〔試合評〕3位とのゲーム差4.0。先発・美馬が好投できなかったその理由──2012年9月17日(月・祝)○楽天イーグルス5-11千葉ロッテ
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●楽天イーグルス5-11千葉ロッテマリーンズ

■ハイライト映像
先攻・ロッテのスタメン・・・1番・岡田(中)、2番・清田(右)、3番・根元(遊)、4番・サブロー(指)、5番・角中(左)、6番・井口(ニ)、7番・大松(一)、8番・里崎(捕)、9番・鈴木(三)、先発・グライシンガー(右投)。
後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・藤田(ニ)、3番・松井(遊)、4番・ガルシア(指)、5番・銀次(一)、6番・草野(三)、7番・島内(左)、8番・岡島(捕)、9番・鉄平(右) 先発・美馬(右投)。
7/29西武戦以来の二桁大量失点
敵地でオリックスを3タテ。連勝を4に伸ばし、3位・ソフトバンクとのゲーム差も約1カ月ぶり3.0に縮め、昨夜帰仙したイーグルス。今日から本拠地Kスタで、共にCSを目指すロッテとの3連戦である。
試合前時点でのパリーグCS進出ラインは下記表のようになっている。4連勝でゲーム3差3.0。直接対決を5試合残しているとはいえ、この表を確認すると、状況は依然、厳しいままであることを、痛感させられる。
楽天が残りを2勝1敗ペースの12勝6敗の戦いをみせても、ソフトバンクが残りを勝ち越し1の8勝7敗で終えたら、楽天はCSに手が届かない計算になる。共に今季お得意様にしている最下位オリックスとの残り試合を確認すると、イーグルスが1試合に対しホークスは4試合、この差は、ホークスに大きく有利に働きそうなのだ。
■パリーグCS進出ライン
9/17試合前時点

ということで、追いかける楽天は、負けられない試合が続いている。しかし、今日の1戦はカードの初戦だっただけに、しっかり取りにいきたかったところだが、スコアは5-11。ワンサイドの大敗を喫してしまった。
一番の誤算は先発の美馬である。クオリティスタート率78.9%は田中に次ぐチーム2位の高さ。直近7登板は7回以上投げてのクオリティスタートをマークしている。安定感あるピッチングで先発ローテの一角をしっかり担う美馬だったが、今日は1回表、大きくつまずいてしまった。
立ち上がり、球が高めに集まった所を、ロッテの1、2番コンビに連打され、いきなり無死2,1塁。続く根元を6-4-3のショート併殺網にかけ2死3塁としたものの、そこから猛攻に遭ってしまった。
4番・サブローには逆球をセンター返しされ、これが先制打。2死1塁で角中。直近5試合の打率が.381を記録する5番打者に、落ち切らないフォークを芯で痛打され、ショートオーバーの鋭い打球が一気に左中間を割っていく。この当たりが、悠々のスリーベースになり、1失点。
その後、井口に右中間真っ二つの二塁打を浴び、2死2,1塁から里崎にも右前へ運ばれ、この回、一気に4失点.
美馬が初回に4点を失ったのは初。1イニングに6本の安打を集められたのは、6/20DeNA戦の4回に7本集中させられて以来、2度目となった。
よーいドン!で4失点。結局、最後までこの4失点が重くのしかかってしまう。
イヌワシ打線は4回、先頭・島内、続く岡島のルーキーコンボ長短打で1点を返すと、なおも無死2塁から、聖澤のストレート四球、併殺コースだった当たりを相手遊撃手・根元がファンブルするなどミスにも乗じ、1死満塁のチャンス。3番・松井に打順がまわる。三遊間深く、根元のグラブを掠めて左前へ抜ける一打が2点適時打となる(楽3-4ロ)。なお1死2,1塁の好機が続いたが、その後、銀次、草野が、上々だったというグライシンガーのチェンジアップを打っていずれも凡退。あと1本が出なかった。
2回、3回、4回といずれも先頭打者の出塁を許し、苦しいマウンドの美馬。だが、ここはロッテの拙攻にも助けられ、2回以降はなんとかゼロで抑えていく。しかし、6回1死から里崎に3-1からフォアボールを出し103球を投げ終えた所で、星野監督が動いた。
しかし、後を託された二番手・片山、三番手・加藤大も誤算。片山が鈴木にストレートの四球を出すと、加藤大が清田、根元にニ者連続のタイムリー。この回3失点してしまう(楽3-7ロ)
さらに7回、先頭・井口の二塁打を皮切りに、2四球、自らの暴投、鈴木のスクイズ、根元の2点スリーベース等で加藤大が4失点。
中盤以降、救援陣が大きく試合を壊し、楽天は結局スコア5-11で大敗となった。連勝は4でストップ。5位陥落となった。
これでチーム成績は、127試合58勝61敗8分の借金3。順位は5位。1位・日本ハムと7.5、2位・西武と6.0、3位・ソフトバンクと4.0、4位・ロッテと0.5、6位・オリックスと8.0となった。なお、各種成績は下記のように推移している。
◎ロッテ戦・・・20試合6勝13敗1分 (Kスタ9試合3勝5敗1分)
◎後半戦成績・・・46試合18勝23敗5分、勝率.439
◎パリーグ内成績・・・103試合48勝47敗8分
◎9月月間成績・・・15試合8勝6敗1分
◎直近10試合成績・・・・10試合7勝3敗
◎Kスタ成績・・・60試合30勝25敗5分
◎デーゲーム成績・・・39試合18勝16敗5分
◎カードの初戦・・・47試合21勝22敗4分
◎先制された試合・・・62試合16勝41敗5分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・24試合13勝10敗1分、勝率.565


■楽天・美馬学 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者49球=St19、Sl23、Sh3、Fo1、Cur3
vs左打者54球=St22、Sl19、Fo6、Cur7

美馬、強風の影響か?制球に苦しむ
5回1/3、打者26人に103球(1イニング当たり19.31、1人当たり3.96)、被安打10(ニ塁打1、三塁打1)、奪三振5、与四球2、失点5、自責点5、対戦被打率.417(24-10)。
全体のストライク率65.0%(103球中67球)、初球ストライク率42.3%(26人中11人)、3球目で2ストライク率63.2%(19人中12人)。
この日、仙台は台風16号の影響で風速10m前後の強風が吹いていた。スコアボードのフラッグは威勢よくたなびいており、グラウンドレベルでも、選手のユニを大きくたなびかせ、時節アンツーカーの砂もわっと舞いあがるほどのもの。
安定した制球が持ち味の美馬だったが、立ち上がりから総じて球が高めに集まり、ストライクとボールの差がハッキリしてしまったのは、やっぱり、この強風の影響が大だった、ということなのだろう。
緩急使えず・・・
さらにもう1つ、武器である緩急のカーブを積極的に使用することができなかった。
■美馬、QS記録の直近7登板と今日の試合、カーブの球種割合とストライク率
◎8/1ソフトバンク戦(秋田)・・・《球種割合》18.9%、《ストライク率》73.9%
◎8/8オリックス戦(Kスタ)・・・《球種割合》26.0%、《ストライク率》55.6%
◎8/15日本ハム戦(Kスタ)・・・《球種割合》18.0%、《ストライク率》81.8%
◎8/22ロッテ戦(Kスタ)・・・《球種割合》14.4%、《ストライク率》69.2%
◎8/29ロッテ戦(QVCマリン)・・・《球種割合》19.4%、《ストライク率》60.0%
◎9/4日本ハム戦(東京ドーム)・・・《球種割合》11.3%、《ストライク率》69.2%
◎9/11ソフトバンク戦(ヤフードーム)・・・《球種割合》16.9%、《ストライク率》45.0%
◎9/17ロッテ戦(Kスタ)・・・《球種割合》9.7%、《ストライク率》50.0%
上記のとおり、クオリティスタートを記録した直近7登板とこの試合、カーブの割合とカーブのストライク率を比べてみても、この試合の数値の低さは際立っている。
使用頻度が少なかったのは、恐らく強風の影響を受けて制球不安定になってしまうのでは? 岡島の中でそのような判断が働いたのかもしれない。
打者にとって最大のネックとなる邪魔球が消え、狙い球やコースを絞り易くなり、打ちごろの球がクローズアップされた、ということなのかもしれない。
美馬が自身のピッチングができなかったのは、ゴロアウトの少なさにも表れていると言えそうだ。
■楽天・美馬学 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計

■ロッテ・グライシンガー 球種別投球詳細
St=ストレート、Cut=カットボール、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者19球=St7、Cut3、Cur3、Ch6
vs左打者78球=St43、Cut4、Cur6、Ch25

8回、打者31人に97球(1イニング当たり12.13、1人当たり3.13)、被安打4(ニ塁打2)、奪三振3(うちチェンジアップが2個)、与四球1、失点3、自責点2、対戦被打率.133(30-4)。
%
全体のストライク率72.2%(97球中70球)、初球ストライク率5431人中17人)、3球目で2ストライク率87.0%(23人中20人)。
本人のヒーローインタビューにもあったように、チェンジアップが昨日していた。
■ロッテ・グライシンガー 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計

◎◎◎関連記事◎◎◎
前回のロッテ3連戦
・〔試合評〕実にあっさり。そして、永井はやっぱり長かった──2012年8月28日(火)●楽天イーグルス1-9千葉ロッテ
・〔試合評〕相手バッターを併殺網にかける術に長ける、楽天の美馬学──2012年8月29日(水)●楽天イーグルス2-3x千葉ロッテ
・〔試合評〕星野楽天、試合そっちのけ、ベンチで首脳陣の内紛勃発?!──2012年8月30日(木)●楽天イーグルス1-3千葉ロッテ
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先攻・ロッテのスタメン・・・1番・岡田(中)、2番・清田(右)、3番・根元(遊)、4番・サブロー(指)、5番・角中(左)、6番・井口(ニ)、7番・大松(一)、8番・里崎(捕)、9番・鈴木(三)、先発・グライシンガー(右投)。
後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・藤田(ニ)、3番・松井(遊)、4番・ガルシア(指)、5番・銀次(一)、6番・草野(三)、7番・島内(左)、8番・岡島(捕)、9番・鉄平(右) 先発・美馬(右投)。
7/29西武戦以来の二桁大量失点
敵地でオリックスを3タテ。連勝を4に伸ばし、3位・ソフトバンクとのゲーム差も約1カ月ぶり3.0に縮め、昨夜帰仙したイーグルス。今日から本拠地Kスタで、共にCSを目指すロッテとの3連戦である。
試合前時点でのパリーグCS進出ラインは下記表のようになっている。4連勝でゲーム3差3.0。直接対決を5試合残しているとはいえ、この表を確認すると、状況は依然、厳しいままであることを、痛感させられる。
楽天が残りを2勝1敗ペースの12勝6敗の戦いをみせても、ソフトバンクが残りを勝ち越し1の8勝7敗で終えたら、楽天はCSに手が届かない計算になる。共に今季お得意様にしている最下位オリックスとの残り試合を確認すると、イーグルスが1試合に対しホークスは4試合、この差は、ホークスに大きく有利に働きそうなのだ。
■パリーグCS進出ライン
9/17試合前時点

ということで、追いかける楽天は、負けられない試合が続いている。しかし、今日の1戦はカードの初戦だっただけに、しっかり取りにいきたかったところだが、スコアは5-11。ワンサイドの大敗を喫してしまった。
一番の誤算は先発の美馬である。クオリティスタート率78.9%は田中に次ぐチーム2位の高さ。直近7登板は7回以上投げてのクオリティスタートをマークしている。安定感あるピッチングで先発ローテの一角をしっかり担う美馬だったが、今日は1回表、大きくつまずいてしまった。
立ち上がり、球が高めに集まった所を、ロッテの1、2番コンビに連打され、いきなり無死2,1塁。続く根元を6-4-3のショート併殺網にかけ2死3塁としたものの、そこから猛攻に遭ってしまった。
4番・サブローには逆球をセンター返しされ、これが先制打。2死1塁で角中。直近5試合の打率が.381を記録する5番打者に、落ち切らないフォークを芯で痛打され、ショートオーバーの鋭い打球が一気に左中間を割っていく。この当たりが、悠々のスリーベースになり、1失点。
その後、井口に右中間真っ二つの二塁打を浴び、2死2,1塁から里崎にも右前へ運ばれ、この回、一気に4失点.
美馬が初回に4点を失ったのは初。1イニングに6本の安打を集められたのは、6/20DeNA戦の4回に7本集中させられて以来、2度目となった。
よーいドン!で4失点。結局、最後までこの4失点が重くのしかかってしまう。
イヌワシ打線は4回、先頭・島内、続く岡島のルーキーコンボ長短打で1点を返すと、なおも無死2塁から、聖澤のストレート四球、併殺コースだった当たりを相手遊撃手・根元がファンブルするなどミスにも乗じ、1死満塁のチャンス。3番・松井に打順がまわる。三遊間深く、根元のグラブを掠めて左前へ抜ける一打が2点適時打となる(楽3-4ロ)。なお1死2,1塁の好機が続いたが、その後、銀次、草野が、上々だったというグライシンガーのチェンジアップを打っていずれも凡退。あと1本が出なかった。
2回、3回、4回といずれも先頭打者の出塁を許し、苦しいマウンドの美馬。だが、ここはロッテの拙攻にも助けられ、2回以降はなんとかゼロで抑えていく。しかし、6回1死から里崎に3-1からフォアボールを出し103球を投げ終えた所で、星野監督が動いた。
しかし、後を託された二番手・片山、三番手・加藤大も誤算。片山が鈴木にストレートの四球を出すと、加藤大が清田、根元にニ者連続のタイムリー。この回3失点してしまう(楽3-7ロ)
さらに7回、先頭・井口の二塁打を皮切りに、2四球、自らの暴投、鈴木のスクイズ、根元の2点スリーベース等で加藤大が4失点。
中盤以降、救援陣が大きく試合を壊し、楽天は結局スコア5-11で大敗となった。連勝は4でストップ。5位陥落となった。
これでチーム成績は、127試合58勝61敗8分の借金3。順位は5位。1位・日本ハムと7.5、2位・西武と6.0、3位・ソフトバンクと4.0、4位・ロッテと0.5、6位・オリックスと8.0となった。なお、各種成績は下記のように推移している。
◎ロッテ戦・・・20試合6勝13敗1分 (Kスタ9試合3勝5敗1分)
◎後半戦成績・・・46試合18勝23敗5分、勝率.439
◎パリーグ内成績・・・103試合48勝47敗8分
◎9月月間成績・・・15試合8勝6敗1分
◎直近10試合成績・・・・10試合7勝3敗
◎Kスタ成績・・・60試合30勝25敗5分
◎デーゲーム成績・・・39試合18勝16敗5分
◎カードの初戦・・・47試合21勝22敗4分
◎先制された試合・・・62試合16勝41敗5分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・24試合13勝10敗1分、勝率.565


■楽天・美馬学 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者49球=St19、Sl23、Sh3、Fo1、Cur3
vs左打者54球=St22、Sl19、Fo6、Cur7

美馬、強風の影響か?制球に苦しむ
5回1/3、打者26人に103球(1イニング当たり19.31、1人当たり3.96)、被安打10(ニ塁打1、三塁打1)、奪三振5、与四球2、失点5、自責点5、対戦被打率.417(24-10)。
全体のストライク率65.0%(103球中67球)、初球ストライク率42.3%(26人中11人)、3球目で2ストライク率63.2%(19人中12人)。
この日、仙台は台風16号の影響で風速10m前後の強風が吹いていた。スコアボードのフラッグは威勢よくたなびいており、グラウンドレベルでも、選手のユニを大きくたなびかせ、時節アンツーカーの砂もわっと舞いあがるほどのもの。
安定した制球が持ち味の美馬だったが、立ち上がりから総じて球が高めに集まり、ストライクとボールの差がハッキリしてしまったのは、やっぱり、この強風の影響が大だった、ということなのだろう。
緩急使えず・・・
さらにもう1つ、武器である緩急のカーブを積極的に使用することができなかった。
■美馬、QS記録の直近7登板と今日の試合、カーブの球種割合とストライク率
◎8/1ソフトバンク戦(秋田)・・・《球種割合》18.9%、《ストライク率》73.9%
◎8/8オリックス戦(Kスタ)・・・《球種割合》26.0%、《ストライク率》55.6%
◎8/15日本ハム戦(Kスタ)・・・《球種割合》18.0%、《ストライク率》81.8%
◎8/22ロッテ戦(Kスタ)・・・《球種割合》14.4%、《ストライク率》69.2%
◎8/29ロッテ戦(QVCマリン)・・・《球種割合》19.4%、《ストライク率》60.0%
◎9/4日本ハム戦(東京ドーム)・・・《球種割合》11.3%、《ストライク率》69.2%
◎9/11ソフトバンク戦(ヤフードーム)・・・《球種割合》16.9%、《ストライク率》45.0%
◎9/17ロッテ戦(Kスタ)・・・《球種割合》9.7%、《ストライク率》50.0%
上記のとおり、クオリティスタートを記録した直近7登板とこの試合、カーブの割合とカーブのストライク率を比べてみても、この試合の数値の低さは際立っている。
使用頻度が少なかったのは、恐らく強風の影響を受けて制球不安定になってしまうのでは? 岡島の中でそのような判断が働いたのかもしれない。
打者にとって最大のネックとなる邪魔球が消え、狙い球やコースを絞り易くなり、打ちごろの球がクローズアップされた、ということなのかもしれない。
美馬が自身のピッチングができなかったのは、ゴロアウトの少なさにも表れていると言えそうだ。
■楽天・美馬学 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計

■ロッテ・グライシンガー 球種別投球詳細
St=ストレート、Cut=カットボール、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者19球=St7、Cut3、Cur3、Ch6
vs左打者78球=St43、Cut4、Cur6、Ch25

8回、打者31人に97球(1イニング当たり12.13、1人当たり3.13)、被安打4(ニ塁打2)、奪三振3(うちチェンジアップが2個)、与四球1、失点3、自責点2、対戦被打率.133(30-4)。
%
全体のストライク率72.2%(97球中70球)、初球ストライク率5431人中17人)、3球目で2ストライク率87.0%(23人中20人)。
本人のヒーローインタビューにもあったように、チェンジアップが昨日していた。
■ロッテ・グライシンガー 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計

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〔読書感想文を書いてみました〕 赤坂英一『2番打者論』
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