメントされていたが、なるほど、と思わせる解説だった。この点にも留意してKスタでのゲームを追いかけていきたい。


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■田中将大 球種別 投球詳細
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田中、カーブを積極的に多投。30キロ以上の緩急差でオリ打線を封じる!

7回、打者27人、89球(1回当たり12.71、1人当たり3.30)、被安打5、奪三振4、与四球1、失点1、自責点1。

ヒーローインタビューで本人も「内容はあまり良くなかったのですけれども・・・」と語り、指揮官も「田中が心配だな。オリックス打線が良かったから慎重になり過ぎたかな。まっすぐの腕の振りとか(いつもの田中ではなかった)、久し振りでコントロールに重点が強すぎたかな」と、奇しくも両者良くなかったと口にしたピッチングになったが、それでも、しっかり7回を1失点にまとめてみせた。

確かに奪三振を量産するピッチングではなかった。ストレートの平均球速は144キロ。150キロ越えは確認した限りでは僅か1球だけに止まっていた。WBCの疲労度など影響もあるのだろう、圧倒的な磁力で18.44mを支配するという投球ではなかった。

それでも、苦しんだWBCで掴んだ「緩急」という新しい引き出しをさっそく多用するなど、新たな田中将大を目撃することもできたマウンドだったかと思う。打者27人中10人に主に110キロ台のカーブを投げ込み、30キロ差の緩急のグルーヴを作りだし、オリックス打線の目線を翻弄した。

日本スポーツ企画出版社の『2013プロ野球オール写真選手名鑑』によると、昨年の田中の球種割合、カーブは僅かに8.7%だったのが、この試合では意図のある使われ方をして12.4%に上昇していた。【終】


◎◎◎関連記事◎◎◎
8名の犬鷲ファンが採点する、3/29開幕戦の楽天選手通信簿 (2013.4.1)
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