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〔試合評〕星に、願いが、通じた。ニ夜連続の奇跡は、楽天反攻の橋頭堡になりえるか?!──2012年8月26日(日)○楽天イーグルス1x-0日本ハム

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○楽天イーグルス1x-0北海道日本ハムファイターズ


■ハイライト映像


先攻・日本ハムのスタメン・・・1番・田中賢(ニ)、2番・村田(右)、3番・稲葉(指)、4番・中田(左)、5番・ホフパワー(一)、6番・陽(中)、7番・小谷野(三)、8番・鶴岡(捕)、9番・金子誠(遊)、先発・中村(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・島内(左)、3番・銀次(三)、4番・枡田(一)、5番・草野(指)、6番・松井稼(遊)、7番・鉄平(右)、8番・岡島(捕)、9番・藤田(ニ)、先発・田中(右投)。


星に、願いが、通じた──

イーグルスターに袖を通しての最後の夜、星に、願いが、通じた──

田中と中村の隙を見せない投手戦。両投手一歩も譲らないまま、試合は終盤を迎えていた。日本ハムは8回から継投策。楽天は8回は増井に、9回は宮西に封じ込められ、スコア0-0で今季11試合目の延長戦に突入する。

打った瞬間、センター前に抜けていくのでは?と思われた先頭・稲葉の鋭いピッチャー返しを、田中が好フィールディング。投ゴとして処理すると10回表は三者凡退。10回裏、モルケンを相手に楽天の攻撃が始まっていた。

4番から始まる巡り合わせだった。前夜土壇場の同点打を放った枡田は、その再現とばかりにフルカウントから外角球を左翼線へ流し打っていく。悠々のツーベースでサヨナラのチャンスを演出。その後、1死2塁で松井稼が敬遠で歩かされ、1死2,1塁、鉄平の右飛時に枡田の代走で出ていた西村が三塁にタッチアップした。

この後、イーグルスターに願いが通じた、奇跡のサヨナラ劇がやってくる。

松井もニ塁へ進み(盗塁が記録されている)、2死3,2塁、バッターボックスはルーキーの岡島。フルカウントを迎えていた。7球目、バッテリー思惑どおりの内角球を振りにいく。窮屈な打撃は、詰まり気味のゴロとなり3塁線へ転がっていく。俊足の岡島が、名手・小谷野の懸命な1塁送球より一足早く一塁ベースを駆け抜けた。一塁塁審の判定はセーフ! ルーキーが足でもぎとったタイムリー内野安打で、イーグルスは今季4度目のサヨナラ勝利!(楽1x-0日)

楽天が2試合連続のサヨナラ勝利を収めたのは、2010年9/18ロッテ戦(E4x-3M)、9/19ロッテ戦(E8x-6M)以来、約2年ぶりの快挙となった。

◎〔試合評〕2010年9月18日(土) ○楽天イーグルス4X-3千葉ロッテ 牧田のレーザービーム、嶋のスクイズ、中村紀のサヨナラ打...1点を巡る好ゲーム! 楽天、Kスタでの対ロッテ戦15連勝!

◎〔試合評〕2010年9月19日(日) ○楽天イーグルス8X-6千葉ロッテ なるほどサヨナラ勝利じゃねーの!!

昔のエントリを読みかえしてみるのも、懐かしいものですね。

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これでチーム成績は、108試合49勝52敗7分の借金3。順位は5位変わらず。ゲーム差は1位・西武、2位・日本ハムと5.5、3位・ソフトバンクとは3.5、4位・ロッテと2.0、6位・オリックスと7.0となった。

2009.8.16の役割を担うかもしれない2012.8.26

もし近未来から今季の戦いを振り返ってみたとき、今季CSに進むのに決定的に欠けていた「何か」をこの試合で手中に収めた、そういうゲームになったと言える時が来るのかもしれない。

2009年、2位まで登りつめた楽天の快進撃は「流れ」を劇的に変えた8.16から始まった。イーグルスのCS進出が淡い夢から、確かな期待へ、そしてゆるぎなき確信へと変わっていくその第一歩が8.16だった。

昨日今日の2夜連続のサヨナラ劇は、そのような「流れ」をガラリと変えることのできる起爆剤になるのかもしれない。この2連勝を起点に、ここからイーグルスの捲土重来が始まるのでは?そう強く期待させてくれる、エースの完全復活と歓喜のサヨナラ劇となった。

なお、各種成績は下記のように推移している。

◎日本ハム戦・・・21試合10勝9敗2分
◎後半戦成績・・・27試合9勝14敗4分、勝率.391
◎パリーグ内成績・・・84試合39勝38敗7分
◎8月月間成績・・・22試合9勝10敗3分
◎直近10試合成績・・・・10試合勝敗

◎Kスタ成績・・・52試合26勝22敗4分
◎ナイトゲーム成績・・・75試合35勝37敗3分
◎先制した試合・・・57試合37勝19敗1分
◎1点差試合・・・41試合23勝18敗
◎延長戦・・・11試合5勝1敗5分
◎借金6からの巻き消し(8/22~)・・・5試合4勝1敗、勝率.800

20120826DATA2.jpg
HANREI.jpg


岡島は、2009年の中谷のような役割を演じることができるのか?

あれはファウルなのでは? そう思われた方も多いかもしれない。岡島のサヨナラ打のことだ。私も観戦時、そのような疑問を抱いた。小谷野が三塁ベース前方に出て処理し1塁へ送球したのだ。あのまま取らずに見送ればファウルになったのでは?と思わせるシーンだったのだ。

だが、今改めて映像を見返してみると、切れずにフェアの可能性が高かったと思い直している。微妙な打球だったのだ。守備には定評のある小谷野のことだ。ファウルになりそうな打球なら、当然、見送っていたはずである。しかし前に出てさばいたということは、豊富な経験から切れないという判断を下したに違いなく、まさに岡島が執念で三塁線内に打球を入れ、執念の全力疾走でサヨナラの1塁をもぎったといえる場面だったのだ。

それにしても、楽天は昨年の秋、未来の素晴らしい正捕手候補を良く獲得したなという思いになる。もちろん、課題は多々あるものの、ここまで走・攻・守でキラリと光る素材の良さを、しっかり見せてくれている。

打ではプロ初の3安打猛打賞。チーム安打(6本)の半分を岡島のバットが生みだしていた。3回の第1打席は快音とともに一ニ塁間を破ってみせた。5回は打たされたセカンドゴロに凡退するものの、8回にまわってきた3打席目ではコンパクトな打撃で中前に弾き返して出塁した。10回は前述のとおりのプロ初のサヨナラ打で、試合後、初のお立ち台に登っている。

配球も見るべきものがある。今日のような完璧な状態に戻った田中なら、マスクが誰であろうと結果は変わらないのかもしれない。私が評価したいのは、前日の片山だ。フォームをサイド気味に変更して2試合目、目に見える結果が切実に欲しい左腕を、上手くリードしてみせた。ピンチで代打・ニ岡を、内角中心の配球で空振り三振に討ち取った場面は白眉だった。

強肩も魅力だ。この試合でも2回にピンチの芽を摘み取り、エースを救ってみせた。安打出塁した中田を塁上に置く1死1塁、陽の打席時に日本ハム側がエンドランの作戦。中田がスタートをきり、陽が空振りした。岡島が2塁へ好送球をみせ、中田を完全タッチアウトのタイミングで刺してみせた。

■岡島の盗塁阻止履歴
※全てニ盗


岡島の盗塁阻止率はこれで.300。10回企図され、7回ニ盗を許し、3回阻止した。私が何よりも評価したいのは2塁送球1.9秒台というその肩はもちろんなのだが、それ以上に、スローイングの正確さである。盗塁阻止率.183と低迷に苦しむ嶋に決定的に「欠け」岡島に「ある」のは、送球の安定さ、正確さのように感じる。

嶋の場合は、送球が遊撃寄りに逸れてしまうことが多々ある。しかし、岡島の場合、ここまで遊撃寄りに逸れたケースはまだない。表中に「送球の正確さ」という項目を入れてみたが、ここでバツがついている3回のうち2回は送球が高すぎたもの、残り1回は1塁側に逸れたものである。10回のうち7回は好送球を記録していた。

いくら強肩でも正しい所へ投げ切ることができなければ、全く意味がなくなってしまう。しかし、ここまで岡島にはそれがみられない。この点は大きなアピールポイントだと思う。

もちろん、現段階では、正捕手の座は嶋のものだろう。当然、岡島には持っていない数多の経験・場数を踏んできている。引き出しも豊富だ。岡島の配球は表、定石どおりのものが多い。しかし、嶋はその他の選択肢を手中にしている。今季は打撃も2年ぶりに好調を維持し、数多くのチャンスメイクに貢献している。

しかし、近い将来、田中が海を渡り、釜田がエースとして活躍する頃には、岡島が立派な正捕手として楽天を支えている光景が目に浮かんでくると言えそうなのだ。

7回、無死1塁で枡田に送りバントをさせなかった星野監督の信念

スコアボードにゼロばかりが並んで迎えた7回裏・楽天の攻撃。先頭・銀次が右前にひっぱり、出塁に成功した。この試合、初めての先頭打者出塁となった。0-0である。1点取ったほうが勝ち。そのような試合展開だった。

ここで前の2打席、中飛、空振り三振していた4番・枡田の打席がまわってくる。解説の金石昭人氏は送りバントでしょうとコメントしていた。しかし、星野監督が採った作戦は、打っていけ。結局、枡田は3球で空振り三振に倒れ、続く草野の所でエンドランを敢行。バッテリーにウエストされ、草野が空振りして、銀次はニ盗失敗。草野も凡退し、数少ない出塁を活かすことができなかった。

闘将も、是が非でも1点を取りたかったはずである。好投するエースに、7/13日本ハム戦以来の白星をつけさせ、完全復活の第一歩としたい、そのような強い思いは当然あったはずだ。しかし、それ以上に、前夜同点打を放ってみせた4番・枡田にかける期待も、ひときわ大きかったということになる。

バントなのか?打たせていくのか? 意見は分かれるところかもしれないが、その是非はともかく、この場面は、星野監督の枡田慎太郎にかける期待度の大きさ、4番目の打者ではなく4番打者なんだぞ!という思いが、垣間見ることができるシーンとなって興味深かった。


■楽天・田中将大 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者59球=St18、Sl17、Sh12、Fo7、Cur5
vs左打者53球=St23、Sl6、Sh5、Fo19
20120826DATA4.jpg

田中、圧巻のピッチング!

10回、打者32人に112球(1イニング当たり、1人当たり)、被安打3(全て単打)、奪三振8、与四死球0、失点0、自責点0、対戦被打率.097(31-3)。

全体のストライク率68.8%(112球中77球)、初球ストライク率59.4%(32人中19人)、3球目で2ストライク率72.7%(22人中16人)。

私達が目撃したい田中が久しぶりに戻ってきた。ここ1カ月は追い込む前のカウント球が甘くなった所を痛打され、失点を重ねていた田中だったが、今日はストライクゾーンの思った所に、力のある球を投げ切ることができていた。

◎0、1ストライク時・・・《被打率》.059(17-1)、《被ウェルヒット率》.176(17-3)
◎2ストライク以降・・・《被打率》.143(14-2)、《被ウェルヒット率》.333(6-2)


特にストレートが良かった。制球も効き、球威もよみがえってきた。白星から遠ざかっていた時はストレートが高めに甘く集まり、被打率が4割を超えていたのだ。

■田中の期間別ストレート被打率
20120826DATA8.jpg

■楽天・田中将大 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120826DATA3.jpg


■日本ハム・中村勝 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs左打者87球=St53、Sl17、Sh1、Fo3、Cur9、Ch4
20120826DATA5.jpg

楽天打線、中村のノビのある速球と緩急に苦しむ

7回、打者23人に87球(1イニング当たり12.43、1人当たり3.78)、被安打3(全て単打)、奪三振5、与四死球0、失点0、自責点、対戦被打率.130(23-3)。

全体のストライク率66.7%(87球58球)、初球ストライク率43.5%(23人中10人)、3球目で2ストライク率57.1%(14人中8人)。

速球は136.8キロも、球速以上に伸び、初回から走っていた。立ち上がりの1回、聖澤は捉えた当たりが伸びずに平凡な右飛に。球威に押されていたのだ。島内は低め速球に振り遅れの空振り三振。銀次は内角速球に詰まらされたイージーなセカンドゴロに倒れていた。

その後も、この速球と、111キロ台のスライダー、96.7キロのカーブ、2種類の違った軌道を描く緩い球で緩急をつけられ、思うような打撃をさせてもらえずに、7回を終わってしまった。中村の前に作ったチャンスは3回のみ。1死3,1塁から聖澤がカーブに泳がされて空振り三振、島内もカーブでタイミングをずらされ、詰まり気味のショートゴロに倒れてしまった。

それにしても、日本ハムは、吉川、谷元、中村と若手の有望投手がしっかり育ってきている。ダルビッシュの抜けた穴に苦しんではいるものの、周囲が想像するほどその穴は大きくなっていない点が、凄いところだと思う。

■日本ハム・中村勝 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120826DATA6.jpg


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