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【嶋基宏vs岡島豪郎】数字で診る両者の違い(4)ワイルドピッチとパスボール

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【嶋基宏vs岡島豪郎】数字で診る両者の違い
第4回:暴投と捕逸


昨年、岡島が新人ながらも目覚ましい活躍をみせたことで勃発した犬鷲正捕手争い。開幕までの期間、2012年データを用いて両者の捕手像を比較する企画「嶋基宏vs岡島豪郎、数字で診る両者の違い」を試みている。

第1回目は各々が先発マスクを担った時のチーム勝敗、勝率を取り上げた。第2回目は被本塁打を確認した。第3回は盗塁阻止率に迫ってみた。

第4回はワイルドピッチ、パスボールだ。





1/5エントリーで紹介した『プロ野球「最強捕手」大全』。その中のコラムの1つに、マリナーズでプレーしていた城島健司が契約2年を残して日本球界復帰した理由を検証しているページがある。メジャーで最近次々に開発されているというキャッチャーデータを用いて解明を試みようとしていて、大変興味深かった。

幾つか紹介されていた指標の1つに、暴投(WP)と捕逸(PB)の合計数(WP+PB)を、試合数(G)で割る「WP+PB/G」という指標が出てきた。日本では投手の記録として管理されている暴投も、メジャーでは投手同様、捕手責任にもなるという。暴投が捕手と紐付けされて管理されているのだ。同書によると「トップレベルの捕手で例年0.2前後を示し、平均は0.35前後だ」とのことで、この数字でブロッキング、キャッチングの巧拙を判断するという。


■2012年 パリーグ チーム別の暴投、捕逸
20130130DATA3.jpg

里崎が長年ロッテの正捕手であり続けることができるその理由

上表は2012年パリーグ球団別の暴投、捕逸の記録になる。

前述した「WP+PB/G」でチーム別の数字を算出してみよう。

最も良かったのは.167を記録した千葉ロッテ。暴投、捕逸ともにリーグ最少数となった。この数字は0.2前後でトップレベルというから、マリーンズの捕手陣(里崎と言って良いだろう)はブロッキング、キャッチング技術が傑出していると言える。

ワンバウンドになる確率が高い落ちる球の球種割合が他球団と比べてロッテが多いのか?少ないのか?は分からない。しかし、ホームベース付近で独特の浜風が吹き、変化球も独特な変化をみせることで有名なQVCマリンフィールドを本拠地にするロッテなのだ。普通に考えれば暴投は多くなるのかな?と思うものの、結果はそうではなかった。暴投21、WP+PB/Gで.167という数字は素晴らしく、白眉と言える。長年に渡って里崎が正捕手に座り続けることができる理由の1つなのかもしれない。

言い訳にならないほど多い楽天の暴投数

一方、暴投で最多を記録、WP+PB/Gでもリーグワーストになってしまったのが、我がイーグルスである。56個はセパ12球団ワーストである。WP+PB/Gのリーグ平均は.309だったから、楽天の.417は明らかに悪すぎだ。

本拠地が屋外球場ということで、悪天候に左右されて難しい面もあるのかもしれない。しかし、同じ屋外球場のロッテがリーグ最良の数字を残しているのだから、言い訳はできない。

それでは、楽天の捕手陣の誰が数字を悪くしてしまったのだろう?

嶋か?岡島か?それ以外の捕手か?

楽天捕手陣の記録を下記表にまとめてみた。


■2012年 楽天 捕手別の暴投、捕逸


■2012年 楽天 バッテリー別の暴投
20130130DATA2.jpg

嶋も決して良くないし、岡島も悪い

暴投、数だけみれば28を記録した嶋が最多となった。ただし、これは守備回が743と最多だったことが影響している。そのため、分母を揃えるため、9イニング当たり(=ほぼ1試合)の暴投数、(暴投×9)÷守備イニングで確認してみよう。参考までにリーグ平均も出した。

嶋基宏.339
岡島豪郎.630
小山桂司.351
伊志嶺忠.129
リーグ平均.275

嶋の.339もリーグ平均を上まわっているため、決して良いとは言えない。しかし、嶋以上に悪かったのが.630を記録した岡島だった。嶋が悪いというイメージは自分の中にあったが、岡島が悪いという印象はなかっただけに、今回調べてみて、驚いている。

捕手が精いっぱいの捕球を試みても、どうしようもない「超暴投」もある。例えば岡島で言えば、7/29西武戦の9回2死3,1塁だ。井上が投げたのは打者・中島の頭上を大きく越えるすっぽ抜けの暴投となった。これなんかは捕手責任0%で投手責任完全100%と言える。嶋なら8/4札幌ドームでの日本ハム戦、1回無死1塁でヒメネスの暴投がそれに該当すると言えそうだ。

そういった投手責任100%の暴投を差し引いて考えてみても、岡島の数字は悪かったと言わざるを得ない。例えば、7/29西武戦で岡島は4個の暴投に1個の捕逸を記録してしまっている。そのうち1個の暴投は先ほど紹介した井上の超暴投なのだが、他の3個は岡島にも止めなければならない責任があったと言える。捕逸ならなおさらで、岡島の技術がまだまだこれからであることを象徴する試合になったかと思う。

捕逸も岡島がチーム内で最多を記録した。キャッチング、ブロッキングに課題を残したと言えそうだ。ただ、丁寧に書いておきたいのは、もちろん、暴投や捕逸が少なければ良かったのだが、なんといっても、ルーキーイヤーである。課題点があるほうが普通だし、仮になかったとしたら伸びしろがないことになってしまう。2年目の今季以降、克服していけばよいだけの話なのだ。

最後に、暴投で進塁させてしまった走者にその後1人でも生還を許してしまった数を確認してみたい。

チームでは56回に対して許した生還は30回、生還率53.6%。嶋は28回に対して15回、53.6%、岡島は19回中11回、57.9%となった。

このデータ、他球団のものがないので比較はできないが、暴投が失点に絡んでしまう割合、どうも昨年のイーグルスは多かったように感じる。30失点の3分の1でも減らすことができていれば、勝ちゲームを1、2試合拾えたかもしれないと思うと、もったいないなと思う。

投手が制御できずに投じたワンバウンドの球や、要求したコースとは全く違う所に投げ込まれた逆球を捕りにいく技術は、相当難しいのだろう。しかし、そこをなんとか止めないと優勝のペナントは見えてこない。

2月1日から始まる春季キャンプ、嶋、岡島を始めとした捕手陣全体のレベルアップを期待したい。

次回はキャッチャーフライやキャッチャーゴロなど捕手が処理した凡打の数を取り上げてみたい。


■2012年 楽天 56個の暴投履歴
「点差」の「同」は同点時。「捕手」の「小」=小山桂、「岡」岡島、「伊」=伊志嶺。
「球種」でSt=ストレート、Sl=スライダー、Sin=シンカー、Fo=フォーク、Cut=カット、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
「許生還」は暴投で進塁させてしまった走者がその後1人でも本塁生還した場合を○、許さなかった場合を×とした。
20130130DATA4.jpg
20130130DATA5.jpg


◎◎◎関連記事◎◎◎
【捕手論】新連載「嶋基宏vs岡島豪郎:数字で診る両者の違い」をスタートさせます!!(2013.1.8)
【嶋基宏vs岡島豪郎】数字で診る両者の違い(1)先発マスク時の勝敗と勝率(2013.1.8)
【嶋基宏vs岡島豪郎】数字で診る両者の違い(2)被本塁打(2013.1.11)
【嶋基宏vs岡島豪郎】数字で診る両者の違い(3)盗塁阻止率。2012年楽天捕手陣の許盗塁企図履歴を掲載(2013.1.20)

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想像以上に悪い数字

岡島はルーキーであったことを考えてもあまりよくないような…首脳陣はミスには目をつぶって経験を積ませていたのかもしれませんね。これを糧に改善していけば嶋にとって強力なライバルになるのでしょうが。

Re: 想像以上に悪い数字

hati8025さん

> 岡島はルーキーであったことを考えてもあまりよくないような…首脳陣はミスには目をつぶって経験を積ませていたのかもしれませんね。これを糧に改善していけば嶋にとって強力なライバルになるのでしょうが。

盗塁阻止率では完全に岡島に、暴投&捕逸は逆に完全に嶋に軍配が上がったかたちになりましたね。岡島と暴投といえば9/1オリックス戦も思い出されます。ダックワースと組んで2暴投。そのうち1つは岡島の股間を抜けて後ろへ転がっていったのを覚えています。強力なライバルになってもらわないと困りますので、春季キャンプで力をつけてくれることを願っています。コメントありがとうございました。
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