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〔試合評〕釜田118球の熱投でプロ初完封勝利!楽天の高卒新人では2人目──2012年8月16日(木)○楽天イーグルス1-0日本ハム

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○楽天イーグルス1-0北海道日本ハムファイターズ


■ハイライト映像


先攻・日本ハムのスタメン・・・1番・西川(指)、2番・田中賢(ニ)、3番・糸井(右)、4番・中田(左)、5番・稲葉(一)、6番・陽(中)、7番・小谷野(三)、8番・大野(捕)、9番・中島卓(遊)、先発・ウルフ(右投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・藤田(遊)、3番・銀次(ニ)、4番・フェルナンデス(一)、5番・ハーパー(指)、6番・枡田(三)、7番・嶋(捕)、8番・牧田(右)、9番・鉄平(左)、先発・釜田(右投)。

楽天は松井稼がスタメンをはずれている。8月月間打率41打数5安打の.122、直近5試合18打数2安打の.111と結果が出ていないところが、気がかりである。一方、5番DHでスタメン起用されたハーパーはここまで放った7本の安打のうち3本がウルフから。

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釜田佳直、プロ初完封勝利!

ちょうど1年前の今日、釜田の夏は終わりを告げた。一躍名を轟かせた甲子園での挑戦は、3回戦で習志野高と対戦、スコア1-2で金沢高は敗退した。

1年後──。釜田の舞台はKスタ宮城のマウンドである。対峙するのは首位・日本ハム。9回を投げ抜いた。

118球を放り、打たれた安打は僅かに5。終盤味方が取った僅か1点の先制点を守り抜き、5勝目をプロ初完封勝利で飾った。

楽天の球団史で高卒新人投手がその1年目に初完封勝利を成し遂げたのは、2007年6/13中日戦での田中将大に続く2人目となった。(私の調べが正しければ、という枕詞付きで)NPB史上では2010年9/12ヤクルト戦で阪神の秋山拓巳以来、パリーグでは2007年7/12オリックス戦で日本ハム・吉川光夫が記録して以来の快挙、だと思う。

参照URL:高卒新人完封投手の価値|野球史「野球の記録で話したい」
http://baseballstats2011.jp/archives/14425298.html

追記:ドラフト制施行後では史上18人目とのこと。

---引用開始--
釜田 松坂以来の高卒新人1―0初完封 甲子園敗戦から1年
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/08/17/kiji/K20120817003919400.html
≪13年ぶり5人目の快挙≫釜田(楽)がプロ初完封で5勝目を挙げた。66年のドラフト制以降、高卒新人の完封勝利は、10年の秋山(神)以来18人目。パでは07年の田中(楽)と吉川(日)以来8人目(チーム2人目)。うち、1―0完封は66年堀内(巨)、森安(東映)が初完封を含む2度ずつ、89年川崎(ヤ)、99年松坂(西=現レッドソックス)が記録して以来13年ぶり5人目の快挙になった。なお、楽天の1―0完封は新人では釜田が初めてだ。
---引用終了---


これで5勝目である。新人王争いへ向けて力強い前進を示す白星になった。残りシーズン、このままのローテでまわるとすると残された登板は7試合か。その道は決して容易ではないものの、二桁勝利の望みも依然あるのでは?と思わせてくれる快投劇だった。

下記に以前掲載した「高卒新人1年目での新人王受賞者」「高卒新人1年目の二桁勝利」の表を再掲する。松坂大輔、田中将大に続く歴史的快挙への挑戦権は、いまだ釜田の手中にあると言って良い。はやくも次、来週の今日の登板が気になってしまうのだ。

■高卒新人1年目での新人王受賞者
20120701DATA1.jpg

■高卒新人1年目の二桁勝利20120701DATA2.jpg

楽天のスコア1-0勝利は、4/22ソフトバンク戦、5/9西武戦、5/16広島戦に続く今季4度目となった。

これでチーム成績は、99試合45勝47敗7分の借金2。順位は5位変わらず。ゲーム差は1位・日本ハムと4.5、2位・西武と3.5、3位・ロッテと2.5、4位・ソフトバンクと1.0、6位・オリックスと5.0となった。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎日本ハム戦・・・18試合8勝8敗2分 (Kスタ9試合5勝3敗1分)
◎後半戦成績・・・18試合5勝9敗4分
◎パリーグ内成績・・・75試合35勝33敗7分
◎8月月間成績・・・13試合5勝5敗3分

◎直近10試合成績・・・・10試合5勝2敗3分
◎Kスタ成績・・・46試合22勝20敗4分
◎ナイトゲーム成績・・・66試合31勝32敗3分
◎先制した試合・・・50試合34勝15敗1分


HANREI.jpg

6/10DeNA戦以来、釜田の150キロ超速球

やはりこの新人は何か持っているという思い、歴史を塗り替えていくまだ見ぬ大活躍への期待感、それを改めて強く感じさせてくれる快投劇になった。

立ち上がりの1回表、組み替えてきた日本ハム打線の1番・西川に高め速球を振り抜かれ、中前へ運ばれた時には、このカードの1、2戦いずれも楽天が初回に失点していたこともあり、嫌な気配を感じたものだったが、杞憂に終わる。後続の田中賢、糸井、中田に満足なスイングをさせず、退けてみせた。

すると、2回から4回までシャットアウト。3イニング連続三者凡退に抑えるのだ。特に3回2死走者なしの場面だ。初回の第1打席でヒットを許していた西川をバッターボックスに迎え、2-2からの5球目だった。この日最速150キロ速球がアウトコースいっぱいに決まる。西川は手が出ず、見逃し三振に討ち取ったところは、いくつかあるこの日のシビれる場面の1つだった。釜田のストレートが150キロ台を計測したのは、私の手元では6/10DeNA戦での2回、金城への4球目、151キロをマークして以来、実に久しぶりである。

走っていた速球と、上々の機能を発揮したスライダー。この2球種のコンビネーションが冴えた。死球が原因で招いた5回2死2塁、この試合初の得点圏ピンチも、この組み合わせで大野を難なく討ち取っている。

最大のピンチは最終回。2死から中田、稲葉にストレートの連打を許して2死2,1塁(これで球数100球以上のストレート被打率は10打数6安打の.600になった)、対峙するのは前の打席、右中間に二塁打を打たれていた陽だった。0-2から力みが出てストレートが3球はずれてフルカウントになったが、ファウルを挟んだ最後の8球目、スライダーが高めに抜けて入ったもののグッドラック、陽のバットに空を切らせてゲームセットとなった。

切込役を担ったホセの好活躍

「打」では僅か5安打。相手先発ウルフの前にまたしてもゴロアウトの山を築くハメになってしまった。ウルフの動く速球に芯をはずされ、その数なんと12。4イニングぶんゴロばっかりを打たされていたのだ。これはいけない、相手の思うツボである。

23打数5安打。ウルフ、根元の日本ハム投手陣の前に対戦打率は僅か.217。湿った打線の中でホセと枡田が2安打と気を吐いた。この試合3度のチャンスのうち2度がこの両者によるものだった。

2回は先頭のホセが安打出塁すると、1死後から枡田もつなぎ1死2,1塁とした。先制点&決勝点となった7回はホセが再び先頭打者としてセンター返しで出塁、ピンチバンター・中島がしっかり送ると、1死2塁、枡田が先制&決勝打。バットを折りながらも「気持ちで打ちました」という当たりが左中間前方に着弾、ホセが好走塁をみせて2塁からホームインした。

枡田の一撃は、7/10Kスタでのオリックス戦でみせたサヨナラホームランに匹敵する、なんとも印象に残る当たりとなった。と同時に、個人的に興味深かったのはホセが先頭打者として2度も安打出塁、チャンスメイクに貢献したことだった。

フェルナンデスといえば87打数32安打の.368でパリーグ得点圏打率2位のクラッチヒッターぶりである。しかし、無死走者なしの状況では91打数18安打の.198と、今季はチャンスメイクは苦手としていたのである。2回は大きな縦割れのカーブに泳がされることなくついていって、左前へ弾き返す矢のようなヒット。7回は叩きつけた当たりがウルフを超えてニ遊間を割る中前安打を記録した。

ピンチバンター、中島

7回、ホセが出塁に成功。無死1塁で5番・ハーパーの代打として起用されたのが中島だった。ピンチバンターの役割である。星野楽天は今季ここまでピンチバンターを5度起用している。

鉄平が3回起用された。4/26オリックス戦の6回無死2,1塁で中島の代打で一犠、5/9西武戦での7回無死1塁、テレーロの代打で一犠、5/16広島戦での11回無死1塁、辛島の代打で捕犠。中島もここまで2度ピンチバンターの役割を担った。緊張したことを打ち明けながらも、8/7オリックス戦の9回無死1塁、ハーパーの代役で一犠を、8/12ソフトバンク戦の9回無死2塁、稲田の代わりに投犠を決めており、この試合が3度目だった。その初球をしっかり転がし、フェルナンデスを得点圏へ送り込む、地味ながらも勝利に直結する重要所をしっかりこなしてみせた。

銀次、規定打席到達

この試合、銀次が4打席記録し307打席となり、遂に初の規定打席に到達した。この日4タコを記録、前日の.288から.284に下げてしまったため、打率ランキング初登場TOP10入りは惜しくも逃すかたちとなっている。

■パリーグ打率ランキング 8/15終了時
1位、中島裕之.326
2位、田中賢介.306
3位、松田宣浩.305
4位、稲葉篤紀.304
5位、李大浩.300
6位、角中.299
7位、栗山巧.286 (381-109)
7位、陽岱鋼.286 (381-109)
9位、バルディリス.285 (.2853)
10位、聖澤諒.285 (.2849)
11位、銀次.284

■楽天・釜田佳直 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者57球=St30、Sl26、Cur1
vs左打者61球=St38、Sl15、Sh1、Fo3、Cur4
20120816DATA4.jpg

9回、打者33人に118球(1イニング当たり13.11、1人当たり3.58)、被安打5(ニ塁打1含む)、奪三振7、与死球1、失点0、自責点0。対戦被打率.156(32打数5安打)

全体のストライク率は62.7%(118球中74球)、初球ストライク率は51.5%(33人中17人)、3球目で2ストライク率は50.0%(24人中12人)。

ストライク率は全体ではまずまず。初球、3球目では低すぎる結果となった。

しかし、投手不利・打者有利のカウントになっても、追い込む前の浅いカウントでも、自慢の速球に球威があったこと、日本ハムとは初顔合わせだったこと等で相手を圧倒することができていた。

釜田は交流戦明けから勝てなくなり、7/8西武戦から3試合連続でクオリティスタートも記録できなかった。遂に7/28~8/8まで1軍登録抹消、2軍での調整となった。約1週間はノースローで疲労を取ることに専念。その後、フォームの修正を施したという。

この2軍での充電期間が吉と出たと言えそうだ。下記にストレート被打率を期間別に出してみた。交流戦に当たる6/17まで、交流戦明けから前半戦終了に当たる6/24~7/16、後半戦の7/27以降。下記のとおり、交流戦明け、ストレートを3割打たれていたが、後半戦は一転、.225という素晴らしい数字を記録している。

■釜田の期間別ストレート被打率
※2012年8/16終了時


■楽天・釜田佳直 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120816DATA3.jpg

■日本ハム・ウルフ 球種別投球詳細
St=ストレート、Sh=シュート、Cut=カットボール、Cur=カーブ
vs右打者32球=St3、Sh12、Cut15、Cur2
vs左打者69球=St2、Sh23、Cut30、Cur14
20120816DATA6.jpg

ゴロアウト量産のイヌワシ打線

7回、打者26人に101球(1イニング当たり、1人当たり)、被安打5(全て単打)、奪三振3、与四球2、失点1、自責点1。対戦被打率.217(23打数5安打)。

前回8/3に引き続き、楽天打線はウルフに思惑どおりの投球を許してしまったと言えそうだ。前回は左打者がウルフの内角攻めに苦しんだ。今回はそこまでの圧力は感じなかったものの、低めの角度ある“動く球”は、イーグルスの打者を大いに悩ませたと言える。

■日本ハム・ウルフ 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120816DATA5.jpg



◎◎◎関連記事◎◎◎
釜田の直近3試合
〔試合評〕釜田佳直vsサブロー。勝敗を分けた、勝敗を越えた名勝負──2012年7月16日(月・祝)●楽天イーグルス0-5千葉ロッテ
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