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〔試合評〕終盤ロッテ救援陣を攻略して快勝。楽天2年ぶり2度目の勝率5割。田中10勝目──2012年10月8日(月・祝)○楽天イーグルス6-0千葉ロッテ

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○楽天イーグルス6-0千葉ロッテマリーンズ
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■ハイライト映像


先攻・楽天のスタメン・・・1番・松井稼(遊)、2番・藤田(ニ)、3番・聖澤(中)、4番・フェルナンデス(一)、5番・草野(指)、6番・島内(左)、7番・銀次(三)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右) 先発・田中(右投)。

後攻・ロッテのスタメン・・・1番・岡田(中)、2番・荻野貴(左)、3番・根元(遊)、4番・清田(右)、5番・福浦(指)、6番・今江(三)、7番・鈴木(ニ)、8番・里崎(捕)、9番・細谷(一)、先発・渡辺俊(右投)。

負けることが許されなかった今季最終戦

秋晴れの空に覆われた敵地QVCマリンフィールド。今季最終戦のロッテ24回戦。前日、指揮官の理解しがたい釜田継投策で手痛い黒星を喫していたイーグルスは、3つの命題を抱えて臨んだ非常に重たい試合となった。

1:ロッテとの4位をかけての熾烈な攻防戦
2:2009年以来、球団2度目となる勝率5割
3:田中将大の二桁勝利という最低限のノルマ


来季へ「希望」をつなぐためにも、何がなんでも勝たなければならなかった。個人的には1、2よりも3を重く見ていた。楽天の、というより、今や球界No.1エースともいえる田中将大が、もしも二桁勝利ならずで今季を終えたとしたら、楽天にとって汚点を残すことになるのはもちろん、球界の大きな損失になるのでは?という思いがあった。イーグルスによくある負けパターンの1つ、先発が好投をみせても、打線が沈黙しロースコアで負ける可能性を、恐れていた。

終わってみれば、スコア6-0の快勝。私の心配は杞憂に。

6回までスミ1の最少リードのみ。イヌワシ打線は相手先発・渡辺俊介の好投に阻まれ苦しい状況が続いたものの、7回以降、ロッテ救援陣を打ち崩して得点を重ねた。田中は打たせて取るピッチングで8回までしっかりゼロを並べて、今季10勝目。今季14度目の零封勝利で勝率5割、4位確定となっている。

成長の跡を伺わせる、聖澤の通算150盗塁&先制決勝ホームイン!

先手は楽天。1回表、早々に1点を獲得した。松井、藤田の1、2番があっさり外野フライを打ち上げた2アウト後、聖澤が今季の成長を象徴する粘り強い打席と自慢の足でチャンスメイクに成功する。

立ち上がり渡辺俊介のテンポの良さに飲みこまれることなく、じっくり球筋を見定めていったのが奏功した。フルカウント以降は4度逆方向のファウルで粘り、10球目、アウトコースに投げ切りたかったインコースの球をしっかり見切って1塁に歩く。

すると今度は足で三塁へ。3度の牽制網をかいくぐり果敢にニ塁へ向けてスタートを切り、里崎の2塁悪送球を誘発。送球が外野へ抜けている隙に一気に三塁を陥れた。(これが今季54個目、通算150盗塁のメモリアルに。プロ入り5年で150盗塁達成はNPB史上20人目の快挙。2000年以降では4人目のスピード記録となっている)

三進した聖澤は、フェルナンデスの内野安打で、しっかりホームに帰ってくる。低めの球を完全にひっかけてボテボテとなったバウンドゴロも、サード方向への飛んだコースが良かった。処理した渡辺俊介が本塁送球できず、聖澤が悠々先制のホームイン!(楽1-0ロ) 結局、この生還が試合の決勝点となった。

参照エントリ:〔記録〕楽天 聖澤諒選手、プロ5年通算150盗塁の快挙達成。NPB史上20人目、2000年以降4人目のスピード記録!

立ち上がりの1回表、今季盗塁王の活躍で1点を先取したイヌワシ打線だったが、2回以降6回まで、渡辺俊介ののらりくらりの前に沈黙。待てども球がやってこない。そんなミスターサブマリンの緩急も織り交ぜた、じれったさがたまらない投球術に翻弄され、タイミングをはずされ、ひっかけたゴロ、打ち上げてしまったポップフライ等、凡打を量産していく。エンドランや盗塁、機動力でチャンスを作った2回と5回はいずれも後続が今江のダイビングキャッチもあり、ゴロで凡退した。

スコア1-0の状況が中盤まで続いた。リードは僅か1点。回が進むにつれてスミ1の僅差が心もとなくなってくる。しかし、さすがは田中。淀みないピッチングで、紙打線と化したマリーンズをあっさり打たせて取って、しっかりゼロをスコアボードに並べていく。4回2死根元に初安打を許すまで、実に打者11人を連続アウト。内野ゴロが多くなった中で、松井、藤田のニ遊間の軽やかな好守も光った。

初のスコアリングポジションは4回裏。2死後、根元、清田の連打で2,1塁、バッターボックスは前日サヨナラの打者となった福浦を迎えていた。初球、低めの変化球がワンバウンドの暴投となり3,2塁となったものの、ここはレフトへの伸びが無いイージーフライに討ち取った。

田中、中盤の要所を150キロ超えでねじ伏せる!

「抜く」ピッチングで抑えてきた田中の好投が一転、スイッチが入り「押し」に変わったのは6回裏だった。

先頭・根元の当たりは左翼線へ打ち上がったイージーなフライ。しかし、打球判断を一瞬誤った島内が追いつかず、これをニ塁打にしてしまう。岡田に送られ1死3塁のピンチ。

ここで田中がリミッターをはずす力投をみせた。

荻野貴に対し1-1からの3球目。この日初の150キロをアウトコースにマーク。前進守備・松井の正面ゴロに討ち取った後、根元に対して151、151、152と150キロ越えを3球連発。見逃しストライク、空振り、当てるのが精いっぱいのファウルで追い込むと、外いっぱい球審の手が上がらなかった149キロ速球を1球挟んだ後、最後は決め球スプリットが炸裂。根元をホームベース上で泳がせて、無事、難を切り抜けている。

スミ1を解き放った藤田のタイムリースリーベース!

スミ1の状態からようやく解放されたのは、7回表だった。嶋が中前フライ安打で出塁。この打球、前進するセンター・岡田の直前に着弾、グラブで弾いている隙に嶋は悠々ニ塁へ。相手ミスも絡んで作った1死2塁の好機だった。

その後、2死から渡辺俊介が松井に対しストレートのフォアボール。ここでロッテベンチは継投に出てくる。

二番手に南昌輝を送り出してくるも、その変わりばなを藤田が攻略した。逆球で入ったアウトコースの甘い球を快打。前進守備を敷いていたロッテ外野陣の頭上を軽々越えていく当たりで、走者2人をホームに呼びこんでいく。今季途中から戦列に加わり、今やなくてはならない存在となったプロ8年目が、重苦しい雰囲気を払拭する、大きな大きな2点三塁打を打ってみせた!(楽3-0ロ)

藤田のバット一閃で一気に肩の荷をおろした楽天は、8回、9回に追加点。一気に快勝ペースへと試合を運んでいく。

8回は途中出場の牧田が外の球を流し打って、ライト・清田の頭上を越えてウォーニングゾーン内で着弾するタイムリーニ塁打。右方向への大きな一振りは、「悔しい。ただその一言です」と語るその鬱憤を晴らすかのようなバッティングになった。

9回は新人王を狙う益田を攻め立てた。相手エラーも重なって作った1死満塁の好機で西村が心地よいスイング。右中間へ飛来した打球はライトへの犠牲フライに。なおも代打・小斉が大谷からセカンド左を抜けるタイムリー中前安打で、この回2点を入れた。(楽6-0ロ)

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2012年、楽天は144試合を67勝67敗10分の4位で終えた。パリーグは1試合を残しているので、最終的なゲーム差ではないものの、現時点では1位・日本ハムと6.0、2位・西武と4.5、3位・ソフトバンクと1.0(!)、5位・ロッテと2.0、6位・オリックスと10.0となっている。

なお、各種成績は下記で終えている。

◎ロッテ戦・・・24試合9勝14敗1分 (QVCマリン12試合3勝9敗)
◎後半戦成績・・・63試合27勝29敗7分、勝率.482
◎10月成績・・・8試合4勝3敗1分
◎パリーグ内成績・・・120試合57勝53敗10分
◎直近10試合成績・・・・10試合5勝4敗1分

◎ビジター成績・・・72試合31勝38敗2分
◎デーゲーム成績・・・42試合20勝17敗5分
◎先制した試合・・・74試合48勝23敗3分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・41試合22勝16敗3分、勝率.579


HANREI.jpg

+24

2009年以来2度目の勝率5割の報道に全くかき消されてしまっているのだが、実は懸案の得失点差も2度目のプラスで終えることとなった。得点491、失点467。得失点差+24。プラスになったのは+20の2008年以来の快挙となった。

得点は昨年の432から上昇、491で終えることができている。1試合平均では3.00から3.41へ。大久保コーチのアーリーワークの果実と言ってよいと思う。一方、失点は464から467へ。昨年とほとんど同じ。岩隈という穴があり、永井が復活できずに終わり、中継ぎも左腕不足で決して満足とはいえない台所事情の中、美馬、辛島、釜田、戸村、菊池など若手投手陣の底上げに成功し、よく失点を昨年並みに止めたといえると思う。この+24は今季を象徴する星野楽天2年目の大きな、大きな戦果なのだ。

松井稼頭央、37歳の壁を突破!

キャプテンマークをつけて臨んだ初のシーズン。144全試合出場を目指していたものの、いきなり腰痛で出遅れた。その後も右手首痛や原因不明のめまい等で2度の1軍登録抹消となり、本人としては決して満足のいくシーズンではなかったかもしれない。

しかし、正念場となった9月10月は攻守にわたってよくチームをひっぱってきたと思う。この試合は守備でエースを盛りたてた。2回今江の当たり、ショート右を抜ける中前ヒットコースのゴロをさばいてみせ、7回には清田の三遊間深いゴロを逆シングルで追いつくとすかさずジャンピングスロー。1塁でアウトにする輝きをみせてくれた。

開幕前から注視していた、37歳シーズン以上での遊撃100試合以上の出場。今季開幕前の段階でNPB史上、石井琢朗と宮本慎也の37歳2例しか存在しなかったその壁を、一時はどうなるか?と思ったものの、どうにか102試合で達成してみせたのは、やっぱり、さすが、稼頭央だな、と思わざるをえない。

まだ昨年と今年の守備データを確認していないので、印象だけになるのだが、遊撃守備では昨年より今年のほうが遥かに安定感があり、好プレーが多かったように思う。これは「慣れ」という部分が大きいのかもしれない。

私は松井をニ塁(もしくは遊撃以外)へコンバートすべきという立場で、それは今なお変わらない。しかし、数々の好守備を目撃するたび、今季も松井をショートストップとして起用し続けた首脳陣の思いは、十分理解できるし、共感もできる。

ちなみに、中日の井端、日本ハムの金子誠もこの壁を達成している。この三者の打撃成績を比べてみた。それぞれチーム内での立場・役割が異なるので、一概には比較できないが、単純な比較では、松井がこの中で最も良い数字となっている項目が多いことが確認できるのだ。

■37歳シーズン 遊撃100試合出場 三者の打撃成績
※10/8終了時。日本ハムは1試合残っている。
20121008DATA5.jpg

■楽天・田中将大 球種別投球詳細
vs右打者44球=St22、Sl9、Sh6、Fo5、Cur2
vs左打者39球=St17、Sl11、Sh6、Fo5
20121008DATA3.jpg

田中、最終登板で4年連続の二桁達成

8回、打者27人に83球(1イニング当たり10.38、1人当たり3.07)、被安打4(ニ塁打1)、奪三振3、与四死球0、失点0、自責点0、対戦被打率.154(26-4)。

全体のストライク率65.1%(83球七54球)、初球ストライク率48.1%(27人中13人)、3球目で2ストライク率55.6%(18人中10人)。

空振り率4.8%は今季最低。奪三振3は2回5失点でKOとなった7/29西武戦の2を除くと、今季最低。いずれも「らしくない」数字といえそうだ。

この原因は、もちろん本人の打たせてとる意識もあったとは思うが、ロッテ打線の早打ちにあったと診るべき。対戦打者27人の結果が出たストライクカウントを確認すると、

0ストライク・・・7人
1ストライク・・・15人
2ストライク以降・・・5人

ロッテ打線が、他球団以上に追い込まれる前に打席結果を出してきたことで、空振り、三振が少なくなったと言えそうだ。

■楽天・田中将大 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計


※ロッテ先発・渡辺俊の投球データは割愛。

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