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〔試合評〕岡島豪郎、拙守を取りかえすべく執念をみせた粘りの14球──2012年9月1日(土)●楽天イーグルス4-7オリックス

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●楽天イーグルス4-7オリックスバファローズ


■ハイライト映像


先攻・オリックスのスタメン・・・1番・川端(右)、2番・小島(中)、3番・後藤(ニ)、4番・李大浩(一)、5番・T-岡田(左)、6番・バルディリス(三)、7番・スケールズ(指)、8番・日高(捕)、9番・安達(遊)、先発・マエストリ(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・島内(左)、3番・枡田(三)、4番・ガルシア(指)、5番・銀次(ニ)、6番・フェルナンデス(一)、7番・松井稼(遊)、8番・岡島(捕)、9番・鉄平(右)、先発・ダックワース(右投)。

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CSが大きく遠のく手痛い敗戦

この4連戦、最下位オリックス相手に全勝しても借金2が残る厳しい現実のイーグルスである。その意味で、全勝の機会を奪われた手痛い敗戦となった。昨日の勝利を吹き消すどころか、3年ぶりのCS進出も遠く霞んできてしまった。

ここで再び3位ラインを確認してみよう。9/1終了時、3位・ソフトバンクの貯金は3である。貯金3が3位ラインと設定すると、楽天が上まわるには、残り31試合を21勝10敗の勝率.677で戦わなければならない。いよいよ現実的ではなくなってきた。そろそろ白旗を挙げる心構えを本当に考えなければならない、瀬戸際の中の瀬戸際に追い込まれたと言えそうだ。

記者:バッテリーエラーや2アウトからのフォアボールなどからの序盤での失点が響きました。
星野:負ける時にはそういうミスをしてるし、キャッチャーもポロポロはじいたり、パスボールしてみたりとか。うちのキャッチャーは多過ぎるね。


試合後の会見で、指揮官が指摘したように2つのワイルドピッチが致命的になってしまった。前回とは別人、苦しむダックワースを、バッテリーエラーでさらに窮地に追い込むことになってしまった。

1回の先制失点劇も、暴投が絡んだ。1番・川端、2番・小島。Bs新人1、2番コンビにいきなり連打され無死2,1塁、後藤の打席時、その初球にワイルドピッチが発生した。内角に要求したカットボールを、ダックワースが叩きつける。岡島も捕れず、球を大きく弾いてしまう。その後、無死3,2塁で、後藤に犠牲フライを打たれてしまった。(楽0-1オ)

2回にも1点を失い、楽1-2オで迎えた3回表、今度は2死からの失点劇となる。前夜2安打、直近5試合の打率が.421のT-岡田に慎重になり過ぎたのか、3-1からフォアボールを与えてしまう。すると、続くバルディリスの打席時に再びワイルドピッチ。1-2と追い込んでからの4球目、インサイドを要求する岡島に対し逆球。アウトローに叩きつけるワンバウンドは、球は止めにいく岡島のミットの下、股間を抜けていき、走者の2進を許してしまう。その直後だった。バルディリスのバットから快音が響く。左前への当たりがタイムリーになってしまった。(楽1-3オ)

4番・李大浩から始まった5回には、T-岡田、バルディリスにニ者連続ホームラン。安打出塁の李大浩を1塁に置いてT-岡田の一発は打った瞬間。右翼席スタンド中段に達する大きな9号2ランに。続くバルディリスにも真中に入った失投を左翼席へ運ばれてしまった。

先発ダックワースは制球難。甘めの球が多く、5回途中で6失点で試合を壊した。

直後の裏、楽天打線も相手のミス等でつかんだ無死3,2塁のチャンスから、鉄平犠牲フライ、島内2点タイムリーニ塁打で3点を取りかえすものの、ここまで。

6回以降はミンチェ、中山、岸田、平野の継投リレーの前に、2塁を踏むことができない。一方、楽天はプロ初登板となった二番手・高堀が好投するものの、9回マウンドに上がった小山がT-岡田にこの日2本目のホームランを献上。結局、スコア楽4-7オで敗れている。

これでチーム成績は、113試合50勝56敗7分の借金6(再び今季最多タイ)。順位は5位変わらず。ゲーム差は1位・西武と8.5、2位・日本ハムと7.0、3位・ソフトバンクと4.5、4位・ロッテと4.0、6位・オリックスと5.5となった。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎オリックス戦・・・18試合10勝6敗2分 (Kスタ10試合6勝3敗1分)
◎後半戦成績・・・32試合10勝18敗4分
◎パリーグ内成績・・・89試合40勝42敗7分

◎直近10試合成績・・・・10試合5勝5敗
◎Kスタ成績・・・54試合27勝23敗4分
◎ナイトゲーム成績・・・80試合36勝41敗3分
◎先制された試合・・・57試合37勝19敗1分
◎借金6からの巻き返し(8/22以降)・・・10試合5勝5敗、勝率.500

20120901DATA5.jpg
HANREI.jpg

岡島、意地の粘り。執念の14球

前述のようにワイルドピッチが痛かった。制球難で荒れるダックワースの球を止め切ることができず、2つめは股間を抜けていく拙いものになってしまった。4回には2死から川端にニ盗を許した。2塁送球が1塁側に高く逸れてしまい、ピンチを招いた。中継映像を見る限りではマウンドで苦しんでいるダックワースに対し、1度も声をかけにいくなど、間合いを取ることもできなかった。まだ経験に乏しいルーキーだ。岡島にそこまでの余裕はなかったのだろう。

守りでは良い所をみせられなかった岡島だが、それを取りかえさんばかりの意地の粘りをバッターボックスでみせてくれた。

T-岡田、バルディリスに一発を打たれ、点差が5点に広がってしまった5回裏、楽天は無死3,2塁のチャンスを迎えていた。無死1塁で松井のニ遊間を抜く中前安打コースの当たりを、遊撃・安達がダイビングキャッチ。2塁ベースカバーに入る後藤にすかさずトスするものの、後藤が捕球ミスで無死2,1塁。ここで岡島に打席がまわってきた。その初球、マエストリがワイルドピッチ。走者進塁して無死3,2塁、絶好のチャンス到来である。

この場面、岡島は結局、最後にはチェンジアップを空振り三振してしまったが、マエストリに14球投げさせた。2-2と追い込まれてから8球ファウルで粘った。内角、外角、高め、低めに投げ込まれた球にくらいつき、ファウルでカット。

岡島の粘りでマエストリが相当消耗させられたのだろう。その後、3点劇が生まれている。続く鉄平が犠飛を放ち1点を返すと、2死2塁で聖澤は見きわめに苦労していた内角球をなんとか見定め、最後はハーフスイングのバットを懸命に止めてフォアボール。2死2,1塁で、島内は高めの球を積極的に叩いていった。快飛球が左中間を割っていく。走者2人を呼び込むタイムリーツーベース。取られた3点をすぐさま取りかえす5回裏になった。(楽4-6オ)

この岡島の14球は、今シーズン、楽天のバッターが1打席に相手投手に最も多く球数を投げさせた2番目の好例となっている。最多は8/12ソフトバンク戦の6回、武田翔太に16球投げさせた藤田(遊ゴ失)。それに続く粘りの打席となった。

今季、相手投手に10球以上投げさせた粘りの打席は28ある。下記のとおり、そのうち聖澤と並ぶ最多5打席が岡島なのだ。聖澤との打席数を比べれば明らかに少ないため、この粘りの5打席は価値大といえる。

(ちなみに、追いこまれてからの打率は33打数3安打12三振1四球の.091。粘りをみせてくれる岡島だが、2ストライク以降の打撃成績は、御多分に漏れずかんばしくないことも付記しておく)

■10球以上の打席
◎聖澤諒・・・5。4/18ペン(中安)、4/29武田勝(見三振)、5/27館山(見三振)、6/22グライシンガー(中安)、7/29ゴンザレス(投ゴ)
◎岡島豪郎・・・5。6/30新垣(左安)、7/1神内(空三振)、7/7牧田(三邪飛)、7/27十亀(左安)、9/1マエストリ(空三振)
◎牧田明久・・・4。4/13斎藤佑(見三振)、5/19能見(見三振)、6/29金無英(遊ゴ)、8/24吉川(ニゴ)
◎枡田慎太郎・・・4。5/26高崎(ニ飛)、5/28増渕(空三振)、8/21グライシンガー(左中三)、8/25谷元(空三振)
◎内村賢介・・・2。3/31唐川(ニゴ)、5/5攝津(ニゴ)
◎草野大輔・・・2。8/23中郷(右越ニ)、8/26中村(遊飛)
◎銀次・・・1。5/1牧田(四球)
◎嶋基宏・・・1。7/25木佐貫(中安)
◎小斉祐輔・・・1。5/26高崎(ニゴ)
◎鉄平・・・1。7/13榊原(四球)
◎藤田一也・・・1。8/12武田(遊ゴ失)
◎松井稼頭央・・・1。8/21グライシンガー(左越ニ)

今後、島内を全試合スタメン起用させるべき

この敗戦で、私は今季のCS進出はほぼムリかな・・・という気持ちに大きく傾いてしまっている。前述したように、残り31試合を21勝10敗の勝率.677で戦うことなんて、できるのか?

闘将はまだまだ諦めてはいないとは思うが、CSへの起爆剤として賭けてみるために、来季を見据えるためにも、今後残り31試合、島内を全試合スタメン起用させる決断をしてもらいたいと思う。

残念ながら、今シーズン、牧田には秋もやってこないと言えそうだ。外野は中堅=聖澤、左翼=島内、右翼=鉄平(時々、牧田)で良いでのはないか?

5回2死2,1塁で結果を出す。走者2人を呼び込む長打を放つ。あのバッティングはなかなかできないことだ。

今、のりにのっている島内に、1つでも多くの場数を踏ませるべきなのでは?と思う。例えるなら、現在の島内は、水を欲しているスポンジのような印象を持つのだ。その過程では先日のサインミスや走塁ミスなど失敗も多々出てくるにちがいない。しかし、そこは将来の肥やしになるのだからグッと我慢。打での期待に目を向けたほうがよいのでは?と思うのだ。

■楽天・ダックワース 球種別投球詳細
St=ストレート、Sh=シュート、CuT=カットボール、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者36球=St1、Sh13、Cut14、Cur7、Ch1
vs左打者54球=St5、Sh15、Cut13、Cur7、Ch14
20120901DATA7.jpg

前提条件が崩れた

4回1/3、打者25人に90球(1イニング当たり20.77、1人当たり3.60)、被安打11(ニ塁打1)、被本塁打2(T-岡田、バルディリス)、奪三振1、与四球1、失点6、自責点6、対戦被打率.478(23-11)。

全体のストライク率65.6%(90球中59球)、初球ストライク率68.0%(25人中17人)、3球目で2ストライク率66.7%(18人中12人、ヒット3本のため事実上は50.0%)。

前回は岡島のミットどおりにほぼ投げ切ることができていたダックだったが、この試合は制球難。毎回走者の出塁を許し、セットポジションでの投球が多くなったという事情もあるのかもしれないが、とにかくコントロールが不安定だった。

その中、甘めの半速球を中心に狙われるかたちになった。絶対的な球種を持たず、ある程度のヒットを浴びながらも、制球力の良さと、多彩な球種で打者の打ち損じを狙っていくタイプなだけに、土台となるコントロールが乱れてしまうと、一気にきつくなってしまう。

■楽天・ダックワース 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計


■オリックス・マエストリ 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者15球=St7、Sl7、Sh1
vs左打者85球=St21、Sl22、Sh18、Fo5、Cur1、Ch18
20120901DATA9.jpg

荒れ球に苦しむイヌワシ打線

5回、打者21人に100球(1イニング当たり20.00、1人当たり4.76)、被安打5(ニ塁打1)、奪三振6、与四球1、失点4、自責点1、対戦被打率.263(19-5)。

全体のストライク率67.0%(100球中67球)、初球ストライク率47.6%(21人中10人)、3球目で2ストライク率52.6%(19人中10人)。

一方のマエストリもコントロールは決して良くなかった。どちらかというとダックワースより酷かった。しかし、楽天打線は、荒れ球に的が絞り切れない状況に陥ってしまったといえそうだ。

3回、4回と尻上がりに調子を上げられてしまったのも、痛かった。4回は3番・枡田、4番・ガルシア、5番・銀次、楽天のクリーンアップを三者連続空振り三振に抑える。いずれも誘いのボール球に手を出しての三振劇になってしまった。

■オリックス・マエストリ 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120901DATA8.jpg


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岡島は

2ボールからの甘いボールを見逃して、追い込まれてから難しいボールをカットしてましたね。
打てそうなボールを狙っていけるようになって欲しいですね。

Re: 岡島は

だほさん

> 2ボールからの甘いボールを見逃して、追い込まれてから難しいボールをカットしてましたね。
> 打てそうなボールを狙っていけるようになって欲しいですね。

仰る通り、2-0からの3球目、日高のミットがインローを要求する中、マエストリのスライダーが高め真中気味に入ってきましたよね。今考えれば、あのファーストストライクが最も易しい絶好球だったかもしれませんね。ファーストストライクを積極的に打っていく傾向が出ている岡島らしからぬシーンだったかもしれませんね。

見逃せばボール球だろうというムズかしい球までファウルで粘っていたりしましたが、四球僅か2個でIsoDが低いことを考えると、仕方がないでしょう。むしろ、今持てる技術で、あそこまでガムシャラにくらいついたこの打席は、十分に評価していいのでは?と思います。
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