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【記録】楽天 牧田明久 2012年 ゾーン・コース打率 球種打率

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シーズン中、1試合1試合記録をつけてきた観戦データを使って、
楽天イーグルスの主な選手のゾーン・コース打率、球種打率や空振り率を確認する作業をおこなっている。
聖澤諒松井稼頭央中島俊哉まで終わった。

今回は、背番号を「5」にして心機一転で臨んだ牧田明久の2012年ゾーン・コース打率を確認してみたい。

まずは対右投手から。


■対右投手ゾーン・コース打率
打率.252、226打数57安打、5本塁打、28三振


対右OPSじわりじわりと上昇中

2010年以降のこの3年間、対右投手打撃成績に劇的変化は見受けられない。
しかし、2010年の.622を起点にOPSは年々少しずつ上昇している。

IsoP(.143⇒.119⇒.111)や長打率(.369⇒.373⇒.363)といった長打を示す指標はほぼ変化がなく、
BB/K(.063⇒.294⇒.536)やIsoD(.027⇒.029⇒.053)の改善により
出塁率が.253⇒.283⇒.303と上向いたことから、OPSが上向き傾向なのだ。


■対右投手 年度別 打撃成績
20121206DATA7.jpg


ゾーン・コース打率を確認してみると、昨年から変化をみせているようだ。

昨年は高めのゾーン(上から1、2段目まで)で.440の高打率を残した。
しかし、今年は69打数13安打の.203と、かんばしくない。
特に「ストライクゾーンの外角高め・内角高め」で苦しんだ。

「ストライクゾーン内角高め」。当ブログの調べでは、対戦投手はココに合計39球を投げ、そのうち87.2%に当たる34球が速球だった。34球の速球から、牧田は82.4%に当たる28回で打ちにいった。その28回の内訳を確認してみると、

◎空振り=8 (空振り三振3含む)
◎ファウル=8 (ストライク寄与6、2ストライク以降2)
◎バットに球が当たって結果が出た=12 (2安打、1犠打、1ニ塁打、1三塁打)

このようになっており、投手有利・牧田不利の結果と言える。ストライクゾーンの中とはいえ、インハイの厳しい所を速球攻めされて、対応に苦しんでいた様子が浮き彫りになってくる。

「ストライクゾーン外角高め」も同様。速球をヒットとして打ち返すことができなかった。
ココには55球投げられたが、そのうち70.9%に当たる39球が速球だった。
速球39球に対し、84.6%に当たる33回でバットを振りにいった牧田だったが、ご覧のとおり、結果は思わしくない。

◎空振り=3 (空振り三振1含む)
◎ファウル=21 (ストライク寄与13、2ストライク以降8)
◎バットに球が当たり結果が出る=9 (2安打、1犠打、1ニ塁打)

今年の牧田は、右投手が投げる両サイド高めの速球に対応できず、ファウルや空振りで投手有利にさせ、バットに当たってフィールドに飛んでいった打球もヒットになる確率は少なかった、と結論づけて良さそうだ。


実は、昨年は高め速球を長打量産、滅法強かった。それが一気に暗転。もったいないなぁと思う。ブレない自分だけの「型」がまだ見つからない、その象徴ともいえる傾向のように私には思われる。

カモ=右投手のストライクゾーン真中から外角中段の変化球

中段(3段目、真中のゾーン)を見てみよう。昨年はこのゾーンの内角・外角両サイドの球を打つことができずにトータルで.212の率だったが、今年は外角ボールゾーンは8打数0安打を記録したものの、他は満遍なく打つことができており、合計で.316の好アベレージを記録した。

昨年は中段の両サイドで打率1割5分前後と低迷したが、今年は両方ともに3割をマーク。特に「ストライクゾーン真中から外角中段」にかけての変化球をカモにしていた。ココに投げ込まれた55球の変化球のうち、48球をスイングしにいった牧田。48球の詳細は、

◎空振り=5 (空振り三振1含む)
◎ファウル=16 (ストライク寄与11、2ストライク以降5)
◎バットに球が当たり結果が出る=27 (13安打、2ニ塁打)

「ストライクゾーン真中から外角中段」変化球の打率は.462 (28打数13安打1三振2ニ塁打)
安打量産に成功した。

対右・最強ホットゾーン=ストライクゾーン真中・真中低め~内角中段

次に、対右投手の結果をゾーン打率ではなく、ゾーンOPSで診断してみよう。
ストライクゾーンの四隅を攻められると分が悪かった、と言える。
最強ホットゾーンは「ストライクゾーン真中・真中低めから内角中段にかけて」になる。


■対右投手ゾーンOPS
20121206DATA3.jpg


さらに別の視点から。ゾーン空振り率をみてみよう。
下記表の各ゾーン、上段の数字はそこに投げ込まれた全球数を表している。下段のパーセンテージは(空振りした数÷球数)で空振り率を表している。


■対右投手ゾーン空振り率



20%を超えたゾーンに水色で網掛けを施してみた。

右投手との対戦時、牧田の空振りが多いゾーンは、

◎「内角高め」(ボールゾーンとストライクゾーン)
◎「外角中段ボールゾーン」(アウトコースの際どい攻めをされた球に手を出してしまっているのだろう)、
◎「アウトコース低め・真中低めボールゾーン」

になる。先ほど、「ストライクゾーン内角高め」の速球の対応に手を焼いていたと前述したが、空振り率から見ても、インハイは牧田最大の泣き所と言えそうだ。


■対右投手 球種打率 空振り率
20121206DATA5.jpg


球種打率を確認する際、まず先に、ストレートとスライダーの率をチェックする。対戦投手が多く投げる球種は、ストレートが最も多く、その次にスライダーがくることが大半だからだ。この2球種で3割超え、もしくは3割近くの成績を残すことができれば、全体の数字も良い結果になってくることが多い。

牧田は残念ながら、どちらも3割届かなかった。速球(St+Sh)は.261、スライダーは.243。昨年も似たような率だった。来年はこの2球種の率を3割に近づけていきたい。課題の1つだ。


次に対左投手の各種ゾーン・データを見ていこう。


■対左投手ゾーン・コース打率
打率.184、152打数28安打、4本塁打、21三振
20121206DATA2.jpg

対左打率、減少続く

牧田のシーズン打率は、このようになっていて、

◎2010年=.291
◎2011年=.268
◎2012年=.225

この3年間、下落傾向にある。前述のとおり、対右投手の成績はほぼ変わらないので、この下落傾向は、対左投手打率が大きく影響を及ぼしている、と言えるのだ。実際、対左は.347⇒.289⇒.184の推移。今年は昨年から1割も下げてしまった。これが全体の数字を押し下げていた。


■対左投手 年度別 打撃成績
20121206DATA8.jpg

散々なゾーン打率...

高須が左投手から全く結果が出せず、牧田も同様に散々。打ってくれるはずと期待されていたこの両者が機能しなかった点が、チームの対左投手戦略にも悪影響を及ぼしたはずだ。指揮官の采配や運用、戦術の幅を狭める結果にもなったに違いない。

ゾーン打率を確認してみよう。

対右の時と比べて、一気に苦手を示す水色パネルが増えてしまったのが、一目瞭然だ。
3割を残したのは「ストライクゾーン真中・内角中段」、この2か所だけである。

対左.289を記録した昨年は「高め」「中段」ゾーン(上から2段目、3段目)でヒットを稼いでいた。
ところが、今年、対右がそうであったように「高め」で結果が出ない。

ゾーンOPS診断では、さらに酷い。1割超えを記録し、唯一ホットゾーンと言えるのが「ストライクゾーン真中」だけ。他は、酷い数字が並んでいる。


■対左投手ゾーンOPS
20121206DATA4.jpg

対戦投手の左右問わず、インハイで多くの空振りを喫する結果に

次に、ゾーン空振り率を確認してみよう。

下記図のとおり、高めの球を多く空振りしていたことが確認できる。
特にインハイは対右同様、対左でも空振りが多く、相手投手の左右問わず、今季の牧田はインハイに相当苦しんでいたのだなというイメージになってくる。20%を越えたのはいずれもボールゾーンのため、見せ球、釣り球にひっかかってしまった部分も少なくないのだろう。結果を焦って、打ち気にはやったとも言えるかもしれない。

いずれにせよ、今年の牧田は、本来なら数多くのヒットを打っていきたい「高めの球」に苦しんでしまった、と結論づけることができそうだ。


■対左投手ゾーン空振り率



対左の球種打率は下記表のとおり。
速球、スライダー、チェンジアップの3球種で全球数の91.8%の割合になるのだが、
この3球種いずれもが打率が極度に低迷してしまった。


■対左投手 球種打率 空振り率
20121206DATA6.jpg


以上をまとめてみると、下記のようになる。


■まとめ
〔全体〕
◎投手の左右問わず、昨年は打てていた「高めの球」(特に速球)の対応が上手くいかず、苦しんだ。
◎インハイの速球攻めに手を焼く・・・空振り率が20%超え。

〔対右投手〕
◎この3年間、選球眼改善⇒出塁率向上でOPSが徐々に上昇
◎「ストライクゾーンの外角高め・内角高め」で空振り・ファウルを打たされてしまった。
◎「ストライクゾーン中段」で好結果←昨年は両サイド打てなかったが、今年は満遍なく安打量産
◎2年連続、速球、スライダーの球種打率2割5分台←どちらかで3割を越えていきたい

〔対左投手〕
◎この3年間、率が右肩下がりに・・・
◎ホットゾーンが「ストライクゾーン真中」1か所だけという結果に...
◎高めボールゾーンの球の空振り率、高し・・・見せ球、釣り球に誘われたケースも多かった?
◎球種割合の91.8%を占める速球、スライダー、チェンジアップ。この3球種の率、いずれも低し。


牧田が打撃成績を落としてしまったのは、開幕前から4番候補と言われ続け要らぬプレッシャーを必要以上に感じてしまったからなのかもしれない。また、秋以外の季節に打席に立つケースが多く、バットも鉄平以外の(自分の)バットで打つことが大半だった。これもマイナスに働いた。

・・・と言われてしまっても仕方のないシーズンになってしまったので、ぜひ来季はそんな邪推をしてしまう私のようなファンのぐうの根を止める勢いの活躍っぷりを、今度こそ、今度こそ、期待したいところなのだ、が・・・【終】


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