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〔試合評〕釜田佳直がトライする2つの「歴史的快挙」への挑戦とは?──2012年7月1日(日)○楽天イーグルス3X-2ソフトバンク

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○楽天イーグルス3X-2福岡ソフトバンクホークス


■ハイライト映像


先攻・ソフトバンクのスタメン・・・1番・明石(遊)、2番・本多(ニ)、3番・松田(三)、4番・松中(指)、5番・内川(左)、6番・小久保(一)、7番・長谷川(右)、8番・柳田(中)、9番・山崎(捕)、先発・大隣(左投)。

後攻・楽天のスタメン・・・1番・聖澤(中)、2番・銀次(三)、3番・松井稼(遊)、4番・フェルナンデス(指)、5番・中島(左)、6番・枡田(一)、7番・藤田(ニ)、8番・鉄平(右)、9番・岡島(捕)、先発・釜田(右投)


今季初のサヨナラ勝利、同一カード2度目の3連勝!

8回に三番手・小山が失投。高めに入った速球を小久保に中前へ打ち返され試合はスコア楽2-2ソの振り出しに。9回は両軍三者凡退で得点ならずで、今季5度目の延長戦に突入したソフトバンク11回戦となった。

10回表、青山がホークスの中軸を3人で終わらせる。すると、その裏には、ファンクラブデー最終日となったイーグルスには相応しい、クリムゾンレッドで埋め尽くされたKスタにはこれ以上ない「歓喜の脚本」が用意されていた。その台本のタイトルは──「メジャー仕込みのカズオズ・バーン」。

10回裏、楽天の攻撃が始まる前には既に試合時間は3時間30分をまわっていた。このイニング得点ならずなら引分けに終わるという状況だった。この回からマウンドは森福。先頭打者は右打の定岡が代打で起用されるも、打たされたショートゴロで凡退。

しかし、「メジャー仕込みのカズオズ・バーン」は1死後から始まった。そのドラマの戦端を切り開いたのは、昨日1人蚊帳の外となってしまっていた聖澤だった。この試合、ここまで3打席2安打。いずれもしぶといバッティングでニ塁打を1本、内野安打を1本記録していたリードオフマンが、森福の初球、外のスライダーをすくいあげる。懸命にジャンピングキャッチしにいこうと試みる遊撃・今宮を越えて左前に着弾するフライヒットで出塁に成功。その後、代打・高須の進塁打でニ進、2死2塁でバッターボックスには3番、キャプテン、松井稼頭央を迎えていた。

昨オフ、契約更改時に全試合出場宣言をし、胸にキャプテンマークをつけて臨んだ今シーズン。しかし、腰痛で出遅れ、右手首痛で再度の離脱。ここまで36試合の出場に止まっていた。得点圏打率も.167と低迷していた。そういう忸怩たる思いが白球の背中を押したのかもしれない。

外、外、外。得点圏に走者を背負い、森福─山崎のホークスバッテリーは外角の配球となっていた。外が3球続き打者有利の2-1。その4球目だった。山崎のミットはアウトロー。しかし、森福のスライダーは高く入っていく。松井稼はこれを逃さない。カズオのバットが一閃。スウィートスポットに当たった白球は、前進守備を敷いていて慌てて背走する外野の頭を軽々超えて着弾。ワンバウンドでスタンドに飛び込むサヨナラのエンタイトルツーベースとなった!

楽天のサヨナラ勝利は今シーズン初! 同一カードの3連勝は今季2度目!

これでチーム成績は68試合34勝31敗3分の貯金3、3位は変わらず。ゲーム差は1位・ロッテとは4.5、2位・日本ハムとは1.5(背中が見えてきたようだ)、4位・西武とは3.0、5位・ソフトバンクとは4.0、6位・オリックスとは7.5となっている。なお、各種成績は下記のように推移している。


◎ソフトバンク戦・・・11試合7勝4敗
◎リーグ戦再開後・・・9試合7勝1敗1分
◎直近10試合成績・・・10試合7勝2敗1分
◎Kスタ試合成績・・・32試合15勝15敗2分

◎デーゲーム成績・・・25試合12勝11敗2分
◎先制された試合・・・33試合9勝22敗2分
◎相手先発左投手試合・・・30試合12勝17敗1分
◎1点差試合・・・28試合18勝10敗


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HANREI.jpg

現役三冠王のオーラを見た

この試合、ソフトバンクの秋山監督は6/13以来12試合ぶりに4番に松中をスタメンで起用してきた。結果的にはこの采配がズバリ当たった。楽天にとっては悪いほうに出てしまった。

初回1死3塁で釜田は松中のバットを折りながらも中前へ運ばれ先制点を許すこととなったし、楽2-1ソと1点勝ち越した直後の6回表は無死1塁で松中を迎え、ストレートの四球を出し、ピンチを広げてしまっている。小山も8回、先頭打者として打席に入った松中を3-1から歩かせてしまい、この走者が同点のランナーとなってしまっていた。

釜田と小山が松中に与えた2四球は、投手のコントロールが制御不能がために出したものではない。1点を争うロースコアという試合展開と、現役三冠王の威圧感に押され、長打を浴びてはいけないという意識の下、ストライクゾーンの際どい所を狙った結果での四球である。観ているこちら側も「甘い球は厳禁だぞー」と願いながら観戦していたわけで、久々に打者の威圧感を感じたシーンとなった。とはいえ、ベテランの小山には、なんとかしてもらいたかったと思う。



まだ書きたいことがある。しかし、最近、疲れが溜まってきているのだろう、どうにもこうにも・・・ストレスやら倦怠期やらで試合評のエントリを作成するのが億劫に感じられてしまう。義務、ノルマのように感じられてしまう。筆が遅々として進まないのである。というわけで、最後に1つだけ触れて終わりにする。


打線の諸君に告ぐ。各員一層奮励努力せよ

釜田は好投した。試合前データで被打率.216なものの、右打者には.130に対し左打者には.291。明暗分かれるかたちとなっていたそのままそのとおりに、この試合でも右打者は11打数2安打の.182と抑えるものの、左打者には14打数5安打の.357と打たれ、初回先制失点劇も左打者の長短打2本で失っていた。

とはいえ、試合後の星野監督も認めるようにトータルでは十分僕らを楽しませてくれる好投を演じた。

なのに、なぜ釜田に白星がつかないんだろう?

フェルナンデスの好判断好走塁で掴んだ2回無死3塁、3回1死3,2塁でなぜ得点が入らなかったのだろう?(3回1死3,2塁は銀次の左飛でタッチアップを狙った3走・岡島が、レフト・内川の本塁ワンバウンドのストライク返球で完全に刺されてしまい、内川の好守備が光ったとも言えるが・・・)

せめて今日はサンデー釜田にその好投の対価として打線は白星をプレゼントしてあげるべきだった。4勝としてロッテの藤岡と同じ数に並ばせてあげる必要があった。

というのも、新人王争いのゆくえが気になるからだ。

釜田は凄い奴だ。このことは各種報道に接したり、ここまでの投球内容を目撃したりして、わかっていた。しかし、それは、わかったつもりであったことが今日判明した。

1950年から始まった新人王は60年余の歴史の中でも、高卒新人1年目での新人王獲得ということになると、下記表のとおり、セパ合計で僅か15人しかいないのだ。投手ということになると数はもっと減って、権藤、宅和、稲尾、徳久、尾崎、池永、堀内、松坂、田中の僅か9人になる。

新人王の有資格者も時代によって変遷を重ねており、1950年から1965年まではプロ入り初年度の日本人選手のみに資格が与えられていたという。

どういうことか?というと、現在はウィキペディアによると「海外のプロ野球リーグに参加した経験のない選手のうち、支配下選手に初めて登録されてから5年以内で、前年までの出場が投手は30イニング以内、野手は60打席以内の選手」となっており、2年目、3年目の選手でも新人王の資格を持つ選手がいる。例えば、楽天の美馬がそうだ。

しかし、65年まではルーキーイヤーのみだった。2年目、3年目の選手と争わなくても良かったため現在より競争相手が少なかったと言えるのだ。そういう事情が影響したのか、66年以降を改めてみると、投手で高卒新人が1年目で新人王を獲得した例は僅か3例、堀内、松坂、田中のみと、圧倒的に少ない。


■高卒新人1年目での新人王受賞者
20120701DATA1.jpg


さらに、下記表をご覧いただこう。こちらは『週刊ベースボール』7/9号の「記録の手帳」に掲載されている。高卒新人1年目の二桁勝利達成者一覧となっている。こちらもプロ野球の長い歴史の中で僅か15人となっており、表のとおり、その大半が50年代、60年代となっている。ここ最近での達成者は?というと、1999年の松坂大輔の16勝5敗、2007年の田中将大での11勝7敗の2例しかないのだ。

そういった意味で、松坂大輔、田中将大は、本当に傑出していたんだと改めて確認させられる。

現在、7試合で3勝を挙げている釜田には「高卒1年目での新人王受賞」と「高卒新人1年目で二桁勝利」の2つの偉業にチャレンジする挑戦権が与えられている。そして、楽天の新背番号21ならきっとその歴史的快挙を成し遂げてくれるのでは?と多くのファンが信じている。

ここで数えてみた。今後も釜田は日曜日の試合に登板するという単純計算だと、残り11試合。長期日程や後半戦に向けてローテが変更になって上澄みがあるとして13試合ぐらいか。11~13試合で残り7勝。十分射程範囲内だ。

そのためにも、好投する釜田を見殺しにするような今日のようなことがあってはならない。もし私が指揮官だったら...打線には「各員一層奮励努力せよ」、そう告げたいのだ。


■高卒新人1年目の二桁勝利20120701DATA2.jpg


■楽天・釜田佳直 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Sh=シュート、Fo=フォーク、Cur=カーブ
vs右打者34球=St20、Sl13、Fo1
vs左打者54球=St27、Sl3、Sh10、Fo12、Cur2
20120701DATA6.jpg



■楽天・釜田佳直 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120701DATA5.jpg


■ソフトバンク・大隣憲司 球種別投球詳細
St=ストレート、Sl=スライダー、Fo=フォーク、Cur=カーブ、Ch=チェンジアップ
vs右打者58球=St31、Sl17、Fo3、Cur7
vs左打者36球=St15、Sl6、Cur2、Ch13
20120701DATA8.jpg



■ソフトバンク・大隣憲司 配球図
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20120701DATA7.jpg



◎◎◎関連記事◎◎◎
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〔試合評〕楽天、今季3度目の初回先制劇。先制パンチが巽の出鼻を挫いた──2012年5月4日(金)〇楽天イーグルス5-0ソフトバンク
〔試合評〕“賞味期限”が垣間見えた6回1死3,2塁での星野采配。フェンス直撃弾履歴、無死2,1塁の得点確率、得点期待値など──2012年5月5日(土)●楽天イーグルス3-4ソフトバンク
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