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〔試合評〕首を振って速球を投げた釜田の選択は正しかったのか?──2012年10月3日(水)●楽天イーグルス2-4西武ライオンズ

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●楽天イーグルス2-4埼玉西武ライオンズ


■ハイライト映像


先攻・西武のスタメン・・・1番・浅村(左)、2番・秋山(中)、3番・ヘルマン(三)、4番・中村(指)、5番・オーティズ(一)、6番・大崎(右)、7番・原(ニ)、8番・炭谷(捕)、9番・永江(遊)、先発・十亀(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・松井稼(遊)、2番・藤田(ニ)、3番・銀次(三)、4番・フェルナンデス(一)、5番・草野(指)、6番・島内(左)、7番・鉄平(右)、8番・岡島(捕)、9番・聖澤(中) 先発・釜田(右投)。

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速球なのか?変化球なのか?

回は6回表だった。西武の攻撃。マウンド上の釜田はピンチを迎えていた。2回中村に27号ソロを被弾。1点を失った釜田だったが、気持ちの入った投球で5回までその1点だけに抑える好投。しかし、この回、先頭の秋山に右前安打、ヘルマン送りバントの後、中村には慎重になって四球。1死2,1塁としたところでバッターボックスに5番・オーティズに迎えていた。

初球、外のスライダーが完全にすっぽ抜けてのワンバウンド。岡島が捕りきれずに記録上はパスボールとなり走者が進塁して3,2塁。その後、インコースの厳しい所を速球で攻める等してカウントはボール先行3-1。外いっぱいのスライダーで2ストライクを取ってフルカウントに持ち直した直後の6球目が勝負球となった。

岡島のサインに対し1度首を振った釜田、アウトコースに146キロ速球を投げ込んでいく。若干中寄りに入ってしまったのか、オーティズにバット一閃の完璧なスイングを許してしまう。快音残して飛来した放物線は左中間を真っ二つ。ウォーニングゾーン内で着弾するツーベースとなり、ニ者を悠々ホームに呼びこむ決勝打となった。(楽0-3西)

「最初のサインの要求が何だったのかって訊きたいですよね。それを首を振って、なんでまっすぐいってしまったのかな。その前にスライダーが良いところにいきましたよね。(オーティズが)ピクリともしなかったですよね。なんで打たなかったのかな?というところを考えれば、最後に首振ってストレートいく必要はなかったかなという。前の2打席のヤラれているのが外なんですよね。そこが1つのヒントになっていたと思うんですけど」

打たれた直後の解説・杉山賢人氏のコメントだ。

オーティズの1、2打席、右飛、セカンド併殺打はいずれも外の速球で凡退していた。勝負球の前のスライダーに全く反応しなかったことも合わせて、オーティズがヤラれていた速球に狙いを絞っていたことを氏は指摘。釜田が首を振ってまで、速球を投げ込んだ点に疑問符を投げかけていた。

試合前、リポーターの羽村亜美さんの取材に、「勝ちに結びつくピッチングをしたい」と意気込みを語っていた釜田だった。その意味で言えば、確かに杉山氏の言うとおり、速球を選択した点に、首をかしげざるをえないシーンになったと言えるかもしれない。

私自身そのように疑問を感じるものの、一方、釜田の速球選択は、あながち間違ってはいなかった、妥当だったのでは?とも思っている。

「勝ちに結びつくピッチングをしたい」と抱負を語っていた釜田は、同時に「集大成」というフレーズも口にしていたという。

今季、釜田が躍動したのは、なによりもあの150キロ超の球威ある速球に集約されるのではないか。

1死3,2塁、カウントは3-2。この状況、変化球がはずれたり見逃されてしまえば、満塁になってしまう。大崎、原という顔ぶれに怖さは感じないものの、やっぱり1死満塁にしたくはないという判断が働いたのかもしれない。

例えば、これが終盤のもはや1点も与えることはできないという場面だったら、満塁策という選択肢もあったはずだ。しかし回は6回で、僅かに1点差。1失点も大量失点も同じというそこまでの局面ではなかった。

下記の球種別投球詳細表を参照頂きたいのだが、この試合、釜田はスライダーを19球投げた。そのうち約半分の9球がボールになっていた。見逃しストライクは僅かに2球だけ。2球連続して外の良い所に投げ切ることは難しい状況といえた。6球投げたチェンジアップはそのうち3本をヒットにされており、使えない。変化球の中で唯一機能していたフォークボールも、走者が3塁にいる場面で、もしワイルドピッチになったりしたら、というリスクが釜田の脳裏をよぎったのかもしれない。

いや、それ以上に、速球が走っていたということなのだろう。

66球の速球で空振りを10個奪うことができていた。あの場面まで、速球を完璧に痛打されたのは4回中村の右翼フェンス直撃のライナーヒット僅か1本だけ。浅村のヒットはサード前方へのバントヒット、永江のセカンド内野安打は討ち取った当たりといえるバウンドゴロで、クリーンヒットではない。釜田が変化球よりも、速球に自信を深めていった点は、十分理解できるところだと思うのだ。

あの場面、変化球が正しかったのか?は、答えが出ない。

それよりも、フルカウントにしてしまった点こそ、明暗分ける大きな要因のように感じるのだ。


その後、炭谷にも外のスライダーを中前へ弾き返され失点。4点差と楽天は終盤の8回、銀次、フェルナンデスの長短打で無死3,2塁の好機。代打・牧田の中犠飛、1死3塁で島内の遊ゴの間にさらに1点を返して2点差とする。

しかし、8回、無死1塁で聖澤がファースト併殺打、9回は1死2,1塁と涌井を攻め立てるものの、中犠飛を放った牧田がここでは6-4-3のショート併殺打に倒れて、ゲームセット。

■パリーグCS進出ライン。10/3終了時更新


これでチーム成績は139試合64勝66敗9分の借金2。順位は4位変わらず。ゲーム差は1位・日本ハムと8.5、2位・西武と5.5、3位・ソフトバンクが勝利したため差が広がって3.5、5位・ロッテと0.5、6位・オリックスと10.5となった。

パリーグCS進出ラインを確認してみよう。ロッテがオリックスに敗れたためロッテの4位以下が確定している。楽天がクライマックスシリーズに進むには、ソフトバンクが残り3戦全敗し、かつ、楽天が残り5試合を全勝しなければならない。

なお、各種成績は下記のように推移している。


◎西武戦・・・23試合10勝12敗1分 (Kスタ10試合5勝4敗1分)
◎後半戦成績・・・58試合24勝28敗6分、勝率.462
◎パリーグ内成績・・・115試合54勝52敗9分
◎直近10試合成績・・・・10試合4勝5敗1分

◎Kスタ成績・・・66試合33勝27敗6分
◎ナイター成績・・・98試合45勝49敗4分
◎先制された試合・・・67試合19勝43敗5分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・36試合19勝15敗2分、勝率.559

20121003DATA7.jpg
HANREI.jpg

今季最多の1試合5併殺・・・

明暗分けた6回の3失点劇と言えそうだが、釜田を援護できなかった打線の目を覆うばかりの不甲斐なさも目立つ試合になってしまった。なんとなんと、1試合5併殺。

◎1点を追う2回裏1死2,1塁、鉄平、ピッチャーゴロ併殺打(1-6-4)
◎1点ビハインドの5回裏1死1塁、岡島、ショートゴロ併殺打(6-4-3)
◎1点を追いかける6回1死1塁、藤田、ショートゴロ併殺打(6-4-3)
◎2点ビハインドの8回裏無死1塁、聖澤、ファーストゴロ併殺打(3-6-3)
◎2点を追う9回裏1死2,1塁、牧田、ショートゴロ併殺打(6-4-3)

試合前の時点で、今季楽天の併殺は当ブログ調べだと100個。67個の併殺打の他に、フライやライナーで飛び出した走者帰塁できずの併殺や三振ゲッツー等が32個あった。

ここまで1試合併殺で最も多かったのは4個で8/21Kスタでのロッテ戦だったが、この試合をそれを上まわる5個を記録してしまった。これでは、勝つことなんて、到底、難しい。

先日はエンドランを積極的に仕掛けて動いてきた楽天ベンチ、なぜこの試合では動けなかったのか? 詳細はfacebookの当ブログページにてどうぞ


9回の同点機を阻んだ永江の超人プレー



それにしても、全ての併殺に絡んだ遊撃・永江の好守備っぷりは、敵軍ながらも特筆すべきものがある。特に9回裏無死1塁で、銀次の三遊間を破り左前安打コースか?というヒット性の当たりを、逆シングルで追いついてキャッチ、スライディングしながらも2塁へストライク送球、間一髪の封殺にしてみせたあの超人プレー(上記映像参照)は、ただただ、圧巻だった。

■楽天・釜田佳直 球種別投球詳細
vs右打者61球=St39、Sl19、Fo2、Cur1
vs左打者49球=St27、Sh5、Fo10、Cur1、Ch6
20121003DATA9.jpg

6回、打者27人に110球(1イニング当たり18.33、1人当たり4.07)、被安打9、被本塁打1(中村)、奪三振6、与四球1、失点4、自責点3、対戦被打率.360(25-9)。

全体のストライク率68.2%(110球中75球)、初球ストライク率59.3%(27人中16人)、3球目で2ストライク率70.0%(20人中14人)

■楽天・釜田佳直 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20121003DATA8.jpg

※西武先発・十亀の投球データは割愛。

◎◎◎関連記事◎◎◎
昨日の試合
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〔試合評〕美馬10敗目... 重要所でのフルカウント勝負が痛かった──2012年9月27日(木)●楽天イーグルス1-3西武ライオンズ

釜田の前回登板
〔試合評〕楽天、終盤の絶好機に追いつけず・・・3位とのゲーム差4.0。CS進出ライン更新──2012年9月25日(火)●楽天イーグルス2-3西武ライオンズ


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