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【記録】 ホットゾーンを調査セヨ! 楽天 渡辺直人のゾーン別コース別打率 球種別打率 2009年との比較

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ここ2日間、ブログを更新できる環境にいなかったため、更新できませんでした。携帯から更新できるのですが、どうしても長文かつ表を盛り込む都合上、PCでないとダメですね。

さて、オフシーズンの当ブログ目玉企画(?)、ゾーン別コース別打率2010年完結版、第3回目は予告どおり、渡辺直人選手を掘り下げていきたいと思います。

なお、あらかじめ断っておきますが、yahooプロ野球等のサイトで見ることができる成績以外は全て本ブログが手作業で記録算出しています。若干の誤差があるかもしれませんが、その際はぜひご一報頂くと共に、あらかじめご了承下さい。

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■今季の主な成績 (カッコ)内は昨年の成績
試合数115(125)、打席数425(547)、打数355(463)、安打94(128)、二塁打14(24)、三塁打1(2)、本塁打0(1)、得点43(79)、打点26(28)、三振43(69)、四球39(55)、死球10(7)、犠打20(19)、犠飛1(3)、盗塁12(26)、併殺打8(13)、
OPS.663 (.703)
出塁率.353 (.360)(チーム内100打席以上対象で、4位)
長打率.310 (.343)
打率.265 (.276)(チーム内100打席以上対象で、9位)
得点圏打率.218 (.194)
IsoD.088 (.084)(チーム内100打席以上対象で、2位)


プロ4年目となった2010年は、盗塁王争い、初の三割などの期待がかかるシーズンでしたが、開幕直後、極度の打撃不振に加え、昨年No.1守備率を記録したとは思えない相次ぐ拙守、さらに犠打でのミス等が目立ちました。

6月以降復調をみせるものの、結局、3月4月の不振が最後までシーズン成績の足をひっぱるかたちとなってしまい、本人にとってもファンにとっても不本意なシーズンだった、といえます。

(このゾーン集計は5/29以降~シーズン終了が対象です。この期間だと222打数65安打の打率.293の成績。出だしつまずいてしまったのが全て、と改めて言えます)

ただ、下記数値をみると、出塁率でいえば4月のみ3割をきっていますが、他は全て3割半ばから4割前半までの好成績を残しており、この選手の最大の魅力といってよい選球眼は今季も安定して発揮されていたと診ることができます。

■楽天 渡辺直人 2010年 月度別打撃成績
3月・・・打率.231、出塁率.355、IsoD.124、26打数6安打2打点5四死
4月・・・打率.189、出塁率.256、IsoD.067、74打数14安打4打点7四死
5月・・・打率.257、出塁率.395、IsoD.138、35打数9安打3打点8四死
6月・・・打率.333、出塁率.433、IsoD.100、51打数17安打8打点9四死
7月・・・打率.298、出塁率.377、IsoD.079、47打数14安打3打点6四死
8月・・・打率.297、出塁率.366、IsoD.069、37打数11安打0打点4四死
9月・・・打率.274、出塁率.344、IsoD.070、84打数23安打6打点9四死


一方、BABIPをみてみると、

■楽天 渡辺直人 年度別BABIP
2007年・・・BABIP.296 (安打110、本塁打2、打数410、三振43)
2008年・・・BABIP.292 (安打118、本塁打0、打数470、三振66)
2009年・・・BABIP.323 (安打128、本塁打1、打数463、三振69)
2010年・・・BABIP.301 (安打94、本塁打0、打数355、三振43)
通算・・・BABIP.303 (安打450、本塁打3、打数1698、三振221)


となっています。平均は.303。これを基準に置くと、2009年はいわゆる出来すぎのシーズンで、2007年、2008年、2010年が額面通りの働きであった、という見方も可能です。

いずれにせよ、シーズンの中で不調の波が大きく、しかも前半に集まり過ぎていたきらいはありそうです。

さて、前置きはこのくらいにして、本題のゾーン別コース別打率に入りたいと思います。

本題に入る前に、下記のように配球図の各コースに便宜上番号を割り振って、この番号をもとに話をすすめていきたいと思いますので、よろしくお願いします。この配球図は投手側からみた視点のため、渡辺直の内角は当然向かって右側(4,5,9,10,14,15,19,20,24,25)になります。



まず最初に全体のゾーン打率とOPSを確認してみます。

■全体 (5/29~シーズン終了集計)
222打数65安打の打率.293の成績が対象


■OPSとニ三塁打
20101008DATA2.jpg

ホットゾーン・・・全体図を俯瞰すると、赤で網掛けしたストライクゾーン中段(12,13,14番)と真中高め8番、膝元19番が得意なゾーンといえます。OPSを加味すると、渡辺直人の2010真のホットゾーンはストライクゾーン中段の外角と内角(12番と14番)といえそうです。シーズンOPS.663ですが、このゾーンではいずれも9割を越える好値を叩き出していますね。

苦手ゾーン・・・ストライクゾーン外角高め7番、外角低め17番。いずれもOPSでは3割。相手投手は結果球をココに投げておけば大怪我はしなくて済みそうです。あと、内角高め9番と真中低め18番。ここもOPS5割で苦手ゾーンといえます。

高低・・・高低でのホットゾーンは11~15番の中段、いわゆる打者の打ちごろの高さのゾーンで、打率.388の好記録を残しています。一方、苦手は低めですね。16~20番のコースと、ボールゾーンにあたる21~25番のコースです。

外角・真中・内角・・・ホットゾーンは内角にあり!といえます。4,9,14,19,24番のコースでは打率.316の好結果を残しています。

ストライクゾーン・・・193打数58安打の打率.301としっかり結果を残しています。

ボールゾーン・・・IsoDは今季も0.088、選球眼は良かった渡辺直。ボールゾーンの打率を算出してみると、29打数7安打の打率.241です。1回目のルイーズが79打数7安打の打率.089、2回目の聖澤が75打数11安打の打率.147なのを比較すると、渡辺直の数値が際だって良いのがみてとれます。つまり、ボールゾーンでも打てる!と判断した球はそれなりの結果を残している、ということですね。

さらに、ストライクからボールゾーンに変化する球を空振りして各打者が苦労するボールゾーン最下段(21~25番)。ここのゾーンの球に手を出した回数をみると、渡辺直が14回、ルイーズが46回、聖澤が31回となっており、渡辺直が25.4球に1回、ルイーズが6.8球に1回、聖澤が16.7球に1回、ココのゾーンに手を出している計算になります。他の2人と比較して、渡辺直がいかに辛抱強く手を出さないで我慢ができているか(あるいは、手を出してもファウルで逃げることができているか)の証明といえます。

次に、2009年との比較をしてみましょう。

■2009年のゾーン別打率
Baseball Times3月増刊号『2010プロ野球プレイヤーズファイル』より
20101008DATA3.jpg

BTの選手名鑑に掲載されているゾーン別打率は配球図がボールゾーン入れて9分割で表示されています。そのため、正確な比較は困難になりますが、大まかな推移は掴むことができそうです。

ホットゾーン、苦手ゾーンの変遷をみると、2009年ホットゾーンだったインハイのストライクゾーン9番が一転苦手ゾーンになっていますね(.354→.235)。

他は得意・不得意ゾーン、2009年と2010年はピタリ重なるといえそうです。

内角を4,5,9,10,14,15,19,20,24,25番、真中を3,8,13,18,24、外角を1,2,6,7,11,12,16,17,21,22番とします。そうすると、

■内角・真中・外角 2009年と2010年の比較
内角・・・2009年.362 (138打数50安打)→2010年.322 (59打数19安打)
真中・・・2009年.299 (137打数41安打)→2010年.274 (73打数20安打)
外角・・・2009年.197 (188打数37安打)→2010年.289 (90打数26安打)


ここで改めて注意したいのは、このゾーン算出が5/29以降の成績が対象(222打数65安打の打率.293)が対象という点です。それをふまえると、

2009年は外角がウィークポイントでしたが、今季は.289とまあまあの好結果を出しており、内角・真中・外角別にみると、穴が無くなったといえそうです。欲を言えば、得意とする内角で安打をもっと稼ぐことができていれば、と思います。

次に直球を、

■直球
20101008DATA4.jpg

直球打率・・・.336 (125打数42安打)

打つのに最適なストライクゾーン上段・中段(7,8,9,12,13,14番)でしっかりと好成績を記録しています。一方、前述したとおりウィークポイントの低めは打てていないですね。

次に変化球!

■変化球
20101008DATA5.jpg

変化球打率・・・.237 (97打数23安打)

OPSも9割を超えていたホットゾーンのストライクゾーン外角と内角(12番と14番)の変化球はヒットになる確率が高いですね。一方、インハイ9番、弱点の外角低め17番、膝元19番等、絶好球といえる真中13番では、結果を残せていません。

■変化球・球種別打率(3/22~シーズン終了)
スライダー・・・打率.227 (75打席66打数15安打15三振7四球1死球)
チェンジアップ・・・打率.259 (31打席27打数7安打4三振1四球)
フォーク・・・打率.120 (27打席25打数3安打9三振2四球)
カーブ・・・打率.450 (23打席20打数9安打2三振1死球)
カットボール・・・打率.083 (15打席12打数1安打3三振1四球1死球)
シュート・・・打率.182 (15打席11打数2安打2四球1死球)
シンカー・・・打率.200 (6打席5打数1安打1四球)
パームボール・・・打率.000 (2打席1打数0安打1死球)


カーブ以外は軒並みかんばしくないですね... 渡辺直も聖澤並みに変化球の対応が改善できれば3割以上も狙える打者になれそうなんですが....

さて、前回聖澤の時に下記のように書きました。

---引用開始---
ところで、ボールゾーン最下段、つまり変化球だとストライクからボールに変化するコース、21~25番で、結果球が四球になった回数をみてみると、8個しかありません。そのうち直球で四球を選んだのが7個。

つまり、ここのゾーンに投じられた変化球をみきわめて四球にできた回数は5/29~シーズン終了の期間では1個しかないって事です。もっと書けば、ここの変化球をバットに当ててファウルで逃げることはできても、四球を選ぶことはできていないと推測できます。(バットに当たらなかった場合は三振に倒れるケースが多い)。

まだ調べてみていないので一概には言えませんが、恐らく渡辺直だったら、ここのゾーンでの変化球での四球の回数は多いはずです。この辺りに聖澤の来季への課題がありそうです

---引用終了---

調べてみました。結果は予想どおり。

21~25番の最下段で変化球で四球を選んだのが、聖澤が僅か1個に対し、渡辺直人は8個ありました。内訳はスライダーが6個、フォークが1個、チェンジアップが1個です。直球5球入れるとこのゾーンで聖澤が8個に対し渡辺直は13個となっています。

変化球、特に落ちる・縦変化の変化球で四球を選ぶことができるのが渡辺直人の強みですね。

聖澤やルイーズでは調べきれなかった得点圏でのゾーン打率も頑張って出してみました。

■得点圏
20101008DATA6.jpg

赤や水色の網掛けはOPSでの得意・不得意ゾーンです。得点圏でも得意コースでは好結果を、不得意な所では打てない、という結果ですね。

■進塁打の考察
アウト状況が無死、1死で、塁状況が3,1塁、2,1塁、2塁、1塁の場面。

この状況では最低限走者を次の塁へ進めるバッティングが必要となってきます。

そんな状況は今季、渡辺直の打席時に103回ありました。

そのうち、安打14回、犠打19回、四死球7回、進塁打11回。ここまでの合計が51回。良い仕事も最低限の仕事も含めて「仕事をしたといえる打席」です。103回のうち49.5%の割合にあたり、職人としての姿が浮かび上がってきます。

渡辺直人は例年得点圏打率は低いため、2アウトでの好機には不向きですが、無死1死から走者を進める等でチャンスを拡大していく役割には向いている、といえるのではないでしょうか?

その点からいって(僕は1番・渡辺直が最も良いと考えている人ですが)、2番打者の適性も十分にある、といえそうです。(一方、渡辺直人と比較すると、聖澤には2番の適性が少ないように感じる)

来季、新監督(星野の仙ちゃん?)がどのような打順を組むか判りませんが、今季同様来季も「1番・聖澤、2番・渡辺直」プランは十分ありえるな、と思いますね。

とりあえず、この記事はココまで。次回(か次回以降)、対戦投手別の打撃成績を更新しようと思います。

■関連記事
◎ルイーズ:ゾーン別打率
◎聖澤諒:ゾーン別打率
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