FC2ブログ

〔試合評〕岡島豪郎、2012年最も憂鬱な1日。四球から診る聖澤諒の成長──2012年10月1日(月)●楽天イーグルス2-3オリックスバファローズ

スポンサーリンク

「いいね!」遂に60人に到達!
当ブログのfacebookページを作成しました。ブログの更新情報をメインにアップしていく予定です。余裕が出てきたら、ブログでは書かない・Twitterでつぶやかないこのページならではの話題や情報も盛り込んでいければと思います。もしよろしければ「いいね!」お願いします。





-------------------------------------


●楽天イーグルス2-3オリックスバファローズ
20121001DATA3.jpg

■ハイライト映像


先攻・楽天のスタメン・・・1番・松井稼(遊)、2番・藤田(ニ)、3番・銀次(三)、4番・ガルシア(指)、5番・フェルナンデス(一)、6番・島内(左)、7番・鉄平(右)、8番・岡島(捕)、9番・聖澤(中) 先発・菊池(右投)。

後攻・オリックスのスタメン・・・1番・深江(右)、2番・大引(遊)、3番・T-岡田(三)、4番・李大浩(指)、5番・バルディリス(三)、6番・川端(左)、7番・宮崎(中)、8番・伊藤(捕)、9番・安達(ニ)、先発・西(右投)。

ブログ村投票のお願いm(_ _)m
皆様の1票がブログ継続更新の活力源です。
おかげさまで、ブログ村「楽天イーグルス」部門1位です。
引き続き応援宜しくお願いします

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村


ペナントレース最終章の8連戦。初戦は1点差の逆転負け

10月。2012年ペナントレースの最終章。楽天イーグルスは8連戦のラストスパートで114試合を戦い終える予定となっている。その初戦であるオリックスとの最終戦が敵地・京セラドームで行われた。

序盤、押せ押せのムードを作ったのは楽天だった。相手先発・西の立ち上がり1回表に好機を演出。1死後から藤田が低めの球をすくいあげの巧打で中前に運ぶと、銀次がファウルで粘って9球投げさせ四球。2,1塁の得点圏を作ったものの、ガルシア、フェルナンデスの4、5番が凡退。ここは得点入らず。

しかし、2回だった。消えかけたか・・・と思われたチャンスを聖澤が四球でつなぎ、松井、藤田のバットからタイムリーが生まれる。島内、鉄平が連打で作った無死3,1塁の絶好機でバッターボックスは岡島。カウント2-1からの4球目、西の高め速球141キロをスクイズ。しかしこれがピッチャー前へのあまりにも素直すぎる小飛球となり、本塁目指してスタートを切っていた島内も三塁へ戻れずに併殺。

これで先制機は潰えたか・・・と思われた。しかし、2死1塁、聖澤がフルカウントからフォアボールを獲得。価値ある四球となった。直後に松井が追いこまれながらも一ニ塁間を破る右前への先制打で1点獲得、藤田もバットコントロールの良さをみせつける三遊間を割る左前タイムリーで続き、この回、楽天が2点を先取した。

楽天の先発は先発3登板目の菊池。序盤から毎回走者を出す内容も、低めに球を集めて(特にアウトコース低めに縦のスライダーを丁寧に集めていた)、オリックス打線に得点機を許さないピッチング。しかし、好投を続けていた5回、1死から伊藤に外の速球を狙われ、右中間を割るツーベースを許すと、ここから崩れてしまった。

続く安達はイージーなショートゴロで凡退させたものの、深江に右翼へのスリーベース、大引に右翼ライン際を破るツーベース。下位打線から始まったオリックスの長打攻勢に2点を失い、同点に追い付かれてしまった。(楽2-2オ)。

深江に粘られた末の2-2からの7球目、膝元への縦スライダーを痛打された。その直前の4球目、ストライクからボールになるインロー縦のスライダーで空振りを誘うことに成功。5球目も同様の球を続けて、今度はひっかけたファウル。この4、5球を見てタイミングが合っていないと判断したのだろう、岡島は決め球に再度インローの縦スライダーを要求したのだったが、これが、ゾーン高めに入ってしまった。左打者の膝元は甘くなってしまうと、ひっぱりにいく左バッターにとっては絶好球となりやすいのだ。

大引には0-2と追い込んでからの3球目、外の速球を打たれた。岡島はインハイを要求。胸元を突くボール球の速球を見せ球にして、その後、アウトコース低め縦のスライダーで勝負という配球だったかと思われる。しかし、菊池が力んでしまったのか、投げ切ることができず外角へ。この逆球を打たれてしまったという訳なのだ。カウントは0-2。ボール球がまだ使える状況で、力むような場面ではなかったのだが、菊池はこれから配球の勉強をしていく必要があるだろう。

試合が決まったのは8回裏だった。同点打を放った大引が、今度は左中間スタンドへ決勝のソロホームラン。菊池のストライクゾーン真中への失投となる縦スライダーを振り抜かれてしまった。初球スライダーがすっぽ抜けての2球目だった。1、2打席目でスライダーに空振りしていた大引は狙っていたという。(楽2-3オ)

楽天は終盤、西、平野の前に3イニング三者凡退と完璧に封じられ、1点差の逆転負け。試合がなかった3位・ソフトバンクとのゲーム差は3.5と開いてしまっている。

■パリーグCS進出ライン
※10/1終了時更新


自力CS進出消滅

これでチーム成績は、137試合63勝65敗9分の借金2。順位は4位変わらず。ゲーム差は1位・日本ハムと9.0、2位・西武と5.5、3位・ソフトバンクと3.5、5位・ロッテと0.5、6位・オリックスと11.0となった。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎オリックス戦・・・24試合13勝8敗3分 (京セラドーム11試合6勝4敗1分)
◎後半戦成績・・・56試合23勝27敗6分、勝率.460
◎パリーグ内成績・・・113試合53勝51敗9分
◎直近10試合成績・・・・10試合5勝4敗1分

◎ビジター成績・・・69試合29勝37敗3分
◎ナイター成績・・・96試合44勝48敗4分
◎先制した試合・・・69試合44勝23敗2分
◎1点差試合・・・51試合28勝23敗
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・34試合18勝14敗2分、勝率.563

20121001DATA2.jpg
HANREI.jpg

岡島豪郎、精彩を欠く・・・

この日のスタメンマスクは岡島。背番号27のルーキーにとって、今シーズン、最も憂鬱な1日になってしまったと言えそうだ。2回無死3,1塁でまわってきた第1打席では、前述のようにスクイズを失敗。投前への小飛球でゲッツーとしてしまい、その後の打席も精彩を欠き、4回無死1塁では合わせただけにみえる左飛、6回2死2塁では粘りをみせたものの最後は低めのボール球のチェンジアップに手を出してのセカンドゴロ、9回は平野の球威に押され中飛と4の0に終わった。

女房役としてのリードも首をかしげざるを得ないゲームになってしまった。右打者に対してはインコースを積極的に要求していくことができず、結果として外一辺倒に。菊池は右打者に87球を投げたが、そのうち79.3%に当たる69球がアウトコースに集まっていた。5回2失点劇の口火を切られた伊藤は、外に偏ったその配球を読んでいたのかもしれない。

さらに、象徴的だったのがスリーベースで1点を返された5回2死2塁、深江の打席だ。徹底した内角攻めで、初球もインコースなら結果球もインコースだった。外角の球を挟んだのは2-0からの3球目。アウトコース低めでストライクを取った速球だけである。この場面は走者が2塁にいるのだから、単打ならまだしも、確実に本塁に生還されてしまう長打は厳禁という場面ではなかったか。内角を突いていくことは理解できるものの、最後は長打を防ぐという意味合いでもアウトコースでの勝負を選択すべきだったのでは?と感じてしまう。

イヌワシ打線の併殺劇18

終わってみれば、2回表、無死3,1塁で岡島のスクイズ失敗の小飛球、三塁走者・島内が戻れずの併殺劇が、その直後に2点を獲得したとはいえ、あまりにも痛かったと言えそうだ。島内を語る際、走塁ミスは避けて通れないところなのだが、この場面、島内の落ち度は全くないことをしっかり強調して、今季イーグルスの攻撃時で、打者がライナーやフライを打ち、走者戻れずの併殺になったケースが多いことを指摘したい。

この試合前のデータで、そのようなケースは今季17個あった。内訳はライナー併殺7個、フライ併殺8個、バントフライ併殺3個。この中には完全に不運といえるケースもあるものの、打者側、走者側、いずれかのミスによるケースも多い。今季の楽天を象徴する課題の1つなのでは?と言えそうだ。

ちなみに、他球団と比較してみると、「ピーナッツとクラッカージャック」のballgame_loverさんに教えて頂いたところ、西武は11個だという。通常の併殺打(10/1終了時)では西武が97、楽天が66、楽天が少ない結果になっているのだが、ライナーやフライで走者戻れずのゲッツーということでいえば、イーグルスは多すぎると言えるのだ。

聖澤が選んだ価値大の四球

とはいえ、スクイズ併殺劇の直後、聖澤がフルカウント選んだファボールは、大きなものとなった。西─伊藤のバッテリーに合計2球、インサイドのクサイところを突かれたが、しっかり見定めることができていた。交流戦の時のように、打撃の調子を落としていたときの聖澤なら、あの内角球に手を出していた可能性は高い。

レギュラー3年目の今季。四球を増やすことができている点は大きい。下記に全打席に締める四球の割合(四球%)、三振の割合(三振%)、主に選球眼の良し悪しを診るBB/Kを年度別で出してみた。



四球%。2年連続5.5%で推移していたのが今季8.0%と上昇。リーグ平均7.0%を上まわる良値と言える。三振%はリーグ平均16.6%を超える17.8%を記録しているものの、昨年との比較では19.5%から減らすことができている。結果、BB/Kはリーグ平均.418、昨年.284よりも良い.446となっている。ここに今季の聖澤の成長を見る思いをしている。

■楽天・菊池保則 球種別投球詳細
vs右打者87球=St37、Sl47、Cur3
vs左打者27球=St16、Sl8、Fo3
20121001DATA5.jpg

来季へつなげてほしい、菊池の3戦連続クオリティスタート

7回0/3、打者29人に114球(1イニング当たり16.29、1人当たり3.93)、被安打7、被本塁打1(大引)、奪三振6、与四球1、失点3、自責点3、対戦被打率.250(28-7)。

全体のストライク率65.0%(114球中74球)、初球ストライク率48.3%(29人中14人)、3球目で2ストライク率54.5%(22人中12人)。

敗戦投手となった菊池、課題点はあるものの、トータルとしてはナイスピッチングと言いたい。相手に先取点を与えず、味方先制直後の2回裏を自らの好フィールディング(川端の投直)もあり、しっかりゼロに抑えてみせた。中軸の4番・李大浩、5番・バルディリスに仕事をさせず、4回までゼロを並べ、試合を作る役割はしっかり果たせたと言えそうだ。課題の四球も1つで合格点と言えそうだ。

5回は伊藤にニ塁打された後2死まで漕ぎつけたものの、そこから長打2連発をくらったのは課題といえるものの、なおも2死3塁でT-岡田を凡退させて、逆転を許さなかった点は、評価できるところでは?と思う。

8回、再び大引に甘過ぎるスライダーを運ばれてしまったのだが、この点は8回も続投させたベンチの判断はどうだったのか?という問題も残る。8連戦の初戦にできれば救援陣を注ぎ込みたくないという判断だったのかもしれないし、5回2失点劇の後、6回7回としっかり抑えて立ち直ってみせたので、十分いけるという判断になったのかもしれないのだが。


■楽天・菊池保則 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20121001DATA4.jpg


※オリックス・西の投球データは割愛。

◎◎◎関連記事◎◎◎
前回のオリックス3連戦
〔試合評〕故郷で躍動。期待の若鷲、西田哲朗の好活躍──2012年9月14日(金)○楽天イーグルス7-2オリックス
〔試合評〕3位とのゲーム差は約1カ月ぶりの3.0──2012年9月15日(土)○楽天イーグルス3-2オリックス
〔試合評〕田中、オリ打線の待球作戦に遭い二桁勝利黄信号。約2カ月ぶりの四番打者ホームラン──2012年9月16日(日)○楽天イーグルス3-1オリックス


----------------------------------------------------------------------
〔読書感想文を書いてみました〕 赤坂英一『2番打者論』
----------------------------------------------------------------------
今年の4月に上梓された新刊の書評です。2番打者の奥深さ・重要さを伺い知ることができる1冊。
詳細は下記URLを御参照下さい。
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-1123.html



---------------------------------------------------------
初めて当ブログにお越し頂いた方、何度か当ブログに閲覧頂いている皆様。もしブログの内容を気に入って頂けましたらRSSリーダーの登録よろしくお願いします
---------------------------------------------------------
ご感想のある方は下記コメント欄でどうぞ。ただし、感情に流された御意見・誹謗・中傷・悪意の類、プロ野球、楽天と関係のないもの、通りすがりなどハンドルネームがいい加減なものは御遠慮申し上げております
---------------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございました。各種ブログランキングに参加してます。皆様の応援の1票が更新の活力源です。宜しくお願いします。現在ブログ村「楽天イーグルス部門」1位

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン



ブログパーツ
レンタルCGI






関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

shibakawa

Author:shibakawa
真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

鷲ブロガーの中で楽天の記録やデータを最も見ている管理人が、各種データや記録、セイバーメトリクス等を用いながらイーグルスの魅力を紹介していきます。

御訪問&閲覧有難うございます。初めての方、当方と連絡希望の方は「はじめに」をお読み頂いた上で、楽しんで頂けたら幸いです。

Twitter
プロ野球、楽天イーグルス、ブログ更新情報を専門的にツイートするアカウントを作成しました。
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
最新記事
カテゴリ
スポンサーリンク
feedlyへのRSS登録はこちらから
follow us in feedly
検索フォーム
投票御協力のお願い
各種ブログランキングに参加中です。日々の更新の励みになりますので、ポチっと押して頂けたら幸いです。SHIFTキーを押しながらマウスで次々にクリックして頂けるとスピーディーです。お忙しい時はブログ村!でm(_ _)m
このブログのはてなブックマーク数
この日記のはてなブックマーク数
ブログ村PVランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
100位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
21位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
最新コメント
このページのトップへ
try{ var pageTracker = _gat._getTracker("UA-20192910-1"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}