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〔試合評〕8連敗の鬱憤を晴らす、球団タイ記録の1試合20安打・14得点の圧勝!──2012年8月8日(水)○楽天イーグルス14-1オリックス

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○楽天イーグルス14-1オリックスバファローズ


■ハイライト映像




先攻・オリックスのスタメン・・・1番・川端(中)、2番・スケールズ(右)、3番・後藤(ニ)、4番・李大浩(一)、5番・T-岡田(左)、6番・バルディリス(三)、7番・竹原(指)、8番・齋藤(捕)、9番・大引(遊)、先発・井川(左投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(三)、3番・中島(指)、4番・フェルナンデス(一)、5番・枡田(三)、6番・松井稼(遊)、7番・定岡(左)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右)、先発・美馬(右投)

1試合20安打の球団タイ記録で連敗脱出!

星に願いが通じたのか、最終日を迎えていた仙台七夕まつりへのファンの想いが通じたのか、8連敗のその先に待っていたのは、13点差の今季最大のワンサイドゲームだった。

先発全員安打の猛攻。聖澤4安打、フェルナンデス3安打、銀次、枡田、途中出場の西村、嶋がマルチ安打。打ちも打ったりの1試合20安打は、15-2で大勝した2008年6/29ソフトバンク戦以来となる球団タイ記録となった。

相手先発は井川。7/11に8回無失点、7/26に7回無失点、楽天から日本球界復帰初勝利含む今季2勝を挙げている“嫌な左腕”。先日のエントリにも書いたように、今回また好投を許すと、オリックスに楽天キラーが金子千尋、木佐貫、井川と三枚揃うことになり、来季を見据える意味でも、厄介なことになるところだった。

その井川だが、立ち上がりから制球難だった。イヌワシ打線はこれまでの鬱憤を晴らすべく、球が高めでストライクとボールの差がはっきりするところをしっかり攻めることができた。2回までに合計3点先取できたのが、連敗脱出、20安打の猛攻、今季最多14得点の圧勝を決定づけたといえそうだ。

「打」での槍働きの功労者を2名挙げるなら、打線の核を担うこの両名になるだろう。

聖澤諒、ホセ・フェルナンデス

1回表、聖澤が追い込まれてから鋭いセンター返しで出塁に成功。銀次が送ってその後2死2塁、7/11以来に4番に座ったフェルナンデスが高めに浮くチェンジアップをおっつけ、右中間に飛ばす先制打!(楽1-0オ)。出る人が出て、返す人が返す。それが1回に理想のかたちで実現できたのが、大きかった。これでホセの先制打は今季8度目。

2回表、さらに畳みかける2点追加劇。コントロールに苦しむ井川から貰った2四球の1死2,1塁の好機だった。鉄平の痛烈な流し打ちを三塁手バルディリスのスーパープレーに阻まれ、2死2,1塁。バッターボックスは聖澤。甘いカーブをタイミングよく振り抜いていった打球は右中間を真っ二つ。フェンス到達となり、走者2名を悠々ホームに迎え入れる、終わってみれば決勝点の2点適時スリーベースに(楽3-0オ)。

ここで得点ならずだと3回以降井川に立ち直りのきっかけを与えてしまいかねない場面での貴重な一撃。その後の圧勝への主導権をがっちり握って離さない、大きな一振りだったと思う。

聖澤はその後もヒットを2本記録し、5打数2得点4安打3打点の戦果。猛打賞は今季10度目。4安打は今度3度目。序盤に流れを決定づけた槍働きで、試合後、今季5度目のお立ち台に向かった。


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勢いづいた楽天打線はその後も小気味よいほどに得点を重ねていく。

4回には鉄平の犠飛で1点を追加すると、圧巻だったのは5回だった。1死からフェルナンデスのバットが再び唸りをあげる。ショートオーバーの痛烈な打球がレフト右を襲い、T-岡田が打球処理にもたついている合間に一気に2塁を奪取。枡田の右飛でホセがタッチアップで三進。陽気なドミニカンの好打撃&好走塁がその後の4者連続タイムリー劇(松井稼の左安、定岡の左安、嶋の右中ニ、鉄平の中安)の口火をきったといえそうだ。

ホセは8回にも懸命に追うセカンドの僅か上を超える右前タイムリーを放ち、4打数1得点3安打2打点の大活躍! 猛打賞は6/28日本ハム戦以来となる今季5度目。7/28に成績不振で1軍抹消、2軍での調整が良い気分転換になったということになりそうだ。

前日は試合前の打撃練習から快音を響かせ、試合でも結果こそ出ていなかったが良い当たりを飛ばしており、ホセ本人も手応えを口にしていたという。7月月間打率.106と苦しんだチーム最多打点のホセが、ここへきての復調&昇り調子となれば、今後への反攻へ向け力強い材料になる。

とにかく、色んな人が打った。定岡のプロ初タイムリー、4回無死1塁で嶋がみせた鮮やかなバスターエンドラン、首位打者の頃を思い出させてくれる鉄平の鋭いバッティング、守りの人・西村のニ塁打量産の変貌ぶり(笑&驚)などなどなど。

その中でも、やっぱり、聖澤とホセの活躍はダントツだったかと思う。

先発・美馬も序盤の援護を得て、すいすいと快投。緩急をつけるピッチングに、この日はいつも以上に速球が走っていた。6回までノーヒットノーランペース。7回に李大浩に完璧なソロ弾を浴び失点してしまったが、美馬が打たれたヒットはこの1本だけだった。8回から2イニングを投げた武藤も役割をこなし、オリックス打線を僅か3安打に抑える。

久々に投打がっちり噛み合っての遅ればせながらの後半戦初勝利は、今後の反攻へむけて大きな一歩になるはずだ。

これでチーム成績は、92試合41勝45敗6分の借金4。順位は5位変わらず。ゲーム差は1位・日本ハムと6.5、2位・ロッテと4.0、3位・西武と3.5、4位・ソフトバンクと2.5、6位・オリックスと3.0となった。なお、各種成績は下記のように推移している。

◎オリックス戦・・・15試合8勝5敗2分 (Kスタ6試合4勝2敗1分)
◎後半戦成績・・・11試合1勝7敗3分
◎パリーグ内成績・・・68試合31勝31敗6分
◎8月月間成績・・・6試合1勝3敗2分

◎直近10試合成績・・・・10試合1勝6敗3分
◎Kスタ成績・・・42試合19勝19敗4分け
◎ナイトゲーム成績・・・61試合27勝31敗3分
◎相手先発左投手・・・39試合13勝25敗1分
◎先制した試合・・・46試合31勝14敗1分

20120808DATA2.jpg
HANREI.jpg

■楽天・美馬学 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者63球=St29、Sl21、Fo1、Cur12
vs左打者41球=St12、Sl6、Sh3、Fo5、Cur15
20120808DATA4.jpg

7回1失点。速球に勢いがあった美馬

7回、打者25人に104球(1イニング当たり14.86、1人当たり4.16)、被安打1、被本塁打1(李大浩20号ソロ)、与四球1、与死球1、失点1、自責点1。

これで2試合連続で素晴らしいピッチングとなった。QS率は71.4%になっている。

最大のピンチは自らの四死球で作った3回1死2,1塁。ここを落ちる球でスケールズを空振り三振、後藤をセカンドゴロに討ち取ることができた点が、その後の好投への流れを作ったといえる。

全体ストライク率64.4%、初球ストライク率60.0%(25人中15人)、3球目で2ストライク率70.0%(20人中14人)とカウント構築に成功している。

何が良かったか?1つ挙げるとすれば、いつも以上に速球に球威があった点だ。その証拠を1つ挙げてみる。

■ストライクゾーン高め


上記のストライクゾーン高めのストレート被打率は、試合前時点で被打率.444、被OPS1.250。36打数16安打、2三振、3ニ塁打、2三塁打、2本塁打という結果が出ていた。身長が169cmしかない美馬にとって、高め速球は角度がつかず、打者にとっては打ちごろの絶好球になっているのだ。

しかし、この試合、美馬はストライクゾーン高めに11球のストレートを投げ込んだが、ヒットは打たれなかった。その内訳を確認すると下記になる。

◎内野ゴロ1・・・4回李大浩の三ゴ
◎内野フライ1・・・2回バルディリスの三飛
◎内野ライナー1・・・7回バルディリスの三直
◎見逃しストライク1・・・3回齋藤
◎ストライク寄与ファウル7・・・2回バルディリス1、3回大引1、3回スケールズ1、4回李大浩2、6回川端1、7回T-岡田1

いつもは打たれるリスクが高いストライクゾーン高めストレートで、ストライク、アウトを稼ぐことができていたのが大きいといえそうだ。

■楽天・美馬学 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120808DATA3.jpg

■オリックス・井川慶 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者64球=St33、Sl7、Cur2、Ch22
vs左打者48球=St26、Sl15、Cur7
20120808DATA6.jpg

制球難が全てだった井川。追い込まれてから快音連発のイヌワシ打線

4回2/3、打者27人に112球(1イニング当たり24.00、1人当たり4.15)、被安打10、奪三振2、与四球3、失点8、自責点7。

制球難の井川はカウント構築に失敗している。全体ストライク率58.9%、初球ストライク率55.6%(27人中15人)、3球目で2ストライク率45.0%(20人中9人)。

カウント構築に成功した場面でも、あまりにも甘い球、ボール球の差がはっきりしていたため、その状況を活かすことができなかった。楽天の打者が2ストライク以降に放ったヒットは、10本中6本を記録した。

井川の獲得アウトは14個。そのうち犠打を除く内野ゴロアウトが僅か1個だった点も見逃せない。楽天の打者が甘い球を打ち損じることなく、野手のいないゾーンへしっかり飛ばし、打球のほぼ全てを外野に運んでいたことは、いくら井川の状態が悪かったとはいえ、特筆すべきことのように感じる。

とにかく、井川までもが楽天キラーになることなく済んで、ホッとしています。

■オリックス・井川慶 配球図
※各コースの上段は速球、下段は変化球、速球はストレートとシュートの合計
20120808DATA5.jpg


◎◎◎関連記事◎◎◎
井川慶との対戦
〔試合評〕美馬好投も・・・日本球界復帰後初勝利の井川の前に見せ場なく、敗戦──2012年7月11日(水)●楽天イーグルス1-3オリックス
〔試合評〕星野楽天、今季最大の貧打スパイラル。戦術・采配に変化あり?!──2012年7月26日(木)●楽天イーグルス0-1オリックス

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テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
ジャンル : スポーツ

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No title

shibakawaさん、いつも楽しみにしています。
8連敗が心配なのと、井川の何がそんなにいいのかを確かめに行ったのですが、ばか勝ちでした。星野監督は点を分散してくれと、さぞ悔しがっているでしょう。
フェルナンデスの2塁からのタッチアップといい、他の選手もヒットで2塁から本塁生還するといい、非常に素晴らしい走塁も光りました。勝負どころでこういうことが確実になると強くなると思うんですけどね。
今回、結局井川の何がいいかはわかりませんでした。木佐貫にしろちょっとした加減なのかもしれません。
美馬はカーブが素晴らしかったと思います。イ・デホにはスリーボールになった時点で、ノーヒットホーランを狙うなら歩かせたほうがいいと祈っていたのですが、真っ向勝負は逆に天晴れです。前回も惜しかったし、またチャンスはあるでしょう。
さて、残りの後半戦、まだまだ楽しみになってきました。今日きっちり連勝できるか、とても大事ですね。

Re: No title


redsoxさん

コメント有難うございます。現地観戦でしたか、さぞKスタはお祭り騒ぎだったろうなあと推察します。

> 今回、結局井川の何がいいかはわかりませんでした。木佐貫にしろちょっとした加減なのかもしれません。

私もなぜ井川に好投を許すのか?疑問に感じていたクチです。過去2戦いずれも抜群の好投という内容ではなかったですしね。この試合の井川に関して言えば、3戦の中で最も悪い状態だったかと思います。とにかく、コマンドに苦労していましたし、過去2戦のリベンジとばかり打てるゾーンを絞り、なかなかクサイ球ですら手を出さなかった楽天打者のアプローチもあって、四苦八苦でしたね。

> 美馬はカーブが素晴らしかったと思います。イ・デホにはスリーボールになった時点で、ノーヒットホーランを狙うなら歩かせたほうがいいと祈っていたのですが、真っ向勝負は逆に天晴れです。前回も惜しかったし、またチャンスはあるでしょう。

打者に向かっていく姿勢は、昨日の釜田と比べたら、現在では数段、美馬のほうが上だと思いました。ここへきて再び状態をあげてきているようにみえ、今後もピッチングに期待できそうですね。
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