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〔試合評〕楽天、聖澤Burn!で乱打戦を制す。高堀初勝利も課題がみえた──2012年9月5日(水)○楽天イーグルス10-5

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○楽天イーグルス10-5北海道日本ハムファイターズ


■ハイライト映像


先攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・島内(左)、3番・松井稼(遊)、4番・ガルシア(指)、5番・枡田(三)、6番・フェルナンデス(一)、7番・銀次(ニ)、8番・岡島(捕)、9番・鉄平(右)、先発・釜田(右投)。

後攻・日本ハムのスタメン・・・1番・陽(中)、2番・谷口(右)、3番・西川(ニ)、4番・中田(左)、5番・稲葉(一)、6番・小谷野(三)、7番・ホフパワー(指)、8番・鶴岡(捕)、9番・金子誠(遊)、先発・多田野(右投)。

決勝打は聖澤Burn!!!

スコア楽4-5日。1点を追いかける8回表の攻撃だった。クリムゾンレッドの逆転4点劇は、4番・ガルシアが空振り三振に倒れた1アウト後から開幕となった。マウンド上は日本ハムのセットアッパー、増井。

藤田、フェルナンデスが増井の速球を連打し、チャンスを作っていく。この試合、2回に走塁で足を痛めた枡田の代わりに途中出場した藤田が、まずはセンターへ弾き返す。フェルナンデスは1,2塁間をしぶとく破り、1死2,1塁。銀次に対して増井がストライク入らずストレートの四球で歩いた。

1死満塁、岡島。なんという僥倖か。打たされたかたちになった6-4-3併殺コースのショートゴロを、名手・金子誠がまさかのファンブル。楽天は相手のタイムリーエラーで同点に追いつくことに成功。なおも満塁、押せ押せの状況で鉄平が会心の一撃。しかし、痛烈なライナーはセカンド正面。アウトカウントは2アウトに変わる。

2死満塁で、バッターボックスは、1番・聖澤。

この時点で時間は3時間を超え、3時間30分に迫っていた。ここで勝ち越すことができなければ、9回引分けの可能性も高まる、そんな状況だった。

その意味で、聖澤の左前決勝打は、価値大のタイムリーだったと思う。

増井の初球、膝元寄り、縦のスライダーをうまくおっつけた。流し打ちの打球は、左前へ。

日本ハムの左翼は中田が守っている。

直前の7回表、チャンスを迎えていたイーグルスは、この中田の相次ぐ好守備に同点劇を阻まれてしまっていた。

1死2,1塁、代打・牧田の左中間前方へのフライヒットコースを、中田が懸命にダッシュ。球際のダイビングキャッチで阻まれてしまう。2死2,1塁に変わって、松井。三遊間を割っていく左前安打は同点打になるか?と思われた。ニ走・岡島が3塁を蹴って本塁を狙う。完全にセーフのタイミングかと思われた。ところが、左翼の中田から強肩レーザービーム。ダイレクトのストライク返球がやってきて、岡島は本塁上で憤死させられていたのだ。

聖澤の快打は、好守備に苦しめられた中田の左翼を襲う。今回ばかりは中田も及ばず。ようやく溜飲を下げることができる一撃となり、3塁から代走・西村を悠々本塁に生還。ようやく勝ち越しに成功した。(楽6-5日)

この後、牧田にも2点右前安打が飛び出して、8回は一気に4得点。(楽8-5日)

9回には銀次の右翼席へと運ぶ4号2ランが飛び出し(楽10-5日)、終わってみればチーム16安打。両軍合計28本のヒットが乱れ飛んだ打ちあいは、終盤、ファイターズ救援陣を攻略した楽天が制した。

イーグルスの打撃陣が1試合に16安打以上放ったのは、8連敗を止めた8/8オリックス戦(20安打)以来の快挙である。

これでチーム成績は、117試合51勝58敗8分の借金7。順位は5位変わらず。残り試合は27。ゲーム差は1位・西武と9.5、2位・日本ハムと8.0、3位・ソフトバンクと4.5、4位・ロッテと3.0、6位・オリックスと3.5となった。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎日本ハム戦・・・23試合11勝10敗2分 (残り1試合。これで今季の日本ハム戦、負け越しはなくなった)
◎後半戦成績・・・36試合11勝20敗5分、勝率.355
◎パリーグ内成績・・・93試合41勝44敗8分
◎9月月間成績・・・5試合1勝3敗1分
◎直近10試合成績・・・・10試合3勝6敗1分

◎ビジターゲーム成績・・・58試合23勝32敗3分
◎ナイトゲーム成績・・・83試合37勝43敗3分
◎先制した試合・・・59試合38勝20敗1分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・14試合6勝7敗1分、勝率.462

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HANREI.jpg

2アウトからのタイムリー

この試合、16本のヒットを記録したイヌワシ打線だったが、得点圏では4本のヒットが誕生していた。

◎3点ビハインド、6回1死3塁、藤田、1点右翼ニ塁打 (モルケンから)
◎1点ビハインド、7回2死2,1塁、松井、左前安打 (宮西) ※中田の本塁好返球で岡島憤死
◎同点、8回2死満塁、聖澤、決勝の左前安打 (増井)
◎1点リード、8回2死満塁、牧田、2点右前安打 (増井)


この4本のうち3本が2アウトから記録された安打だった。

7回松井の一撃は惜しくも中田の強肩にしてやられてしまったが、凡打すれば攻守交代となってしまう2アウトでの得点圏で誕生した3本のヒットは、大きかったと思う。

特に聖澤だ。得点圏打率は.382でリーグトップだが、2アウト時の得点圏打率ということになると、さらに凄い。44打数20安打、2三塁打、5三振、9四球の打率.455、出塁率にいたっては.547。凡打や三振は許されない打者に重圧がかかる2死でのチャンスで、聖澤はしっかり仕事をしているのだ。





島内、岡島、銀次の3本塁打

この試合、良い所でイヌワシ打線から3本の一発が飛び出した。島内の2号ソロは1回に飛び出した先制弾に。岡島の2号ソロは同点で迎えた5回、その時点では勝ち越しとなるホームランとなった。9回、銀次の4号2ランは点差を5点リードに広げる、トドメの一撃に。

東京ドームという環境を考慮にいれなければならないが、しかしいずれも打った瞬間という完璧な当たりになった。この当たりだと、Kスタでもスタンドインしていたのでは?と思わせるものだった。

統一球導入後、楽天打線が1試合3本塁打を記録したのは、昨年9/28にKスタで行われた西武戦以来、2度目となった。このときは、高須1号ソロ、ガルシア6号ソロ、ガルシア7号2ランが飛び出している。

3本のホームランを記録した楽天だが、それでもチーム本塁打は36で5位・ロッテと14本の差をつけられてしまっている。チーム長打率も.324で単独の最下位だ。これには4人の外国人打者のまさかの誤算が大きく響いているのだが、一方、日本人打者が打てていない厳しい現実もあるのだ。

昨日今日と一発を記録した聖澤、島内、岡島、銀次などは、もっともっとその潜在的なパンチ力を引き出すことができると思う(他には枡田、牧田、嶋あたりか)。恐らく行われるであろう秋のキャンプでは、選手各々の長打力をアップさせていく練習を、相手に長打、ホームランもあるぞと思わせるような地力を身につけてもらいたいと強く思う。(ただし、内村のような選手に本塁打ノルマを課すのは、全く理解できません)

※楽天の新人アベックホームランは球団史上初。NPBでは1989年の中日で大豊、山口が記録して以来だとか。

課題もみえたプロ初勝利の高堀和也

乱打戦となったこの試合、勝利投手の権利は四番手として、1点ビハインドの6回裏アタマから登板し、2イニングを投げた高堀の手に渡った。直後の8回表、味方が逆転したため、3年目にして嬉しいプロ初勝利となった。

2イニング、打者7人に20球を投げて、与四球1ながらも、ホフパワー、陽から三振を奪うなどしてゼロに抑えてみせた。6回は中田から始まる日本ハム打線を3人で片付けた。この試合両軍初の三者凡退は高堀のピッチングから生まれた。

入団当時からその素材を期待されていた。昨年は春季キャンプで1軍に帯同するも、腰痛で出遅れ、1軍からはお呼びがからず、先日9/1オリックス戦でようやくの1軍デビューとなっていた。解説でおなじみの松本匡史氏は、足を振り上げてマウンド上で1本足で立った時の姿が、岩隈のそれと似ていると指摘していた。

しかし、(当然のことだが)課題はあるように思う。この日も総じて球は高めだった。NHKのスポーツコーナーでは中田との対戦場面が使用されていたが、ほとんど真中といっていい速球で、中田の打ち損じ、聖澤の守備範囲にたすけられた部分が大きい。

ここまで3戦55球を投げている高堀だが、その55球を配球図におこしてみた。下記表のとおり、一目瞭然だが、球が全体的に高い。特に速球は高めに集まり過ぎている。これでは、最初のうちだけ抑えられても、いずれはやられてしまう。183cmという長身を活かすためにも、ストレートに角度をつけていきたいところだと思う。

■高堀和也 55球
※各コースの上段は速球、下段は変化球




楽天戦では2度目の「ただのボール」。鉄平は凡退に

日本ハムの先発は多田野だった。多田野といえば「ただのボール」である。この試合、1球、お目見えした。2回、先頭打者の鉄平に対して、カウント1-2から、108キロのただのボール! 打ちにいった鉄平はしてやられた投ゴに倒れてしまった。

多田野が楽天戦で「ただのボール」を使用したのは、私の記憶上では、これで2球目、2度目である。前回は昨年の8/24。7回のガルシアの打席時で、カウント2-2からの5球目に「ただのボール」。ガルシアはファウルにしている。(この打席は結局、空振り三振に)


■楽天・釜田佳直 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者50球=St30、Sl19、Fo1
vs左打者50球=St23、Sl8、Fo6、Ch13
20120905DATA5.jpg

釜田、速球走らず、足踏み

4回1/3、打者26人に100球、被安打10(ニ塁打2、三塁打1)、被本塁打1(ホフパワー11号2ラン)、奪三振4、与四球3、失点5、自責点5、対戦被打率.500(20-10)

全体のストライク率62.0%(100球中62球)、初球ストライク率73.1%(26人中19人)、3球目で2ストライク率58.8%(17人中10人)。

これで防御率は3.07になってしまった。前回8/30ロッテ戦で里崎の強襲安打を左脚ふくらはぎに受けたその影響、やっぱり、あるのだろうか?

本人は「東京ドームの広さを気にしたかも知れません」という反省の弁を残し、慎重になりすぎた点を上げていたが、
そんな懸念に駆られるのも、ストレートがいつもより走っていなかったからだ。

この試合のストレート被打率は7打数4安打、平均球速も140.0キロだった。

■直近試合のストレート被打率と平均球速
※負傷降板した8/30ロッテ戦除く
8/9オリックス戦(Kスタ)・・・被打率.125(8-1)、平均球速143.2キロ
8/16日本ハム戦(Kスタ)・・・被打率.238(21-5)、平均球速144.8キロ
8/23ロッテ戦(Kスタ)・・・被打率.267(15-4)、平均球速141.5キロ

このとおり、この試合はここ最近の登板と比べて、ストレートの出来がいまひとつだったのだ。

4回までは再三のピンチもなんとか1失点でまとめていたのだが、捕まるのも時間の問題だったということなのかもしれない。

それにしても、ここでの足踏みは新人王へ向けて痛い。残り登板、このままのローテだと4試合か。二桁へ向けて4戦全勝が必要となってくる。川端、益田に対して一歩遅れを取ってしまった感は否めない。

■楽天・釜田佳直 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120905DATA4.jpg

■日本ハム・多田野数人 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Fo=フォーク、Ch=チェンジアップ
vs右打者15球=St6、Sl3、Fo6
vs左打者53球=St28、Sl15、Fo8、Ch1、ただのボール1
20120905DATA7.jpg

5回、打者20人に68球(1イニング当たり13.60、1人当たり3.40)、被安打6、被本塁打2(島内2号ソロ、岡島2号ソロ)、奪三振3、与四球1、失点2、自責点2、対戦被打率.316(19-6)。

全体のストライク率66.2%(68球中45球)、初球ストライク率60.0%(20人中12人)、3球目で2ストライク率66.7%(12人中8人)。

■日本ハム・多田野数人 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120905DATA6.jpg



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